User manual - デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアルver.1.01(2009年1月21日)
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12.6 多点押し処理
DT-930 ではキーを OBR キーと通常キーとに分けています。
OBR キーとは、バーコード読込を開始するキーコードが設定されているキーのことです。
(トリガーキーR・L、マルチファンクションキーR・L に設定可能です。)
通常キーとはアスキーコードおよびコントラスト調整等が設定されているキーで OBRキー以外のことを指し
ます。
OBR 登録キーが押された場合は、優先して実行されます。(OBR がオープン中の場合)
同時押し処理
• OBR キーどうしの同時押し
バーコード読込が開始されます。ただし、OBR オープン中のみ OBR が未オープン時は、無視されま
す。
• 通常キーどうしの同時押し
どちらか一方が離された時点で確定します。(ロールオーバー機能)
• OBR キーと通常キーの同時押し
OBRキーが優先されバーコード読込が開始されます。ただし、OBRが未オープンの場合は、OBRキ
ーは無視され通常キーが入力されます。
同時押し時の入力キー
押下キー 動作 備考
OBR キーと OBR キー バーコード読込開始
OBR キーと通常キー バーコード読込開始
通常キーと通常キー 未確定 どちらか一方を離した時点で確定
通常キーと無効キー 通常キー確定
無効キーと無効キー 無視
※ 無効キー:OBR キーであっても OBR が未オープン状態の場合