Users Guide

NetXtreme ユーザーガイド Broadcom Gigabit Ethernet のチーム化サービス
ページ 42 全般的なネットワークに関する考慮事項 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
5 は、Top Switch のポート 4 でケーブルが外れた場合のフェイルオーバー イベントを表しています。接続が切断され
ずに、すべてのステーションが相互に ping を送受信できるので、これは適切なフェイルオーバーです。
5: フェイルオーバー イベント
スパニング ツリー アルゴリズム
トポロジー変更通知 (TCN)
Port Fast/Edge Port
イーサネット ネットワークの場合、2 つのブリッジ間またはスイッチ間では、アクティブなパスが 1 つだけ存在します。
スイッチ間にアクティブなパスが複数存在していると、ネットワーク内にループが生じる可能性があります。ループが発
生すると、一部のスイッチは、スイッチの両側でステーションを認識するようになります。この状況では、転送アルゴリ
ズムが正常に機能できず、重複フレームが転送される可能性があります。スパニング ツリー アルゴリズムでは、拡張ネッ
トワーク内の全スイッチにまたがるツリーを定義して、特定の冗長データ パスを強制的にスタンバイ ( ブロック ) 状態に
切り替えることで、パスの冗長性を実現します。ネットワーク内のスイッチは、パスの識別に使用するスパニング ツリー
パケットを定期的に送受信します。1 つのネットワーク セグメントが到達不能になった場合、あるいはスパニング ツリー
のコストが変わった場合、スパニン ツリー アルゴリズムは、スパニング ツリー トポロジーを再設定し、スタンバイ
スをアクティブ化することでリンクを再設定します。エンド ステーション側では、スパニング ツリーの動作は見えませ
ん。したがって、これらのステーションでは、1 つの LAN セグメントに接続したのか、複数のセグメントで構成されたス
イッチ LAN に接続したのかわかりません。
Spanning Tree Protocol (STP) は、ブリッジ間やスイッチ間での動作を目的としたレイヤ 2 プロトコルです。STP の仕様
は、IEEE 802.1d で定義されています。STP の主な目的は、ネットワーク内に冗長パスがあるときにループに陥らないよ
うにすることです。STP は、ネットワーク ループの検出 / ディスエーブルを行い、スイッチまたはブリッジの間にバック
アップ リンクを提供します。このプロトコルを使用すると、デバイスは、ネットワーク内の 2 つのステーションの間で 1
つのパスのみを使用するように、ネットワークにある他の STP 準拠デバイスと相互操作を行うことが可能になります。
安定したネットワーク トポロジーを確立すると、すべてのブリッジはルート ブリッジから送信される hello BPDU (Bridge
Protocol Data Units) を待つ状態になります。
Blue
SLB Team
192.168.1.101
Gray
SLB Team
192.168.1.102
ARP Table
100 = 49:C9
102 = 5E:CA
ARP Table
100 = 49:C9
101 = 82:82
Red
SLB Team
192.168.1.100
Top Switch
CAM Table:
Eth 1: 82:83
Eth2: 49:C9
Eth 4: 5E:C9
Eth 24: 82:82
Eth 24:49:C8
Eth 24: 5E:CA
Eth 24: A2:A12*
Bottom Switch
CAM Table:
Eth 1: 82:83
Eth2: 49:C8
Eth 4: 5E:CA
Eth 24: 82:83
Eth 24: 49:C9
Eth 24: 5E:C9
Eth 24: B0:30
ARP Table
101 = 82:82
102 = 5E:CA
82:82 (P) 5E:C9 5E:CA (P)
4
2
49:C9(P) 49:C8
1
2
4
1
82:83
24 24
*Bottom Switch Port 24
MAC Address
*Top Switch Port 24 MAC
Address