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ジャンパ、スイッチ、コネクタ 129
ジャンパ、スイッチ、コネクタ
この付録では、システムジャンパについて説明します。また、ジャンパとスイッチについて
の基本的な情報を提供するとともに、システム内のさまざまな基板上のコネクタについても
説明します。
ジャンパの概要
ジャンパを使って、プリント回路基板の回路構成を簡単に変更できます。システムを再構成
する場合、回路基板またはドライブのジャンパ設定の変更が必要になることがあります。
ジャンパ
ジャンパは回路基板上の小さなブロックで、
2
本以上のピンが出ています。ピンにはワイヤ
を格納したプラスチック製プラグが被せてあります。ワイヤはピン同士を接続して、回路を
形成します。ジャンパの設定を変更するには、ピンから抜いたプラグを、指定のピンに注意
深く押し込みます。図
A
-
1
に、ジャンパの例を示します。
図 A-1 ジャンパの例
警告: 必ずシステムの電源を切ってから、ジャンパの設定を変更してください。電源が入った
まま変更すると、システムの損傷など、予期せぬ結果が生じる場合があります。
1
本のピンだけにプラグが被せてある場合やプラグを被せていない場合は、ジャンパがオー
プン状態、またはジャンパなしといいます。
2
本のピンにまたがってプラグが被せてある場
合は、ジャンパありといいます。ジャンパ設定は、文中でしばしば
1-2
のような
2
つの数字
によって示されます。回路基板上にピン
1
を表す
1
という番号が印刷されています。各ピン
はピン
1
の場所に基づいて識別できます。
図
A
-
2
に、システムジャンパブロックの位置とデフォルトの設定値を示します。システム
ジャンパの宛先、デフォルト設定値、および機能については、表
A
-
1
を参照してください。