Users Guide
Active Directory ユーザーの設定
企業が Microsoft Active Directory ソフトウェアを使用している場合、iDRAC へのアクセス権を付与するようソフトウェアを
設定できます。これにより、ディレクトリサービスの既存ユーザーに対し iDRAC ユーザー権限の追加や制御ができるようにな
ります。これは、ライセンス付きの機能です。
メモ: Active Directory を使用して iDRAC ユーザーを認識する機能は、Microsoft Windows 2000、Windows Server 2003、
および Windows Server 2008 オペレーティングシステムでサポートされています。
iDRAC にログインする際のユーザー認証は Active Directory を通じて設定します。また、役割ベースの権限も付与できるの
で、システム管理者はユーザーごとに権限を特定して設定できます。
iDRAC の役割名と特権名が、以前の世代のサーバから変更されました。役割名は次のとおりです。
表 19. iDRAC の役割
現在の世代 以前の世代 Privileges
管理者 管理者 ログイン、設定、ユーザーの設定、ログ、システム制御、仮想コンソ
ールへのアクセス、仮想メディアへのアクセス、システム操作、デバ
ッグ
オペレータ 電力ユーザー ログイン、設定、システム制御、仮想コンソールへのアクセス、仮想
メディアへのアクセス、システム操作、デバッグ
読み取り専用 ゲストユーザー ログイン
なし なし なし
表 20. iDRAC ユーザー権限
現在の世代 以前の世代 説明
ログイン iDRAC へのログイン ユーザーによる iDRAC へのログインを可能にします。
設定 iDRAC の設定 ユーザーによる iDRAC の設定を可能にします。
ユーザーの設定 ユーザーの設定 ユーザーによる特定のユーザーに対するシステムへのアクセスの許可を
可能にします。
ログ ログを消去 ユーザーによるシステムイベントログ(SEL)のクリアを可能にしま
す。
システム制御 サーバー制御コマンドの実
行
ホストシステムのパワーサイクルを許可します。
仮想コンソールへのア
クセス
仮想コンソールリダイレク
ションへのアクセス(ブレ
ードサーバーの場合)
仮想コンソールへのアクセ
ス(ラックおよびタワーサ
ーバーの場合)
ユーザーによる仮想コンソールの実行を可能にします。
仮想メディアへのア
クセス
仮想メディアへのアクセス ユーザーによる仮想メディアの実行と使用を可能にします。
システム操作 アラートのテスト ユーザー開始およびユーザー生成のイベントを許可します。情報は非同
期通知として送信され、ログされます。
デバッグ 診断コマンドの実行 ユーザーによる診断コマンドの実行を可能にします。
ユーザーアカウントと権限の設定 135