Administrator Guide

シングル冗長 いずれか 1 台のドライブ喪失に対する保護を提供します。シングル冗長ティアでは、次の RAID ストレージタイプのいずれかを
使用できます。
RAID 10各ディスクをミラーリング
RAID 5-55 台のドライブ間でストライピング
RAID 5-99 台のドライブ間でストライピング
デュアル冗長 2 台のドライブ喪失に対する保護を提供します。900 GB を超えるディスクにはデュアル冗長を使用してください。デュアル冗長
が必須要件に指定されている場合もあります。デュアル冗長ティアでは、次の
RAID ストレージタイプのうち任意のタイプを使用できます。
RAID 10 デュアルミラーデータが 3 台の個別ディスクに同時に書き込まれる
RAID 6-6ストライプごとにデータセグメント 4、パリティセグメント 2
RAID 6-10ストライプごとにデータセグメント 8、パリティセグメント 2
冗長性レベルの推奨事項および要件
ディスクサイズは、Storage Center で使用する冗長レベルを決定するために使用されます。ティア内のディスクがしきい値サイズを超えた場合、そ
のディスクを含むティアに特定の冗長性レベルを適用できます。
次の表は、HDD および SSD の冗長レベルの推奨事項と Storage Center 7.1 の要件を示したものです。
メモ: Storage Center 7.0 がインストールされるとこれらのしきい値が適用され、その後ディスクが追加されます。
2. HDD の冗長性の推奨事項および要件
ディスクサイズ 推奨される、または必須の冗長性レベル
最大 966 GB 推奨される冗長性のレベルも、必須の冗長性レベルもありません
967 GB、最大 1.93 TB 既存および新規のページプールに推奨されるデュアル冗長性
1.94 TB 以上 新しいページプールに必要とされるデュアル冗長性
2.79TB 以上 既存のページプールに必須のデュアル冗長性
3. SSD の冗長性の推奨事項および要件
ディスクサイズ / クラス 推奨される、または強制される冗長性レベル
WI および RI では最大 1.7 TB 推奨される冗長性のレベルも、必須の冗長性レベルもありません
WI および RI では 1.8 TB、最大 3.9 TB 既存および新規のページプールに推奨されるデュアル冗長性
WI および RI では 4 TB 以上 新しいページプールに必要とされるデュアル冗長性
Data Progression
Storage Center Data Progression を使用して、仮想化ストレージ環境でデータを移動します。Data Progression は、ティア間、ドライブタイ
プ間、および同じティア内の複数の RAID レベル間でデータを移動し、パフォーマンスとコストをバランスよく維持します。
Data Progression の動作
Storage Center は、24 時間ごとにディスクの使用状況を評価し、データの使用状況に対してより効率的なディスク容量にデータを移動させま
す。デフォルトでは、
Data Progression は毎日システム時間の午後 7 時に実行されますが、実行のタイミングは Storage Center 設定で変更す
ることができます。Data Progression の動作は、各ボリュームに適用された Storage Profile によって決定されます。
メモ: SCv2000 シリーズコントローラを使用すると、Data Progression RAID タイプ間でデータを移動させ、RAID の再ストライプ
を行いますが、ストレージティア間ではデータを移動させません。
Storage Center の概要
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