Users Guide

NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス
ページ 28 はじめに マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
ハードウェア要件
イーサネット スイッチ
ルーター
本書で説明されているさまざまなチーム化モードでは、クライアントをチーム化されたシステムに接続するためのネット
ワーク機器に、ある制限を設けています。各タイプのネットワーク インターコネクト テクノロジーがチーム化に与える
影響に関してはこれ以降のセクションで説明します。
イーサネット スイッチ
イーサネット スイッチを使用すると、イーサネット ネットワークを複数のブロードキャスト ドメインに分けることがで
きます。スイッチは、イーサネット MAC アドレスだけに基づいて、ホスト間でイーサネット パケットを転送する役割を
果たします。スイッチに接続されている物理ネットワーク アダプタは、半二重または全二重モードで動作する場合があり
ます。
通有中継と 802.3ad リンク集約をサポートするには、スイッチでこのような機能を明確にサポートしている必要がありま
す。スイッチでこれらのプロトコルをサポートしていない場合でも、Smart Load Balancing で使用できる場合があります。
ルーター
ルーターはレイヤ 3 以上のプロトコルに基づいてネットワーク トラフィックをルーティングするよう設計されています
が、スイッチング機能を持つレイヤ 2 デバイスとして動作することもよくあります。ルーターに直接接続されるポートの
チーム化は、サポートされません。
サポートされる機能 ( チーム タイプ別 )
7 は、Broadcom NIC でサポートされているチーム タイプの機能の比較を示しています。この表を使用して、アプリ
ケーションに最適なチーム タイプを確認してください。チーム化ソフトウェアは、1 つのチームで最大 8 ポート、また 1
つのシステムで最大 16 チームをサポートします。これらのチームは、サポート対象のチーム化タイプを任意に組み合わ
せることができますが、各チームは別々のネットワークまたはサブネット上にある必要があります。
7:
チーム
タイプの比較
チーム タイプ
フォルト
トレランス ロード
バランシング
スイッチ依存型静的
中継
スイッチ非依存型
動的リンク集約
(IEEE 802.3ad)
機能 スタンバイを伴う
SLB
a
SLB
通有中継 リンク集約
チームあたりのポート数 ( 同じ
ブロードキャスト ドメイン )
2 82 82 82 8
チーム数
16 16 16 16
アダプタ フォルト トレランス はい はい はい はい
スイッチ リンク フォルト トレ
ランス ( 同じブロードキャスト
ドメイン )
はい はい スイッチ依存型 スイッチ依存型
TX ロード バランシング いいえ はい はい はい