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バーチャル・メディア 95
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バーチャル・メディア
バーチャル・メディア機能により、あらゆるサーバーとの間でバーチャ
ル・メディアのデータを表示、移動、コピーすることができます。オペ
レーティング・システムのインストール、オペレーティング・システム
の回復、ハード・ドライブの回復や複製、BIOS の更新、サーバーの
バックアップが可能になり、リモート・システムを効率よく管理できま
す。バーチャル・メディアは、アプライアンスの USB ポートを使用して
アプライアンスに直接接続できます。バーチャル・メディアには、リモー
トからもアクセスできます。バーチャル・メディア対応により、USB メ
ディア・デバイスをアプライアンスに接続し、接続されているいずれの
アプライアンスからもそれらのデバイスを使用できるようになります。
KVM セッションを行うユーザーは、ターゲット・デバイスにマップされ
たどのメディア・デバイスにもアクセスできます。不正アクセスなどの
セキュリティ・リスクを回避するため、バーチャル・メディア・セッショ
ンを KVM セッションにロックすることができます。
バーチャル・メディア・デバイスのメディアを変更する場合は、まず、
バーチャル・メディア・デバイスのマッピングを解除してください。そ
れから新しいメディアを挿入し、バーチャル・メディア・デバイスを再
マッピングします。これで、このメディアを新しいバーチャル・メディ
ア・セッションで利用することができます。
注:所定のサーバーでバーチャル・メディアを使用するには、USB2 SIP ま
たはアボセント・ブランドの PS2M または USB2IQ モジュールを用いて、そ
のサーバーを KVM スイッチに接続する必要があります。
注:PEM に接続されているサーバーに対してバーチャル・メディア・セッ
ションを開始することはできません。
本章では OSCAR インターフェイスおよび OBWI からバーチャル・メディ
アを構成して起動する方法について説明します。また、バーチャル・メ
ディアは Remote Console Switch からも使用することができます。Remote
Console Switch ソフトウェアを使用する方法については、「Dell Remote
Console Switch ソフトウェア・ユーザー・ガイド」またはソフトウェア
に含まれているヘルプを参照してください。