Reference Guide

36 Brocade アダプタのインストールとリファレンスマニュアル
53-1002144-01
アダプタソフトウェア
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メモ
ストレージドライバはシステムにインストールされたすべての Brocade アダプタを要求します。こ
のドライバは、これらのアダプタに元々インストールされていたドライバの代わりに使用されま
す。
• ネットワークドライバ（CNA およびファブリックアダプタのみ）
イーサネットおよび基本的なイーサネットサービスにおけるフレーム転送用のドライバです。この
ドライバは、CNA、および CNA モードで設定されたファブリックアダプタポートのみに該当しま
す。
• 中間ドライバ（CNA およびファブリックアダプタのみ）
Windows システムに限り、このドライバはポートおよびチームの複数の VLAN に対するサポートを
提供します。このドライバは、CNA、および CNA または NIC モードで設定されたファブリックアダ
プタポートに該当します。このドライバはネットワークスタック内のドライバとプロトコルのバイ
ンドを改変するため、ドライバのインストールによってネットワークドライバの動作が変更される
ことに注意してください。中間ドライバをインストールする前は、ネットワークトラフィックがプ
ロトコルレイヤからネットワークドライバへ直接送られます。インストール後は、BCU コマンド
または HCM オプションで作成された仮想 LAN が上位プロトコルに直接バインドされます。すべて
のトラフィックはプロトコルレイヤから VLAN へ、そしてネットワークドライバへと流れます。中
間ドライバのインストール後は、ネットワークドライバに対して TCP、IPV4、その他のプロトコル
またはサービスを有効化しないでください。
各ドライバパッケージには次のコンポーネントが含まれます。
• お使いのホストシステム向けのドライバ。ほとんどの場合、必要なストレージおよびネットワーク
ドライバの両方がインストールパッケージに含まれています。ネットワークドライバをサポートし
ないシステムでは、ストレージドライバのみが含まれています。
• ファームウェア
ファームウェアはアダプタに搭載されたフラッシュメモリにインストールされており、アダプタの
CPU 上で動作します。これはホストデバイスドライバにインタフェースを提供し、一般的にデバイ
スドライバで実行されるほとんどの下位ハードウェア固有プログラミングタスクの負荷を軽減しま
す。ファームウェアは、ハードウェアを管理するためのストレージドライバとネットワークドライ
バの両方に適切なサポートを提供します。アダプタモデルに応じて、次の機能も提供します。
- CNA、および CNA モードで設定されたポート付きファブリックアダプタの場合、ネットワーク
ドライバにイーサネットインタフェースを提示するための物理的なイーサネットリンク、およ
びストレージドライバへの仮想 FCoE リンク（DCB 準拠が確立された後）を管理します。
- NIC モードで設定されたポート付きファブリックアダプタの場合、ネットワークドライバに
イーサネットインタフェースを提示するための物理的なイーサネットリンクを管理します。
注意
LLDP/DCBCXP エンジンはファームウェアに実装されています。このため、その他の LLDP エージェ
ントまたはソフトウェアのインスタンスは CNA、または CNA モードで設定されたファブリックア
ダプタポートでは使用しないようにする必要があります。
管理ユーティリティ
次の管理ユーティリティがすべてのドライバパッケージに含まれています。
• Brocade Command Line Utility（BCU）
Brocade アダプタの監視、取り付け、および設定を行うコマンドを入力できるアプリケーションで
す。
• Brocade Adapter Software Installer（BASI）
特定のオペレーティングシステムとプラットフォームに対して、すべてのアダプタドライバ、すべ
てのアダプタドライバと HCM、または HCM のみをインストールするオプションを提供する GUI
ベースのインストーラとコマンドラインインストーラが含まれています。