Users Guide
このようなコンフリクトを解決するためには、どちらかのデバイスのアドレスを変更してください。例えば、ネットワーク拡張カードと拡張メモリページフレームアドレスのコンフリクトが発生した場合、
CC000h~D0000hの範囲内のアドレスブロックにネットワークカードを移動することができます。拡張カードのアドレスブロックを割り当てなおす場合は、そのカードのマニュアルを参照してください。
割り込み割り当てコンフリクト
2つのデバイスが同じIRQ(割り込み要求)ラインを使おうとすると、問題が発生する場合があります。このようなコンフリクトを避けるために、インストールされた各拡張カードのデフォルトIRQライン設定に
ついてのマニュアルを参照してください。次の表を参照して使用可能なIRQラインにカードを設定してください。
BISO修復ユーティリティ
システムの電源供給が切れてビープ音が鳴りつづけ、電源が戻っても起動しない場合は、BIOSが壊れてしまったと考えられます。BIOSを修復するには、以下の手順を実行します。
1. システムと電源の接続を解除します。
2. 別の動作しているシステムを使って、Dellサポートウェブサイトhttp://support.jp.dell.comにあるファイルライブラリから、システム用のBIOSフラッシュ実行可能ユーティリティをダウンロード
します。
3. 動作しているシステムで、MS-DOSプロンプトを表示しxxxxx -writehdrfile とコマンドを入力します(xxxxx はダウンロードしたBIOSフラッシュ実行可能ユーティリティの名前)。
ユーティリティを実行すると .hdr 拡張子のついたファイルが作成されます。
4. .hdrファイルをディスケットにコピーします。
5. ディスケットを不具合のあるシステムのディスケットドライブに挿入し、電源を入れます。
システムが自動的にディスケットからBIOSをフラッシュします。
6. システムが再起動を始め、Dellのロゴ画面が表示されたら、ディスケットドライブからディスケットを取り出してシステムがディスケットからもう一度起動しないようにします。
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メモ:次の表では、デフォルトのIRQ設定を一覧表示します。システムにプラグアンドプレイ機能があれば、デフォルトを変更できます。プラグアンドプレイコンピュータにプラグアンドプレイカードを
取り付けた場合、コンピュータは利用できる使っていないIRQラインを自動的に選択します。非プラグアンドプレイカードを取り付けた場合、現在のIRQ設定を確定し、利用できるIRQラインを探し出
すためにISA設定ユーティリティを実行する必要があります。
デフォルトIRQラインの割り当て
IRQライン
使用中/使用可能
IRQ0
システムタイマで使用
IRQ1
出力バッファがいっぱいであることを知らせるためにキーボードで使用
IRQ2
IRQ8~IRQ15を有効にするために割り込みコントローラ1で使用
IRQ3
シリアルポート2で使用
IRQ4
シリアルポート1で使用
IRQ5
使用可能
IRQ6
ディスケット/テープドライブコントローラで使用
IRQ7
パラレルポートで使用
IRQ8
リアルタイムクロック(RTC)で使用
IRQ9
ACPI(advanced configuration and power interface)で使用
IRQ10
使用可能
IRQ11
USBコントローラで使用
IRQ12
マウスポートで使用
IRQ13
数値演算コプロセッサ(適用可能な場合)で使用
IRQ14
プライマリIDEコントローラで使用
IRQ15
セカンドIDEコントローラで使用