Users Guide
5. DHCP サーバーは、ベンダーのクラスを dhcpd.conf ファイル内のベンダーのオプションと一致させ、SCP ファイルの場
所および SCP ファイル名(指定されている場合)を iDRAC に送信します。
6. iDRAC は、SCP ファイルを処理し、ファイル内にリストされたすべての属性を設定します。
DHCP オプション
DHCPv4 では、グローバルに定義された多数のパラメータを DHCP クライアントにパスすることができます。各パラメータ
は、DHCP オプションと呼ばれています。各オプションは、1 バイトのサイズのオプションタグで識別されます。0 と 255 の
オプションタグはそれぞれパディングとオプションの終了用に予約されています。他のすべての値はオプションの定義に使用
できます。
DHCP オプション 43 は、DHCP サーバーから DHCP クライアントに情報を送信するために使用します。このオプションは、
テキスト文字列として定義されます。このテキスト文字列は、XML ファイル名、共有の場所、およびこの場所にアクセスす
るための資格情報の値として設定します。例えば次のようになります。
option myname code 43 = text;
subnet 192. 168.0.0 netmask 255.255.255.0 {
# default gateway
option routers 192.168.0.1;
option subnet-mask 255.255.255.0;
option nis-domain "domain.org";
option domain-name "domain.org";
option domain-name-servers 192.168.1.1;
option time-offset -18000; #Eastern Standard Time
option vendor-class-identifier "iDRAC";
set vendor-string = option vendor-class-identifier;
option myname "-f system_config.xml -i 192.168.0.130 -u user -p password -n cifs -s
2 -d 0 -t 500";
ここで、-i は、リモートファイル共有の場所、-f は、文字列内のファイル名とリモートファイル共有への資格情報を示しま
す。
DHCP Option 60 は DHCP クライアントと特定のベンダーを識別し、関連付けます。クライアントのベンダー ID を元に動作す
るよう設定されている DHCP サーバーには、オプション 60 とオプション 43 を設定してください。Dell PowerEdge サーバーで
は、iDRAC はそれ自身をベンダー ID「iDRAC」で識別します。したがって、新しい「ベンダークラス」を追加し、その下に「コー
ド 60」の「範囲のオプション」を作成した後で、DHCP サーバーで新規範囲のオプションを有効にする必要があります。
関連タスク
Windows でのオプション 43 の設定 on page 46
Windows でのオプション 60 の設定 on page 46
Linux でのオプション 43 およびオプション 60 の設定 on page 48
Windows でのオプション 43 の設定
Windows でオプション 43 を設定するには、次の手順を実行します。
1. DHCP サーバーで、スタート > 管理ツール > DHCP の順に移動して、DHCP サーバー管理ツールを開きます。
2. サーバーを検索して、下のすべての項目を展開します。
3. 範囲のオプション を右クリックして、オプションの設定 を選択します。
範囲のオプション ダイログボックスが表示されます。
4. 下にスクロールして、043 ベンダー固有の情報 を選択します。
5. データ入力 フィールドで ASCII 下の場所をクリックして、XML 設定ファイルが含まれている共有の場所のあるサーバーの
IP アドレスを入力します。
値は、ASCII 下に入力すると表示されますが、左側にバイナリとしても表示されます。
6. OK をクリックして設定を保存します。
Windows でのオプション 60 の設定
Windows でオプション 60 を設定するには、次の手順を実行します。
1. DHCP サーバーで、[スタート] > [管理ツール] > [DHCP]の順にクリックして、DHCP サーバー管理ツールを開きま
す。
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管理下システムと管理ステーションのセットアップ