Users Guide
ホストシステムのリモート管理
ホストシステムとクライアントシステムを設定すると(「ホストシステムの設定」および「クライアントシステムの設定」を参照)、コンソールリダイレクションを使ってホス
トシステムを再起動したり、ホストシステムの設定を変更することができます。
1. クライアントシステムを使ってホストシステムを再起動します。
手順については、「特殊キー機能の設定」を参照してください。
2. システムが起動を開始したら、コンソールリダイレクションを使って以下の作業を実行することができます。
l セットアップユーティリティの起動
l SCSI セットアップメニューの起動
l ファームウェアと BIOS のアップデート(システムのフラッシュ)
l ユーティリティパーティションでユーティリティの実行
特殊キー機能の設定
コンソールリダイレクションは ANSI または VT 100 / 220 ターミナルエミュレーションを使用します。これらは基本的な ASCII 文字に限られます。 ファンクションキ
ー、矢印キー、およびコントロールキーは、ASCII 文字のセットでは使用できません。そして、ほとんどのユーティリティでは、通常の操作でもファンクションキーおよ
びコントロールキーを必要とします。 このためエスケープシーケンスと呼ばれる特殊なキーシーケンスを使用して、ファンクションキーまたはコントロールキーをエミ
ュレートすることができます。
エスケープシーケンスは、エスケープ文字で開始します。 この文字は、お使いのターミナルエミュレーションソフトウェアの要件に応じて、様々な方法で入力できま
す。 たとえば、 0x1b および <Esc> はどちらもエスケープ文字を示します。 HyperTerminal では、View(表示)メニューから Key Macros(キーマクロ)を選んでマ
クロを作成できます。 ほとんどすべてのキーの組み合わせに必要なキーのほとんどに、マクロを割り当てることができます。 各ファンクションキーを示すマクロを作
成します。
表 B-1 に、特殊キーまたはファンクションを示すエスケープシーケンスの一覧を示します。
表 B-1 対応エスケープシーケンス
メモ: ホストシステムのユーティリティパーティションでユーティリティを実行するには、Dell OpenManage™ Server Assistant のバージョン 6.3.1 以降を
使ってユーティリティパーティションを作成しておく必要があります。
メモ: HyperTerminal でマクロを作成する際、ダイアログボックスを終了するのではなく、エスケープシーケンスを送信していることを知らせるために、
<Insert> を押してから <Esc> を押します。 この機能がない場合、HyperTerminal をアップグレードする必要があります。
メモ: 表 B-1 に一覧を示すエスケープシーケンスキーの組み合わせでは、大文字と小文字が区別されます。 たとえば、<A> を生成するには、<Shift><a>
を押す必要があります。
キー
対応するシーケンス
ターミナルエミュレーション
<上矢印>
<Esc><[><A>
VT 100 / 220、ANSI
<下矢印>
<Esc><[><B>
VT 100 / 220、ANSI
<右矢印>
<Esc><[><C>
VT 100 / 220、ANSI
<左矢印>
<Esc><[><D>
VT 100 / 220、ANSI
<F1>
<Esc><O><P>
VT 100 / 220、ANSI
<F2>
<Esc><O><Q>
VT 100 / 220、ANSI
<F3>
<Esc><O><R>
VT 100 / 220、ANSI
<F4>
<Esc><O><S>
VT 100 / 220、ANSI
<F5>
<Esc><O><T>
VT 100、ANSI