Users Guide

NetXtreme ユーザーガイド チーム化
マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R ロード バランシングとフォルト レランス ページ 19
Smart Load Balancing チーム タイプは、スイッチ ポートを特殊な中継モードに設定しなくても、すべてのイーサネット
スイッチで動作します。IP トラフィックのみ、発信・戻りの双方向でロード バランスされます。その他のプロトコル
ケットは1 つのプライマリ インターフェイスのみで送受信されます IP トラフィックのフェイルオーバーは
Broadcom ネットワーク アダプタ以外ではサポートされていません。通有中継チーム タイプでは、何らかのポート中継
モード ( たとえば、Cisco Gigabit EtherChannel などの各スイッチ メーカーのリンク集約モード ) をサポートするイー
サネット スイッチが必要になります。通有中継チーム タイプはプロトコルに依存せず、すべてのトラフィックはロード
バランスが行われ、フォルト トレランスの対象になります。
LiveLink 機能
LiveLink™ 機能は BASP の機能の 1 つで、Smart Load Balancing™ Failover のチーム タイプでのみ動作します。LiveLink
は、スイッチで発生したネットワーク接続を検出し、リンクが有効になっているチーム ンバーのみのトラフィックを
ルーティングします。この機能は、チーム化ソフトウェアでも使用することができます ( スマート ロード バランスおよび
フェイルオーバー/ スマート ロード バランス ( 自動フォールバックはディスエーブル ) チームの LiveLink を設定するの説
明を参照 )。チーム化ソフトウェアは、定期的に各チーム メンバーからリンク パケットを発行して、1 つまたは複数の特
定ネットワーク アダプタのプローブ ( 検査 ) を行います。プローブ対象は、リンク パケットを受信すると応答を返しま
す。設定された回数の試行を行った後、チーム メンバーが一定時間内に応答を検出しない場合、チーム化ソフトウェアは
そのチーム メンバーとのトラフィックの送受信を中断します。その後、そのチーム メンバーがプローブ対象からの応答
を検出した場合、リンクは復元され、チーム化ソフトウェアはそのチーム メンバーとのトラフィックの送受信を自動的に
再開します。LiveLink は、TCP/IP でのみ動作します。
LiveLink™ 機能は、32/64 ビット Windows オペレーティング システムでサポートされています。Linux オペレーティング
システムに備わっている同様の機能については、Linux の文書類のチャネル結合に関する情報を参照してください。
チーム化および Large Send Offload ( 大量送信オフロード )/
Checksum Offload ( チェックサム オフロード ) のサポート
Large Send Offload (LSO、大量送信オフロード ) Checksum Offload ( チェックサム オフロード ) プロパティは、すべ
てのメンバーが機能をサポートし、その機能用に設定されている場合にのみ、チームに対してイネーブルされます。
注: チームの設定時に LiveLink™ をイネーブルしない場合は、スイッチでスパニング ツリー プロトコル (STP)
をディスエーブルするようにしてください。これにより、フェイルオーバーの実行時にスパニング ツリーのルー
プが決定されるまでのダウンタイムを最低限に抑えることができます。LiveLink は、このような問題を可能な
限り回避します。