Users Guide

データの復元
AppAssure を使用すると、Windows マシンの保存されたリカバリポイントから物理マシン(Windows または
Linux マシンの場合)または仮想マシンにデータを瞬時に回復カバリまたは復元できます。本項の各トピック
では、Windows マシンの特定のリカバリポイントを仮想マシンにエクスポート、またはマシンを以前のリカ
バリポイントにロールバックする方法について説明します。
2 つのコア(ソースとターゲット)の間に複製がセットアップされる場合、最初の複製が完了した後、ター
ゲットコアからデータをエクスポートすることのみが可能になります。詳細については、マシン上のエージ
ェントデータのレプリケーション」を参照してください。
メモ: FAT32 EFI パーティションから起動される Windows 8 および Windows Server 2012 オペレーティング
システムは、保護およびリカバリに使用することはできません。また、Resilient File SystemReFSボリ
ュームもそれらに使用することはできません。詳細については、dell.com/support/manuals にある『Dell
DL4000 Deployment GuideDell DL4000 導入ガイド)を参照してください。
Windows マシンから仮想マシンへの保護対象データのエクスポートについて
AppAssure 5 では、仮想マシンへの Windows バックアップ情報の 1 回限りのエクスポートと連続エクスポート
の両方(仮想スタンバイをサポートするため)がサポートされています。仮想スタンバイマシンにデータを
エクスポートすると、高可用性のデータのコピーを作成することができます。保護対象マシンがダウンして
も、仮想マシンを起動してリカバリを実行することが可能になります。
次の図は、データを仮想マシンにエクスポートするための一般的な展開を示しています。
10. 仮想マシンへのデータのエクスポート
仮想スタンバイは、保護対象データを Windows マシンから仮想マシン(VMwareESXi、および Hyper-V)へ
継続的にエクスポートすることにより作成されます。仮想マシンにエクスポートするとき、リカバリポイン
トのすべてのバックアップデータと、マシンの保護スケジュールに定義されているパラメータがエクスポー
トされます。
メモ: エクスポート先の仮想マシンは、ESXiVMware Workstation、または Hyper-V のライセンスバージ
ョンである必要があります。試用版や無償版にはエクスポートできません。
ダイナミックボリュームとベーシックボリュームのサポートの制限事項
AppAssure 4.x および 5.x は、両方ともすべてのダイナミックおよびベーシックボリュームのスナップショット
の取得をサポートしています。また、単一の物理ディスク上にあるシンプルダイナミックボリュームのエク
スポートもサポートしています。シンプルダイナミックボリュームは、名前が示すように、ストライピング、
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