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Storage Center の概要
Storage Center は、一元化されたブロックレベルのストレージを提供する Storage Area Network(SAN)であり、Fibre Channel、iSCSI、また
は Serial Attached SCSI(SAS)からのアクセスが可能です。
Storage Center ハードウェアコンポーネント
DellStorage Center は 1 つまたは 2 つの コントローラ、スイッチ、および 1 つまたは複数のディスクエンクロージャから構成されます。
コントローラ
Storage Center コントローラは、Storage Center オペレーティングシステムおよび RAID ストレージ管理に一元的な処理機能を提供します。
Storage Center は、単一のコントローラ、またはコントローラのペアで構成することができます。デュアルコントローラの Storage Center 構成では、
2 台のコントローラのモデルが同じである必要があります。
コントローラ 内の IO カードは、ストレージを使用するディスクエンクロージャとサーバーとの通信を提供します。コントローラには、次の 2 タイプの IO
ポートがあります。
• フロントエンドポート: ホスト、サーバー、またはネットワーク接続ストレージ(NAS)アプライアンスは、1 台または複数のネットワークスイッチ
経由でコントローラ FibreChannel IO カード、FCoE IO カード、または iSCSI IO に接続することによってストレージにアクセスします。フロントエ
ンドポートとして指定された
SAS ポートは、SCv2000 シリーズストレージシステム上のサーバーに直接接続することができます。これらの接続
用のポートは、コントローラ背面にありますが、フロントエンドポートとして設定されています。
• バックエンドポート: バックエンドストレージを提供する物理ドライブを格納するエンクロージャは、コントローラに直接接続します。Fiber
Channel
と SAS トランスポートは、バックエンドポートとして指定されているポートでサポートされます。バックエンドポートは、コントローラとドライ
ブエンクロージャ間のプライベートネットワーク内にあります。
スイッチ
スイッチにより、サーバへの堅牢な接続が提供され、複数のコントローラと冗長トランスポートパスを使用できるようになります。コントローラの IO カ
ード、スイッチ、およびサーバー間をケーブル接続することは、フロントエンド接続と呼ばれます。
エンクロージャ
エンクロージャは、ストレージを提供するドライブを収納し、制御します。エンクロージャは、コントローラ IO カードに直接接続されます。これらの接
続は、バックエンド接続と呼ばれます。
Fiber Channel Switched Bunch of Disks(SBOD)および Serial Advanced Technology Attachment(SATA)のエンクロージャは、既存の
Storage Center およびコントローラの移行に対してのみサポートされます。
ストレージ仮想化の動作の仕組み
Storage Center では、データの小さなチャンク(ページ)を保持するストレージタイプと呼ばれるストレージのプールにディスクをグループ化してスト
レージを仮想化します。ボリュームを定義し、サーバーにマッピングすることにより、ブロックレベルのストレージが使用目的で割り当てられます。ボリュ
ームに関連付けられているストレージタイプとストレージプロファイルによって、ボリュームがストレージをどのように使用するかが決定されます。
Storage Center では、次の機能が組み合わされて、仮想化ストレージが提供されます。
• ボリューム:使用するストレージを割り当てます。
• ストレージタイプ:ディスクフォルダのデータページサイズおよび冗長性レベルを定義します。
• Data Progression:ティアとドライブタイプ間、および同じティア内の複数の RAID レベル間でページを移動します。
• ストレージプロファイル:Data Progression によってティア間でどのようにページを移動するかを定義します。
Storage Center の概要
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