User manual - アップダウンロード for Windows解説書(2006年4月17日)
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(2)同時複数動作時の同デバイス接続待ち時間
[BS/BB]の項に、
書式:MultipleWaitTime=同デバイスの接続待ち時間(10 進表記-ミリ秒)
デバイスを複数同時で通信させた場合、通信終了後、切断しても最大で約 15 秒間は
赤外線アイコンが消えず、デバイス情報が残り、この間、実際にデバイスが接続要求して
いない状態(前回のIOBOX上でFLCEを起動していない)でも、デバイス有りと判断し、
接続するとプロトコル関数でロックします。
(IrDAのプロトコルスタックの仕様です。)
上記現象に対応する為、確実に残存デバイス情報が消えるまでの 15 秒間は、強制的に
同一デバイス
との接続を行わない仕様とします。
また、通信後の LMWIN 再起動でも、同じ理由で現象が発生する為、LMWIN 停止時に
上記で設定した時間分は停止完了を待つ仕様となります。
デフォルトは「MultipleWaitTime=15000」となっています。
注) 基本的に上記以外(15000)の値に設定しないで下さい。
(3)使用する端末のデバイス名 一覧
[USE_DEVICE]の項に、
書式:端末管理ナンバー=デバイス名
(使用する端末の台数分記述します。 最大 127 個)
デフォルトは[1=WindowsCE1]
・ 使用する端末のデバイス名を全て
列挙します。
・ 左辺の端末管理ナンバーとは各端末に付与する番号です。
1~127 までの整数をそのままの桁で重複しないように指定して下さい。
・ 端末管理ナンバーは、昇順で記述してください。
・ LMWIN 上での端末ごとのコマンド/スクリプト指定等は、この管理ナンバーを使用します。
・ リンク指定子「=」の前後にスペース挿入は可能です。
注) ・デバイス名は端末側の設定規約に従って下さい。
・端末管理ナンバーは値の桁をそのまま記載して下さい。
(前を0や00で埋めないで下さい。: TCP/IP I/Fモードと同じ仕様です。)
・最大127個までデバイス名を指定できますが、同時通信数及び、PC と接続できる
IOBOXの台数は最大8台(4台推奨)となります。
・複数行に同じ端末管理ナンバー及び同じデバイス名を指定しないで下さい。
・ここにデバイス名を列挙していない端末との通信では、LMWINからのコマンド/スクリプ
ト指定が出来ませんので、HTからコマンド/スクリプトを指定して下さい。
また、列挙されているデバイス名から優先的に内部配列を使用する為、デバイス名を
列挙していない端末の通信可能台数は以下の通りとなります。
「 127 - 登録されているデバイス名の数 + 1 」
※ 仕様上、8台以上の同時通信はできません。