User manual - デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアルver.1.01(2009年1月21日)

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17.5 DT500 ロトコル機能
17.5.1 通信仕様
(1) 通信構成
本プロトコルは DT500 プロトコルをサポートした機器(PC)との 1 1 のファイル転送を想定しています。
DT500 プロトコルでは、ファイル送信側を主局、受信側を従局と呼び、ファイルの転送方向により主局・従
局は入れ替わります。
本プロトコルでは、次の構成でのファイル転送機能を提供します。
IO ボックス経由での赤外線通信
IO ボックスを使用して 1 1 でのファイル転送が可能です。(連鎖接続はできません)
IO ボックスはベーシック IO のみ使用可能です。(サテライト IO ボックスは使用できません)
(主局/従局)
PC
ベーシック
IOボックス
本機
カシオIRRS232C
(従局/主局)
(主局/従局)
PC
ベーシック
IOボックス
本機
カシオIRRS232C
(従局/主局)
(2) 通信パラメータ
システムメニュー用通信機能
共通パラメータ
リンク確立時タイムアウト
時間(1)
システム環境設定(データ管理部)より取得
(30 240 )
COM0(赤外線 カシオ IR)
最大通信速度 選択可
(2400-115200bps)
システム環境設定(データ管理部)より取得
通信速度に関して
DT500 プロトコルとして提供されているダウンロードプログラムは最大 38400bps の対応ですが、プロトコ
ルが公開されているため、ユーザ独自のユーティリティ作成による運用を想定し、本関数レベルで最大
115200bps をサポートします。
リンク確立時タイムアウト時間
・ファイル受信のタイムアウト時間およびファイル送信時の ENQ 再送回数。
設定値 ファイル受信タイムアウト値 ファイル送信 ENQ 再送回数
1
30 10
2
60 20
3
90 30
4
120 40
5
150 50
6
180 60
7
210 70
8
240 80
9
タイムアウトなし 再送オーバーなし