Administrator Guide

冗長性要件
各ディスクティアの冗長性要件は、ティア内のディスクのサイズに基づいています。
デフォルトでは、900 GB のディスクにはデュアル冗長性が設定されます。1.8 TB 未満のディスクでは、これをシングル冗長性に変更することが
できます。
新しいディスクプールがある Storage Center では、1.8 TB 以上のディスクにデュアル冗長性が必要であり、シングル冗長性オプションは無効
になっています。
既存の Storage Center 2.6 TB 以上のディスクを追加する場合は、デュアル冗長性が必須要件であり、シングル冗長性オプションは無
効になっています。
メモ: デュアル冗長性は RAID 6 を使用して実装されます。このとき、スペアを 1 つ備えた RAID 6 を構成するために、少なくとも 7
台のディスクが必要です。ティア内に 7 台のディスクがない場合、デフォルトの設定はディスクドライブのサイズに関係なく、シング
ル冗長になります。
ストレージタイプの作成
ストレージタイプを作成すると、各ティアの冗長性レベルが設定され、ストレージタイプがディスクフォルダに割り当てられます。
前提条件
Storage Center では次のいずれかのコントローラを使用する必要があります。
SC9000
SC8000
SC4000 シリーズ
CT-SC040
このタスクについて
メモ: 1 つのディスクフォルダに複数のストレージタイプを割り当てないでください。1 つのディスクフォルダに複数のストレージタイプが割
り当てられた場合は、Data Progression が意図したとおりに実行されないことがあります。
手順
1. Dell Storage Manager メニューを展開し、ストレージ をクリックします。
2. SC Series タブで、Storage Center を選択し、Storage Center ビューを開きます。
3. ストレージ タブをクリックし、次に ストレージタイプ サブタブをクリックします。
4. 新規 をクリックします。新規ストレージタイプ ダイアログボックスが開きます。
5. ディスクフォルダ ドロップダウンメニューからディスクフォルダを選択します。
6. 冗長性タイプを選択します。
冗長ストレージタイプを作成する場合は、冗長 を選択します。
非冗長ストレージタイプを作成する場合は、非冗長 を選択します。
7. 冗長ストレージタイプの場合は、必要に応じて、ティアごとの冗長性を変更します。
シングル冗長 RAID レベルの場合は、冗長 を選択します。
デュアル冗長 RAID レベルの場合は、デュアル冗長 を選択します。
8. データページサイズ を選択します。
9. OK をクリックします。
ティア冗長性の変更
ティア冗長性を変更して、ストレージタイプにおける各ティアの冗長性レベルを変更します。ティア冗長性を変更した後、新しい RAID レベルにデ
ータを移動するには、
RAID 再バランスが必要です。
このタスクについて
メモ: ティアに RAID 再バランスのために十分な容量がない場合は、ティア冗長性を変更しないでください。
Storage Center のメンテナンス
113