Users Guide
Remote Console Switch の LDAP 機能 145
8
Remote Console Switch の LDAP 機能
概要
Dell Remote Console Switch の 2161DS、2161DS-2、4161DS、2321DS の各
シリーズは、ローカル・データベースを介して、または LDAP(Lightweight
Directory Assistance Protocol)対応の Dell Remote Console Switch ソフト
ウェアや OBWI(On-board Web Interface)を使用している外部のスケー
ラブルな分散型ディレクトリ・サービスによって、ユーザーの認証およ
び承認を行うことができます。LDAP は、TCP/IP を使用するディレクト
リのアクセスおよび更新に使用されるプロトコルの規格です。Dell
Remote Console Switch ソフトウェアと OBWI は、標準スキーマと Dell の
拡張スキーマの両方をサポートしており、認証、プライバシー、および
インテグリティなどの強固なセキュリティ機能を提供します。
注:IPv6 モードで LDAP を使用するには、Windows 2008 Server が必要です。
注:Remote Console Switch では、Microsoft Active Directory® のみがサポート
されています。
注:Active Directory を使用して Remote Console Switch ユーザーを認識する
機能は、Microsoft Windows
® 2000 および Windows Server 2003 のオペレーティ
ング・システムでサポートされています。
Active Directory の構造
Active Directory(AD)配置は、オブジェクトの階層構造を持つ分散型
データベースで構成されています。各オブジェクトは、そのオブジェク
トに保存できるデータの種類を決定するオブジェクト・クラスと関連付
けられています。階層的構造は AD ドメインを表すオブジェクトで始ま
り、ドメイン名の階層を形成するように配置されており、この階層は、
DNS 名前空間が通常描かれるのと同じ方法のツリー図で表現できます。
Dell Remote Console Switch のパッケージは、浅い、または深い階層的名
前構造に配置されたドメインの単一ツリーをサポートするように設計さ
れています。