Users Guide
2. 設定 セクションで、次の手順を実行します。
a. 仮想ディスクの名前を入力します。
b. コントローラ ドロップダウンメニューから、仮想ディスクを作成するコントローラを選択します。
c. レイアウト ドロップダウンメニューから、仮想ディスクの RAID レベルを選択します。
コントローラでサポートされている RAID レベルのみがドロップダウンメニューに表示されます。また、RAID レベル
は、使用可能な物理ディスクの合計台数に基づいて使用できます。
d. メディアタイプ、ストライプサイズ、読み取りポリシー、書き込みポリシー、ディスクキャッシュポリシー、T10 PI 機
能 を選択します。
コントローラでサポートされている値のみが、これらのプロパティのドロップダウンメニューに表示されます。
e. 容量 フィールドに、仮想ディスクのサイズを入力します。
ディスクを選択すると、最大サイズが表示され、更新されます。
f. スパン数 フィールドは、選択した物理ディスク(手順 3)に基づいて表示されます。この値を設定することはできませ
ん。これは、複数の RAID レベルを選択した後で自動的に計算されます。RAID 10 を選択した場合、およびコントロー
ラが不均等 RAID 10 をサポートしている場合、スパン数の値は表示されません。コントローラは、適切な値を自動的に
設定します。
3. 物理ディスクの選択 セクションでは、物理ディスクの数を選択します。
フィールドの詳細については、『iDRAC オンラインヘルプ』を参照してください。
4. 操作モードの適用 ドロップダウンメニューから、設定を適用するタイミングを選択します。
5. 仮想ディスクの作成 をクリックします。
選択した 操作モードの適用 に基づいて、設定が適用されます。
RACADM を使用した仮想ディスクの作成
racadm storage createvd コマンドを使用します。
詳細については、dell.com/idracmanuals にある
『
iDRAC RACADM
コマンドラインリファレンスガイド』
を参照してくださ
い。
メモ
: S130 コントローラーで管理されているドライブでは、ディスクのスライスやパーシャル VD の設定に RACADM を使
用することはできません。
仮想ディスクキャッシュポリシーの編集
仮想ディスクの読み取り、書き込み、またはディスクキャッシュポリシーを変更することができます。
メモ
: 一部のコントローラーでは、サポートされていない読み取りまたは書き込みポリシーが存在します。そのため、ポリ
シーを適用したときにエラー メッセージが表示されます。
読み取りポリシーは、コントローラがデータを探すときに、仮想ディスクの連続セクタを読み取るかどうかを指定します。
● 適応先読み — 最新の 2 つの読み取り要求がディスクの連続セクターにアクセスした場合にのみ、先読みが行われます。連
続した読み取り要求がディスクのランダム セクターにアクセスすると、コントローラーは非先読みポリシーに戻ります。コ
ントローラーは読み取り要求がディスクの連続セクターにアクセスしているかどうかの評価を継続的に行い、必要に応じて
先読みを開始します。
メモ
: 旧世代の PERC コントローラは、先読みなし、先読み、および適応先読み をサポートしています。PERC 8 および
PERC 9 の場合、先読み設定と適応先読み設定はコントローラー レベルで機能的に同等です。下位互換性のために、一部
のシステム管理インタフェースおよび PERC 8 および 9 コントローラでは、適応先読み に対して読み取りポリシーを設定
することを許可しています。PERC 8 または PERC 9 では、先読みまたは適応先読みを設定することが可能ですが、機能
に違いはありません。
● 先読み — コントローラはデータシーク時に仮想ディスクの連続セクタを読み取ります。データが仮想ディスクの連続セク
ターに書き込まれていれば、先読みポリシーによってシステム パフォーマンスが向上する可能性があります。
● 先読みなし — 先読みなしポリシーを選択すると、コントローラは先読みポリシーを使用しません。
書き込みポリシーは、コントローラが書き込み要求完了信号を、データがキャッシュに保存された後、またはディスクに書き
込まれた後のどちらの時点で送信するかを指定します。
● ライトスルー — コントローラはデータがディスクに書き込まれた後でのみ書き込み要求完了信号を送信します。システム
ではデータはディスクに安全に書き込まれた後でのみ使用可能と見なされるため、ライトスルー キャッシングはライトバ
ック キャッシングよりもデータ セキュリティに優れているといえます。
ストレ
ージデバイスの管理 209