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IPMI SOL を使用した iDRAC との通信
IPMI シリアルオーバー LAN(SOL)は、管理下システムのテキストベースのコンソールシリアルデータを iDRAC の専用または
共有帯域外 Ethernet 管理ネットワークを介してリダイレクトすることを可能にします。SOL を使用して、次の操作を行えま
す。
● タイムアウトなしでオペレーティングシステムにリモートアクセスする。
● Windows の Emergency Management Services(EMS)または Special Administrator Console(SAC)、Linux シェルでホス
トシステムを診断する。
● POST 中サーバーの進捗状況を表示し、BIOS セットアッププログラムを再設定する。
SOL 通信モードを設定するには、次の手順を実行します。
1. シリアル接続のための BIOS を設定します。
2. SOL を使用するように iDRAC を設定します。
3. サポートされるプロトコル(SSH、Telnet、IPMItool)を有効にします。
関連概念
BIOS のシリアル接続用設定 on page 118
SOL を使用するための iDRAC の設定 on page 118
対応プロトコルの有効化 on page 120
BIOS のシリアル接続用設定
メモ: これは、ラックおよびタワーサーバー上の iDRAC にのみ適用されます。
1. システムの電源を入れるか、再起動します。
2. F2 を押します。
3. システム BIOS 設定 > シリアル通信 と移動します。
4. 次の値を指定します。
● シリアル通信 — コンソールリダイレクトでオン。
● シリアルポートアドレス — COM2。
メモ
: シリアルポートアドレス フィールドの シリアルデバイス 2 も com1 に設定されている場合は、シリアル通信
フィールドを com1 のシリアルリダイレクトでオン に設定できます。
● 外部シリアルコネクタ — シリアルデバイス 2
● フェイルセーフボーレート — 115200
● リモートターミナルの種類 — VT100/VT220
● 起動後のリダイレクト — 有効
5. 次へ をクリックしてから、終了 をクリックします。
6. はい をクリックして変更を保存します。
7. <Esc> を押して セットアップユーティリティ を終了します。
メモ
: BIOS は、画面シリアルデータを 25 x 80 の形式で送信します。console com2 コマンドを呼び出すために使用
される SSH ウィンドウは 25 x 80 に設定する必要があります。設定後に、リダイレクトされた画面は正常に表示され
ます。
メモ: ブートローダまたはオペレーティングシステムが GRUB または Linux などのシリアルリダイレクトを提供する場
合、BIOS の 起動後にリダイレクト 設定を無効にする必要があります。これは、シリアルポートにアクセスする複数
のコンポーネントの潜在的な競合状態を回避するためです。
SOL を使用するための iDRAC の設定
ウェブインタフェース、RACADM、または iDRAC 設定ユーティリティを使用して、iDRAC の SOL 設定を指定できます。
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iDRAC 通信のセットアップ