Broadcom® NetXtreme® BCM57XX ユーザー ガイド 最終改訂日:2015 年 2 月 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド このマニュアルの内容は、予告なしに変更される場合があります。 © 2014 Broadcom Corporation.All rights reserved.
NetXtreme ユーザーガイド 目次 機能の説明 ................................................................................................................................................... 10 機能 .............................................................................................................................................................. 11 電源の管理 ..................................................................................................................................... 12 適応型割り込み周波数 ..............
NetXtreme ユーザーガイド ルーター ......................................................................................................................................... 28 サポートされる機能 ( チーム タイプ別 )............................................................................................... 28 チーム タイプの選択 ............................................................................................................................. 30 チーム化の仕組み .............................................................................
NetXtreme ユーザーガイド チーム化の設定のヒント ...................................................................................................................... 48 トラブルシューティングのガイドライン ............................................................................................. 49 よくある質問................................................................................................................................................ 50 イベント ログのメッセージ ...........................................................................
NetXtreme ユーザーガイド IPv6 の DHCP iSCSI ブート設定 ................................................................................................... 78 DHCP サーバーを設定する............................................................................................................ 78 iSCSI ブート イメージを準備する ................................................................................................. 79 ブート....................................................................................................................
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite アプリケーションをインストールする....................................... 101 パッケージング .......................................................................................................................................... 102 ドライバ ..................................................................................................................................................... 102 ドライバのダウンロード、インストール、更新 ....................................................................
NetXtreme ユーザーガイド [ 説明 ] ペイン......................................................................................................................................127 Windows での環境設定の指定...................................................................................................................127 ホストへの接続...........................................................................................................................................128 ホストの管理 ....................................................
NetXtreme ユーザーガイド 性能の仕様 ................................................................................................................................................. 167 FCC クラス B 通告 .................................................................................................................................... 168 VCCI クラス B 通告 ................................................................................................................................... 169 VCCI クラス B 通告 ( 日本 ).................
NetXtreme ユーザーガイド 特長と機能 セ ク シ ョ ン 1: 特 長 と 機 能 • 機能の説明 • 機能 • サポートされるオペレーティング環境 • ネットワーク リンクとアクティビティの状態の通知 機能の説明 Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタは、PCI Express™ に準拠するシステムを Gigabit Ethernet ネットワーク に接続するためのデバイスです。Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタには、毎秒 1 ギガビットの最大速度で データを転送する技術が採用されています。これは、高速イーサネット アダプタの処理速度の 10 倍にあたります。 Broadcom のチーム化ソフトウェアを使用すると、ロード バランスおよびフォルト トレランス機能を実現するために、 ネットワークをバーチャル LAN (VLAN) に分割したり、複数のネットワーク アダプタをチームにグループ化したりするこ とができます。チームに関する詳細は、チーム化および Broadcom Gigabit Eth
NetXtreme ユーザーガイド 特長と機能 機能 以下に、Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタがサポートしているオペレーティング システムでの各種機能を 一覧します。 • 統合クアッド 10/100/1000BASE-T およびクアッド 1000BASE-X/SGMII 1.25 Gbaud SerDes トランシーバー • IEEE 規格 802.3az-2010 に準拠する Energy Efficient Ethernet™ • IEEE 802.3ap 第 73 条の自動ネゴシエーション • クアッド 10/100/1000BASE-T 全二重通信 / 半二重通信 MAC • クアッド 1000BASE-X/SGMII 全二重通信 / 半二重通信 MAC • 自動 MDI クロス オーバー • x4 PCI Express v2.0 (5 GT/s または 2.
NetXtreme ユーザーガイド 特長と機能 電源の管理 Wake on LAN (Magic Packet、Wake Up Frame、特定パターン ) をサポートします。 注: システム停止時、起動信号待機中のアダプタ速度接続は 10 Mbps または 100 Mbps ですが、1000 Mbps 対 応のスイッチに接続した場合は、システム実行時に 1000 Mbps に戻ります。Wake on LAN の使用を試行する システムは、1000 Mbps の動作と 10/100 Mbps の動作が可能なスイッチに接続する必要があります。 適応型割り込み周波数 トラフィックの状態に応じて、アダプタ ドライバがインテリジェントにホストの割り込み周波数を調整し、アプリケー ション全体の処理量を向上します。トラフィックが少ないと、アダプタ ドライバはパケットを受信するごとにホストに割 り込み、待ち時間を最短にします。トラフィックが多くなると、アダプタは 1 つのホストで複数の、連続的な着信パケッ トに割り込むよう命令し、ホストの CPU サイクルを維持します。 デュアル DMA チャネル Broadcom
NetXtreme ユーザーガイド 特長と機能 サポートされるオペレーティング環境 Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタは、次のオペレーティング システムをサポートするソフトウェアを装備 しています。 • Microsoft® Windows® (32 ビットおよび 64 ビット拡張 ) • Linux® (32 ビットおよび 64 ビット拡張 ) • VMware • Oracle Solaris ネットワーク リンクとアクティビティの状態の通知 銅線イーサネット接続の場合、ネットワーク リンクとアクティビティの状態は、13 ページの表 1: 「RJ-45 ポート LED が 示すネットワーク リンクとアクティビティの状態」に示すように、RJ-45 コネクタにある LED の状態で示されます。 Broadcom Advanced Control Suite も、ネットワーク リンクとアクティビティの状態についての情報を提供します ( アダ プタ情報の表示を参照 )。 表 1:RJ-45 ポート LED が示すネットワーク リンクとアクティビティの状態 ポー
NetXtreme ユーザーガイド チーム化 セ ク シ ョン 2: チ ー ム 化 • 概要 • ロード バランシングとフォルト トレランス 注:次のトピックの詳細については、Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービスを参照してください。 • 用語集 ( 用語と略語 ) • チーム化の概念 • ソフトウェア コンポーネント • ハードウェア要件 • サポートされる機能 ( チーム タイプ別 ) • チーム タイプの選択 • チーム化の仕組み • アーキテクチャ • チーム タイプ • ドライバ サポート ( オペレーティング システム別 ) • サポートされるチーム化の速度 • チーム化とその他の高度なネットワーク機能 • 全般的なネットワークに関する考慮事項 • アプリケーションに関する考慮事項 • チーム化に関する問題のトラブルシューティング • よくある質問 • イベント ログのメッセージ ページ 14 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド チーム化 概要 アダプタのチーム化では、ネットワーク アダプタをグループ化し、チームとして機能させることができます。チーム化の 利点として、VLAN に対するメンバーシップ、アダプタ間のロード バランシング機能、フォルト トレランスの提供などが あります。これらの利点を組み合わせることで、チームを異なる VLAN に参加させた状態で、Load Balance メンバー向 けのロード バランシング機能とフェイルオーバーの機能を連結できます。 BASP (Broadcom Advanced Server Program) は Broadcom のチーム化ソフトウェアです。Windows オペレーティング シ ステムの場合、BASP は BACS (Broadcom Advanced Control Suite) ユーティリティで設定します。Linux オペレーティン グ システムの場合は、チャネル結合でチーム化を実行します ( チャネル結合によるチーム化を参照 )。 BASP では、以下の 4 タイプのロード バランシング チームがサポートされています。 • Smart L
NetXtreme ユーザーガイド チーム化 表 2: チーム タイプ オペレーティング システム 使用可能なチーム タイプ Windows Server 2008 と Windows Server 2012 リンク集約 (802.3ad) Smart Load Balancing ( スマート ロード バランス ) およびフェイルオーバー 通有中継 (FEC/GEC)/802.
NetXtreme ユーザーガイド チーム化 Smart Load Balancing™ ( スマート ロード バランス ) およびフェ イルオーバー Smart Load Balancing™ およびフェイルオーバーは、IP フローに基づくロード バランシングを Broadcom で実現します。 この機能は、双方向で複数のアダプタ ( チーム メンバー ) による IP トラフィックのバランシングをサポートします。この チーム タイプでは、チーム内のすべてのアダプタは、個別の MAC アドレスを持っています。また、自動故障検出と、別 のチーム メンバーまたはホット スタンバイ メンバーに対する動的フェイルオーバーが行われます。この処理は、レイヤ 3 プロトコル (IP) からは独立しており、既存のレイヤ 2 スイッチとレイヤ 3 スイッチで実行されます。このチーム タイプ には、中継、リンク集約などのスイッチのコンフィギュレーションは必要ありません。 メモ: • SLB チームの設定時に LiveLink™ をイネーブルしない場合は、スイッチまたはポートでスパニング ツリー プロトコル (STP) を
NetXtreme ユーザーガイド チーム化 スマート ロード バランス (SLB) ( 自動フォールバックはディスエーブ ル) SLB ( 自動フォールバックはディスエーブル ) チーム タイプは、Smart Load Balancing およびフェイルオーバー チーム タ イプと同一です。ただし、スタンバイ メンバーがアクティブで、プライマリ メンバーが再びオンラインになった場合、 チームはプライマリ メンバーに切り替えずに、スタンバイ メンバーをそのまま使用するところが異なります。 チームに割り当てられたプライマリ アダプタがディスエーブルされた場合、チームは自動フォールバックが発生する Smart Load Balancing ( スマート ロード バランス ) およびフェイルオーバー チーム タイプとして機能します。 チーム内のプライマリ インターフェイスはすべて、トラフィックの一部の送受信などのロード バランシング動作に利用 されます。スタンバイ インターフェイスは、すべてのプライマリ インターフェイスがリンク切断された場合に代用され ます。 フェイルオーバーのチーム化を行うと、万が一ネットワ
NetXtreme ユーザーガイド チーム化 Smart Load Balancing チーム タイプは、スイッチ ポートを特殊な中継モードに設定しなくても、すべてのイーサネット スイッチで動作します。IP トラフィックのみ、発信・戻りの双方向でロード バランスされます。その他のプロトコル パ ケットは、1 つのプライマリ インターフェイスのみで送受信されます。非 IP トラフィックのフェイルオーバーは、 Broadcom ネットワーク アダプタ以外ではサポートされていません。通有中継チーム タイプでは、何らかのポート中継 モード ( たとえば、Cisco の Gigabit EtherChannel などの各スイッチ メーカーのリンク集約モード ) をサポートするイー サネット スイッチが必要になります。通有中継チーム タイプはプロトコルに依存せず、すべてのトラフィックはロード バランスが行われ、フォルト トレランスの対象になります。 注:チームの設定時に LiveLink™ をイネーブルしない場合は、スイッチでスパニング ツリー プロトコル (STP) をディスエーブルするようにしてください。これによ
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス セクショ ン 3:Broadcom Gigabit Ethernet の チーム化サービス • はじめに • チーム化の仕組み • チーム化とその他の高度なネットワーク プロパティ • 全般的なネットワークに関する考慮事項 • アプリケーションに関する考慮事項 • チーム化に関する問題のトラブルシューティング • よくある質問 • イベント ログのメッセージ ページ 20 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス はじめに • 用語集 • チーム化の概念 • ソフトウェア コンポーネント • ハードウェア要件 • サポートされる機能 ( チーム タイプ別 ) • チーム タイプの選択 このセクションでは、ネットワーク チーム化サービスを使用する際の技術および実装の考慮事項について説明します。こ のサービスは、システムに同梱されている Broadcom ソフトウェアによって提供されます。Broadcom のチーム化サービ スの目的は、複数のアダプタからなるチーム全体にフォルト トレランスとリンク集約を提供することです。本書の内容 は、IT プロフェッショナルが、ネットワーク フォルト トレランスとロード バランシングを必要とするシステム アプリ ケーションを導入しトラブルシューティングする際に役立ちます。 用語集 表 4: 用語集 項目 定義 ARP Address Resolution Protocol:アドレス解決プロトコル BACS Broadcom Advanced
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 表 4: 用語集 項目 定義 RAID redundant array of inexpensive disks:低価格ディスクの冗長アレイ Smart Load Balance および Failover スイッチ独立型のフェイルオーバー チーム タイプで、フェイルオーバー イベン ト ( リンク ロスなど ) が発生するまではプライマリ チーム メンバーがすべての 発受信トラフィックを処理し、スタンバイ チーム メンバーはアイドルになりま す。中間ドライバ (BASP) が受信 / 発信トラフィックを管理します。 Smart Load Balancing (SLB) スイッチ独立型のロード バランシングおよびフェイルオーバー チーム タイプで、 中間ドライバが発信 / 受信トラフィックを管理します。 TCP Transmission Control Protocol:伝送制御プロトコル UDP User Datagram Protocol:ユーザー データグラム プロトコル
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス チーム化の概念 • ネットワーク アドレス指定 • チーム化とネットワーク アドレス • チーム タイプの説明 ネットワーク アドレス指定 チーム化の動作方法を理解するには、イーサネット ネットワークにおけるノード通信の動作方法を理解することが重要で す。本書では、読者に IP およびイーサネット ネットワーク通信の基礎知識があることを前提としています。以下では、 イーサネット ネットワークで使用されるネットワーク アドレス指定の概念について、高度な概要を説明します。 コンピュータ システムのようなホスト プラットフォームのイーサネット ネットワーク インターフェイスは、どれもグ ローバルに一意なレイヤ 2 アドレスを 1 つと、グローバルに一意なレイヤ 3 アドレスを少なくとも 1 つ必要とします。 OSI モデルで定義されているように、レイヤ 2 はデータ リンク レイヤで、レイヤ 3 はネットワーク レイヤです。レイヤ 2 アドレスはハードウェアに割り当てられ、多くの場合 MAC
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス チーム タイプの説明 • Smart Load Balancing ( スマート ロード バランス ) およびフェイルオーバー • 通有中継 • リンク集約 (IEEE 802.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス Smart Load Balancing は、レイヤ 3/ レイヤ 4 IP アドレスと TCP/UDP ポート番号に基づいて、伝送と受信の両方のロー ド バランシングを有効にします。すなわち、ロード バランシングはバイトまたはフレーム レベルではなく、TCP/UDP セッション ベースで実行されます。この方法は、同じソケットの通信に属するフレームを順序正しく配信し続けるために 必要です。ロード バランシングは 2 ~ 8 個のポートでサポートされます。これらのポートには、アドイン アダプタや LAN on Motherboard (LOM) デバイスの組み合わせが含まれます。伝送のロード バランシングは、発信元および宛先の IP アド レスと TCP/UDP ポート番号を使用してハッシュ テーブルを作成することにより実現されます。発信元および宛先の IP アドレスと TCP/UDP ポート番号の組み合わせが同じ場合には、通常同じハッシュ インデックスが作成されるため、チー ム内の同じポートを指し示
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス ます。HSRP では ( ホスト ノードにそれぞれ異なるデフォルト ゲートウェイを使用して ) HSRP グループの複数のルー ターに共有ノードをロードすることもできますが、常にチームのプライマリ MAC アドレスを示します。 通有中継 通有中継は、リンクの両端 ( サーバー インターフェイスとスイッチ ポート ) でポートの設定を必要とするスイッチ支援の チーム モードです。これはよく Cisco Fast EtherChannel または Gigabit EtherChannel と呼ばれます。さらに通有中継は、 Extreme Networks Load Sharing および Bay Networks のような他のスイッチ OEM や、IEEE 802.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス ソフトウェア コンポーネント Windows オペレーティング システム環境では、チーム化は NDIS 中間ドライバによって実装されます。このソフトウェ ア コンポーネントがミニポート ドライバ、NDIS レイヤ、およびプロトコル スタックで動作して、チーム化アーキテク チャを可能にします ( 図 1 を参照 )。ミニポート ドライバはホスト LAN コントローラを直接制御して、送受信および割り 込みの処理などの機能を有効にします。中間ドライバはミニポート ドライバとプロトコル レイヤの間に位置し、複数の ミニポート ドライバ インスタンスを多重化して、NDIS レイヤに対し単一アダプタのように見える仮想アダプタを作成し ます。NDIS は一連のライブラリ機能を提供して、ミニポート ドライバまたは中間ドライバとプロトコル スタック間の通 信を有効にします。IP アドレスなどのプロトコル アドレスは各ミニポート デバイス インスタンスに割り当てられますが、 中間ドライバがインストールされている場合、プ
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス ハードウェア要件 • イーサネット スイッチ • ルーター 本書で説明されているさまざまなチーム化モードでは、クライアントをチーム化されたシステムに接続するためのネット ワーク機器に、ある制限を設けています。各タイプのネットワーク インターコネクト テクノロジーがチーム化に与える 影響に関してはこれ以降のセクションで説明します。 イーサネット スイッチ イーサネット スイッチを使用すると、イーサネット ネットワークを複数のブロードキャスト ドメインに分けることがで きます。スイッチは、イーサネット MAC アドレスだけに基づいて、ホスト間でイーサネット パケットを転送する役割を 果たします。スイッチに接続されている物理ネットワーク アダプタは、半二重または全二重モードで動作する場合があり ます。 通有中継と 802.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 表 7: チーム タイプの比較 ( 続き ) チーム タイプ スイッチ非依存型 スイッチ依存型静的 動的リンク集約 フォルト トレランス ロード バランシング 中継 (IEEE 802.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス チーム タイプの選択 次のフロー チャートでは、チーム化を計画するときの意思決定フローを示します。チーム化を行う第 1 の理由は、ネット ワーク帯域幅の増加とフォルト トレランスの向上が必要であることです。チーム化により、この両方の要件を満たすため のリンク集約とフォルト トレランスが提供されます。優先するチーム化は次の順序で選択する必要があります。最初の選 択としてリンク集約、第 2 の選択として通有中継、さらに、管理されていないスイッチまたは最初の 2 つのオプションを サポートしないスイッチを使用する場合は第 3 の選択として SLB チーム化。スイッチのフォルト トレランスが必要な場 合は、SLB が唯一の選択肢です ( 図 1 を参照 )。 図 1: チーム タイプの選択のプロセス ページ 30 はじめに マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス チーム化の仕組み • アーキテクチャ • ドライバ サポート ( オペレーティング システム別 ) • サポートされるチーム化の速度 アーキテクチャ Broadcom Advanced Server Program は、NDIS 中間ドライバとして実装されます ( 図 2 を参照 )。TCP/IP などのプロト コル スタックの下で動作し、仮想アダプタとして表示されます。この仮想アダプタは、チームで最初に初期化されたポー トの MAC アドレスを継承します。レイヤ 3 アドレスも、仮想アダプタに対して設定する必要があります。BASP の主要 機能は、チーム化することを選択されたシステムに取り付けられている物理アダプタ間で、インバウンド トラフィック (SLB の場合 ) とアウトバウンド トラフィック ( すべてのチーム化モードの場合 ) のバランスをとることです。インバウン ド アルゴリズムとアウトバウンド アルゴリズムは相互に独立し、直交しています。特定のセッションに対するアウトバ
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 図 2: 中間ドライバ アウトバウンド トラフィック フロー Broadcom 中間ドライバは、すべてのチーム化モードのアウトバウンド トラフィック フローを管理します。アウトバウン ド トラフィックの場合、すべてのパケットは最初にフローに分類され、選択された物理アダプタに配分されて伝送されま す。フロー分類では、既知のプロトコル フィールドに対して効率的なハッシュ計算が行われます。結果のハッシュ値を使 用して、アウトバウンド フロー ハッシュ テーブルにインデックスが作成されます。選択したアウトバウンド フロー ハッ シュ エントリには、このフローの伝送を行う選択済み物理アダプタのインデックスが含まれています。パケットのソース MAC アドレスは、選択した物理アダプタの MAC アドレスに変更されます。変更されたパケットは、選択した物理アダプ タに渡されて伝送されます。 アウトバウンド TCP および UDP パケットは、レイヤ 3 およびレイヤ 4 ヘッダ情報を使用して分類されます。このスキー
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス TCP/IP 以外のプロトコルでは、最初の物理アダプタが常にアウトバウンド パケットに対して選択されます。例外は、 インバウンドのロード バランシングを実現するために別の方法で処理される Address Resolution Protocol (ARP) です。 インバウンド トラフィック フロー (SLB のみ ) Broadcom 中間ドライバは、SLB チーム化モードのインバウンド トラフィック フローを管理します。アウトバウンドの ロード バランシングとは異なり、インバウンドのロード バランシングは、ロード バランシングされたサーバーと同じサ ブネット内にある IP アドレスにのみ適用できます。インバウンドのロード バランシングでは、Address Resolution Protocol (RFC0826) に固有の特性を利用します。各 IP ホストは独自の ARP キャッシュを使用して、IP データグラムを Ethernet フレームにカプセル化します。BASP は ARP 応答を慎重に
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス IGMP ------> PhysAdapter1 ------> 10.0.0.1 ICMP ------> PhysAdapter1 ------> 10.0.0.1 TCP------> PhysAdapter1 ------> 10.0.0.1 UDP------> PhysAdatper1 ------> 10.0.0.1 または、ストリームは次のようになります。 IGMP ------> PhysAdapter1 ------> 10.0.0.1 ICMP ------> PhysAdapter1 ------> 10.0.0.1 TCP------> PhysAdapter2 ------> 10.0.0.1 UDP------> PhysAdatper3 ------> 10.0.0.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス ドライバ サポート ( オペレーティング システム別 ) 前述のように、Windows Server 2008、および 2012 オペレーティング システム環境でサポートされます。 さまざまなチーム化モードの機能を次の表にまとめます。 表 8: チーム化モードの機能 機能 Windows によるサポート Smart Load Balancing™ ユーザー インターフェイス BACSa チーム数 16 チームごとのアダプタ数 8 動的置換 はい 動的追加 はい 動的削除 はい リンク速度サポート フレーム プロトコル さまざまな速度 IP インバウンド パケット管理 BASP アウトバウンド パケット管理 BASP フェイルオーバー イベント リンク ロスまたは LiveLink イベント フェイルオーバー時間 500 ミリ遘 未満 フォールバック時間 1.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 表 8: チーム化モードの機能 ( 続き ) 機能 Windows によるサポート ユーザー インターフェイス BACS チーム数 16 チームごとのアダプタ数 8 動的置換 はい 動的追加 はい 動的削除 はい リンク速度サポート さまざまな速度 フレーム プロトコル すべて インバウンド パケット管理 スイッチ アウトバウンド パケット管理 BASP フェイルオーバー イベント リンク ロスのみ フェイルオーバー時間 500 ミリ遘 未満 フォールバック時間 1.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス チーム化とその他の高度なネットワーク プロパティ • Checksum Offload(チェックサム オフロード) • IEEE 802.1p QoS タギング • Large Send Offload ( 大量送信オフロード ) • • ジャンボ フレーム IEEE 802.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス Checksum Offload(チェックサム オフロード) Checksum Offload ( チェックサム オフロード ) は Broadcom ネットワーク アダプタのプロパティであり、送受信トラ フィックの TCP/IP/UDP チェックサムをホスト CPU ではなくアダプタ ハードウェアで計算できるようにします。トラ フィック量が多い状況では、これにより、システムはホスト CPU がチェックサムの計算を強制される場合よりも効率的 に接続を処理できます。このプロパティは本質的にハードウェア プロパティであり、ソフトウェアのみの実装では利点を 生かせません。Checksum Offload ( チェックサム オフロード ) をサポートするアダプタは、この機能をオペレーティング システムに公示するため、チェックサムをプロトコル スタックで計算する必要はありません。中間ドライバはプロトコル レイヤとミニポート ドライバの間に直接配置されるため、プロトコル レイヤはチェックサムをオフロードできませ
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス VLAN サポートは、IEEE 802.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 全般的なネットワークに関する考慮事項 • 複数のスイッチにまたがるチーム化 • スパニング ツリー アルゴリズム • Microsoft NLB/WLBS とのチーム化 複数のスイッチにまたがるチーム化 SLB のチーム化は、複数のスイッチにまたがって設定できます。ただし、スイッチ同士を接続する必要があります。通有 中継とリンク集約は、複数のスイッチにまたがって動作できません。その理由は、これらの実装では、チームに含まれる すべての物理アダプタで同じイーサネット MAC アドレスを使用する必要があるためです。SLB がリンク ロスを検出でき るのは、チームに含まれるポート間の接続や、直接のリンク パートナーとの接続に限られるという点に注意することが重 要です。SLB には、スイッチで生じる他のハードウェア障害に対応する機能がなく、他のポートのリンク ロスを検出でき ません。 スイッチリンクのフォルト トレランス 以下の図では、フォルト トレランス対応のスイッチ構成でどのように SLB
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 図 3: 相互接続リンクのない環境でのスイッチにまたがるチーム化 Blue SLB Team 192.168.1.101 ARP Table 100 = 49:C9 102 = 5E:CA Cannot ping 82:83 1 Top Switch CAM Table: Eth 1: 82:83 Eth2: 49:C9 Eth 4: 5E:C9 Gray SLB Team 192.168.1.102 82:82 (P) ARP Table 100 = 49:C9 101 = 82:82 5E:C9 5E:CA (P) 1 4 4 Bottom Switch CAM Table: Eth 1: 82:83 Eth2: 49:C8 Eth 4: 5E:CA 2 2 49:C9(P) Red SLB Team 192.168.1.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 図 5 は、Top Switch のポート 4 でケーブルが外れた場合のフェイルオーバー イベントを表しています。接続が切断され ずに、すべてのステーションが相互に ping を送受信できるので、これは適切なフェイルオーバーです。 図 5: フェイルオーバー イベント Blue SLB Team 192.168.1.101 ARP Table 100 = 49:C9 102 = 5E:CA Gray SLB Team 192.168.1.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス あらかじめ定義された時間 ( 最大経過時間 ) が経過しても、ブリッジが hello BPDU を受信しない場合、ブリッジはルート ブリッジへのリンクがダウンしたと判断します。次にこのブリッジは、他のブリッジとのネゴシエーションを開始して、 ネットワークを再設定して、有効なネットワーク トポロジーを再び確立します。新しいトポロジーを作成するプロセス は、最大 50 秒かかります。この間、エンドツーエンドの通信は中断されます。 エンド ステーションに接続したポートに対しては、スパニング ツリーは使用しないことをお勧めします。その理由は、定 義上、エンド ステーションは、イーサネット セグメント内でループを作成しないからです。さらにチーム化したアダプ タを、スパニング ツリーをイネーブルしたポートに接続すると、接続上の不測の問題が発生する可能性があります。たと えば、チーム化したアダプタが物理アダプタの 1 つでリンクを失ったと仮定します。物理アダプタが再接続された場合 ( フォールバックとも呼びます
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス Microsoft NLB/WLBS とのチーム化 チーム化の SLB モードは、Microsoft の ネットワーク負荷分散 (NLB) ユニキャスト モードでは動作しません。マルチキャ スト モードのみで動作します。NLB サービスで使用されるメカニズムでは、ロード バランシングが NLB によって管理さ れるため、この環境のチーム化設定はフェイルオーバー ( スタンバイ NIC のある SLB) にすることをお勧めします。 アプリケーションに関する考慮事項 • チーム化とクラスタリング —Microsoft クラスタ ソフトウェア • チーム化とネットワーク バックアップ チーム化とクラスタリング —Microsoft クラスタ ソフトウェア 各クラスタ ノードでは、カスタマが最低 2 ネットワーク アダプタ ( オンボード アダプタでも可能 ) を取り付けることを 強くお勧めします。これらのインターフェイスは、2 つの目的に使用します。1 つのアダプタは、クラスタ内のハートビー ト
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス チーム化とネットワーク バックアップ • ロード バランシングおよびフェイルオーバー • フォルト トレランス チーム化していない環境で、ネットワーク バックアップを実行すると、バックアップ サーバー アダプタの全体的な転送 速度は、過剰なトラフィックとアダプタの大きな負荷によってすぐに影響を受けます。バックアップ サーバーの数、デー タ ストリーム、テープ ドライブの速度によって変わりますが、バックアップ トラフィックは、ネットワーク リンクの帯 域幅の大部分を簡単に消費するので、実稼動環境のデータ処理速度やテープ バックアップのパフォーマンスに影響が出ま す。ネットワーク バックアップは、通常、NetBackup、Galaxy または Backup Exec など、テープ バックアップ ソフト ウェアを実行する専用のバックアップ サーバーで構成されます。バックアップ サーバーに接続するデバイスは、直接 SCSI テープ バックアップ ユニット、またはファイバ チャネルのストレージ エリア
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 指定されたパスは、以下の 2 つの要素によって決まります。 1. クライアントサーバー ARP キャッシュ。これは、バックアップ サーバーの MAC アドレスを指定します。これは、 Broadcom 中間ドライバのインバウンド ロード バランシング アルゴリズムによって決定されます。 2.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 図 6:2 つのスイッチにまたがる SLB チーム化によるネットワーク バックアップ Tape Backup SAN Backup Server #1 Client Server - Blue NIC Team NIC Team A B A B GE Switch #1 GE Switch #2 LACP or GEC A B A NIC Team NIC Team Client Server - RED B NIC Team Client Server - Green NIC Team A B Client Server - Yellow マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R アプリケーションに関する考慮事項 ページ 47
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス チーム化に関する問題のトラブルシューティング • チーム化の設定のヒント • トラブルシューティングのガイドライン 仮想アダプタのチーム化インターフェイス上でプロトコル アナライザ を実行すると、送信されたフレームに示される MAC アドレスは正確でない場合があります。アナライザは、BASP で構築したフレームを表示せず、フレームを転送する インターフェイスの MAC アドレスでなく、チームの MAC アドレスを表示します。以下の手順でチームを監視すること をお勧めします。 1. チームのすべてのアップリンク ポートをスイッチでミラーリングします。 2. チームが 2 つのスイッチにまたがる場合は、相互トランクもミラーリングします。 3. すべてのミラーポートを個別にサンプリングします。 4.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス ら物理的に取り外してください。 12. ベース ( ミニポート ) ドライバとチーム ( 中間 ) ドライバが同じリリース パッケージであることを確認します。 13. チーム化する前に、各物理アダプタの接続をテストします。 14. 実稼動環境に移行する前に、チームのフェイルオーバーとフォールバックの動作をテストします。 15. 非実稼動ネットワークから実稼動ネットワークに移行する場合は、フェイルオーバーとフォールバックを再度テスト することを強くお勧めします。 16. 実稼動環境に移行する前に、チームのパフォーマンスの動作をテストします。 トラブルシューティングのガイドライン システムでアダプタのチーム化を使用している場合は、サポートへ問い合わせる前に、以下に示すネットワーク接続に関 する問題のトラブルシューティングを実行してください。 1. 各アダプタのイーサネット リンク ライトが点灯しており、すべてのケーブルが接続されていることを確認します。 2.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス よくある質問 質問: どのような状況だと、トラフィックのロード バランシングは行われないのでしょうか。チームのすべ てのメンバー間で均等にロード バランシングが行われないのはなぜですか。 対応策: 大量のトラフィックが IP/TCP/UDP を使用していないか、多くのクライアントが別のネットワークに 接続しています。受信のロード バランシングはトラフィック負荷に対する機能ではなく、システムに 接続するクライアントの数に対して実行される機能です。 質問: チーム内でロード バランシングが行われるネットワーク プロトコルを教えてください。 対応策: Broadcom のチーム化ソフトウェアは IP/TCP/UDP トラフィックのみをサポートします。それ以外の トラフィックはすべてプライマリ アダプタに転送されます。 質問: SLB でロード バランシングが行われるプロトコルと、行われないプロトコルを教えてください。 対応策: 送信と受信の両方向でロード バランシングが行われるのは、
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 質問: WOL は仮想アダプタ ( チーム ) 上で動作しますか。 対応策: Wake-on-LAN 機能は、オペレーティング システムがロードされる前の環境で動作します。WOL は、 システムが停止またはスタンバイの状態で起動するので、チームは設定されません。 質問: ポートは最大何個までチーム化できますか。 対応策: 最大 8 個のポートをチームに割り当てることができます。 質問: 同一のシステム上で設定できるチームは最大何個ですか。 対応策: 同一のシステム上で最大 16 個のチームを設定できます。 質問: プライマリ アダプタを元に戻して ( フォールバック ) から 30 ~ 50 秒間チームの接続が失われるのは なぜですか。 対応策: Spanning Tree Protocol が、ポートをブロックから転送に移行させているためです。STP 遅延を考慮 するには、チームに接続されたスイッチ ポート上で Port Fast または Edge Port を有効に
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 質問: テープ バックアップ ソフトウェアまたはハードウェアには、アダプタのチーム化で動作するための 特別な設定が必要ですか。 対応策: テープ ソフトウェアにはチーム化で動作するための特別な設定は必要ありません。テープ バック アップ アプリケーション側からはチーム化は見えません。 質問: 現在使用しているドライバを確認するにはどうすればよいですか。 対応策: すべてのオペレーティング システムにおいて、ドライバのバージョンを確認する最も確実な方法は、 ドライバ ファイルを実際に探して、そのプロパティを確認することです。 質問: SLB は、スイッチのフォルト トレランスの設定でスイッチの障害を検出できますか。 対応策: いいえ。SLB で検出できるのは、チーム化されたポートとその直接のリンク パートナーの間で発生 するリンク ロスだけです。それ以外のポートのリンク障害を検出できません。詳細は、LiveLink™ 機 能を参照してください。 質問: Windows システ
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス イベント ログのメッセージ • Windows システムのイベント ログのメッセージ • ベース ドライバ ( 物理アダプタ / ミニポート ) • 中間ドライバ ( 仮想アダプタ / チーム ) Windows システムのイベント ログのメッセージ 既知のベース ドライバおよび中間ドライバの Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタに関する Windows システ ムのイベント ログのステータス メッセージを次のセクションで一覧表示します。Broadcom アダプタ ドライバがロード されると、Windows はシステム イベント ビューアにステータス コードを表示します。こうしたイベント コードには、両 方のドライバがロードされたかどうかに応じて (1 つはベース ドライバまたはミニポート ドライバ用、もう 1 つは中間ド ライバまたはチーム化ドライバ用 )、最大 2 つのクラスがあります。 ベース ドライバ ( 物理アダプタ / ミニポート
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 表 11: ベース ドライバのイベント ログ メッセージ ( 続き ) メッセージ 番号 メッセージ 原因 対応策 5 ネットワーク リンクは起動していま す アダプタがリンクを確立し ています。 情報提供のみを目的とした メッセージです。対応策は 必要ありません。 6 10Mb 半二重リンク用にネットワー ク コントローラが構成されました。 アダプタは、選択された回 線速度と二重通信方式の設 定に合わせて手動で構成さ れています。 情報提供のみを目的とした メッセージです。対応策は 必要ありません。 7 10Mb 全二重リンク用にネットワー ク コントローラが構成されました。 アダプタは、選択された回 線速度と二重通信方式の設 定に合わせて手動で構成さ れています。 情報提供のみを目的とした メッセージです。対応策は 必要ありません。 8 100Mb 半二重リンク用にネットワー ク コントローラが構成されました。 アダプタは、選択された回 線速度と二重通信方式の
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 表 11: ベース ドライバのイベント ログ メッセージ ( 続き ) メッセージ 番号 メッセージ 原因 対応策 18 不明な PHY が検出されました。既 定の PHY 初期化ルーチンを使用し ています。 ドライバは PHY ID を読み 取れません。 アダプタを交換します。 19 このドライバはこのデバイスをサ ポートしません。最新のドライバに 更新してください。 ドライバがインストールさ れたアダプタを認識しませ ん。 このアダプタをサポートす るバージョンのドライバに アップグレードします。 20 ドライバを初期化できませんでし た。 ドライバの初期化中に特定 できないエラーが発生しま した。 ドライバを再インストール するか、新しいバージョン のドライバに更新するか、 Broadcom Advanced Control Suite 診断を実行するか、あ るいはアダプタを交換しま す。 21 Ethernet@WireSpeed は有効であ り、最大リンク
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 表 12: 中間ドライバのイベント ログ メッセージ ( 続き ) システム イベント メッセージ番号 メッセージ 原因 対応策 4 Broadcom Advanced Server Program Driver has started. (Broadcom Advanced Server Program ドライバが開始しまし た。) 別のデバイスによって競合 するデバイス名が作成され ています。 情報提供のみを目的としたメッ セージです。対応策は必要あり ません。 5 Broadcom Advanced Server Program Driver has stopped.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス 表 12: 中間ドライバのイベント ログ メッセージ ( 続き ) システム イベント メッセージ番号 メッセージ 原因 対応策 13 Network adapter does not support Advanced Failover. ( ネットワーク アダプタは Advanced Failover をサポート しません。) 物理アダプタは、 Broadcom NIC Extension (NICE) をサポートしていま せん。 NICE をサポートするアダプタ に交換します。 14 Network adapter is enabled via management interface.
NetXtreme ユーザーガイド 仮想 LAN セ ク シ ョン 4: 仮 想 L A N • VLAN の概要 • チームに VLAN を追加する VLAN の概要 VLAN ( 仮想 LAN) を利用すると、物理 LAN を理論的なパーツに分割し、ワークグループの論理的なセグメントを作成で きます。これにより各論理セグメントごとにセキュリティ ポリシーを設定することが可能になります。定義済みの VLAN は、そのトラフィックや同報通信がその他の VLAN から分離されるため、それぞれが独自の分離されたネットワークとし て機能します。これにより各論理グループ内の帯域幅の効率が向上します。サーバー上の 1 つの Broadcom アダプタには 最大 64 個(タグ付けされたもの 63 件、タグ付けされていないもの 1 件)までの VLAN が定義できます。定義できる数 はシステム内で利用できるメモリ数により異なります。 チームには複数の VLAN を追加し、異なる VLAN ID をもつ 複数の VLAN を許可することができます。バーチャル アダプ タが追加されたそれぞれの VLAN について
NetXtreme ユーザーガイド 仮想 LAN 表 13:VLAN ネットワークのトポロジー例 コンポーネント 説明 VLAN #1 メイン サーバー、PC #3、PC #5 で構成される IP サブネットです。このサブネットは エンジニアリング グループを表わします。 VLAN #2 メイン サーバー、共有メディア セグメント経由の PC #1、PC#2、および PC #5 を含み ます。この VLAN はソフトウェア開発グループです。 VLAN #3 メイン サーバー、アカウンティング サーバー、PC #4 を含みます。この VLAN はアカ ウンティング グループです。 メイン サーバー 最も頻繁に使用されるサーバーで、すべての VLAN と IP サブネットからアクセスする必 要があります。メイン サーバーには Broadcom アダプタがインストールされています。 3 つの IP サブネットには、1 つの物理アダプタ インターフェイスでアクセスします。 サーバーはスイッチ ポートの 1 つに取り付けられ、VLAN #1、#2、#3 に構成します。ア ダプタと接続されたスイッチ
NetXtreme ユーザーガイド 仮想 LAN チームに VLAN を追加する 1 つのチームあたり、64 個の VLAN がサポートできます(タグ付けされたもの 63 件、タグ付けされていないもの 1 件)。 1 つのアダプタ上に複数の VLAN がある場合、アダプタが 1 つしかないサーバーでは、複数の IP サブネット上に 1 つの 論理プレゼンスしか与えられません。1 つのチームに複数の VLAN がある場合は、複数の IP サブネットに 1 つの論理プ レゼンスを与え、ロードバランシングとフェイルオーバーによる利点を生かすことができます。チームに VLAN を追加す る手順について、Windows オペレーティング システムの場合は VLAN の追加を参照してください。 注:フェイルオーバー チームのメンバーとなっているアダプタも VLAN をサポートするよう設定することがで きます。サードパーティの NIC がフェイルオーバー チームのメンバーである場合、サードパーティの NIC で は VLAN がサポートされないため、VLAN をチームに設定することはできません。 ページ 60 チ
NetXtreme ユーザーガイド 管理方法 セ ク シ ョ ン 5: 管 理 方 法 • CIM • SNMP CIM CIM (Common Information Model ) は、DMTF (Distributed Management Task Force) により定義されている業界標準です。 Microsoft は、Windows Server 2008 などの Windows プラットフォーム上に CIM を実装しています。Broadcom では、 Windows Server 2008 プラットフォーム上で CIM をサポートします。 Broadcom では CIM を実装することにより、CIM クライアント アプリケーションを通じて、さまざまな情報提供クラス を実現しました。Broadcom CIM のデータ プロバイダはデータのみを提供します。このため、お好みの CIM クライアン ト ソフトウェアで Broadcom CIM プロバイダが公開している情報がブラウズできます。 Broadcom CIM プロバイダは BRCM_NetworkAdapter クラスと BRCM_
NetXtreme ユーザーガイド 管理方法 SNMP BASP サブエージェント BASP サブエージェントの baspmgnt.
NetXtreme ユーザーガイド 管理方法 • 割り込み設定 • バス番号 • デバイス番号 • 機能番号 これらの情報をモニタするときは、SNMP マネジャーに Broadcom 拡張情報の MIB ファイルをロードし、上記のような 情報のモニタを許可する必要があります。この bcmif.mib ファイルは、Broadcom NetXtreme アダプタ インストール用 CD に入っています。 モニタリング対象となるワークステーションには、Broadcom 拡張情報の SNMP エクステンシブルエージェント、bcmif.
NetXtreme ユーザーガイド ハードウェアをインストールする セ ク シ ョ ン 6: ハ ー ド ウ ェ ア を イ ン ス ト ー ル す る • 取り扱い注意事項 • インストール事前チェックリスト • アダプタを取り付ける • ネットワーク ケーブルを接続する 注: このセクションの内容は Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタのアドイン NIC モデルのみに当 てはまります。 取り扱い注意事項 注意事項: アダプタは、死亡事故につながる恐れのある電圧で動作するシステム内に設置されています。シス テムのカバーを取り外すときは、以下の注意事項に従い、怪我などのないよう、またシステム コンポーネント に損傷を与えないように注意してください。 • 両手・両手首からは、金属品や貴金属類を外してください。 • 利用する工具が、絶縁されているものであるか、または不伝導性のものであることを確認してください。 • システムの電源が切れていることを確認し、内部コンポーネントに触れる際はプラグも抜いてください。 • アダプタの取り付け・取り
NetXtreme ユーザーガイド ハードウェアをインストールする インストール事前チェックリスト 1. サーバーで使用している BIOS が最新のものであることを確認します。 2. システムの起動後にオペレーティング システムが立ち上がる場合は、OS を正常にシャットダウンします。 3. システムのシャットダウンが終了したら、電源を切って電源コードを抜きます。 4. アダプタ カードの両角を持って、出荷用パッケージから取り出し、帯電されることのない表面に置きます。 5. アダプタに傷がないかを目視点検します。とくにカードのエッジ コネクタを確認してください。アダプタに損傷があ る場合は、取り付けは行わないでください。 アダプタを取り付ける サーバーに Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタ ( アドイン NIC) を取り付けるときは、以下の手順に従ってく ださい。ご使用中のサーバーによっては実行しなくてはならないタスクがあります。詳細は、サーバーに添付されている 文書類をご覧ください。 1.
NetXtreme ユーザーガイド ハードウェアをインストールする ネットワーク ケーブルを接続する 銅 Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタ には、イーサネットの銅線セグメントにシステムを接続するための RJ45 コネクタが 1 つ以上あります。 注:Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタは、自動 MDIX (MDI Crossover) をサポートしています。こ のため、マシンを直接接続するときに、クロス オーバー ケーブルは必要ありません。また、直流の CAT5 ケー ブルにより、直接接続したマシンの通信が可能になります。 1.
NetXtreme ユーザーガイド ドライバ ディスクを作成する セク シ ョ ン 7: ド ラ イ バ デ ィ ス ク を 作 成 す る ドライバ ディスクを作成する手順については、システムに付属の文書類を参照してください。 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R ページ 67
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Boot Agent ドライバ ソフトウェア セクショ ン 8:Broadcom Boot Agent ド ラ イバ ソフトウェア • 概要 • クライアント環境で MBA をセットアップする 概要 Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタは、PXE (Preboot Execution Environment)、RPL (Remote Program Load)、 iSCSI ブート、および BootP (Bootstrap Protocol) をサポートしています。MBA (Multi-Boot Agent) はソフトウェア モジュー ルで、これを利用するとリモート システムからのイメージでネットワーク全体のシステムを起動することができます。 Broadcom MBA ドライバは PXE 2.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Boot Agent ドライバ ソフトウェア クライアント環境で MBA をセットアップする アドイン NIC の場合、次の手順に従います。LOM の場合は、お使いのコンピュータのシステムガイドを参照してください。 クライアント環境で MBA をセットアップするには、以下の手順に従います。 1. MBA ドライバを設定します。 2. BIOS をブート順にセットアップします。 MBA ドライバを設定する このセクションは、Broadcom ネットワーク アダプタのアドイン NIC モデルで MBA ドライバを設定する方法を説明しま す。Broadcom ネットワーク アダプタの LOM モデルで MBA ドライバを設定する方法については、システムの文書類を 確認してください。 CCM を使用する 1. システムを再起動します。 2. 応答を促すプロンプトが表示されたら、4 秒以内に CTRL + S キーを押します。アダプタのリストが表示されます。 a.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Boot Agent ドライバ ソフトウェア 注: 特定の iSCSI ブート対応 LOM の場合、ブート プロトコルは BIOS によって設定されます。詳細について は、システムの文書類を参照してください。 注: システム内に複数のアダプタがあり、設定しているアダプタがどれか分からない場合は、CTRL + F6 キー を押すと、アダプタのポート LED が点滅し始めます。 4. 上向きの矢印キー、下向きの矢印キー、および右向きの矢印キーを使用して、必要に応じて他のメニュー項目の値に 移動し、変更します。 5. F4 キーを押して設定を保存します。 6. 終了したら、ESC キーを押します。 uEFI を使用する 1. システムを再起動します。 2. [System Setup/ システムセットアップ ] または [Device Setting/ デバイス設定 ] 設定メニューに移動します。 3. MBA 設定を変更するデバイスを選択します。 4.
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル セ ク シ ョ ン 9:iSCSI プ ロ ト コ ル • • iSCSI ブート iSCSI Crash Dump iSCSI ブート Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタは、ディスクレス システムでのオペレーティング システムのネットワー ク ブートを可能にするために、iSCSI ブートをサポートします。iSCSI ブートにより、リモートの iSCSI ターゲット マ シンから標準 IP ネットワークを介して Windows または Linux オペレーティング システムをブートできます。 Windows および Linux オペレーティング システムでは、iSCSI ブートは表 15 に示す全般パラメタを使用してブートする ように設定できます。 iSCSI ブート向けにサポートされているオペレーティング システム Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタは、次のオペレーティング システムで iSCSI ブートをサポートします。 • Windows Se
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル 5. iSCSI ターゲット名、TCP ポート番号、iSCSI 論理ユニット番号 (LUN)、イニシエータのインターネット修飾名 (IQN)、 および CHAP 認証の詳細を記録します。 6.
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル 表 15: 構成オプション ( 続き ) オプション 説明 リンク アップ遅延時間 イーサネット リンクが確立された後、ネットワーク上にデータを送信する前に、 iSCSI ブート ホスト ソフトウェアが待機する時間を秒単位で制御します。有効な 値は 0 ~ 255 です。たとえば、スパニング ツリーなどのネットワーク プロトコル がクライアント システムへのスイッチ インターフェイスで有効になっている場合 に、ユーザーはこのオプションの値を設定する必要があります。 TCP タイムスタンプを使用する TCP タイムスタンプ オプションが有効か無効かを制御します。 第一 HDD としてターゲット iSCSI ターゲット ドライブがシステムの最初のハード ドライブとして表示される ことを指定できます。 LUN ビジー再試行回数 iSCSI ターゲット LUN がビジーな場合に、iSCSI ブート イニシエータが接続を再 試行する回数を制御します。 IP バージョン このオプションは、IPv6 に固有なオプションです。IPv4 また
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル • iSCSI parameters via DHCP:Disabled • CHAP Authentication:Disabled • Boot to iSCSI target:Disabled • DHCP Vendor ID:BRCM ISAN • Link Up Delay Time:0 • Use TCP Timestamp:Enabled (Dell/EMC AX100i などの一部のターゲットでは、[Use TCP Timestamp] を有効 にする必要があります ) • Target as First HDD:Disabled • LUN Busy Retry Count:0 • IP Version:IPv6 (IPv6 の場合 ) 2. ESC キーを押して [Main] メニューに戻ります。 3. [Main] メニューで、[Initiator Parameters] を選択します。 4.
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル メモ: • DHCP サーバーを使用する場合、DNS サーバーのエントリが、DHCP サーバーによって提供される値で上 書きされます。この状況は、ローカルに提供された値が有効であり、DHCP サーバーが DNS サーバー情報 を提供しない場合に発生します。DHCP サーバーが DNS サーバー情報を提供しない場合は、プライマリと セカンダリの両方の DNS サーバー値が 0.0.0.
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル CHAP 認証を有効化する ターゲットで CHAP 認証が有効になっていることを確認します。 CHAP 認証の有効化 1. [General Parameters] 画面で、[CHAP Authentication] を [Enabled] に設定します。 2. [Initiator Parameters] 画面で、次の項目の値を入力します。 • CHAP ID ( 最大 128 バイト ) • CHAP 秘密情報 ( 認証が必要な場合。長さは 12 文字以上にする必要があります ) 3. ESC キーを押して [Main] メニューに戻ります。 4. [Main] メニューで、[1st Target Parameters] を選択します。 5.
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル 表 16:DHCP オプション 17 パラメタの定義 パラメタ 定義 "iscsi:" リテラル文字列 iSCSI ターゲットの IP アドレスまたは FQDN ":" セパレータ iSCSI ターゲットへのアクセスに使用される IP プロトコル。現在は TCP のみサポートされて いるため、プロトコルは 6 です。 プロトコルに関連付けられているポート番号。iSCSI の標準ポート番号は 3260 です。 iSCSI ターゲットで使用する論理ユニット番号。LUN の値は、16 進形式で表示する必要があ ります。ID OF 64 の LUN は、DHCP サーバーのオプション 17 のパラメタ内に 40 として設定 する必要があります。 IQN または EUI 形式でのターゲット名 (IQN 形式と EUI 形式の詳細については、RFC 3720 を 参照してください )。IQN 名は、例えば「iqn.1995-05.
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル IPv6 の DHCP iSCSI ブート設定 ステートレスまたはステートフルの IP 設定や、DHCPv6 クライアントの情報など、DHCPv6 サーバーは多くのオプ ションを提供できます。iSCSI ブートの場合、Broadcom アダプタは、次の DHCP コンフィギュレーションをサポートし ます。 • DHCPv6 オプション 16、ベンダ クラス オプション • DHCPv6 オプション 17、ベンダ固有情報 注:DHCPv6 の標準ルート パス オプションはまだ使用できません。動的 iSCSI ブートの IPv6 サポートのため に、オプション 16 またはオプション 17 を使用することをお勧めします。 DHCPv6 オプション 16、ベンダ クラス オプション DHCPv6 オプション 16 ( ベンダ クラス オプション ) は指定が必須であり、設定された DHCP ベンダ ID パラメタと一致 する文字列を指定する必要があります。[iSCSI Boot Configuration] メニューの [General Paramet
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル iSCSI ブート イメージを準備する • Windows Server 2008 R2 および SP2 の iSCSI ブート セットアップ • Windows 2012 iSCSI ブート セットアップ • Linux iSCSI ブート セットアップ • Windows イメージ ファイルに Broadcom ドライバをインジェクト ( スリップストリーム ) する Windows Server 2008 R2 および SP2 の iSCSI ブート セットアップ Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2008 SP2 は iSCSI ブートをサポートします。次の手順では Windows Server 2008 R2 を取り上げていますが、手順は Windows Server 2008 R2 と SP2 で共通です。 必須の CD/ISO イメージ: • Broadcom ドライバがインジェクトされた Windows Server 2008 R2 x64。Windows イメージ ファイルに B
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル 12. [ 次へ ] を選択して、Windows Server 2008 R2 のインストールに進みます。 Windows 2008 Server R2 DVD によるインストール プロセスが開始されてから数分後に、システムが再起動されます。 再起動後に Windows Server 2008 R2 インストール ルーチンが再開され、インストールが完了します。 13. もう一度システムが再起動した後、リモート システムが起動されデスクトップが正常に表示されることを確認します。 14. Windows Server 2008 R2 が起動したら、すべてのドライバをロードし、Bindview を実行します。 a. [All Services/ すべてのサービス ] を選択します。 b. [WFP Lightweight Filter/WFP ライトウェイト フィルタ ] に、AUT の [Binding paths/ 結合パス ] が表示されるは ずです。右クリックしてディセーブルにします。作業完了後に、アプリケーションを終了します。 15.
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル 14. Windows 2012 の OS ブートが完了した後、ドライバのインストーラを実行し、Broadcom のドライバーとアプリケー ションのインストールを完了することをお勧めします。 Linux iSCSI ブート セットアップ Linux iSCSI ブートは、Red Hat Enterprise Linux 5.5 以降および SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1 以降でサポートさ れます。SLES 10.x と SLES 11 は、非オフロード パスだけをサポートしています。 1. ドライバを更新する場合、最新の Broadcom Linux ドライバ CD を入手してください。 2. ネットワーク アダプタ上のターゲット オプションからのブートをディセーブルにすることにより、iSCSI ブート パラ メタをターゲットへの DVD 直接インストール用に設定します。 3. 次のようにブートの順序を変更します: a. ネットワーク アダプタからのブート。 b. CD/DVD ドライバからのブート。 4.
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル 24. システムの再起動後、ログインして /opt/bcm/bibt フォルダに変更し、iscsi_setup.sh スクリプトを実行して initrd イ メージを作成します。 25. initrd イメージ を /boot フォルダにコピーします。 26. grub メニューを変更して新しい initrd イメージをポイントするようにします。 27. CHAP をイネーブルにするには、iscsid.conf を変更する必要があります (Red Hat のみ )。 28. 再起動し、必要に応じて CHAP パラメタを変更します。 29. iSCSI ブート イメージへのブートを続行し、作成したイメージの 1 つ を選択します。 30. IPv6 の場合、NVRAM 設定で、イニシエータとターゲットの両方 の IP アドレスを目的の IPv6 アドレスに変更します。 SUSE 11.1 のリモート DVD インストールのワークアラウンド 1. 次の内容の boot.open-iscsi という新しいファイルを作成します。 2.
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル fi } iscsi_mark_root_nodes() { $ISCSIADM -m session 2> /dev/null | while read t num i target ; do ip=${i%%:*} STARTUP=`$ISCSIADM -m node -p $ip -T $target 2> /dev/null | grep "node.conn\[0\].startup" | cut -d' ' -f3` if [ "$STARTUP" -a "$STARTUP" != "onboot" ] ; then $ISCSIADM -m node -p $ip -T $target -o update -n node.conn[0].
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル Windows イメージ ファイルに Broadcom ドライバをインジェクトするには、該当する Windows Server のバージョン (2008 R2、2008 SP2、2012、または 2012 R2) に適した正しい Broadcom ドライバ パッケージを取得する必要がありま す。パッケージには、b57nd60a という名前が付いています。 注:個々の Windows NetXtreme ドライバを抽出する手順については、特定のドライバ インストーラ アプリケー ションの silent.txt ファイルを参照してください。 次に、ドライバ パッケージを作動ディレクトリに配置します。たとえば、ドライバ パッケージを次のディレクトリにコ ピーします。 • C:\Temp\b57nd60a 最後に、これらのドライバを Windows イメージ (WIM) ファイルにインジェクトし、更新後のイメージから、該当する Windows Server のバージョンをインストールします。 詳細な手順は、以下で説明します。 注: この手順で使用するファ
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル 11. 次のコマンドを入力して install.wim イメージをマウントします。 dism /mount-wim /wimfile:.\src\sources\install.wim /index:X /mountdir:.\mnt X は、手順 10 で取得したインデックスの値のプレースホルダーです。 12. 次のコマンドを入力し、現在マウントされているイメージにドライバを追加します。 dism /image:.\mnt /add-driver /driver:C:\Temp\b57nd60a\b57nd60a.inf 13. 次のコマンドを入力して install.wim イメージをマウント解除します。 dism /unmount-wim /mountdir:.\mnt /commit 14. 次のコマンドを入力して .iso ファイルを作成します。 oscdimg -e -h -m -n -lslipstream -bootdata:2#p0,e,b"c:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\a
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル 仮想 LAN 仮想 LAN (VLAN) タギングは、Microsoft iSCSI Software Initiator での iSCSI ブートではサポートされません。 iSCSI ブートのトラブルシューティング 次のトラブルシューティングのヒントは、iSCSI ブートに役立ちます。 トラブル:iSCSI ブートのリンク速度が 10 Mbps または 100 Mbps に設定されている場合、Broadcom iSCSI Crash Dump ユーティリティが正しく機能せずメモリ ダンプを取得できない。 ソリューション:iSCSI Crash Dump ユーティリティが動作するのは、iSCSI ブートのリンク速度が 1 Gbps または 10 Gbps に設定されている場合です。10 Mbps または 100 Mbps はサポートされていません。 トラブル:IPv6 接続を使用して Windows Server 2008 をインストールしようと、iSCSI ターゲットは、インストール ター ゲットとして認識されない。 ソリューション:これはサ
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール セクシ ョ ン 10:Linux ド ラ イ バ お よ び 管 理 ア プ リ ケーションのインストール • パッケージング • TG3 ドライバ ソフトウェアをインストールする • ネットワーク インストール • TG3 ドライバをアンロード・削除する • ドライバ メッセージ • チャネル結合によるチーム化 • Linux 管理アプリケーションのインストール パッケージング Linux TG3 ドライバは以下のパッケージ ( ファイル名 ) で配布されています。 • ソース RPM (tg3-version.3dkms.src.rpm) • ソース RPM (tg3-version.3dkms.noarch.rpm) • 追加 (tg3_sup-version.tar.gz) • 圧縮 TAR (tg3-version.tar.
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール TG3 ドライバ ソフトウェアをインストールする • ソース RPM パッケージをインストールする • ソース TAR ファイルからドライバを構築する ソース RPM パッケージをインストールする 基礎必須項目 • Linux カーネル ソース • C コンパイラ 手順: 1. ソース RPM パッケージをインストールします。 rpm -ivh tg3-version.src.rpm 2. ディレクトリを RPM のパスに変更し、カーネル のバイナリ ドライバを作成します (RPM のパスは Linux のディスト リビューション版とは異なります )。 cd /usr/src/redhat,OpenLinux,turbo,packages,rpm … rpm -bb SPECS/tg3.spec or rpmbuild -bb SPECS/tg3.spec rpmbuild -bb SPECS/tg3.spec (for RPM version 4.x.
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール ソース TAR ファイルからドライバを構築する 1. ディレクトリ (tg3-version) を作成し、そのディレクトリに TAR ファイルを抽出します。 tar xvzf tg3-version.tgz 2. カーネル実行用に、ロード可能なモジュールとして tg3.o ドライバを作成します。 CD tg3-version make clean make; make install 3. ドライバをロードしてテストします。 rmmod tg3 modprobe tg3 このコマンドが正しく実行された場合には、メッセージは返されません。 注:インストールされているドライバの保存場所は、上の RPM の説明を参照してください。 4.
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール TAR インスタレーションからドライバを削除する TAR ファイルから make install を使ってドライバをインストールした場合、tg3.o ドライバ ファイルは手動でオペレー ティング システムから削除してください。インストールされているドライバの保存場所は、ソース RPM パッケージをイ ンストールするを参照してください。 tg3 ドライバに関係するインターフェイス コンフィギュレーションがある場合、ifconfig ethx down、次に rmmod tg3 を 使用して、最初にインターフェイスを閉じてください。 ドライバ メッセージ /var/log/messages ファイルにログされるメッセージのうち、一般的なものを以下に示します。dmesg -nlevel を使用する と、コンソールに表示されるメッセージのレベルを指定できます。ほとんどの場合、レベル 6 がデフォルトとされています。 ドライバのサインオン tg3.
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール Linux 管理アプリケーションのインストール • 概要 • WS-MAN または CIM-XML を Linux サーバーにインストールする • Linux クライアントに WS-MAN または CIM-XML をインストールする • Broadcom Advanced Control Suite アプリケーションをインストールする 概要 Broadcom Advanced Control Suite バージョン 4 (BACS4) は、NetXtreme I ファミリのアダプタを設定するための管理ア プリケーションです。BACS4 ソフトウェアは、Windows と Linux のサーバーおよびクライアント オペレーティング シス テム上で動作します。 この章では、Linux システムに BACS4 管理アプリケーションをインストールする方法を説明します。Windows システム では、Windows ドライバと、BACS4 を含む管理アプリケーションの両方をインストールするインストール
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール ネットワーク内に、Windows サーバーと Linux サーバーにアクセスする Windows クライアントと Linux クライアントが 混在している場合、WS-MAN が適切な選択肢です。サーバーにインストールされている OS が Linux のみの場合、CIMXML が選択肢になります。ネットワークに Windows サーバーと Windows クライアントのみが存在している場合、WMI が選択肢になります。WMI は設定が非常に簡単ですが、Windwos OS 以外ではサポートされていません。(Windows プロ トコルのインストールと設定の手順は、 「Windows ドライバおよび管理アプリケーションをインストールする」を参照し てください )。 BACS のインストールには、管理ホストにプロバイダ コンポーネントをインストールし、管理ステーションにクライアン ト ソフトウェアをインストールする作業が含まれます。クライアントと管理ホストにインストールされている OS の組み 合わせ、および選択し
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール 環境変数を設定する OpenPegasus をビルドするために、環境変数を次のように設定します。 環境変数 説明 PEGASUS_ROOT Pegasus ソース ツリーの場所 PEGASUS_HOME ビルドした実行ファイルやレポジトリの場所。たとえば、 $PEGASUS_HOME/bin、PEGASUS_HOME/lib、 $PEGAUS_HOME/repository、および $PEGASUS_HOME/ mof subdirectories。 PATH $PATH:$PEGASUS_HOME/bin PEGASUS_ENABLE_CMPI_PROVIDER_MANAGER True PEGASUS_CIM_SCHEMA "CIM222" PEGASUS_PLATFORM Linux 32 ビット システムの場合:「LINUX_IX86_GNU」 Linux 64 ビット システムの場合:「LINUX_X86_64_GNU」 PEGASUS_HAS_SSL オプション。H
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール OpenPegasus の CIM-XML および WSMAN では、HTTP または HTTPS で同じポートを使用します。HTTP と HTTPS そ れぞれのデフォルトのポート番号は、5988 と 5989 です。 注: これらのエクスポートは .bash_profile の最後に追加できます。このファイルは /root ディレクトリにあり ます。 • PuTTY を使用してユーザーがログインする場合、これらの環境変数が設定されます。 • これらの環境変数が設定されていない各ターミナルでは、Linux システム自体で次のコマンドを実行します。 source /root/.
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール 認証を有効にする このセクションの説明に従って、OpenPegasus の次のプロパティを設定する必要があります。そうしないと、Broadcom CIM プロバイダが正常に動作しません。BACS を起動してプロバイダに接続する前に、次の設定が行われていることを確 認します。 まだ起動されていない場合、CIM サーバーを起動します。その後、次の設定を行います。 • cimconfig -s enableAuthentication=true -p • cimconfig -s enableNamespaceAuthorization=false -p • cimconfig -s httpAuthType=Basic -p • cimconfig -s passwordFilePath=cimserver.
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール 手順 4:Broadcom CMPI プロバイダをインストールする CMPI プロバイダをインストールする前に、OpenPegasus が正しくインストールされていることを確認します。 インストール Broadcom CMPI プロバイダをインストールするには、次のコマンドを入力します。 % rpm -i BRCM_CMPIProvider-{version}.{arch}.rpm アンインストール Broadcom CMPI プロバイダをアンインストールするには、次のコマンドを入力します。 % rpm -e BRCM_CMPIProvider 手順 5:Linux ファイアウォールを設定する ( 必要な場合 ) ファイアウォールで適切なポートを開くには、次の手順を実行します。 Red Hat 1. [System/ システム ] をクリックし、[Administration/ 管理 ] を選択し、[Firewall/ ファイアーウォール ] を選択します。 2.
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール 例: CIM-XML の場合、次の値を使用します。 • [ ソース ネットワーク ]:0/0 ( すべて ) • [ プロトコル ]:TCP • [ 宛先ポート ]:5988:5989 • [ ソース ポート ]:空白のままにします。 手順 6:BACS と関連する管理アプリケーションをインストールする Broadcom Advanced Control Suite アプリケーションをインストールするを参照してください。 ページ 98 Linux 管理アプリケーションのインストール マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール Linux クライアントに WS-MAN または CIM-XML をインストールす る Linux クライアント システムで HTTP を使用するために、BACS 管理アプリケーションをインストールする以外に、特別 なソフトウェア コンポーネントは必要ありません。ただし、WS-MAN をインストールする場合、BACS と組み合わせて 使用するために、オプションで HTTPS プロトコルを設定することができます。 Linux クライアントで HTTPS を設定する HTTP の代わりに HTTPS を使用する場合 (WS-MAN のみ )、次の手順に従います。 Windows/Linux サーバーの自己署名付き証明書を生成する Linux または Windows で OpenSSL を使用し、次の手順に従って、自己署名付き証明書を生成することができます。 注: openssl は、http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/openssl.
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール cp server.key server.key.org openssl rsa -in server.key.org -out server.key 5. 署名付き証明書を生成します。 365 日アクティブな署名付き証明書を生成するには、次のコマンドを入力します。 openssl x509 -req -days 365 -in server.csr -signkey server.key -out server.crt 次の出力が表示されます。 Signature ok subject=/C=US/ST=California/L=Irvine/O=Broadcom Corporation/OU=Engineering/CN=MGMTAPPemailAddress= Getting Private key LAB3/ 6. 次のコマンドを入力して、生成された署名付き証明書を検証します。 openssl verify server.crt 次の出力が表示されます。 server.
NetXtreme ユーザーガイド Linux ドライバおよび管理アプリケーションのインストール 1. /etc/ssl/certs ディレクトリに移動します。 2. 次のコマンドを実行してハッシュ値を作成します。 openssl x509 -noout -hash -in hostname.pem 次のような値が返されます。 100940db 3. 次のコマンドを実行してハッシュ値へのシンボリック リンクを作成します。 ln -s hostname.pem 100940db.
NetXtreme ユーザーガイド VMware ドライバ ソフトウェア セクシ ョ ン 1 1 : V M w a r e ド ラ イ バ ソ フ ト ウ ェ ア • パッケージング • ドライバ パッケージング VMware ドライバは以下のパッケージ形式で配布されています。 表 19:VMware ドライバのパッケージ 形式 ドライバ VMware VIB vmware-esx-drivers-net-tg3-version.x86_64.vib ドライバ ドライバのダウンロード、インストール、更新 NetXtreme I GbE 向けの VMware ESX/ESXi ドライバのダウンロード、インストール、更新については、 http://www.vmware.
NetXtreme ユーザーガイド VMware ドライバ ソフトウェア 使用例: esxcfg-module -s force_netq=-1,0,1,2 tg3] • tg3 NIC 0:NetQueues のデフォルトの数を使用します。 • tg3 NIC 1:NetQueue 機能をディセーブルします。 • tg3 NIC 2:NetQueue を 1 つ使用します。 • tg3 NIC 3:NetQueue を 2 つ使用します。 上記の NIC 番号が、vmnic<#> に対応していないことに注意してください。NIC 番号は、システムの vmnic プローブ順序 番号と同じ値です。最適な方法は、NetQueue の数とマシンの CPUs の数と同じにすることです。 ドライバのパラメタ vmkload_mod コマンドのコマンドライン引数として、いくつかのオプション パラメタを指定できます。これらのパラメ タは、esxcfg-module コマンドを使っても設定できます。詳細は、man ページを参照してください。 ドライバのデフォルト 表 20:VMware ドライバ のデフ
NetXtreme ユーザーガイド VMware ドライバ ソフトウェア 表 20:VMware ドライバ のデフォルト パラメタ デフォルト値 Coalesce tx frames irq ( 連結 TX フレーム IRQ) 5 ( 範囲は 0 ~ 255) Coalesce stats usecs ( 連結統計マイクロ秒 ) 1000000 ( 約 1 秒 )。特定のチップでは、一部の連結パラメタは使用されていない か、異なるデフォルト値を使用します。 MSI イネーブル ( チップでサポートされており、割り込みテストに合格した場合 ) WoL 無効 ドライバ メッセージ /var/log/messages ファイルにログされるメッセージのうち、とても一般的なものを以下に示します。dmesg -n を使用すると、コンソールにメッセージを表示するレベルが指定できます。ほとんどの場合、レベル 6 がデフォルトとさ れています。すべてのメッセージを表示するには、レベルを上げます。 ドライバのサインオン tg3.c:v3.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール セクシ ョ ン 12:Windows ド ラ イ バ お よ び 管 理アプ リ ケ ー ショ ン の イ ン ス ト ー ル • ドライバ ソフトウェア をインストールする • ドライバ ソフトウェアの変更 • ドライバ ソフトウェアの修復または再インストール • デバイス ドライバの削除 • アダプタのプロパティを表示または変更する • 電源の管理オプションを設定する • BACS4 と併せて使用する通信プロトコルを設定する マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R ページ 105
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール ドライバ ソフトウェア をインストールする 注: ここで示す手順は、Broadcom NetXtreme アダプタが工場出荷時に取り付けられていないことを前提にし ています。工場出荷時にコントローラが取り付け済みだった場合は、ドライバ ソフトウェアもインストール済 みです。 Broadcom NetXtreme アダプタなどのハードウェア デバイスを取り付けた後に初めて Windows を起動する場合、あるい は既存のデバイス ドライバを削除した場合、オペレーティング システムによって自動的にハードウェアが検出され、こ のデバイスのドライバ ソフトウェアをインストールするようプロンプトが表示されます。 視覚的な対話型インストール モード ( インストーラを使用するを参照 ) と、無人インストール ( サイレント インストール を使用するを参照 ) 用コマンド ライン サイレント モードの両方を使用できます。 メモ: • ドライバ ソフトウェアをインストールする前に、Windows オペレーティング シス
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール iSCSI Crash Dump 用の Microsoft iSCSI Software Initiator をインストールするには Broadcom iSCSI Crash Dump ユーティリティがサポートされている場合に、ユーティリティを使用するときは、インス トール手順に従うことが重要です。 • インストーラを実行する • Microsoft iSCSI Software Initiator とパッチをインストールする (MS KB939875) 注:インストーラからデバイス ドライバのアップグレードを実行している場合、BACS の [ 設定 ] タブの [ 詳細 設定 ] セクションで [iSCSI Crash Dump/iSCSI クラッシュ ダンプ ] を再度イネーブルします。 インストーラを実行してデバイス ドライバと管理アプリケーションをインストールした後で、この手順を実行します。 1.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール ドライバ ソフトウェアの変更 ドライバ ソフトウェアを変更するには: 1. [ コントロール パネル ] で、[ プログラムの追加と削除 ] をダブルクリックします。 2. [Broadcom Drivers and Management Applications/Broadcom ドライバおよび管理アプリケーション ] をクリック し、[ 変更 ] をクリックします。 3. [ 次へ ] をクリックして次に進みます。 4. プログラムの機能を変更するには、[Modify/ 変更 ]、[ 追加 ]、または [ 削除 ] をクリックします。このオプションでは、 新しいアダプタにドライバはインストールされません。新しいアダプタにドライバをインストールする方法について は、ドライバ ソフトウェアの修復または再インストールを参照してください。 5. [ 次へ ] をクリックして次に進みます。 6. アイコンをクリックして、機能をインストールする方法を変更します。 7. [ 次へ ] をクリックします。 8.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール ドライバ ソフトウェアの修復または再インストール ドライバ ソフトウェアを修復または再インストールするには: 1. [ コントロール パネル ] で、[ プログラムの追加と削除 ] をダブルクリックします。 2. [Broadcom Drivers and Management Applications/Broadcom ドライバおよび管理アプリケーション ] をクリック し、[ 変更 ] をクリックします。 3. [ 次へ ] をクリックして次に進みます。 4. エラーの修復、または新しいアダプタへのドライバのインストールには、[Repair/ 修復 ] または [Reinstall/ 再インス トール ] をクリックします。 5. [ 次へ ] をクリックして次に進みます。 6. [ インストール ] をクリックします。 7. [ 完了 ] をクリックしてインストーラを閉じます。 8.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール アダプタのプロパティを表示または変更する Broadcom ネットワーク アダプタのプロパティを表示または変更するには: 1. [ コントロール パネル ] で、[Broadcom Control Suite 4] をクリックします。 2.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール BACS4 と併せて使用する通信プロトコルを設定する BACS4 管理アプリケーションの 2 つの主要コンポーネントは、プロバイダ コンポーネントとクライアント ソフトウェア です。プロバイダは、1 つまたは複数の NIC が存在しているサーバー ( または「管理ホスト」) にインストールされます。 プロバイダは NIC に関する情報を収集して、クライアント ソフトウェアがインストールされている管理 PC から取得でき るようにします。クライアント ソフトウェアは、プロバイダが情報を表示して NIC を設定できるようにします。BACS ク ライアント ソフトウェアには、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) とコマンド ライン インターフェイス (CLI) が含まれています。 通信プロトコルにより、プロバイダとクライアント ソフトウェア間に通信が確立されます。ネットワーク内にあるクライ アントと仮ホスト上のオペレーティング システム (Linux、Windows、または両方 ) の組み合わ
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール Windows Server 2008 の場合、WinRM 2.0 と Windows Powershell 2.0 を含んでいる Windows Management Framework Core を、次のリンクからインストールします。 http://www.microsoft.com/download/en/details.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール 10. [ 暗号化されていないトラフィックを許可する ] を有効にします。 11. [ グループ ポリシー ] ウィンドウを閉じます。 12. コマンド プロンプトから次のコマンドを実行して、WinRM をデフォルトの設定で設定します。 winrm qc or winrm quickconfig 13.「Make these changes[y/n]?」と表示されたら、「y」を入力します。 14. 次のどちらか 1 つのコマンドを入力して、HTTP リスナーが作成されているかどうかを確認します。 winrm enumerate winrm/confg/listener または winrm e winrm/config/Listener 15.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール openssl req -new -key server.key -out server.csr このコマンドが動作しない場合、次のコマンドを試してください。 openssl req –new –key server.key –out server.csr –config openssl.cnf openssl.cnf ファイルは、openssl が配置されているディレクトリと同じディレクトリに配置する必要があります。 openssl.cnf は、C:\Program Files (x86)\GnuWin32\share フォルダに配置されています。 以下の情報が要求されます。 • 国名 (2 文字のコード ) []:US • 都道府県名 ( フルネーム ) []:California • 地域名 ( 都市名など ) []:Irvine • 組織名 ( 会社など ) []:Broadcom Corporation • 組織単位名 ( セクションなど ) []:Engineering •
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール Verifying - Enter Export Password: パスワードを入力します。パスワードは忘れないでください。パスワードは、証明書を Windows サーバーおよびクラ イアントにインポートする際に必要です。 8. 証明書をインポートできるように、証明書ファイル server.crt のコピーを作成して BACS のインストール先のサーバー に置きます。BACS を実行しているサーバーへ Windows クライアントから接続する場合は、証明書をクライアントの システムにも転送する ( コピーして貼り付ける ) 必要があります。 注:IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、およびホスト名に個別の証明書を作成する必要があります。 自己署名付き証明書を Windows サーバーにインストールするには: 生成したファイル hostname.pfx を Windows サーバーに転送してから、証明書をインストールします。 1.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール 16. 図のように [ サーバー認証 ] だけが有効になっていることを確認します。 17. [ 信頼されたルート証明機関 ] を開き、[ 証明書 ] を開きます。 18.「ステップ 11.」から「ステップ 17.」の手順に従います。 注: 自己署名付き証明書をクライアントにインポートする手順については、「HTTPS 設定を行う (HTTPS を使 用する場合 )」を参照してください。 手順 6:サーバーの WinRM HTTPS/SSL を設定する 1. 次のようにして WinRM リスナーを作成します。 a. [ スタート ] をクリックして ( または Windows ロゴ キーを押して )、[ ファイル名を指定して実行 ] を選択します。 b. 「MMC」と入力し、[OK] をクリックします。 c. 自己署名付き証明書を個人用ストアから選択します。 たとえば、ホスト名を指定して証明書を作成した場合、ホスト名が表示されます。 d. 証明書をダブルクリックして開きます。 e.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール メモ: j. • ホスト名を指定して証明書を作成した場合は、ホスト名を入力します。IP アドレスを指定して生成した場合 は、その IP アドレスを入力します。IPv6 アドレスの場合、括弧 [ ] を使用してアドレスを囲みます。 • システムで HTTPS で設定されている場合、リスナーを削除してから、新しい HTTPS リスナーを作成する 必要があります。次のコマンドを使用します。 winrm delete winrm/config/Listener?Address=*+Transport=HTTPS 上記のコマンドは、サーバーの任意またはすべてのネットワーク アドレス、および my SelfSSL で生成された証明 書を使用して、HTTPS ポート (5986) にリスナーを作成します。 k. WinRM リスナーは任意のユーザー定義ポート上に設定できるため、winrm コマンドを使用して HTTPS リスナー を変更または設定することができます。 l.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール 便利な WinRM コマンド コマンド 説明 デフォルトの設定で WinRM を設定します。 winrm enumerate winrm/config/Listener or 有効になっているサービス リスナーとリスニングの対象のポート winrm e winrm/config/Listener および IP アドレスを確認します。 winrm get winrm/config/Service WinRM のサービス構成を確認します。 winrm delete winrm/config/ リスナーを削除します ( この場合は HTTPS リスナーを削除 )。 Listener?Address=*+Transport=HTTPS winrm quickconfig or winrm qc WinRM に関する役立つ Web サイト • http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa384372%28v=vs.85%29.
NetXtreme ユーザーガイド f. Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール [ コンピュータ アカウント ] を選択して [ 次へ ] をクリックします。 g. [ 完了 ] をクリックします。 h. [ 閉じる ] をクリックして、[OK] をクリックします。 i. [ 証明書 ( ローカル コンピュータ )] で、[ 信頼されたルート証明機関 ] を右クリックして、[All Tasks/ すべてのタ スク ] を選択し、[ インポート ] を選択します。 j. [ 次へ ] をクリックして、証明書のインポート ウィザードを開始します。 k. 「Windows サーバーの自己署名付き証明書を生成するには:」で生成した .pfx ファイルを指定して選択します。 [ ファイルの種類 ] の一覧の選択内容を [Personal Information Exchange (*.pfxas, *.p12)] に変更し、hostname.pfx ファイルを選択して [ 開く ] をクリックします。 l.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール WMI を使用する WMI を Windows クライアント上で使用する場合、特別な設定は不要です。WMI を Windows サーバー上で設定するには、 次のセクションの手順を実行します。 手順 1:WMI コントロールを使用して名前空間のセキュリティを設定する WMI コントロールを使用して名前空間のセキュリティを管理できます。WMI コントロールは、次のコマンドを使用して コマンド プロンプトから開始できます。 wmimgmt WMI がインストールされている Windows 9x または Windows NT4 のコンピュータでは、代わりに次のコマンドを使用し ます。 wbemcntl.exe あるいは、次のようにして WMI コントロールとその [ セキュリティ ] タブにアクセスすることもできます。 1. [ マイ コンピュータ ] を右クリックして [ 管理 ] をクリックします。 2.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール この設定は、次の手順に従って簡単に実行できます。WMI のセキュリティ アクセスを設定するための十分な権限がない 場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。 1. [ スタート ]、[ ファイル名を指定して実行 ] をクリックし、「DCOMCNFG」と入力して [OK] をクリックします。 2. [ コンポーネント サービス ] ダイアログ ボックスが表示されます。 3. [ コンポーネント サービス ] を開き、[ コンピュータ ] を開きます。 4. [ マイ コンピュータ ] を右クリックして [ プロパティ ] をクリックします。 5. [My Computer Properties/ コンピュータのプロパティ ] で、[COM Security/COM セキュリティ ] タブをクリックし ます。 6. [ 起動とアクティブ化のアクセス許可 ] で、[ 制限の編集 ] をクリックします。 7.
NetXtreme ユーザーガイド Windows ドライバおよび管理アプリケーションのインストール 異なるシステムにおける WMI の特別な設定 Windows Vista および Windows 7 では、管理者グループのすべてのユーザーに WMI 名前空間を使用して接続させるため には、必要に応じて LocalAccountTokenFilterPolicy を変更する必要があります。 ページ 122 BACS4 と併せて使用する通信プロトコルを設定する マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する セクシ ョ ン 13:Broadcom Advanced Control Suite 4 を 使 用 す る • Broadcom Advanced Control Suite の概要 • ネットワーク アダプタの管理 • Broadcom Advanced Control Suite を起動する • 統計を表示する • BACS インターフェイス • チームの設定 • Windows での環境設定の指定 • • ホストへの接続 コマンド ライン インターフェイス ユーティリティで設 定する • ホストの管理 • BACS のトラブルシューティング Broadcom Advanced Control Suite の概要 Broadcom Advanced Control Suite (BACS) は、統合型ユーティリティであり、システムにインストールされている各ネッ トワーク アダプタに関する役に立つ情報を提供します。BACS では、各アダプタの詳
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する Broadcom Advanced Control Suite を起動する [ コントロール パネル ] で [Broadcom Control Suite 4] をクリックするか、Windows または Windows Server デスクトッ プの一番下にあるタスクバーで BACS アイコンをクリックします。 Linux システムでは、BACS4 デスクトップ アイコンをダブルクリックするか、[System Tools] の下にあるタスク バーか ら BACS プログラムにアクセスすることができます。(Linux システムでの BACS の起動に問題がある場合、BACS のト ラブルシューティングにある関連トピックを参照してください。) BACS インターフェイス BACS インターフェイスは、次の各領域で構成されています。 • [ エクスプローラ ビュー ] ペイン • コンテキスト ビュー セレクタ • [ コンテキスト ビュー ] ペイン • メニュー バー • [ 説明 ] ペ
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する [ エクスプローラ ビュー ] ペイン [ エクスプローラ ビュー ] ペインは、メイン ウィンドウの左側、右側、上側、下側のドックに配置することができます。 [ エクスプローラ ビュー ] ペインには、BACS で表示、分析、テスト、または設定できるオブジェクトが一覧表示されま す。[ エクスプローラ ビュー ] ペインで項目を選択すると、その項目で使用できる情報やオプションが [ コンテキスト ビュー ] ペインのタブに表示されます。 このパネルの構成は、管理可能なオブジェクトをドライバやそのサブコンポーネントと同じ階層形式で表示するように設 計されています。このパネルにより、コンバージド ネットワーク インターフェイス コントローラのさまざまな要素を管 理しやすくなっています。階層の最上位は [ ホスト ] コンテナであり、BACS で管理されるすべてのホストが一覧表示さ れます。ホストの下には、インストール済みのネットワーク アダプタが表示され、アダプタの下には、物理ポート、NDIS
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する コンテキスト ビュー セレクタ [ コンテキスト ビュー ] セレクタは、メニュー バーの下に表示され、フィルタやタブ カテゴリが含まれます。[ コンテキ スト ビュー ] ペインでは、タブに表示されるカテゴリを展開したり折りたむことができますが、カテゴリ名の横にある ボックスをオンにして、カテゴリを表示することも可能です。 [ フィルタ ] ビュー 複数の C-NIC を使用した複数のホスト環境では、アダプタごとに管理可能な要素が多く存在している可能性があります。 この場合、すべての要素の表示、設定、および管理は困難になり、手間がかかる可能性があります。特定のデバイスの機 能を選択するには、フィルタを使用します。次のようなフィルタ ビューがあります。 • すべて • チーム ビュー • NDIS ビュー • iSCSI ビュー • iSCSI ターゲット ビュー [ コンテキスト ビュー ] ペイン [ コンテキスト ビュー] ペインには、[ エクスプローラ ビュー] ペインで選択した
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する [ ツール ] メニュー • [ オプション ]:BACS の設定に使用します。 [Teams/ チーム化 ] (Windows のみ ) • [Create Teams/ チームを作成 ]:[ チーム化ウィザード ] または [ 詳細設定 ] モードで新しいチームを作成します。 • [ チームの管理 ]:[ チーム化ウィザード ] または [ 詳細設定 ] モードで既存のチームを管理します。 [ 説明 ] ペイン [説明] ペインでは、[コンテキスト ビュー] ペインで選択したパラメタの情報、設定手順、およびオプションが表示されます。 Windows での環境設定の指定 Windows で BACS トレイ アイコンを有効 / 無効にするには: Windows システムで BACS のプログラムがインストールされると、Windows のタスクバーにアイコンが表示されます。 このアイコンは [ オプション ] ウィンドウを使用してオン / オフできます。 1.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する ホストへの接続 BACS では、管理する Windows ホストまたは Linux ホストを 1 つまたは複数追加できます。 ローカル ホストを追加するには、以下を実行してください。 1. [ アクション ] メニューから [ ホストの追加 ] をクリックします。 2. Windows ホストと Linux ホストのどちらでも、デフォルトの設定は変更しないでください。ローカル ホストに接続す る場合、ユーザー名とパスワードは不要です。 3. BACS でそのホストの情報を保存する場合は、[ 持続 ] を選択します。 4. [OK] をクリックします。現在、情報の表示とホストの管理のために、BACS を使用することができます。 リモート ホストを追加するには、以下を実行してください。 1. [Action / アクション ] メニューから [ ホストの追加 ] をクリックします。 2. リモート ホスト名または IP アドレスを [ ホスト ] ボックスに入力します。 3.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する ホストの管理 ホスト レベルでは、ホスト情報を表示して、次のタブでパラメタを設定できます。 • 情報 • 構成 ホスト情報を表示するには、以下を実行してください。 [ エクスプローラ ビュー ] ペインでホストを選択し、[ 情報 ] タブを選択してホストレベルの情報を表示します。 [ 情報 ] タブ:[ ホスト情報 ] ホスト名 . ホスト名を表示します。 OS バージョン情報 . バージョンを含めて、オペレーティング システムを表示します。 プラットフォーム .
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する ホストを設定するには、以下を実行してください。 [ エクスプローラ ビュー ] ペインでホストを選択し、[ 設定 ] タブを選択してホストレベルのパラメタを設定します。 ページ 130 ホストの管理 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する ネットワーク アダプタの管理 [ エクスプローラ ビュー ] ペインの階層形式のツリーで、取り付けられたネットワーク アダプタが、ホストの 1 階層下の レベルに表示されます。アダプタ レベルでは、情報を表示して、次のタブでパラメタを設定できます。 • 情報 • 構成 アダプタ情報の表示 [ 情報 ] タブの [ バイタル サイン ] セクションには、アダプタのリンク ステータスやネットワークの全体的な接続性など、 システムにインストールされているネットワーク アダプタに関する役立つ情報が表示されます。 [ エクスプローラ ビュー ] ペインでネットワーク アダプタを選択し、[ 情報 ] タブを選択してアダプタレベルの情報を表示 します。 メモ: • Broadcom ネットワーク アダプタに関する情報は、他社のネットワーク アダプタの情報よりも広範囲にわ たっていることがあります。 • Broadcom ネットワーク アダプタによっては、利用できない情報もあります。 マニュアル
NetXtreme ユーザーガイド ページ 132 ネットワーク アダプタの管理 Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する ドライバ情報を表示する [ 情報 ] タブの [ ドライバ情報 ] セクションには、選択したネットワーク アダプタのドライバに関するデータが表示されま す。 インストールされているネットワーク アダプタのドライバ情報を表示するには、[ エクスプローラ ビュー ] ペインに一覧 表示されているアダプタの名前をクリックし、[ 情報 ] タブをクリックします。 ドライバ ステータス . アダプタ ドライバのステータスです。 • ロード済み:通常動作モードです。アダプタ ドライバはロードされ、動作しています。 • ロード未完了:アダプタに関連付けられているドライバは、Windows によってロードされていません。 • 利用不可:アダプタに関連付けられているドライバから取得可能な値はありません。 ドライバ名 . アダプタ ドライバのファイル名です。 ドライバ バージョン . アダプタ ドライバの現在のバージョンです。 ドライバ更新日付 .
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する リソース情報を表示する [ 情報 ] タブの [ リソース ] セクションには、選択したネットワーク アダプタの接続やその他の必須機能に関する情報が表 示されます。 インストールされているネットワーク アダプタのリソースを表示するには、[ エクスプローラ ビュー ] ペインに一覧表示 されているアダプタの名前をクリックし、[ 情報 ] タブをクリックします。 注:Broadcom ネットワーク アダプタによっては、利用できない情報もあります。 バス タイプ . アダプタが使用する入力 / 出力 (I/O) インターコネクトのタイプです スロット番号 . アダプタが使用するシステム ボード上のスロット番号です。PCI Express タイプのアダプタの場合、この 項目は表示されません。 バス速度 (MHz). アダプタが使用するバス クロック シグナルの周波数です。PCI Express タイプのアダプタの場合、こ の項目は表示されません。 バス幅 ( ビット ).
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する バス番号 . アダプタをインストールされたバスの番号を示します。 デバイス番号 . オペレーティング システムによってアダプタに割り当てられた番号です 機能番号 . アダプタのポート番号です。シングルポートのアダプタの場合、機能番号は 0 になります。2 ポートのアダプ タの場合、最初のポートの機能番号は 0 に、2 つ目のポートの機能番号は 1 になります。 割り込み要求 . アダプタに関連付けられている割り込み線番号です。有効値の範囲は 2 ~ 25 です。 メモリ アドレス .
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する ASIC バージョン . Broadcom アダプタのチップ バージョンです ( 他社製アダプタの場合には、この情報は表示されませ ん )。 ファームウェア バージョン . Broadcom アダプタのファームウェア バージョンです ( 他社製アダプタの場合には、この情 報は表示されません )。この情報が利用できるのは、Broadcom NetXtreme アダプタだけです。 ベンダ ID. ベンダ ID です。 デバイス ID. アダプタ ID です。 サブシステムベンダ ID. サブシステム ベンダ ID です。 サブシステム ID.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 注:ネットワーク テスト オプションは、チームにグループ化されているアダプタでは使用できません ( チーム の設定を参照してください )。 ネットワーク テストを実行するには: 1. [ エクスプローラ ビュー ] ペインで、テストするアダプタの名前をクリックします。 2. [ 実行するテストを選択 ] リストから [ ネットワーク テスト ] を選択します。[ ネットワーク テスト ] オプションを使 用できない場合は、ウィンドウの右側にある [ コンテキスト ビュー ] タブから [ 診断 ] を選択し、[ ネットワーク テス ト ] を選択します。 3. 宛先の IP アドレスを変更するには、[ping する IP アドレス ] を選択します。[ ネットワーク テスト ] ウィンドウで、 宛先の IP アドレスを入力して [OK] をクリックします。 4.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 診断テストを実行する [ 診断 ] タブの [ 診断テスト ] オプションで、Broadcom ネットワーク アダプタの物理コンポーネントの状態を確認できま す。手動でテストを開始することも、BACS 3 でテストを継続的に実行することもできます。テストを継続的に実行する 場合は、テストが実行されるたびにそのテストの [ 結果 ] フィールドにパスおよび失敗の数が加算されます。たとえば、テ ストが 4 回実行され、失敗がなかった場合、[ 結果 ] フィールドの値は 4/0 となります。これに対し、パスが 3 回で失敗 が 1 回あった場合は 3/1 となります。 メモ: • 診断テストを実行するには、管理者特権が必要です。 • これらのテストの実行中には、ネットワーク接続が一時的に失われます。 • 各テストをサポートしていない Broadcom アダプタもあります。 診断テストを 1 回実行するには: 1.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する LED テスト . このテストでは、特定のアダプタを識別するために、すべてのポート LED を 5 回点滅させます。 ケーブルを分析する [ 診断 ] タブの [ ケーブル分析 ] オプションでは、イーサネット ネットワーク内にあるイーサネット カテゴリ 5 ケーブル 接続の各ワイヤの組み合わせの状態をモニタできます。この分析により、ケーブルの品質が測定され、IEEE 802.3ab 仕様 に準拠しているかどうかが比較されます。 メモ: • ケーブル分析テストを実行するには、管理者特権が必要です。 • 分析中には、ネットワーク接続が一時的に失われます。 • Broadcom NetXtreme アダプタの場合、ケーブル分析テストを実行できるのは、ギガビット リンクの速度接 続のみで、かつ接続がないときだけです。 • 一部の Broadcom ネットワーク アダプタでは、このオプションを利用できません。 ケーブル分析を実行するには: 1.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する アダプタ プロパティを設定する [ 設定 ] タブの [ 詳細設定 ] では、選択したアダプタの利用可能なプロパティの値を表示および変更できます。利用できる 可能性のあるプロパティとその設定について以下で説明します。 メモ: • プロパティの値を変更するには、管理者特権が必要です。 • ご使用のアダプタの利用可能なプロパティのリストは異なる場合があります。 • Broadcom ネットワーク アダプタによっては、利用できないプロパティもあります。 アダプタ プロパティを設定するには: 1. [ エクスプローラ ビュー ] ペインでアダプタの名前をクリックし、[ 設定 ] タブをクリックします。 2. [ 詳細設定 ] セクションから、設定するプロパティを選択します。 3. プロパティの値を変更するには、必要に応じてプロパティ リストから項目をクリックするか、新しい値を入力します ( 選択オプションはプロパティごとに異なります )。 4.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する メモ: • [Auto/ 自動 ] に設定しておくことをお勧めします。この設定にしておくと、ネットワーク アダプタが動的に ネットワークの回線速度を検出できるようになります。ネットワークの容量が変化するたびに、自動検出に より新しい回線速度と二重通信方式にネットワーク アダプタが調整されます。1 Gbit/ 秒の転送速度がサポー トされている場合、[Auto/ 自動 ] を選択するとこの速度がイネーブルされます。 • [1 Gb Full Auto/1 Gb 全自動 ] は 1 Gb 接続が可能なリンク パートナーに接続する必要があります。接続は 1 Gb 接続のみに限られているため、Ethernet@Wirespeed 機能はディスエーブルされます。リンク パート ナーが 1 Gb 接続のみをサポートしている場合、Wake on LAN 機能は動作しない可能性があります。さら に、オペレーティング システムがない場合、管理トラフィックも影響を受けることがあります。 • [10 M
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する また NDIS 6.0 ドライバは、BASP とは異なり、発信パケットの VLAN タギングのみを提供しており、VLAN ID メン バーシップに基づく受信パケットのフィルタリングは提供していません。これはすべてのミニポート ドライバでデ フォルトの動作となっています。VLAN メンバーシップに基づくフィルタリングパケットが存在しないとセキュリティ 上の問題が発生する場合がありますが、次の方法により、このドライバ制限に基づく IPv4 ネットワーク用のリスク評 価を行うことができます。 複数の VLAN を持つ、適切に設定されたネットワークは、各 VLAN に別個の IP セグメントを維持する必要があり ます。これが必要となる理由は、発信トラフィックが、どのアダプタ ( 仮想または物理 ) にトラフィックを流すか を特定する上でルーティング テーブルに依存しており、VLAN メンバーシップに基づいてアダプタを特定している わけではないからです。 Broadcom の NDIS 6.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 伝送フレーム Tx. 無事転送された伝送データ フレーム数のカウントです マルチキャスト フレーム Tx. 同報通信アドレス以外のグループ宛先アドレスに無事転送されたフレーム数のカウントで す ( ステータス値は Transmit OK)。 同報通信フレーム Tx. 同報通信アドレスに無事転送されたフレーム数のカウントです ( 転送ステータスは Transmit OK)。 マルチキャスト アドレスへ転送されたフレームは同報通信フレームにはならないため、除外されます。 伝送フレーム Rx. 無事受信されたフレーム数のカウントです。 マルチキャスト フレーム Rx.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する メモ: • チーム化のプロトコルの詳細については、Broadcom ネットワーク アダプタ ユーザーガイドの「チーム化」 を参照してください。 • チームの設定時に LiveLink™ をイネーブルしない場合は、スイッチでスパニング ツリー プロトコル (STP) をディスエーブルするようにしてください。これにより、フェイルオーバーの実行時にスパニング ツリー のループが決定されるまでのダウンタイムを最低限に抑えることができます。LiveLink は、このような問題 を可能な限り回避します。 • BASP は、Broadcom ネットワーク アダプタがシステムに 1 つまたは複数取り付けられている場合にのみ使 用可能です。 • Large Send Offload (LSO、大量送信オフロード ) プロパティと Checksum Offload ( チェックサム オフロー ド ) プロパティは、すべてのメンバーが機能をサポートし、その機能用に設定されている場合にのみ、チー ムに
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 注: ウィザードを使用しない場合は、[ エキスパート モード ] をクリックします。常にエキスパート モードを 使用してチームを作成する場合は、[ 次回起動時にエキスパート モードをデフォルトにする ] チェック ボック スをオンにします。エキスパート モードを使用するを参照してください。 2. ウィザードを使用して続行するには、[ 次へ ] をクリックします。 3. チーム名を入力し、[ 次へ ] をクリックします。設定を確認または変更する場合は、[ 戻る ] をクリックします。設定を 破棄してウィザードを終了するには、[ キャンセル ] をクリックします。 注:チーム名は最大 39 文字で、スペースで開始することはできず、以下の文字は使用できません: &\/:*?<>| マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R チームの設定 ページ 145
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NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 5.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 6. アダプタの 1 つをスタンバイ メンバーとして指定する場合 ( オプション ) は、[ 以下のメンバーはスタンバイ メンバー として使用します。] を選択し、アダプタのリストからスタンバイ メンバーを選択します。 7.
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NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 9. プローブのインターバル ( プローブ対象に対するリンク パケットの各再転送間隔の秒数 ) およびプローブの最大再送 回数 ( フェイルオーバーが発生する前にプローブ対象からの応答を連続して受信しない回数 ) を選択します。 10. タグ付きの VLAN に含まれるプローブ対象との接続が許可されるよう、[ プローブ VLAN ID] を設定します。番号の組 み合わせは、プローブ対象の VLAN ID、およびチームを接続するスイッチのポートと一致している必要があります。 注:LiveLink がイネーブルされた各チームは、1 つの VLAN のプローブ対象とのみ通信できます。また、VLAN ID 0 とは、タグなしネットワークを意味します。[ プローブ VLAN ID] に 0 以外の数値が設定されている場合は、 同一の VLAN タグ値を使用して VLAN を作成するを参照してください。ステップ 16. 必要があります ( を参照してください )。 11.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 能な 1 つのネットワーク アダプタを、利用中のシステムに装備できるようになります。 注:ただし、すべてのチーム メンバーが Broadcom アダプタでないと VLAN は作成できません。 14. VLAN 名を入力し、[ 次へ ] をクリックします。 注:チーム名は最大 39 文字で、スペースで開始することはできず、以下の文字は使用できません: &\/:*?<>| マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R チームの設定 ページ 151
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 15. VLAN にタグを付けるには、[ タグ付き ]、[ 次へ ] の順に選択します。タグを付けない場合は、[ タグなし ]、[ 次へ ] の順にクリックし、ウィザードを続行してその他の VLAN を追加します ( この手順のステップ 17.
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NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 17. [ はい ] を選択して別の VLAN を追加または管理し、[ 次へ ] をクリックします。必要な VLAN の追加または管理が完 了するまで繰り返します。 注:1 つのチームには、64 件まで VLAN を定義することができます ( タグ付けされた VLAN 63 件、タグ付けさ れていない VLAN 1 件 )。複数の VLAN を追加すると、各 VLAN のメモリおよびプロセッサ時間の使用によっ て、Windows インターフェイスの応答時間が遅くなる場合があります。Windows のパフォーマンスが影響を受 ける程度は、システムの設定によって異なります。 18.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 注: Broadcom チーム化ウィザードのどの段階でも、[ プレビュー] をクリックすれば、変更を確定する前にチー ムの状態を視覚的に確認できます。 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R チームの設定 ページ 155
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 19.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する エキスパート モードを使用する チームの作成、チームの変更、VLAN の追加と、スマート ロード バランスおよびフェイルオーバー、スマート ロード バ ランス ( 自動フォールバックはディスエーブル ) の各チームの LiveLink の設定を行うには、エキスパート モードを使用し てください。ウィザードを使用してチームを作成するには、Broadcom チーム化ウィザードを使用するを参照してくださ い。 デフォルトのチーム化モードを設定するには、[ ツール ] メニューから [ オプション ] を選択し、[ エキスパート モード ] または [ ウィザード モード ] を選択します ( デフォルトはウィザード モードです )。 チームの作成 注: SLB ( スマート ロード バランス ) チームのメンバーには、ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル (DHCP) をイネーブルすることはお勧めしません。 1.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 3. [ チームの作成 ] タブをクリックします。 注:[ チームの作成 ] タブが表示されるのは、チーム化可能なアダプタがある場合のみです。 4. [ チーム名 ] フィールドをクリックして、チーム名を入力します。 5. [ チーム タイプ ] フィールドをクリックして、チーム タイプを選択します。 6. [Load Balance メンバー ] リストからアダプタを選択して、利用可能な 1 つまたは複数のアダプタをチームに割り当 てます。[Load Balance メンバー ] リストでは、少なくとも 1 つのアダプタを選択してください。 7.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 注: ドライバが無効になっているチームにネットワーク アダプタを追加すると、チームのオフロード機能に悪 影響を与える可能性があります。これはチームのパフォーマンスに影響を与える場合もあります。そのため、ド ライバが対応しているネットワーク アダプタのみを、メンバーとしてチームに追加することをお勧めします。 8. [ チーム MTU] に値を入力します。 9. [ 作成 ] をクリックしてチーム情報を保存します。 10. 手順 4. から 9. を繰り返して、追加のチームを定義します。チームが定義されると、そのチームがチーム リストから 選択できるようになりますが、まだ作成はされていません。[ プレビュー ] タブをクリックして、チーム構造を確認し てから変更を適用します。 11. [ 適用 ]/[ 終了 ] をクリックして、定義したすべてのチームを作成し、[ チームの管理 ] ウィンドウを閉じます。 12.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する • VLAN の変更 ( エキスパート モードを使用 ) • チームまたは VLAN の削除 ( エキスパート モードを使用 ) チームを変更するには: 1. [ チーム ] メニューから [ チームの編集 ] をクリックするか、リストでチームのいずれかを右クリックして [ チームの 編集 ] を選択します。このオプションは、チームがすでに作成されていて [ チームの管理 ] ペインに表示されている場 合のみ使用できます。 2. ウィザードの初期画面が表示されます。[ 次へ ] をクリックしてウィザードを使用してチームの変更を続行するか、 [ エキスパート モード ] をクリックしてエキスパート モードで操作します。 注: エキスパート モードで [ チームの編集 ] タブが表示されるのは、システム上に設定済みのチームがある場 合のみです。 3. [ チームの編集 ] タブをクリックします。 4.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する VLAN の追加 チームに複数の仮想 LAN (VLAN) を追加できます。これにより、異なるサブネット上にある複数の仮想アダプタを追加で きます。複数のサブネットに所属することが可能な 1 つのネットワーク アダプタを、利用中のシステムに装備できるよう になります。VLAN を利用すると、Load Balance メンバーのロード バランシング機能が連結でき、フェイルオーバー ア ダプタも採用できるようになります。 1 つのチームには、64 件まで VLAN を定義することができます ( タグ付けされた VLAN 63 件、タグ付けされていない VLAN 1 件 )。ただし、すべてのチーム メンバーが Broadcom アダプタでないと VLAN は作成できません。Broadcom 以 外のアダプタで VLAN を作成しようとすると、エラーメッセージが表示されます。 VLAN 環境でチームを設定するには: 1. [ チーム ] メニューから [VLAN の追加 ] を選択します。 2.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する VLAN プロパティと統計を表示し VLAN テストを実行するには VLAN プロパティと統計を表示し、VLAN テストを実行するには: 1. 一覧表示されている VLAN のいずれかを選択します。 2. VLAN アダプタのプロパティを表示するには、[ 情報 ] タブをクリックします。 3. VLAN アダプタの統計を表示するには、[ 統計 ] タブをクリックします。 4. VLAN アダプタでネットワーク テストを実行するには、[ 診断 ] タブをクリックします。 VLAN の削除 エキスパート モードの場合は、以下の手順が適用されます。 VLAN を削除するには: 1. 削除する VLAN を選択します。 2. [ チーム ] メニューから [VLAN の削除 ] を選択します。 3. [ 適用 ] をクリックします。 4.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する スマート ロード バランスおよびフェイルオーバー / スマート ロード バランス ( 自動フォールバックはディスエーブル ) チームの LiveLink を設定する LiveLink は BASP の機能であり、チーム タイプがスマート ロード バランス (SLB) および スマート ロード バランス ( 自 動フォールバックはディスエーブル ) の場合に使用できます。LiveLink は、スイッチで発生したリンク ロスを検出し、 リンクが有効になっているチーム メンバーのみのトラフィックをルーティングします。 LiveLink を設定する前に、以下の事項をお読みください。 メモ: • LiveLink™ を設定する前に、 「LiveLink」の説明をお読みください。また、指定するプローブの各対象が利用 可能かつ動作していることも確認してください。プローブ対象となる IP アドレスが何らかの理由で変更さ れた場合、LiveLink を再設定する必要があります。何らかの理由でプローブ対象の
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する 10. [ 適用 ]/[ 終了 ] をクリックします。 設定の保存と復元 設定を保存するには: 1. [ ファイル ] メニューの [ チームに名前を付けて保存 ] を選択します。 2. 新しい設定ファイルのパスと名前を入力し、[ 保存 ] をクリックします ( ファイル名には .bcg 拡張子が付加されます )。 この設定ファイルはテキスト ファイルです。このため、どんなテキスト エディタでも表示できます。このファイルに は、アダプタとチーム設定に関する情報が格納されます。 設定を復元するには: 1. [ ファイル ] メニューの [ チームの復元 ] を選択します。 2. 復元するファイルの名前をクリックし、[ 開く ] をクリックします。 注:必要に応じて、ファイルが保存されているフォルダに移動してください。 3. [ 適用 ] をクリックします。 4. ネットワーク接続に一時的な割り込みが発生したというメッセージが表示されたら、[ はい ] をクリックします。 5.
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する BASP 統計を表示する [ 統計 ] セクションには、チームのネットワーク アダプタに関するパフォーマンス情報が表示されます。 チーム メンバー アダプタのいずれか、またはチーム全体の BASP 統計情報を表示するには、[ チームの管理 ] ペインに一 覧表示されているアダプタまたはチームの名前をクリックして、[ 統計 ] タブをクリックします。 [ 更新 ] をクリックすると、各統計の最新値が表示されます。[ リセット ] をクリックすると、すべての値がゼロになります。 Tx. パケット . 転送されたパケットの数です。 Tx. 廃棄パケット . 廃棄されたパケットの数です。 Tx. キューに入れられたパケット . キューに入れられたパケットの数です。 Rx. パケット . 受信したパケットの数です。 Rx. 廃棄パケット . 廃棄されたパケットの数です。 再送プローブ .
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する コマンド ライン インターフェイス ユーティリティで設定す る Broadcom ネットワーク アダプタを設定する場合、BACS の代わりに BACSCLI を使用することができます。これは、ネッ トワーク アダプタの情報表示と設定に利用できる Broadcom ユーティリティであり、コンソールを使用して、対話形式で はないコマンド ライン インターフェース (CLI) モードまたは対話形式のモードを利用できます。BACS と同様に、 BACSCLI では、各ネットワーク アダプタの情報が表示され、詳細なテストや診断の実行、統計情報の表示、プロパティ 値の変更が可能です。また BACSCLI では、ロード バランシングとフェイルオーバーのために、ネットワーク アダプタを チーム化することができます。 使用可能なコマンドとサンプルの完全なリストについては、Dell により提供された CD に保存されている BACSCLI の ReadMe テキスト ファイルを参照してください。 Broadco
NetXtreme ユーザーガイド 仕様 セ ク シ ョ ン 14: 仕 様 • 10/100/1000BASE-T ケーブルの仕様 • 性能の仕様 10/100/1000BASE-T ケーブルの仕様 表 22:10/100/1000BASE-T ケーブルの仕様 ポート タイプ コネクタ メディア 最長距離 10BASE-T RJ-45 CAT3、CAT4、または CAT5 の非シールドより対 線 (UTP) 100 メートル (328 フィート ) 100/1000BASE-T1 RJ-45 CAT 52 の UTP 100 メートル (328 フィート ) 11000BASE-T の信号送信には、ISO/IEC 11801:1995 および ANSI/EIA/TIA-568-A (1995) で規定されている、CAT5 の平衡ケーブル配線のツイストペア ( より対線 ) が 4 本必要です。また、TIA/EIA TSB95 で定義されているテスト手順 を利用した付加的な性能テストも必要となります。 2 CAT 5 は必要最低限の要件です。CAT 5e と CAT 6
NetXtreme ユーザーガイド 法規制情報 セ ク シ ョ ン 15: 法 規 制 情 報 • FCC クラス B 通告 • VCCI クラス B 通告 • CE の通告 • カナダの法規制に関する情報 ( カナダのみ ) • • MIC の通告 ( 韓国のみ ) BSMI FCC クラス B 通告 Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet Controller BCM95721A211 BCM95722A2202 当機器は、FCC ( 米連邦通信委員会 ) 標準の第 15 部に準拠しており、その動作は以下の 2 つの条件に準じています。1) 当 装置は有害な干渉を起こさない。2) 当機器は、予期せぬ動作をもたらす可能性のある干渉も含む、あらゆる干渉を許容で きる。 当機器は、FCC 標準の第 15 部によるクラス B デジタル デバイスの制限に準じるものであることが試験により明らかに なっています。この制限は、住宅地環境での有害な受信干渉に対して適正な保護を与えることを目的に設定されています。 当機器は、無線周波数エネルギーを生成、利用するとともに、
NetXtreme ユーザーガイド 法規制情報 VCCI クラス B 通告 当機器は、VCCI (Voluntary Control Council for Information Technology Equipment、情報処理装置等電波障害自主規制協 議会 ) の基準に基づくクラス B の条件を満たしています。家庭環境で、無線 ( ラジオ ) やテレビの受信機の近くで当機器 を使用すると、無線干渉を起こす場合があります。当機器は取扱説明書に従って、設置・利用してください。 注意事項: 周波数が 59 ~ 66 MHz の伝導無線周波数エネルギーが存在する場合には、当機器に障害が発生する 可能性がありますが、RF のエネルギー発生源が取り除かれると通常動作に戻ります。 VCCI クラス B 通告 ( 日本 ) CE の通告 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R VCCI クラス B 通告 ページ 169
NetXtreme ユーザーガイド ページ 170 CE の通告 法規制情報 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R 法規制情報 CE の通告 ページ 171
NetXtreme ユーザーガイド ページ 172 CE の通告 法規制情報 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド 法規制情報 カナダの法規制に関する情報 ( カナダのみ ) カナダ産業省、クラス B 当クラス B デジタル機器は Canadian ICES-003 に準拠しています。 通告:カナダ産業省の規制により、Broadcom による明確な承認を得ずに変造や改造を加えた場合には、当機器の利用権 限が無効になります。 Industry Canada, classe B Cet appareil numérique de la classe B est conforme à la norme NMB-003 du Canada. Avis : Dans le cadre des réglementations d'Industry Canada, vos droits d'utilisation de cet équipement peuvent être annulés si des changements ou modifications non expressément approuvés par Broadcom y sont apportés.
NetXtreme ユーザーガイド 法規制情報 MIC の通告 ( 韓国のみ ) B クラス デバイス Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet Controller BCM95721A211 BCM95722A2202 当機器は、非事業用として承認を受けているものであり、住宅地域などのあらゆる環境でご利用いただけます。 ページ 174 MIC の通告 ( 韓国のみ ) マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
NetXtreme ユーザーガイド 法規制情報 BSMI マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R BSMI ページ 175
NetXtreme ユーザーガイド トラブルシューティング セク シ ョ ン 16: ト ラ ブ ル シ ュ ー テ ィ ン グ • ハードウェアの診断 • トラブルシューティングのチェックリスト • ネットワーク リンクとアクティビティの状態を確認する • 正しいドライバがロードされているかどうかを点検する • ケーブル長のテストを実行する • ネットワークの接続性をテストする • • Broadcom ブート エージェント BASP (Broadcom Advanced Server Program) • イーサネット経由のカーネル デバッグ • その他 ハードウェアの診断 アダプタ ハードウェアをテストするためのループバック診断テストが利用できます。ループバック診断テストでは、パ ケット情報が物理リンクに転送されるため、アダプタ内部・外部の診断が可能になります。Windows 環境の場合は診断テ ストを実行するを参照してください )。 BACS 診断テストの失敗 BACS の 診断テストを実行するタブで診断テストを実行していて、次のテストのいずれかが失敗した場合
NetXtreme ユーザーガイド トラブルシューティング 5. 診断ソフトウェアを削除して、再インストールします。 6. ハードウェア ベンダーに問い合わせてください。 BACS ネットワーク テストの失敗 通常、BACS ネットワークをテストするが失敗するのは、ネットワークまたは IP アドレスの設定に問題があります。ここ では、ネットワークのトラブルシューティングを行う場合の一般的な手順を説明します。 1. ケーブルが接続されており、適切なリンクが確立されていることを確認します。 2. ドライバがロードされ、イネーブルになっていることを確認します。 3. NIC/LOM に接続されているケーブルを交換します。 4. 「ipconfig」コマンドを使用するか、または OS IP 割り当てツールを確認して、IP アドレスが正しく割り当てられてい ることを確認します。 5.
NetXtreme ユーザーガイド トラブルシューティング トラブルシューティングのチェックリスト 注意事項:システムのカバーを開ける前に、取り扱い注意事項をお読みください。 以下のチェックリストで、Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet アダプタの取り付け・実行時のトラブルを解消するため の推奨アクションを確認してください。 • ケーブルと接続をすべて点検します。ネットワーク アダプタのケーブル接続やスイッチが正しく接続されていること を確認します。ケーブル長や定格がネットワーク ケーブルを接続するにリストされている要件に準じているかどうか を確認します。 • ハードウェアを取り付けるの内容を再確認し、アダプタの取り付けを点検します。アダプタがスロットに正しく固定 されているかどうか確認します。ボードの構成部品や PCI エッジ コネクタなどに、すぐ目に付く損傷がないかなど、 ハードウェアを確認します。 • コンフィギュレーション設定値を点検し、別のデバイスと競合している場合はそれを変更します。 • システムで使用している BIOS が最新のものであることを確認します。
NetXtreme ユーザーガイド トラブルシューティング 正しいドライバがロードされているかどうかを点検する Windows アダプタ、リンク ステータス、ネットワークの接続性などの参考となる情報を確認するには、アダプタ情報の表示を参照 してください。 Linux TG3 Linux ドライバが正しくロードされているかどうかを確認するときは、以下を実行します。 lsmod | grep tg3 ドライバがロードされていれば、以下のような結果が表示されます。size はドライバのサイズ ( 単位:バイト ) で、n は 設定されているアダプタの個数です。 表 24:Linux ドライバ モジュール size 利用元 TG3 size n ケーブル長のテストを実行する Windows 環境では、ケーブル長のテストを実行できます。ケーブル長のテストの実行については、ケーブルを分析するを 参照してください。 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R 正しいドライバがロードされているかどうかを点検する ページ 179
NetXtreme ユーザーガイド トラブルシューティング ネットワークの接続性をテストする 注: リンク速度を強制したときは、アダプタとスイッチの両方が同じ速度に強制されているか、または、両側 が自動ネゴシエーションに設定されていることを確認してください。 Windows ping コマンドを使い、ネットワーク接続が動作しているかどうかを確認します。 注:ネットワークの接続性は、Broadcom Advanced Control Suite 2 のネットワークをテストする機能でもテス トできます。 1. ドライバがロードされ、イネーブルになっていることを確認します。 2. ケーブルが接続されており、適切なリンクが確立されていることを確認します。 3. [ スタート ]、[ ファイル名を指定して実行 ] の順にクリックします。 4. [ 名前 ] ボックスに cmd と入力し、[OK] をクリックします。 5. ipconfig /all と入力して、テストするネットワーク接続を表示します。 6. アダプタが接続されているネットワークに対して、IP アドレスが正しいことを確認します。 7.
NetXtreme ユーザーガイド トラブルシューティング Broadcom ブート エージェント トラブル:PXE を使って DHCP からネットワークの設定値が入手できない。 ソリューション:正しく操作するためには、スパニング ツリー プロトコル (STP) がディスエーブルされているか、また は PXE クライアントが接続されているポートで portfast モード (Cisco) がイネーブルされているかを確認してください。 たとえば、スパンツリーの portfast には 4/12 をイネーブルするよう設定します。 BASP (Broadcom Advanced Server Program) トラブル:チームの一部だった NIC を物理的に削除して再起動すると、チームは期待どおりに動作しなくなった。 ソリューション:システムからチーム化した NIC を物理的に削除するには、最初にチームから NIC を削除する必要があ ります。シャットダウンする前にこれを実行しておかないと、その後の再起動でチームが分割される可能性があります。 これが原因で、チームが予期しない動作をすることがあります。 トラブ