User manual - デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアルver.1.01(2009年1月21日)

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5. 電源管理
ここでは、DT-930 の電源管理について説明します。
自動電源 OFF (APO:Auto Power OFF)
APO とは一定時間操作をしていない状態が続いた場合に、自動的に電源を OFF する機能です。
APO 実行までの時間は、159 分の範囲(1 分単位)で設定することができます。
APOで自動的に電源を OFFした場合、次回の電源 ONは、システム設定のレジューム ON/OFFの設定に
かかわらずレジューム ON 起動となります。
APOイベントの通知を有効に設定している場合は、イベントフラグに FL_LB_INT_LB4を立て、電源を OFF
しません。詳しくは「イベント通知機能(p.117)」を参照してください。
pwr_hold_apo 関数を使用して APO を禁止することができます。
通信ユーティリティ(マルチドロップ、FLINKDT500 プロトコル)は自分で APO を禁止しますので、アプリケ
ーションプログラムから禁止にする必要はありません。
自動バックライト OFF (ABO:Auto Backlight OFF)
ABO とは一定時間操作をしていない状態が続いた場合に、自動的にバックライトを OFF する機能です。
ABO 実行までの時間は、1059 秒の範囲(1 秒単位)で設定できます。
ABO で自動的に OFF したバックライトは、キー入力で再び ON します。
低消費電力制御
key_readkey_stringkey_num 関数を実行してシステムがキー待ち状態になった場合、CPU SLEEP
状態にして消費電力を抑えます。
電源 OFF
pwr_off
関数を使用して、アプリケーションから DT-930 の電源を OFF することができます。
IO BOX 起動
pwr_IoboxBootMode 関数を使用して、IO BOX の接続を検出したときに DT-930 の電源を自動的に ON
するように設定できます。