Users Guide
NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Advanced Control Suite 4 を使用する
マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R ネットワーク アダプタの管理 ページ 141
Wake Up Capabilities(節電モードからの起動能力) ネットワーク起動フレームの受信時に、低電力モードからネッ
トワーク アダプタを起動できます。起動フレームには、Magic Packet と Wake Up Frame ( 起動フレーム ) の 2 種類が選
択できます。
このプロパティが利用できるのは、Broadcom NetXtreme アダプタだけです。
• Both ( 両方 ) ( デフォルト ): 起動フレームとして、Magic Packet と Wake Up Frame ( 起動フレーム ) の両方を選択し
ます。
• Magic Packet: 起動フレームとして Magic Packet を選択します。
• None ( なし ): 起動フレームは選択されません。
• [ 起動フレーム ] - 起動フレームとして Wake Up Frame ( 起動フレーム ) を選択し、ping や ARP (Address Resolution
Protocol) の受信などのイベント発生時にネットワーク アダプタによりシステムが起動できるようにします。このオプ
ションはオペレーティング システムの節電モードと連動しており、節電設定が WOL をイネーブルしていない場合は
動作しません。
Priority および VLAN. ネットワーク トラフィックの優先度および VLAN タギングの両方を有効にできます。VLAN タ
ギングは、VLAN ID 設定が 0 ( ゼロ ) 以外の値に設定されている場合にのみ行われます。
• Priority および VLAN が有効 ( デフォルト ): パケットの優先度および
VLAN タギングを利用できます。
• Priority および VLAN が無効: パケットの優先度および VLAN タギングは利用できません。
• Priority が有効: パケットの優先度のみを利用できます。
• VLAN が有効: VLAN タギングのみを利用できます。
VLAN ID. [Priority および VLAN] の設定として [Priority および VLAN が有効 ] が選択されている場合に、VLAN タ
ギングをイネーブルし、VLAN ID を設定します。VLAN ID の範囲は 1 ~ 4094 で、接続されたスイッチの VLAN タグ値と一
致していなければなりません。このフィールドの値を 0 ( デフォルト ) にすると、VLAN タギングが無効になります。
NDIS ミニポート ドライバを使用した VLAN タギングのリスク評価
Broadcom の NDIS 6.0 ミニポート ドライバを使用すると、Broadcom アダプタを含むシステムがタグ付けされた
VLAN に接続できるようになります。しかし、NDIS 6 ドライバの VLAN のサポートは、BASP とは異なり、1 つの
VLAN ID のみに対応しています。
メモ:
• [Auto/ 自動 ] に設定しておくことをお勧めします。この設定にしておくと、ネットワーク アダプタが動的に
ネットワークの回線速度を検出できるようになります。ネットワークの容量が変化するたびに、自動検出に
より新しい回線速度と二重通信方式にネットワーク アダプタが調整されます。1 Gbit/ 秒の転送速度がサポー
トされている場合、[Auto/ 自動 ] を選択するとこの速度がイネーブルされます。
• [1 Gb Full Auto/1 Gb 全自動 ] は 1 Gb 接続が可能なリンク パートナーに接続する必要があります。接続は
1 Gb 接続のみに限られているため、Ethernet@Wirespeed 機能はディスエーブルされます。リンク パート
ナーが 1Gb 接続のみをサポートしている場合、Wake on LAN 機能は動作しない可能性があります。さら
に、オペレーティング システムがない場合、管理トラフィックも影響を受けることがあります。
• [10 Mb Half/10 Mb 半二重 ] や [100 Mb Half/100 Mb 半二重 ] を選択すると、ネットワーク アダプタのネット
ワークへの接続が半二重モードに強制されます。ただし、ネットワークで半二重通信モード動作が設定され
ていない場合は、ネットワーク アダプタが機能しない場合もあります。
• [10 Mb Full/10 Mb 全二重 ] や [100 Mb Full/100 Mb 全二重 ] を選択すると、ネットワーク アダプタのネット
ワークへの接続が全二重モードに強制されます。ただし、ネットワークが同じモードで動作するよう設定さ
れていない場合、ネットワーク アダプタが機能しない場合もあります。
注: 中間ドライバが VLAN タギング用にネットワーク アダプタを管理している場合、[Priority および VLAN が
無効 ] および [Priority が有効 ] 設定を使用しないでください。[Priority および VLAN が有効 ] 設定を使用して、
VLAN ID を 0 ( ゼロ ) に変更します。