Users Guide

NetXtreme ユーザーガイド 仮想 LAN
ページ 58 VLAN の概要 マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R
セクション 4: 仮想 LAN
VLAN の概要
チームに VLAN を追加する
VLAN の概要
VLAN ( 仮想 LAN) を利用すると、物理 LAN を理論的なパーツに分割し、ワークグループの論理的なセグメントを作成で
きます。これにより各論理セグメントごとにセキュリティ ポリシーを設定することが可能になります。定義済みの VLAN
は、そのトラフィックや同報通信がその他の VLAN から分離されるため、それぞれが独自の分離されたネットワークとし
て機能します。これにより各論理グループ内の帯域幅の効率が向上します。サーバー上の 1 つの Broadcom アダプタには
最大 64 個(タグ付けされたもの 63 件、タグ付けされていないもの 1 件)までの VLAN が定義できます。定義できる数
はシステム内で利用できるメモリ数により異なります。
チームには複数の VLAN を追加し、異なる VLAN ID をもつ 複数の VLAN を許可することができます。バーチャル アダプ
タが追加されたそれぞれの VLAN について作成されます。
VLAN は通常、独立した同報通信のドメインを作成したり、IP サブネットを分離するとき利用するものですが、サーバー
には同時に 複数の VLAN を与えておくと便利です。Broadcom アダプタなら、ポート別、またはチーム別に複数の VLAN
がサポートできます。このためネットワークのコンフィギュレーションがとてもフレキシブルになります。
7: タグ付けされた複数の VLAN をサポートするサーバーの例
7 は、VLAN を使用するネットワークの例を示しています。このネットワーク例では、物理 LAN 1 つのスイッチ、2
つのサーバー、5 件のクライアントで構成されています。LAN は論理的に 3 つの異なる VLAN に組織化されます。VLAN
はそれぞれ異なる IP サブネットを代表します。このネットワークの機能について、 13 で説明します。