ソフトウェア解説書 このマニュアルは、ソフトウェアの仕様につ いて記載します。
DT-930 ソフトウェア解 説 書 ご注 意 ● このソフトウェアおよびマニュアルの、一部または全部を無断で使用、複製することはできません。 ● このソフトウェアおよびマニュアルは、本製品の使用許諾契約書のもとでのみ使用することができます。 ● このソフトウェアおよびマニュアルを運用した結果の影響については、一切の責任を負いかねますのでご了 承ください。 ● このソフトウェアの仕様、およびマニュアルに記載されている事柄は、将来予告なしに変更することがありま す。 ● このマニュアルの著作権はカシオ計算機株式会社に帰属します。 ● 本書中に含まれている画面表示は、実際の画面とは若干異なる場合があります。予めご了承ください。 © 2006 カシオ計算機株式会社 Microsoft, MS, ActiveSync, Active Desktop, Outlook, Windows, Windows NT, および Windows ロゴは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。Microsoft 社の製品は、OEM 各社に、Microsoft C
DT-930 ソフトウェア解 説 書 目次 1. 製 品 概 要 ---------------------------------------------------------------- 1 1.1. 製 品 の 特 徴 -------------------------------------------------------------- 1 1.2. 製 品 の 概 要 -------------------------------------------------------------- 2 1.3. ソ フ ト ウ ェ ア 構 成 -------------------------------------------------------- 3 1.3.1. ソ フ ト ウ ェ ア 一 覧 -------------------------------------------------------- 3 1.3.2.
DT-930 ソフトウェア解 説 書 2.4.14. 入 力 禁 止 状 態 の 設 定 ----------------------------------------------------- 35 2.4.15. 特 記 事 項 /制 限 事 項 ------------------------------------------------------ 36 2.5. フ ァ イ ル シ ス テ ム ------------------------------------------------------- 37 2.5.1. ド ラ イ ブ 構 成 ----------------------------------------------------------- 37 2.5.2. ド ラ イ ブ 情 報 ----------------------------------------------------------- 37 2.5.3.
DT-930 ソフトウェア解 説 書 3.1. I O ボ ッ ク ス ----------------------------------------------------------- 69 4. アプリケーションの 開 発 -------------------------------------------------------- 70 4.1. 開 発 機 器 の 構 成 --------------------------------------------------------- 70 4.1.1. ハ ー ド ウ ェ ア 環 境 ------------------------------------------------------- 70 4.1.2. ソ フ ト ウ ェ ア 環 境 ------------------------------------------------------- 70 4.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 1. 製品概要 1.1. 製品の特徴 ① バーコード読取り • レーザー発光幅制御機能搭載 (隣接バーコード照射時の読み取り性能向上) • 超小型形状 • 低消費電力 • デコーダカスタマイズ機能搭載 ② 表示 • 大画面 SCMラベル表示対応 (20桁/行表示) • マルチフォント対応(6/8/10 ドット系フォント) • DT-700 互換表示モード(フォント互換/サイズ互換) ③ ソフトウェア開発の容易性 • DT-700/DT-900 アプリケーションのソース互換(一部機能を除く) • アプリケーションジェネレータ対応 ④ マルチ通信インタフェース • FLINK 対応(DT-800 用通信ユーティリティ) • マルチドロッププロトコル対応(DT-700 用通信ユーティリティ) • DT-500 手順対応 ⑤ 大容量メモリ • メインRAM 4MB(ユーザ領域 1.6MB) • Flash ROMにファイル格納16MB(ユーザ領域 12.
DT-930 ソフトウェア解説書 1.2. 製品の概要 ■高性能小型レーザスキャナ ■IrDA1.1準拠Irインターフェース ■マルチファンクションキー ■マルチIOボックス対応 ■DT700互換 ■大画面モノクロディスプレイ ■BlueTooth1.
DT-930 ソフトウェア解説書 1.3. ソフトウェア構成 1.3.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 1.3.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 1.3.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)MAIN RAM システムのワーク、ユーザアプリケーション格納領域、ファイル領域等に使用します。 Address 09000000H システムで使 用 するワークエリアです。 09048000H 09048030H AP 情 報 領 域 ユーザアプリケーション領 域 ユーザのアプリケーションがロードされる領 域 です。 (※1) メモリデータ領 域 メモリブロックの取 得 等 で使 用 されます。 ファイルデータ領 域 (RAM ドライブ) ファイル格 納 領 域 です。 (※1) Aドライブ メモリチェック領 域 091FFFF0H 09200000H システムで使 用 するワークエリアです。 093FFFFFH (※1) アプリケーション領域およびファイルデータ領域の大きさは、変更可能です。 システムロード時、ユーザアプリケーション、および、ファイル領域はクリアされる場合があります。 AP情報領域 :アプリケーションのファイル情報およびSUMが格納されています。 メモリチェック領域 :RAM破壊を検出するためのチェック
DT-930 ソフトウェア解説書 (3)FROM ドライブ<モデル(M50、M51)> Address BANK A C000000H システムで使 用 するワークエリアです。 C120000H KCG フォントデータです。 ファイルデータ領 域 C3FFFFFH B ドライブ ファイル格 納 領 域 です。 B000000H B3FFFFFH BANK B システムで使 用 するワークエリアです。 ファイルデータ領 域 C3FFFFFH B000000H ファイル格 納 領 域 です。 B ドライブ B3FFFFFH 7
DT-930 ソフトウェア解説書 2. 基本機能 2.1. 電源部 2.1.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 ③ レジューム ON 立上げ システム設定がレジュームONの場合行われます。 前回電源OFFされたポイントから実行します。 エリアの初期化 No ○ ○ 3 BIOSデータの初期化 オープン中ファイルのクロー ズ パッチエリアの初期化 レジューム OFF ○ ○ ○ ○ × 4 システムデータの初期化 ○ × × 5 日付時刻の初期化 × × × 6 A、Bドライブ初期化 (注1) × × × IDエリアの初期化 × × × 1 2 7 処理 リセット レジューム ON 備考 × × システムデータとは、dat_system 関 数で設定されるエリアです 未フォーマット状態を検出した時、 フォーマットを促す画面を出し ます ○:初期化を行ないます ×:初期化を行ないません (注1) A ドライブ:本体 RAM 内に設置されたユーザエリア B ドライブ:FROM 内に設置されたユーザエリア (3)特殊キー電源 ON 処理 特殊キー立上げは、本体が電源OFF状態の時、 S キーとテンキーまたは、 ・
DT-930 ソフトウェア解説書 2.1.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.1.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)主電池電圧監視/警告 主電池なし状態になる前に一定電圧以下になると警告を出します。 この警告は、250ミリ秒以上一定電圧以下の状態が続いた場合に、表示右下にあるシンボルを点 灯させます。 レーザー発光や赤外線通信など、電力を大きく消費する作業を行うと、一時的に警告が発生する ことがあります。 電圧が一定電圧以上に復帰するとシンボルを消灯します。 通知モード設定することで、LB1確定時ユーザアプリケーションに通知することも可能です。 警告シンボル表示画面 (3)副電池電圧監視 副電池が一定電圧以下になると警告を出します。 この警告は、一定電圧以下の状態を検出した場合に、表示右下にあるシンボルを点灯させます。 電圧が一定電圧以上に復帰するとシンボルを消灯します。 通知モード設定することで、LB2確定時ユーザアプリケーションに通知することも可能です。 警告シンボル表示画面 12
DT-930 ソフトウェア解説書 2.1.4. システム監視(省電力制御) 電池寿命を延ばし動作時間を延長するために、以下の省電力制御を行っています。 省電力制御 CPUの省電力制御 CPUクロックの切り替え制御 外部モジュールの電源ON/OFF制御 モジュールスタンバイ制御 自動電源OFF(APO)制御 スリープ状態制御 自動バックライトOFF(ABO)制御 (1)CPUクロック切替制御 処理の状態に応じ、CPU の動作クロックを細かく制御することにより、消費電力をおさえています。 CPU クロック 高速クロック(4.9MHz) 標準クロック(2.5MHz) 低速クロック(1.
DT-930 ソフトウェア解説書 (5)自動電源 OFF(APO)制御 文字(キー)入力待ち等、アイドル状態が一定時間以上継続した場合、電源を OFF することにより消 費電力を低減させています。 (自動電源 OFF(APO)機能は、「動作環境メニュー」または、システムデータ管理が提供する関数で設定し ます) (6)自動バックライト OFF(ABO)制御 バックライトが ON の時、一定時間以上キー操作がなされなかった場合、バックライトを OFF にする 機能です。キーのバックライトも連動して動作します。 自動でバックライトが OFF になった後、任意のキーを押下することにより再びバックライトを ON にし ます。 自動バックライト OFF(ABO)機能は、「動作環境メニュー」または、システムデータ管理関数で設定 できます。 14
DT-930 ソフトウェア解説書 2.2. 表示部 2.2.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 (3)漢字コード/外字コード シフトJISの第1水準/第2水準をサポートしています。 また、外字は各漢字フォント毎に最大 128 文字まで登録できます。 2 バイト目が、7F のコード(例:0xEB7F)は存在しません。 2B目 00 10 20 30 40 50 60 70 80 90 7E 80 9F A0 B0 C0 D0 E0 F0 1B目 00 10 20 30 40 50 60 70 80 40 FC 第1水準 第1水準 81 84 88 第1水準 第1水準 90 98 9F 第2水準 第2水準 A0 B0 C0 D0 E0 40 E0 80 C0 FC 第2水準 外 字 外 字 EB F0 7E 第2水準 40 7E 16 80 C0 FC
DT-930 ソフトウェア解説書 2.2.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.2.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.2.4. マルチフォント表示 1画面に表示可能な文字フォントは以下の3系統(モード)に別れています。 各モード内での混在表示は可能ですが、複数モードの混在表示はできません。 2.2.5. DT-700 互換表示モード DT-700 用のアプリケーションとの互換をとるため、通常表示モード以外に2つの互換モードがあり ます。 互換モードを使用するためには、DT-700 用のアプリケーションのリコンパイルを行ない、互換モー ド用として提供されたスタートアップモジュール(AP_START.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)互換モードB • 6dot 系→8dot 系/8dot 系→10dot 系に内部で自動的に切り替えて表示します。 • 表示文字は最適なサイズで表示されますが、以下の制約および注意が必要です。 ※ ユーザ/外字フォント:フォントサイズ/ビット並びの変換ツールを提供します。(PC側で変換 が必要)また、サイズ変換ツールでは最適な文字イメージにはならない場合があります。 ※ グラフィック描画は互換性なし。(アプリケーションプログラムの修正が必要) モード時の表示行桁数 モード 6ドット 8ドット フォント(サイズ) 縮小ANK 標準ANK 漢字 縮小ANK 標準ANK 漢字 ( 6× 6) ( 6×12) (12×12) ( 8× 8) ( 8×16) (16×16) 表示桁数 16桁×8行 16桁×4行 8桁×4行 12桁×6行 12桁×3行 6桁×3行 最大表示文字数 128文字 64文字 32文字 72文字 36文字 18文字 ※ 互換モード設定時、10ドットフォントが設定されている場合は強制的に8ドットフォントになりま す。 2.2.6.
DT-930 ソフトウェア解説書 ② カーソルの大きさ ③ カーソル形状 21
DT-930 ソフトウェア解説書 2.3. カーソル制御 2.3.1. 文字表示時のカーソル動作 文字はカーソル位置から表示され、1 文字表示毎に 1 つ右の文字位置にカーソルが移動します。 ※ 網掛け部分がカーソル位置です。カーソルの大きさは、縮小 ANK と同じです。 2.3.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.3.3. 制御コード 以下の制御コードを使用することができます。 制御コード CR(0x0D) LF(0x0A) ・ カーソルを行の左端に移動させます。 ・ カーソルを1行下に移動します。 ・ 最下行表示中の場合は、改行の抑止/スクロールの抑止に関わらず 表示中の文字列の高さ分スクロールアップします。 NULL(0x00) ・ 文字列の終端を現します。(表示されません) ESC(0x1B) ・ ESCシーケンス制御に使用します。 2.3.4.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.3.6.
DT-930 ソフトウェア解説書 S S キー入力モードシンボル 点灯:文字入力モード 消灯:数値入力モ 主電池電圧低下シンボル LB1発生時点灯 副電池電圧低下シンボル LB2発生時点灯 25
DT-930 ソフトウェア解説書 2.3.9.
DT-930 ソフトウェア解説書 16×16 ドットフォント 20×20 ドットフォント 27
DT-930 ソフトウェア解説書 28
DT-930 ソフトウェア解説書 2.3.10. 外字ファイル (1)概要 外字ファイルは以下のように取り扱われます。 ダウンロード パソコン 表示関数(lcd_gaiji)を 使用してメモリ展開します。 DT-930 ファイル領域 外字 ファイル 外字フォントエリア(16Kbyte) ・特定のエリアにべたにメモリ 展開されます。(※1) • ファイル領域より外字フォントエリアに展開することにより、 外字を表示する毎にファイルアクセス する必要が無くなり、表示の高速化が図られます。 フォント 6 ドットフォント 8 ドットフォント 10 ドットフォント バイト/1文字 24 バイト 32 バイト 60 バイト (12×12) (16×16) (20×20) 最大登録数 128 文字 128 文字 128 文字 ファイル容量 3,072 バイト 4,096 バイト 7,680 バイト (2)外字の表示 外字を表示する手順は以下の通りです。 1. 外字ファイルをダウンロードします。 2.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)ユーザフォントファイルの構造 ① 半角文字 文字コード 0x00 から 0xFF までのビットパターンを連続して配置します。(最大 256 文字分) 1文字目(0x00) 2文字目(0x01) 3文字目(0x02) n文字目(0xXX) ファイルの先頭 ファイルの最終 • 0x00(NULL),0x0A(LF),0x0D(CR),0x1B(ESC)は、制御コードとしての動作を行います。 (フォントファイルは上記コードの部分を含めて作成します) • 上記以外のコードは全てユーザ登録されたフォントが表示されます。 フォント 6 ドット縮小 ANK フォント 6 ドット標準 ANK フォント 8 ドット縮小 ANK フォント 8 ドット標準 ANK フォント 10 ドット縮小 ANK フォント 10 ドット標準 ANK フォント (6×6) (6×12) (8×8) (8×16) (10×10) (10×20) バイト/1文字 6 バイト 12 バイト 8 バイト 16 バイト 20 バイト 40 バイト 最大登録数 256 文字
DT-930 ソフトウェア解説書 • 全文字について作成する必要はありませんが、表示時ファイルの終了以降の文字は全角スペ ースに置き換えられます。 フォント 6 ドット漢字フォント 8 ドット漢字フォント 10 ドット漢字フォント (12×12) (16×16) (20×20) バイト/1文字 24 バイト 32 バイト 60 バイト 最大登録数 7,393 文字 7,393 文字 7,393 文字 ファイル容量 177,432 バイト 236,576 バイト 443,580 バイト 全角のユーザ登録フォントファイルは以下のように取り扱われます。 パソコン ダウンロード DT-930 ファイル領域 全角フォント ファイル • ユーザフォントを表示する毎に、表示するユーザフォントをファイル領域より取得(ファイルアクセス)し ます。 ③ 文字のビットパターン 外字フォントと同様です。 (「2.3.9 (2) 文字のビットパターン」を参照してください) ④ フォントファイルについて 外字フォントと同様です。 (「2.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.4. キー部 2.4.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.4.2. キーの種類 キーは、以下の8種類に分類できます。 キー テンキー 0~9、・、ENT 制御キー S,BS,CLR,PW マルチファンクションキー L,R ファンクションキー F1~F8 トリガキー T1,T2 編集キー BS,CLR,SP,DEL,-,+,←,→ RESET スイッチ 2.4.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.4.4.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.4.10. 文字列の編集 文字列(数字列)入力中は、編集キーを使用して文字列(数字列)を編集することができます。 2.4.11. 文字列入力時の編集処理 キー BS CLR ← → DEL 機 能 カーソル前の 1 文字を削除します 入力された文字を全て削除します カーソルを 1 文字分左に移動します カーソルを 1 文字分右に移動します (入力文字列がある範囲内のみ移動します) カーソル上の 1 文字を削除します(キー割当て時のみ) 2.4.12.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)特記事項 入力禁止状態の有効範囲 入力禁止中状態の表示 入力禁止に設定されているキーの押下 入力禁止中状態に設定する方法 入力禁止が設定された場合、設定し直し、リセット立ち上げ、または レジュームOFF立ち上げされるまで有効です 強制メニュー立上げを行った場合、ファンクションキーはシステムモ ード(デフォルトで設定されている機能)になります 入力禁止中状態の表示等はありません キークリック音は鳴りません 禁止状態を切り替える機能(関数)を提供します 2.4.15.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.5. ファイルシステム A ドライブ(RAM)のファイルシステムとして、FATファイルシステムと DT-700 互換ファイルシステム の2つのモードを提供します。 両システムは同時には使用する事はできず、ドライブのフォーマット時に選択します。 ドライブ未フォーマット時は、FAT ファイルシステムフォーマットのみでフォーマット可能です。 また、FROM デバイスを使用した B ドライブを提供します。 B ドライブは、サイズが12.5MBで、通常のディスクとして読み書き可能です。 2.5.1. ドライブ構成 • A ドライブ: RAMドライブ • B ドライブ: FROMドライブ 2.5.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.5.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.6. CASIO オリジナル赤外線通信インタフェース 2.6.1. 概要 SD/RD のみの CASIO オリジナル赤外線通信機能を搭載します。 インタフェー 規格 データ転送速 ス 度 赤外線 +CASIO オリジナルIr 2400~ 115.2Kbps 同期 方式 調歩 信号 SD,RD データ パリティ 長 8bit NONE 信号線に関しては、下記の通り仮想制御(物理的に信号線は存在しない)を行います。 通 信 ポート 信号線 ER RS DR CS CD CI CTRL 信号 ER DR カシオIR あり(仮 想 ) あり(仮 想 ) あり(仮 想 ) あり(仮 想 ) あり(仮 想 ) なし あり 制御 ER信号はDR、CD信号にループバックします CD RS CS RS信号はCS信号にループバックします 2.6.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 (5)COMのステータスリード 受信時のエラー情報(パリティ、オーバーラン、フレーミング、バッファフル)と現在の外部信号(RD、 CI、CD、CS、DR)状態を読出します。 2.6.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.6.4. 受信バッファ管理機能 (1)受信バッファのクリア 受信バッファのポインタを初期状態にし、通信エラーステータス(パリティ、フレーミング、オーバーラン、バッフ ァフル)をクリアします。 (2)受信バッファステータスのリード 以下の受信バッファのステータスをリードします。 • 受信文字数 • 受信可能残り文字数 • 受信バッファ先頭文字コード(次読出し文字) 2.6.5.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.7. 赤外線通信インタフェース 2.7.1. 概要 非接触タイプの赤外線通信インタフェースを搭載しており、IrDA(Infrared Data Association)規格 Ver.1.1に準拠しています。 赤外線通信インタフェースによるPCとの通信は、IOボックスを介して行います。 使用する IO ボックスによって制御を切り替えて下さい。 サテライト IO ボックス :SIR に設定(最大115Kbps) USB IO ボックス :FIR に設定(最大4Mbps) 2.7.2. 物理通信仕様 項 目 信号線 転送速度(bps) パルス幅 変調方式 通信距離 照射角度 通信方式 データ長 パリティビット ストップビット プロトコル 仕 様 SD,RD 2400/9600/19200/38400/57600/115200/4M 3/16ビット周期 ベースバンド変調 0~20cm 30度 調歩同期式/フレーム同期 半二重 8ビット なし 1ビット 下図参照 2.7.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.8. Bluetooth通信インタフェース 2.8.1. 概要 Bluetooth による無線通信インタフェースを搭載しており、Bluetooth Specification 規格 Ver.1.2 に準 拠しています。 2.8.2. 物理通信仕様 項 目 プロファイル 通信距離 出力 仕 様 シリアルポートプロファイル 0~3m 最大3dBm(Power Class 2) 2.8.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.9. バーコード入力部 2.9.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.9.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 1~64 MSI 1~40 IATA 1~40 SBBB・・・・・・・・・・・・・・・・・・BBCE」 データ C:チェックデジット(mod 47) S:スタートコード, E:エンドコード DDD・・・・・・・・・・・・・・・・・・・DDCC」 D:データ C:チェックデジット(mod 10,mod 11) チェックデジットなしの場合は、データとな ります PADDDDDDDD…………C」 P:クーポン NO. A:エアライン NO.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.9.3. 出力フォーマットの設定 バーコードの種類 CODE-39 NW-7 UPC-E CODE-128 WPC addon WPC 設定内容 スタート/ストップキャラクタの出力の有無 Full ASCII変換の有無 スタート/ストップキャラクタの出力の有無 UPC-Aの復元コードの出力の有無 GTIN フォーマットの出力 ASCIIデータ出力種別 EAN128 出力 UPCA の先頭に0を付加して出力 UPCA の先頭に0を付加して出力 GTIN フォーマットの出力 初期状態 出力あり 変換なし 出力あり 出力なし 出力なし ASCII変換後データ 出力なし 出力なし 出力なし 出力なし 2.9.4. 終了コードの設定 バーコードデータの最後に付ける制御コードの設定ができます。(CR、LF、CR+LF の3種類から設 定可能です) 2.9.5.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.9.6. 読取り桁数の設定 コードごとに読取り桁数の有効範囲の指定が可能です。(初期設定では、デフォルト値の読取り桁 数です) バーコードの種類 WPC CODE-39 NW-7 Industrial 2 of 5 Interleaved 2 of 5 CODE-93 CODE-128 MSI IATA 設定範囲(単一コード設定) 設定範囲(複数コード設定) 備 考 桁数固定 同左 変更不可 1~48桁 2~48桁 スタート/ストップキャラクタを含みませ ん 1~38桁 2~38桁 スタート/ストップキャラクタを含みませ ん 2~40桁 同左 偶数桁のみ設定して下さい 2~40桁 4~40桁 偶数桁のみ設定して下さい 1~40桁 同左 1~64桁 同左 1~40桁 同左 1~40桁 同左 2.9.7.
DT-930 ソフトウェア解説書 (5)チェックデジットの計算 各コードごとに、チェックデジットの計算を有効/無効にすることができます。 (チェックデジットの計算 : 誤読防止のためのチェックキャラクタと、コードごとの計算方式の結果 を照合します。) 初期値:有効 (6)同一ラベルの二度読み防止 連続読みにて読取りを行っている場合、二度読み防止のため同一ラベルを連続して読むことはで きません。 (7)レーザー発光幅制御 隣り合ったバーコードの両方にレーザーが照射された場合読取れない場合があります。 レーザーの発光幅を狭くすることによって、隣接バーコードにレーザーが照射することなく読取れま す。 発光幅は、4種類用意します。 発光幅の変更は、OBR 関数を用いて変更します。(「Cライブラリ解説書」を参照) 初期値:発光幅制御なし 発行幅制御なし 間口幅 幅広 幅中 幅狭 (8)キャリブレーション 固体差によるレーザースキャンのずれを修正するために行います。 システムメニューまたは、共通関数を用いて実行することができます。(「Cライブラリ解説書」を参 照) (9)カスタマイズ機能 世の中に存在
DT-930 ソフトウェア解説書 2.9.8.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.9.10. 読取り動作の設定 (1)通常読み 1度オープンするとクローズするまで、連続して読取りが行えます。 複数段バッファを使用して先読みを行えます。 (他の段のバッファが取り込まれていない状態で、次の読取りが可能です) (2)段数読み オープン後は、指定された読取り回数分の読取りが行えます。 指定回数分の読取りが終わると、クローズ後、再度オープンするまで読取りは行えません。 2.9.11.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.9.13.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.9.14. 設定ファイル 設定ファイル『CONFIG.OBR』にて、NW-7、CODE39 の読み取りレベルの設定が行えます。 下記の書式のファイルを DT-930 の A ドライブもしくは B ドライブのルートディレクトリに格納しておく と、アプリケーション起動時に設定が反映されます。 CONFIG.OBR の書式 ; DT-900 CONFIG.OBR ; Copyright(C) 2000 CASIO COMPUTER CO.,LTD. All rights reserved. NW7LEVEL=n ; ; ; NW-7 読み取りレベル n = 0(甘い)~3(厳しい) 省略時は 2 となります CODE39LEVEL=n ; CODE-39 読み取りレベル ; n = 0(甘い)~3(厳しい) ; 省略時は 2 となります ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ コメント以外は半角英数字を指定してください。 大文字、小文字の区別はありません。 A ドライブおよび B ドライブのルートディレクトリに CONFIG.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.10. ユーザインタフェース 2.10.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 (3)電源通知モード設定/解除 通知モードが指定された時は、指定されているイベントを設定します。 通知モードが設定されている時と解除状態(通常処理)では処理が異なります。 以下の項目の通知が可能です。 No 名 称 通常処理 通知モード処理 通知タイミング 1 電源OFFキー (LB5) 主電池なし 電池蓋外し (LB0) APO (LB4) 主電池電圧低下警告 (LB1) 副電池電圧低下警告 (LB2) IOボックス接続 電源 OFF 処理 電源 OFF しない イベント設定 電源 OFF 処理 イベント設定 発生時 電源 OFF しない イベント設定 シンボル表示 イベント設定 シンボル表示 イベント設定 イベント設定 発生時 2 3 4 5 6 電源 OFF 処理 電源 OFF 処理 シンボル表示 シンボル表示 何もしません 備考 次回立上げ時 発生時 ※1 発生時 ※1 発生時 ※ 1 通知設定がされていても警告状態から復帰した場合、設定したイベントを消します。 (4)電源通知イベントクリア 電源通知モード設定で設定さ
DT-930 ソフトウェア解説書 2.10.2. ユーザ通知項目 ユーザ通知項目 LB関係 主電池なし/電池蓋外し (LB0) 主電池電圧低下 (LB1) 副電池電圧低下 (LB2) 自動電源OFF(APO)発生 (LB4) PWキー押下 (LB5) IOボックス検出 キー関係 ファンクションキー(F1~F8) バーコード読取り完了 マルチファンクションキー(L,R)押下 2.10.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.10.4. イベントフラグ 通知モード中に通知事象が発生した場合、ユーザアプリケーションが指定した ID のイベントフラグ を ON にします。 イベントフラグ種類 LB キー その他 イベント内容 ①主電池なし ②主電池電圧低下 ③副電池電圧低下 ④自動電源OFF ⑤PWキー押下 ①ユーザファンクションキー0~9 ②マルチファンクションキー(L,R) ①IOボックス装着検出 (LB0) (LB1) (LB2) (LB4) (LB5) (個別通知) (個別通知) 2.10.5.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.11. タイマ/ブザー 2.11.1. 概要 (1)タイマ 2つのタイマがをサポートされます。 タイマ タイマ1 (最小1sec) タイマ2 (最小31.25msec) (2)ブザー 2種類のブザーがサポートされます。 ブザー エラービープ音 サウンド音発生 キークリック音発生 ※ 鳴らす/鳴らさない、音の大きさ(オフ/小/中/大)は、「動作環境メニュー」または、システムデータ管理 が提供する関数で設定できます。 2.11.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)タイマ2 指定した時間経過毎に指定されているイベントフラグの指定ビットを ON にします。 項 目 最小単位 最大 誤差 最大登録数 タイムアウト時の処理 仕 様 31.25 ミリ秒 115200(1 時間) 要求時間+(最大 31.25 ミリ秒) 10 指定時間経過毎に、指定されたイベントフラグの指定ビットを ON(1)にします 【使用例】 ユーザアプリケーション イベントフラグクリア タイマ関数 タイマ2を32(1秒)で登録 31.25ミリ秒32回経過 イベントフラグON待ち 指定イベントフラグのビットをON タイマ2登録削除 (※1) タイムアウト処理を実施 (※2) タイマが削除されるまで繰返します。 ※ 1 繰り返しタイマ監視する必要がある場合は、イベントフラグをクリアしてください。 クリアせずにイベントフラグ ON 待ち(wai_flg)を行った場合は、即復帰します。 ※ 2 繰り返しタイマ監視を行う場合、タイムアウト処理は要求した時間以内に収まるように作成しま す。 2.11.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.11.4.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.12. 提供ユーティリティ 2.12.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)システムメニュー画面遷移 AP キドウ システムメニュー 1:AP キドウ 2:モードセット 3:ヒヅケ/ジコクセット 4:テンソウ 5:バージョン ドウホウインストール ジュシン(IR) 1 xxxxxxxx.xxx |**********| 100% 1 キドウシテモヨロシイ デスカ ? ENT:ハイ CLR :イイエ モード セット 2 1:カンキョウ 2:ヒョウジモード 3:バーコード 4:ID セッテイ 2 ジュシン ドライブ 1 1:A ドライブ 2:B ドライブ AP インストール ジュシン(IR) xxxxxxxx.xxx |**********| 100% 1or2 (マルチドロップ指定時のみ) (2.12.
DT-930 ソフトウェア解説書 2 1 5 プロトコル 1:FLINK 2:マルチドロップ ツウシン ポート 1: SIR 6 2: FIR 3: FIR(W98) 1 1 SIR ツウシンソクド 1 (KBPS) 1: 2.4 6: 115.2 7 2: 9.6 3: 19.2 4: 38.4 5: 57.6 <> 5 KCG OS:1.00 FROM OS:1.00 PATCH OS:1.
DT-930 ソフトウェア解説書 2.12.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)動作環境メニュー画面遷移 APOジカン カンキョウ モード セット 1 1:カンキョウ 2:ヒョウジモード 3:バーコード 4:IDセッテイ 1:APOジカン 2:ABOジカン 3:キークリックオン 4:ブザオン 10 15 オン ショウ 1 10 00-59 ( )フン ABOジカン 2 15 00/10-59 ( )ビョウ キークリックオン 3 1 1:オン 2:オフ ブザオン 4 1 1:ショウオンリョウ 2:チュウオンリョウ 3:ダイオンリョウ 4:オフ レジューム 9 フォント モード ヒョウジ モード 2 1:フォントモード 2:メッセージ ニホンゴ 1 1:オン 2:オフ 1 1:サイズ 2:タイプ フォント サイズ 8ドット ヒョウジュン メッセージモード 2 バーコード 3 1:ヨミトリカイスウ 2:ショウゴウカイスウ 3:タイムアウト 1:ニホンゴ 2:エイゴ カイスウ カイスウ サイダイ 1-9 ( ) OBR
DT-930 ソフトウェア解説書 1 IDセッテイ ソウチ ID XXXXXX 4 1:ソウチ ID 2:ダイリテン ID 1 入力+実行 ID NO ( ) ENT:ハイ CLR :イイエ ダイリテン ID ダイリテン ID 2 ID NO ( IDバンゴウ XXXXXX セッテイ シテモ ヨロシイ デスカ ? ) 入力+実行 ID NO (******) *ネンノタメ サイド ニュウリョク シテクダサイ 66
DT-930 ソフトウェア解説書 (3)OBR キャリブレーション キャリブレーション開始画面 OBR キャリブレーション トリガーキーヲ オシテクダサイ. ・トリガーキー押下により発光幅調整用データの取得を開始します。 ・クリアキー押下により終了します。 トリガ-:カイシ クリア :シュウリョウ トリガーキー押下 発光幅制御用データ取得画面 OBR キャリブレーション ジッコウチュウ......
DT-930 ソフトウェア解説書 2.13. Bluetooth プリンタ制御関数 2.13.1. 概要 Bluetooth プリンタを操作するための拡張ライブラリをサポートします。 Bluetooth での通信は、Bluetooth ライブラリを使用します。 接続対象のプリンタは、以下の2機種です。 ・プチラパン(SATO) ・B-SP2D(東芝テック) 2.13.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 3. 拡張機能 3.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 4. アプリケーションの開発 4.1. 開発機器の構成 4.1.1. ハードウェア環境 対応PC:NEC PC9801 IBM PC/AT 詳細は、SH-Cコンパイラマニュアルを 参照してください。 4.1.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 4.2. アプリケーション開発の流れ PC ① エディタを使ってソースプログラムを作成します。 エディタ SH-C漢字コード変換 ② 作成したソースファイルを、SH-C漢字コード変換するプログラムに通します。 ソースファイル SHシリーズCコンパイラ 関数群定義ファイル ③ 変換後のソースファイルと関数群定義ファイルより、オブジェクトファイルを作成します。 オブジェクトファイル Hシリーズリンケージエディタ SH-C標準ライブラリ ④ 作成したオブジェクトファイルとSHのC標準ライブラリから、 ロードモジュールを作成します。 ロードモジュール ⑤ ロードモジュールをSタイプオブジェクト変換ツールで、 ダウンロード用データ形式に変換します。(CNVS.EXE) オブジェクト変換 Sタイプオブジェクト (*.MOT,*.MAP) APCNVY.COM ⑥ アプリケーションインストール用ユーティリティを 使用して、Sタイプオブジェクトを実機にロードします。 ダウンロードファイル (*.
DT-930 ソフトウェア解説書 4.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 (3)PC 接続(SCSI:マスタ+サテライトIOボックス) マスタIO サテライトIO SCSI RS-422 SCSI マスタIOボックス最 大 接 続 可 能 台 数= 7台 FLINK RS-422 RS-422 最大連鎖可能台数=8台 (4)PC 接続(ベーシックIOボックス) ベーシックIOボックス RS-232C マルチドロップ DT-500(連鎖不可) RS-485 最大連鎖可能台数=16台(マルチドロップのみ) 73
DT-930 ソフトウェア解説書 (5)PC 接続(LAN:マスタ+サテライトIOボックス) マスタIO LAN サテライトIOボックス 10BASE-T FLINK RS-422 最大連鎖台数= 23台 HUB (IO 10 BASE-T RS-422 ) RS-422 最大連鎖可能台数=8台 (6)本体間接続(IrDA) )))))))))))))))) ((((((((((((((((( IrDA 1.
DT-930 ソフトウェア解説書 (8)PC 接続(IrDA) IrDA 1.
DT-930 ソフトウェア解説書 5. PC ツール 本プログラムは、サポートのためのツール集です。 これらのプログラムは、DOS/V 機の DOS 上で作動します。 5.1. DT ファイルデータ変換機能 DT-930 のアプリケーションを DT-500 プロトコルでダウンロードできるファイル形式に変換します。 5.1.1. 機能 • DT-500 プロトコルでの転送用ファイルに変換する • DT-500 ファイルの逆変換 ※ 入力ファイル指定はパス指定可能です。(パスが無い場合はカレントディレクトリになります) 出力ファイルは入力ファイルと同じパスに作成されます。 5.1.2. DTファイル変換 アプリケーション/パッチファイル(*.LODファイル)を、DT転送用データファイル(XXXX.
DT-930 ソフトウェア解説書 • バイナリ転送指定 Windows版転送ユーティリティのバイナリファイル転送で送る際に使用します。 テキスト変換を行わないため、変換ファイルのサイズが小さくなります。 省略できます。(デフォルト:テキストモード) 5.1.3. DTファイルの逆変換 DT転送用ファイル(XXXX.DTF)を、情報エリアデータにより逆変換を行い、元に戻します。 • バイナリフラグにより、逆変換を行います。 • フィールド長毎のCR・LFは無視します。 • 付加スペースは変換の際、無視します。 • 出力ファイルは情報エリアのファイル名にてセーブします。 [指定オプション] • 入力ファイル名 逆変換を行うファイル名指定して下さい。 5.1.4.
DT-930 ソフトウェア解説書 5.2. フォントエディタ機能 DT-930 で使用可能なフォントデータの編集を行ないます。 5.2.1. 機能 6ドット系/8ドット系/10ドット系全てのフォントデータ編集が可能です。 ANK縮小/ANK標準/漢字全てのフォントデータ編集が可能です。 編集したフォントデータの保存 入力ファイルのエラーチェック(OPEN/READ/WRITE/CLOSE エラー) 入力ファイル指定はパス指定可能です。(パスが無い場合はカレントディレクトリになります) (1)編集機能 • • • • • • • 編集画面のクリア 編集フォントの指定(指定番目/前/次) ドットの追加/削除 編集データの保存 編集イメージとは別に、ビットマップでの実表示機能 マウス/キーでの編集操作 編集作業のやり直し 本ツールで編集可能なフォントは、DT-900 で使用していたもののみです。DT-930 で使用するに は、本ツールで編集後、「FONTCNVW.EXE」を行なって下さい。 5.2.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 5.2.3. 使用方法 プログラム名称 FONTEDIT.EXE 起動方法 FONTEDIT をコマンドプロンプトより実行します。 以下、起動後のメッセージに従って、操作して下さい。 画面フォーマット 起動画面フォント種類選択画面(起動後画面をクリアして、以下の画面に移ります) C:\TOOLS>FONTEDIT フォント種類選択画面(起動後画面をクリアして、以下の画面に移ります) DT-900 SERIES FONT DATA Edit Program Version 1.00 Copyright (C) 1998 CASIO COMPUTER CO.,LTD.All rights reserved.
DT-930 ソフトウェア解説書 編集画面 DT-900 SERIES FONT DATA Edit Program Version 1.00 Copyright (C) 1998 CASIO COMPUTER CO.,LTD.All rights reserved.
DT-930 ソフトウェア解説書 編 集ファイル入力エラー画面 DT-900 SERIES FONT DATA Edit Program Version 1.00 Copyright (C) 1998 CASIO COMPUTER CO.,LTD.All rights reserved. Input File name (20*20dot) : KANJI30.DAT Input File error < Push Any Key !!! > ※キー入力によりフォント種類選択画面に移ります。 ※入力ファイルの OPEN/READ エラー(リードオンリーファイルを指定した場合もエラー) ※エラーコードは返しません ツールを終了し、Windows 画面に戻るには、編集を終了した後 exit と入力し、リターンを押 下し てください。 5.2.4.
DT-930 ソフトウェア解説書 E340H-E3FFH E440H-E4FFH E540H-E5FFH E640H-E6FFH E740H-E7FFH E840H-E8FFH E940H-E9FFH EA40H-EAFFH 192個 192個 192個 192個 192個 192個 192個 192個 漢字外字フォント EB40H-EBC0H 128個(EB7FHを除く) ANKフォント 00H - FFH 256個 82
DT-930 ソフトウェア解説書 5.3. フォントデータ変換機能 DT-900 で使用していたフォントデータを DT-930 用に変換します。 5.3.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 標 準 ANK 1byte bit0 2byte bit7 bit0 3byte bit7 bit0 1byte bit7 total:30 バイト bit0 b7 1byte b0b7 b0b7 b0 3byte total:30 バイト 漢字 2byte bit7 bit0 3byte bit7 bit0 b7 1byte b0b7 b0b7 b0 3byte total:60 バイト bit7 total:60 バイト 84
DT-930 ソフトウェア解説書 5.3.2. 使用方法 (1)起動 エクスプローラで「FONTCNVW.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)フォント形式選択 フォント形式、フォントの構成を選択します。 ・ 6 ・ 6 ・ 6 ・ 8 ・ 8 ・ 8 ・10 ・10 ・10 DOT DOT DOT DOT DOT DOT DOT DOT DOT REDUCTION ANK (6*6) STANDARD ANK (6*12) KANJI (12*12) REDUCTION ANK (8*8) STANDARD ANK (8*16) KANJI (16*16) REDUCTION ANK (10*10) STANDARD ANK (10*20) KANJI (20*20) 6ドット縮小ANK 6ドット標準ANK 6ドット漢字 8ドット縮小ANK 8ドット標準ANK 8ドット漢字 10ドット縮小ANK 10ドット標準ANK 10ドット漢字 「Font Form」の右のボックスへマウスカーソルを移動しクリック、もしくは とリストボックスが表示されますので選択してください。 をクリックする (3)変換元ファイル名入力 変換元ファイル名をフルパスで入力します。 「Browse」ボタンをクリックすると「ファイ
DT-930 ソフトウェア解説書 87
DT-930 ソフトウェア解説書 (4)変換先ファイル名 変換先ファイル名は、変換元ファイル名が入力されると変換元ファイル名と同じパスに拡張子を 変えたファイル名が自動生成されます。 変更先ファイル名の指定はできません。変更したい場合は、変更後リネームしてください。 ・DT-900->DT-300/DT-930の場合、「ファイル名.VCL」となります。 ・DT-300/DT-930->DT-900の場合、「ファイル名.
DT-930 ソフトウェア解説書 (8)エラーメッセージボックス 「Conversion」ボタンクリック時の以下エラーメッセージボックスが表示される場合があります。 ・変換元ファイル名未入力の場合 ・存在しないファイル名を入力した場合 ・変換元ファイル名の拡張子が変換先ファイル名と同じ拡張子の場合 89
DT-930 ソフトウェア解説書 5.4. KCG チェックサム生成機能 フォントイメージデータのサム値を計算し、ヘッダ情報にその値を付加します。 5.4.1. 機能 フォントイメージデータのサム値を計算し、ヘッダ情報として格納します。 入出力ファイルのエラーチェック(OPEN/READ/WRITE/CLOSE/KCB/ファイルの妥当性)。 入出力ファイル指定はパス指定可能(パスが無い場合はカレント)。 5.4.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 6. トラブルシューティング 6.1. 電源 ON 時のエラー 電源を ON にすると、本体内 RAM、FROM のチェック処理を行ないます。 異常が発生した場合、電源 ON 処理を中止し、赤 LED の点灯と、エラーメッセージ表示を行ないま す。 6.1.1. Main RAM エラー(RAM が破壊された状態) PW キーを押下するか、一定時間(5 分)なにも操作しないでいると、電源を OFF します。 また、PW キーの押下を待っている間に、ローバッテリが発生したり、IO ボックスに設置したり、 RESET スイッチを押した時も電源を OFF します。 ※ Main RAM エラーの解除 - ・RESET スイッチによるリセットにより解除されます。 - ・ユーザアプリケーションおよび、RAM 上のファイルは全て削除されます。 - ・リセットを行なう前に、システム管理者に連絡して、ダンプを取得して下さい。 6.1.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 6.1.3.
DT-930 ソフトウェア解説書 6.2. システムエラー システムエラーが発生した場合、全ての処理を中止し、エラーメッセージ表示を行います。 6.2.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 6.2.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 6.3. 通信ユーティリティ使用時のエラー 6.3.1.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)エラー情報の取得一覧 ① エラー種別 ② コマンド種別 値 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F 10 11 12 意味 該当コマンドがありません ファイル転送情報コマンド ファイル情報コマンド ファイル受信要求コマンド ファイル追加コマンド ファイルデータコマンド ファイル削除コマンド ファイル移動コマンド ディレクトリ作成コマンド 日付時刻設定コマンド 日付時刻取得コマンド メッセージ表示コマンド ブザー鳴動コマンド ファイル情報取得コマンド ファイル情報設定コマンド ディスク情報取得コマンド システム情報取得コマンド IDLE通知コマンド 終了指示コマンド 96
DT-930 ソフトウェア解説書 ③カテゴリーコード・エラー詳細コード カテゴリ コード 00 DC~F 5 F6 F7 F8 F9~FF 01 04 10 エラー 詳細コー ド 00 00 00 00 00 - 00 01 03 04 05 07 08 10 00 00 意味 正常状態 プロトコルエラ ー ファイルエラー ユーティリティ エラー 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 11 20 0B 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 00 01 02 ファイルエラー [ファイル関数] システム メニュー 通信エラー 正常終了 フォーマット指示コマンド(A~Z) 電源 OFF 終了通知 リセット指定終了通知 中断キーによる終了通知 予約領域 受信フレームファンクションコード未定義エラー 受信フレームサブファンクションコード未定義エラー 受信フレームチェックサムエラー シーケンスエラー シーケンス番号エラー 受信フレーム内情報パラメータエラー 受信タイムアウト コマンドレングスエラー リードオンリィファ
DT-930 ソフトウェア解説書 0F 03 相手局不正 04 指定ドライブなし 0x 1x システム異常 エラー ・想定している相手局ではありません (相手局を確認します) (子機作成時、送信側指定ドライブが受信側に存在し ません) FTP部内部エラー 通信ユーティリティ内部エラー 98
DT-930 ソフトウェア解説書 6.3.2.
DT-930 ソフトウェア解説書 (2)エラー情報の取得一覧(マルチドロップ) ①エラー詳細 値 00 01 02 03 04 : 21 22 23 24 25 26 : F1 F2 : FF 意味 該当するコマンドがありません 同期コード ポーリングコマンド EOTコード (未使用) : ファイル送信要求コマンド ファイル受信要求コマンド ファイル送信開始要求コマンド ファイル転送情報通知コマンド ファイル内容転送コマンド (未使用) : 画面表示メッセージ送信コマンド (未使用) : (未使用) ②エラー状態 値 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F 10 11 12 13 14 15 16 17 18 : 40 41 : FE FF 意味 エラーは発生していません 該当関数の使用フェーズ誤り(通信は継続) ファイルIOエラー CPU のクロック切り替えエラー データリンクエラー データリンクエラー(主局拒否) タイマー使用エラー NAKコード受信でのリトライオーバー BCCエラーでのリトライオーバー コマンドシーケンス番号誤り コマンド内
DT-930 ソフトウェア解説書 (3)エラー情報の取得一覧(DT-500) ①エラー状態 値 00 02 32 33 34 35 37 38 3B 40 46 47 FD FE FF 意味 エラーは発生してません パラメータエラー ファイルタイプが間違っています 受信テキストのフォーマットが正しくありません ファイル名か正しくありません ファイルが見つかりません オープンエラー ファイル名が受信ヘッダーのものと異なっています レコード数が、定義された最大値を越えました IDが設定されてません 通信プロトコルエラーが発生しました(タイムアウト) 中断キーが押下されました ファイルIOエラー 受信APのエラー(メモリアドレス等) 上記以外のエラー。通信関数でのエラーであり、通信関数エラーを参照してください 注意 ・ファイルIOエラーと通信関連のエラーが発生した場合には通信関連のエラーが優先して 表示されます。 101
DT-930 ソフトウェア解説書 平成18年2月 Rev1.