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Remote Console Switch LDAP 機能 149
Standard Schema Dell Extended Schema
多数の顧客環境で最大の柔軟性を提供できるよう、Dell は、希望する結
果に応じてユーザーが設定できる1組のオブジェクトを提供しています。
Dell は、AssociationDevice、および Privilege のオブジェクトを含むよ
うにスキーマを拡張しています。Association オブジェクトは、ユーザー
またはグループを、1 つ以上の SIP に対する特権の特定のセットとリン
クするために使用されます。Device オブジェクトは Active Directory 構造
内の個々の Remote Console Switch を定義し、Privilege オブジェクトは関
連オブジェクト経由で Device オブジェクトにリンクされて、使用許可を
割り当てます。
このモデルは、あまり複雑さを増すことなく、ユーザー、特権、および
Remote Console Switch 上の SIP の異なる組み合わせに対して、最大の柔
軟性を管理者に提供します。
Dell Schema Extensions をインストールする前に、管理者はこの章の説明
を通読して、個々のインストール状況にはどのスキーマが適切かを判断
してください。スキーマオブジェクトを変更すると Active Directory
体に適用しますので、一旦作成したら削除できません。非アクティブに
することしかできません。このため、スキーマを変更する前に、そのメ
リットを慎重に考慮してください。
Dell Schema Extension をインストールすることで得られる主なメリット
は、混乱を排除できることです。標準の Active Directory スキーマを使用
する場合Remote Console Switch はコンピューターデバイスオブ
ジェクトに最もよく一致しその 1 つとして設定されますRemote
Console Switch はコンピューターではないので、スキーマ機能がすべて
適用されるわけではありません。このように指定された Remote Console
Switch を正しく設定するためには、注意が必要です。
さらに、Dell Schema Extension を使用すると、スイッチ・デバイスの検
索と識別が簡単になります。コンピューター・デバイス・オブジェクト
を使用して設定されたスイッチは、Active Directory 構造内のすべてのコ
ンピューター・デバイスとともに検索されます。
Remote Console Switch は、どちらのスキーマを使用しても同様に認証で
き、どちらの方法を使用しても機能性は失われません。個々のインストー
ルに適した方法を、管理者が自由に選択できます。Dell Schema Extension
がある場合とない場合のどちらについても、インストールの操作説明が
提供されています。1 つのスキーマセットのみに関する説明はそのよ
うに記載されていますので、そのスキーマが使用されないインストール
の場合には、その説明を無視しても構いません。