Users Guide
NetXtreme ユーザーガイド iSCSI プロトコル
マニュアル 2CS57XX-CDUM513-R iSCSI ブート ページ 79
iSCSI ブート イメージを準備する
• Windows Server 2008 R2 および SP2 の iSCSI ブート セットアップ
• Windows 2012 iSCSI ブート セットアップ
• Linux iSCSI ブート セットアップ
• Windows イメージ ファイルに Broadcom ドライバをインジェクト ( スリップストリーム ) する
Windows Server 2008 R2 および SP2 の iSCSI ブート セットアップ
Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2008 SP2 は iSCSI ブートをサポートします。次の手順では Windows
Server 2008 R2 を取り上げていますが、手順は Windows Server 2008 R2 と SP2 で共通です。
必須の CD/ISO イメージ:
• Broadcom ドライバがインジェクトされた Windows Server 2008 R2 x64。Windows イメージ ファイルに Broadcom ド
ライバをインジェクト ( スリップストリーム ) するを参照してください。また、support.microsoft.com で Microsoft の
サポート技術情報文書 KB974072 を参照してください。
必要なその他のソフトウェア:
• Bindview.exe (Windows Server 2008 R2 のみ。KB976042 を参照 )
手順:
1. ブートしようとするシステム (「リモート システム」) からすべてのローカル ハード ドライブを取り外します。
2. 最新の Broadcom MBA と
iSCSI ブート イメージをアダプタの NVRAM にロードします。
3. Broadcom MBA が最初のブート可能デバイス、CDROM が 2 番目のデバイスになるように、リモート システムの BIOS
を設定します。
4. リモート デバイスからの接続を許可するように iSCSI ターゲットを設定します。ターゲットに、新しい OS のインス
トールを保持するための十分なディスク容量があることを確認します。
5. リモート システムを起動します。Preboot Execution Environment (PXE) バナーが表示されたときに、Ctrl+S キーを押
し、PXE メニューを終了します。
6. [PXE] メニューで、[Boot Protocol] を [iSCSI] に設定します。
7. iSCSI ターゲット パラメタを入力します。
8. [General Parameters] で、[Boot to Target] パラメタを [One Time Disabled/ ワンタイム ディスエーブル ] に設定しま
す。
9. 設定を保存して、システムを再起動します。
リモート システムは iSCSI ターゲットに接続し、DVDROM デバイスからブートします。
10. DVD へのブートを実行して、インストールを開始します。
11. インストールに関するすべての質問に対して、適切に答えます ( インストールする OS を指定し、使用許諾契約の条項
に同意するなど )。
[Windows のインストール場所を選択してください。] ウィンドウが表示され、ターゲット ドライブが確認できます。
これは、iSCSI ブート
プロトコル経由で接続されているドライブで、リモート iSCSI ターゲットにあります。
メモ:
• Microsoft の手順では、NDIS のドライバのみをインジェクトします。すべてのドライバ (VBD、BXND、OIS、
および NetXtreme I NDIS) をインジェクトすることをお勧めします。
• 個々の Windows NetXtreme ドライバを抽出する手順については、特定のドライバ インストーラ アプリケー
ションの silent.txt ファイルを参照してください。