マルチドロップ アップダウンロード解説書 32bit Windows 対応版 このマニュアルは、マルチドロップ アップダ ウンロードの仕様について記載します。
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はじめに 本書は,ハンディターミナルDT-700/750/900/930とパソコンとの間で アプリケーションプログラムやデータファイル等の送受信を行うアップロード・ダウンロード ユーティリティについて述べたものです。 本 ユ ー テ ィ リ テ ィ は , Windows95/98/ME/NT/2000/XP で 動 作 可 能 で す 。 本書は次のように構成されています。 ●アップダウンロードシステム 初めて本書をお読みになる方々はこちらからお読みください。 概要や目的、動作環境について解説しています。 ●ホストユーティリティ編(GUI版) パソコン側ユーティリティに関することはこちらをお読みください。 一般的なWindows操作方法を理解されている方を対象にしております。 ホストユーティリティの起動から操作方法、各種設定値について解説しています。 なお末尾でハンディ側ユーティリティの操作方法を簡単に解説しています。 詳 し く お 知 り に な り た い 場 合 は 、各 ハ ン デ ィ タ ー ミ ナ ル の『 ソ フ ト ウ エ ア 解 説 書 』を 参 照 し てください。 ●ホストユーティリ
目次 1. 1.1. 1.2. 1.3. 2. 2.1. 2.2. 2.3. 2.3.1. 2.3.2. 2.3.3. 2.3.4. 2.4. 2.4.1. 2.5. 2.5.1. 2.5.2. 2.5.3. 2.5.4. 2.6. 2.6.1. 2.6.2. 3. 3.1. 3.1.1. 3.1.2. 3.2. 3.2.1. 3.2.2. 3.2.3. 3.3. 3.4. 3.5. 3.5.1. 3.5.2. 3.5.3. 3.5.4. 3.5.5. 3.5.6. 3.5.7. 4. 4.1. 4.2. 4.3. 4.4. 4.5. 5. 5.1. 5.2. 5.3. 5.3.1. 5.3.2. 5.3.3.
アップダウンロードシステム編 -4-
1. アップダウンロードシステム 1.1. 概要 アップロードダウンロードシステムは,本体部(アプリケーション部)とドライバ部(DLL) に分けて作成されています。 本システム添付のアプリケーション部は,下記の目的を実現するための標準システムです。 START 処理選択 環境設定 運用設定 ファイル設定 通信設定 通信実行 バージョン情報 終 了 END また,これらの機能をコーソール上から起動可能なコマンド(コンソール版ユーティリティ) も用意されています。 1.2.
アップダウンロードシステムが想定するシステム構成を次に示します。 本システムでは,マルチドロップ接続された複数のHTに対する制御が可能です。 PC(Windows) RS232C I/O ボックス 赤外線 HT I/O ボックス 赤外線 HT I/O ボックス 赤外線 HT I/O ボックス 赤外線 HT RS485 RS485 RS485 RS485 ・ ・ ・ ・ ・ ・ I/O ボックス 赤外線 HT 複数ID番号の登録は可能ですが,PCに接続できるI/Oボックスは1台です。 1.3. 動作環境 アップダウンロードシステムのターゲットマシンは次の通りです。 (1)Windows98/ME/NT4.0/2000/XP 動作機種 (2)WindowsNT3.
ホストユーティリティ(GUI版)編 -3-
2. ホストユーティリティ(GUI版)の機能 2.1.
「使用許諾契約書」をお読みいただき、これに同意して頂いたら、「はい」を押してインストールを続 けて下さい。 「次へ」を押して下さい。 ユーザ情報を入力して下さい。 ユーザ名と会社名は任意ですが、シリアル番号は必須です。 CDのケースに貼られたシールに記 載してある番号を入力して下さい。 入力したら、「次へ」を押して下さい。 -5-
インストール先のフォルダを指定します。 必要に応じて変更し、「次へ」を押して下さい。 プログラムフォルダを指定し、「次へ」を押して下さい。 インストールを開始します。 -6-
インストールが正常終了すると,[スタート]メニューに登録されます。 以上でインストールは終了ですが、実行の際には、環境設定ファイルとHTID情報ファイルが必要 です。 プログラムを実行すると、規定値で作成しますので、必要に応じてそれらの設定を行い、実行してく ださい。 -7-
2.2. 起動方法 左記のアイコンをダブルクリックすると起動します。 ホストユーティリティ“MULTI32J.EXE”を起動してください。 起動時のオプションで,引数にAUTOを付加しますと起動後「通信実行」を即実行します。 <WindowsNT3.51,4.0 の場合> [アイコン][登録内容変更]でコマンドラインに“AUTO”を追加してください。 <Windows95,98,ME,2000,XP の場合> ショートカットを作成し,リンク先に“AUTO”を追加して下さい。 2.3. 環境設定(ファイル名:HOSTPC.INI) ホストユーティリティの動作に必要な,各種設定項目の管理を行います。 ファイルが存在しない場合には,ホストユーティリティの起動時に自動的に作成されます。 ホストユーティリティで設定項目の設定値が変更された場合には,環境設定ファイルが更新されま す。 ホストユーティリティが提供する設定機能と,設定値を保持する環境設定ファイルのフォーマットを 以下に示します。 2.3.1.
3行目…デフォルト受信データ格納パス名 4行目…デフォルト送信データ格納パス名 5行目…送信ファイル種別 LOD・・・AP 指定のファイルのみ, STR・・・AP 指定ファイル以外のファイルのみ ALL・・・全てのファイル 6行目…パス付きID情報ファイル名 7行目…ファイル受信動作 APPEND・・・受信データを既存のファイルに追加 なし・・・既存ファイルを削除して上書き 表2.2-1 環境設定ファイル設定値フォーマット(1行目) 項目 ID 運用情報設定 ・I/O ボックス数 通信設定 ・COM ポート番号 ・通信速度 位置 +00 サイズ 10 設定値 文字列'HOSTPC.INI'固定 既定値 'HOSTPC.
てください。 (1) 使用通信回線 通信時に使用するシリアル回線を管理します。(既定値:0) (2) 通信速度 通信時の通信速度を管理します。(既定値:9600bps) (3) データ長 通信時のデータ長を管理します。 ただし,ホストユーティリティでは8bitの設定に固定とします。 (既定値:8bit) (4) パリティ 通信時のパリティを管理します。 なし/偶数/奇数(既定値:なし) (5) ストップビット 通信時のストップビットを管理します。(既定値:1) (6) ポーリングタイムアウト ポーリング時のタイムアウト時間。30~300ミリ秒(既定値:50) (7) 通信タイムアウト ポーリング以外の通信時のタイムアウト時間。500~10000ミリ秒 (既定値:3000ミリ秒) (8) 通信リトライ 通信時のリトライ回数。0~99回(既定値:3回) 2.3.4.
(2) デフォルト送信データ格納パス HT本体に送信するデータを格納するディレクトリのパス名を管理します。 各HT本体毎の送信データの格納ディレクトリが指定されていない場合は,既定値として使用さ れます。(既定値:カレントディレクトリ) (3) デフォルト受信データ格納パス HT本体より受信するデータを格納するディレクトリのパス名を管理します。 各HT本体毎の受信データの格納ディレクトリが指定されていない場合は,既定値として使用さ れます。(既定値:カレントディレクトリ) (4) デフォルト送信ファイル種別 HT本体に送信するファイルの種別です。 各HT本体毎の送信ファイル種別が指定されていない場合は,既定値として使用されます。 AP指定ファイル,AP指定ファイル以外,全ファイルのいずれかです。(既定値:全ファイル) (5) ファイル受信動作 HT本体よりファイルを受信した場合のファイル作成動作を管理します。 (既定値:上書きモード) 2.4.
(1) 1 行目 ID情報ファイルのID文字列を記述します。 ID文字列は‘HOSTPCID.INF’固定です。 (2) 2 行目以降 2 行目以降にHTのIDとディレクトリ設定,および送信ファイル種別を記述します。 情報は,1 行に 1 台のHT本体の情報を記述します。 記述できるHTの情報は,最大128件までです。 129件以降の情報は無視されます。 記述のフォーマットは以下のとおりです。 ID文字列,受信ディレクトリ,送信ディレクトリ,送信ファイル種別 ・ID文字列 … HT本体を識別する為のID。 IDを意識する必要のない場合は,&&&&&&を設定することで,すべて のHTに接続可能になります。 ・受信ディレクトリ … HTから受信したデータを格納するディレクトリ名。 ・送信ディレクトリ … HTへ送信するデータを格納するディレクトリ名。 ・送信ファイル種別 … HTへ送信するデータの種別を指定する。 LOD…AP指定ファイルのみ OTR…AP指定ファイル以外のファイル ALL…すべてのファイル 各項目は,半角カンマ(2CH)で区切ります。 文字列とカンマの間の空白,およびTAB(09H)は読み飛
例: HOSTPCID.INF DT701 , a:¥dt930¥rec¥001, DT702 , a:¥dt930¥rec¥002, DT703 , a:¥dt930¥rec¥003, DT704 , a:¥dt930¥rec¥tokushu, DT705,,, DT706,,,LOD DT707 , a:¥dt930¥rec¥007,,ALL DT708, , a:¥dt930¥send¥008, a:¥dt930¥send¥001 ,LOD a:¥dt930¥send¥002 ,OTR a:¥dt930¥send¥003 ,ALL a:¥dt930¥tokusyu ,LOD …全省略の場合 …送信種別以外の省略 …送信ディレクトリ省略 …送信ディレクトリのみ指定 ※網掛けの部分はコメントです。 2.5. 通信実行 通信実行を開始します。 接続されているHT本体からの要求にしたがって,アプリケーションのインストール,データファイル の送信,および受信を行います。 それぞれの処理の詳細を以下に示します。 2.5.1.
プログラムファイルと,リンクマップ(拡張子がMAP)は,アプリケーショ ンディレクトリに格納されていなければなりません.また,プログラムファイ ル名とリンクマップファイル名は同一でなければなりません. ex. ABCDEF.MOT ABCDEF.MAP (2) システム環境ファイルの送信 HTのシステム環境の設定を登録したファイルは,テキスト形式で設定値が記述されています。 ファイル名は,CONFIG.HTS 固定とし,先頭に識別し’CONFIG.HTS’を持つファイルを送信しま す。 DT-700、750、900、930では、それぞれフォーマットが異なります。 表2.5-1から3に、それぞれの CONFIG.
表 2.5-1 DT-900/930 用システム環境ファイルの構造 項目 ID 電源関連 ・APO ・ABO ・レジューム設定 KEY関連 ・クリック音 OBR関連 ・読み取り回数 ・照合回数 ・スキャン時間 表示関連 ・フォントモード ・日本語/英語 ・種別 ・コントラスト 位置 +00 サイズ 10 設定値 文字列'CONFIG.
プロトコル関連:マルチドロップ ・通常受信タイムアウト時間 ・通常リトライ回数 ・データリンク受信タイムアウト時間 ・予約 +62 +64 +66 +70 02 02 04 06 ’00’~’99’秒 ’00’~’99’秒 ‘0000’~’9990’(10 ミリ単位の設定) プロトコル関連:FLINK ・セッション確立タイムアウト時間 ・受信タイムアウト時間 ・セッション終了タイムアウト時間 ・予約 +62 +66 +70 +74 04 04 04 02 ‘0000’~’3600’秒 ‘0000’~’0600’秒 ‘0000’~’0600’秒 プロトコル関連:DT500 ・シリアル No.
表 2.5-2 DT-700用システム環境ファイルの構造 項目 ID 電源関連 ・APO ・ABO ・レジューム設定 KEY関連 ・クリック音 OBR関連 ・読み取り回数 ・照合回数 ・スキャン回数 表示関連 ・フォントモード ・日本語/英語 赤外線通信 ・通信速度 位置 +00 サイズ 10 設定値 文字列'CONFIG.
表 2.5-3 DT-750用システム環境ファイルの構造 項目 ID 電源関連 ・APO ・ABO ・レジューム設定 KEY関連 ・クリック音 OBR関連 ・読み取り回数 ・照合回数 ・スキャン回数 ・読み取り禁止時間 表示関連 ・フォントモード ・日本語/英語 ・コントラスト 赤外線通信 ・通信速度 位置 +00 サイズ 10 設定値 文字列'CONFIG.
(3) IDファイルの送信 HTにID番号が登録されていない場合には,IDファイル(CONFIG.ID)の送信が必要になり ます。 ファイルの内容は,ID番号のみ6バイトのファイルになります。 (4) AP指定ファイルの送信 HTのプログラムの実行に必須のデータファイルで,拡張子LODを持つファイルです。 (5) その他のデータファイルの送信 上記のプログラムファイル,システム環境ファイル,およびAP指定ファイル以外の同一ディレクト リ内のデータファイルです。 2.5.2.
2.5.4. 通信実行の終了 通信実行は,通信中断ボタンを押下することにより終了します。 通信中断を押下すると,HT本体との通信中であっても通信を中断し,処理を終了して基本画面に 戻ります。 2.6. エラー情報 2.6.1. 起動時のエラー ①HTID情報ファイルの妥当性チェック 通信時に必要なHTID情報ファイルの妥当性をチェックします。 a.ファイルが存在しない場合,下記のメッセージを表示して起動を中止します。 HTID情報ファイルが見つかりません。 b.送信時のパス名の有無/送信ファイル種別(LOD,OTR,ALL)のチェックを行った際に, パス名が存在しない場合や,送信ファイル種別が指定以外の場合,下記メッセージを表示 して起動を中止します。 HTID情報ファイルが不正です。 c.リードエラー時には,下記メッセージを表示して起動を中止します。 HTID情報ファイルが読み込めません。 2.6.2.
⑤ファイルオープンエラー 送信時:送信ファイルのオープンに失敗しました。 または,ファイルが見つかりません。 受信時:受信ファイルのオープンに失敗しました。 または,ディスクがいっぱいで書き込めません。 ⑥プロトコルエラー 上記②のタイムアウト以外のプロトコル上の制御に不具合がありました。 例:ファイル転送情報待ちのフェイズでファイル送信要求を受信した場合や,ファイル内容転送 のレスポンス待ちでENQを受信した場合等。 -21-
3. 操作方法 ホストユーティリティーの画面は,基本画面,環境設定画面,ファイル設定画面,通新設定画面, および通信実行画面に大別されます。 画面の遷移を次の図3-1に示します。 基本画面 環境設定 通信実行 バージョン 環境設定 運用設定 ファイル設定 通信設定 アイコン化して通信 MULTIDROPの終了 運用設定画面 ファイル設定画面 通信設定画面 通信実行画面 バージョン表示画面 図3-1 画面遷移図 -22-
3.1. 基本画面 3.1.1.
3.1.2.
3.2. 運用設定画面 3.2.1. I/Oボックス数入力画面 (1) 機能概要 I/Oボックス数入力画面は,環境設定メニューの運用設定を選択することによって表示されま す。 この画面で接続されているI/Oボックス数の設定値の確認,および変更を行います。 設定値は数値をキー入力することにより行えます。 (2) 現在の設定値 I/Oボックス数入力画面では,1行目に現在の設定値を表示します。 (3) 入力文字列の制限 設定は,半角文字での1~16の範囲が有効です。 この範囲を超える入力も可能ですが,設定値のエラーとなります。 (4) 設定値のエラー 入力値が設定可能な範囲を超えた場合には,設定値は更新されず,再度入力待ちとなります。 (5) RETURN キーにより入力値を設定,ESC により入力値をキャンセルします。 3.2.2.
(3) 送信ファイル種別の設定 送信ファイル種別の設定を以下の3つより選択指定します。 ・AP指定ファイルのみ ・AP指定以外のファイル ・すべてのファイル (4) アペンドモードの設定 アペンドモードチェックボックスをクリックすることにより,上書きモード,アペンドモードの設定を 行います。 3.2.3.
・57600BPS* ・115200BPS* *下3つの速度は、DT-960IOのみ通信可能です。 (3) データ長選択 データ長を以下の2つより選択します。 ・8ビット ・7ビット (4) パリティ選択 パリティを以下の3つより選択します。 ・なし ・奇数 ・偶数 (5) ストップビット選択 ストップビットを以下の2つより選択します。 ・1ビット ・2ビット (6) 通信回線選択 使用する通信回線を以下の4つより指定します。 ・COM0 ・COM1 ・COM2 ・COM3 -27-
3.3. バージョン表示 (1) ホストユーティリティーのバージョンを表示します。 3.4.
通信経過は,送受信するファイルすべての送受信終了を100%として表示し,上のウインドウ枠 に通信中のファイル名を、ウインドウ内に100分率による数値とバーグラフの表示を行います。 また,データリンクが確立されたHTのIDを表示します。 通信待ちのHTは白で,通信が終了したHTは青で表示されます。 途中でエラーが発生した場合は赤で表示され,最新のエラー情報が表示されます。 (エラー情報は「2.6エラー情報」参照) -29-
3.5. アプリケーションインストール HTユーティリティーを操作するには,最初にシステムメニューを起動しなければなりません。 システムメニューの起動方法は,イニシャル状態の時と既にアプリケーションシステムを運用してい るときで次のように異なります。 ・イニシャル状態時 … 電源ONでシステムメニューが起動します。 ・アプリケーションシステム既運用時 (DT-700/900/930)… S キーと ・ キーを押しながら電源を入れるとシステムメニューが 起動します。 (DT-750)…S キーと 0 キーを押しながら電源を入れるとシステムメニューが起動します。 また,システムメニューの機能は,DT-700、900、930とDT-750で若干異なります。 詳細は,各機種のソフトウェア解説書を参照してください。 3.5.1.
また、ポート及び通信速度もご確認下さい。(ベーシックI/Oボックスは、ディップスイッチ でもスピードを設定する必要があります) 3.5.3. ユーティリティメニュー画面 (DT-700) (DT-750) ユーティリティ ユーティリティ 1:AP インストール 2:ファイル テンソウ 3:ツウシン ポート 4:ツウシン ソクド 5:メモリ ショキカ 1:AP イントール 2:ファイル テンソウ 3:メモリ ショキカ この画面で,「1」を選択して下さい. → DT-700は3.5.4へ → DT-750は3.5.6へ 3.5.4. 通信ポート指定画面(DT-700のみ) AP インストール ホストジュシン COM:0-2 COM バンゴウ ( ) DT-700の通信ポートを選択します。(I/Oボックス経由で ダウンロードする場合は「0」を選んで下さい) → 3.5.6へ 3.5.5.
3.5.6. ポーリング待ち画面 [AP INSTALL] (FROM) HOST ( TO ) HT WAIT POLLING この画面で,ホストPC側からの送信を待ちます。 ホストPCからの転送が開始されて,転送が正常に終了すると,アプリケーションプログラム が起動 します。 3.5.7.
エラーの原因は,以下の表を参照してください。 表3.5.6 ホスト~本体間の通信エラーコード一覧表 No エラー表示値 原 (下2桁) 1 02 因 対 1.ホストから送信するファイル名が、ハンディ ーミナルのファイル名規約に違反している. タ 策 1.ハンディターミナルのファイル名規約に合わせ てファイル名を変更してください. 2.ホストから送信するファイル容量が、ハンディターミ 2.転送するAP、ファイルのサイズを減少させてく ナルの実装メモリを超えている. ださい. 3.ホストから送信するファイル数が、64個 (AP含まず)を超えている. 2 3 05 07 4 08 5 0B 6 0C 7 OD 8 9 10 10 11 12 11 12 15 17 13 80 14 84 15 85 3.ファイル数を減少させてください. 4.ホスト側をチェックしてください. 4.ホストにおいて、ファイル読み込み時に 異常が 発生した. ホスト側が通信実行を中断した. 再実行してください. 送信電文に対して、ホスト側から異常を繰り返し通 通信品質が悪いこと
ホストユーティリティ(コンソール版)編 -34-
4. ホストユーティリティ(コンソール版) 4.1. 概要 本章は、32bit 環境のコンソール上で動作するユーティリティ(UDWIN32.EXE)の機能につい て記述するものです。 UDWIN32.EXEは、32bit 環境のコンソール上から実行します。 実行すると、HOSTCOM.DLLを介してホストPCとハンディターミナルとの間で通信を行います。 構 成 図 W in d o w s 環 境 H O S T C O M .D L L U D W I N 3 2 .
4.2.
4.3.
/E2xxxxx 中断キー②. キー設定値 =(0~99999) デフォルト値 = 0 /Cxxxxx 回線ポート番号. 回線ポート番号 =(0~3) デフォルト値 = 0 (表4.3参照) 表4.3 中断キー設定値一覧 設定値 0 1 2 3 4 5 6 7 8 対応するキー キー入力無効 CTRL+BREAK(STOP) ESC キー キー入力無効 f・1キー f・2キー f・3キー f・4キー f・5キー 設定値 9 10 11 12 13 14 15 16~ ( )内はPC-9821の場合 4.4.
4.5.
HTアプリケーション開発編 -40-
5. HTユーティリティ 本章は,ハンディターミナル側の通信ユーティリティ(以下HTユーティリティ)の仕様について記述 しています。 5.1.
5.2.
5.3. ファイル送受信基本機能関数 5.3.1.
(2) 指定ファイルのみ送信 ファイル送信中に画面表示メッセージを送信する場合には,cu_fileSendSet 関数,cu_fileSend1 関数 を用いて1ファイルずつ送信するようにし,その中で cu_msgSend 関数にて画面表示メッセージを送 信します。 ファイル送信 cu_open関数 通信ポートのオープン cu_fileSend関数 ファイル送信情報の設定 cu_fileSend1関数 1ファイルの送信 cu_msgSend関数 表示メッセージの送信(必要ならば) cu_fileSend1関数 1ファイルの送信 cu_msgSend関数 表示メッセージの送信(必要ならば) ~ cu_close関数 終 通信ポートのクローズ 了 -44-
5.3.2. ファイル受信手順 ファイル受信は,cu_fileRecv 関数にて一括して受信できます。 ファイル受信 cu_open関数 cu_fileRecv関数 cu_close関数 終 通信ポートのオープン ファイル受信 通信ポートのクローズ 了 5.3.3.
DT-930 マルチドロップ アップダウンロード解説書 平成18年2月 Rev1.