Users Guide
Brocade アダプタトラブルシューティングガイド
47
53-1002145-01
HCM と HCM エージェントの問題
2
1.
考えられる原因:
hcmagent
プロセスが
VMware ESX 3.5
または
4.x
で終了した場合、
HCM
エー
ジェントはイベントをリモートシスログホストに転送するように設定されていても、送信
UDP
ポート
514
が
ESX
ファイアウォールによってブロックされています。
処置:次の手順を実行します。
a.
次のコマンドを実行して、ポート
514
を開きます。
esxcfg-firewall -o 514,udp,out,syslog
b.
次のコマンドを使用して、エージェントを開始します。
hcmagentservice start
2.
その他の考えられる原因
:
•
HCM
エージェントが実行されていない。
•
HCM
エージェントが、期待されるポートでの接続を許可していない。
•
HCM
エージェントが、期待されるポートでリッスンしていない。
•
クライアントとエージェントの間の通信がファイアウォールによってブロックされており、
ポートにアクセスできない(通常は、リモート
HCM
管理のみに対する検討事項)。
処置:
Linux
、
Solaris
、および
VMware
システムの場合、次の手順を実行して問題を特定してくだ
さい。
a.
『
Brocade Adapters Installation and Reference Manual
』(
Brocade
アダプタのインストール
とリファレンスマニュアル)の「
Software Installation
」(ソフトウェアのインストール)の
章の
「
HCM Agent Operations
」
(
HCM
エージェント操作)に記載されているとおりに、お使
いのオペレーティングシステムで適切な
status
コマンドを実行して、エージェントが実行さ
れていることを確認してください。
b. hcmagent
が停止されたというメッセージが表示された場合は、エージェントを再起動すると
問題が解決します。再起動するには、『
Brocade Adapters Installation and Reference
Manual
』(
Brocade
アダプタのインストールとリファレンスマニュアル)の「
Software
Installation
」(ソフトウェアのインストール)の章の「
HCM Agent Operations
」(
HCM
エー
ジェント操作)に記載されているとおりに、お使いのオペレーティングシステムで適切な
start
コマンドを実行してください。
c.
マニュアルに記載されている
1
つのコマンドを実行するとエージェントが再起動しますが、
システムが予期せず再起動した場合、またはエージェントが予期せず停止した場合、エージェ
ントは再起動しません。別のコマンドを実行するとエージェントは再起動しますが、システム
が再起動されるとエージェントも再起動します。
d.
期待されているユーザーパスワードを使用して、
HCM
エージェントが要求に応答しているこ
とを確認します。次のコマンドを実行して
HCM
エージェントに接続し、アダプタドライバの
supportsave
データを強制的に収集します。
メモ
このコマンドは 1 行です。localhost は別の IP アドレスに置き換えることができ
ます。
wget --no-check-certificate
https://admin:password@localhost:34568/JSONRPCServiceApp/
SupportSaveController.do
正常に処理されると、ファイル SupportSaveController.do(実際は zip 形式のファ
イル)に
HCM エージェントからのデータが含まれます。