Users Guide
NetXtreme ユーザーガイド チーム化
マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R 概要 ページ 15
概要
アダプタのチーム化では、ネットワーク アダプタをグループ化し、チームとして機能させることができます。チーム化の
利点として、VLAN に対するメンバーシップ、アダプタ間のロード バランシング機能、フォルト トレランスの提供などが
あります。これらの利点を組み合わせることで、チームを異なる VLAN に参加させた状態で、Load Balance メンバー向
けのロード バランシング機能とフェイルオーバーの機能を連結できます。
BASP (Broadcom Advanced Server Program) は Broadcom のチーム化ソフトウェアです。Windows オペレーティング シ
ステムの場合、BASP は BACS (Broadcom Advanced Control Suite) ユーティリティで設定します。Linux オペレーティン
グ システムの場合は、チャネル結合でチーム化を実行します ( チャネル結合によるチーム化を参照 )。
BASP では、以下の 4 タイプのロード バランシング チームがサポートされています。
• Smart Load Balancing ( スマート ロード バランス ) およびフェイルオーバー
• リンク集約 (802.3ad)
• 通有中継 (FEC/GEC)/802.3ad-Draft Static
• スマート ロード バランス (SLB) ( 自動フォールバックはディスエーブル )
ロード バランシングとフォルト トレランス
チーム化を行うことで、トラフィックのロード バランシングとフォルト トレランス ( ネットワーク接続に失敗した場合
に、アダプタの動作を冗長化すること ) が実現できます。同じシステムに複数のアダプタが取り付けられているときは、
アダプタを最大 16 のチームにグループ化することができます。
各チームは最大 8 つのアダプタで構成することができ、1 つのアダプタを Smart Load Balancing ( スマート ロード バラン
ス ) およびフェイルオーバー (SLB) または SLB ( 自動フォールバックはディスエーブル ) チーム タイプのスタンバイ アダ
プタとして使用します。アダプタ、ケーブル、またはスイッチの不良のために、アダプタのチーム メンバー通信でトラ
フィックが認識されない場合、負荷はアクティブな接続が保たれている残りのチーム メンバーに分散されます。すべての
プライマリ アダプタで障害が発生した場合、トラフィックはスタンバイ アダプタに割り当てられます。このため、既存
のセッションが維持され、ユーザーへの影響はありません。
チーム タイプ
サポートされるオペレーティング システムで使用可能なチーム タイプを下の表に示します。