Users Guide
起動を必要とするアップデートはステージングされ、次のシステム再起動時に実行するようコミットされます。システムを 1
度だけ再起動すれば、すべてのアップデートが実行されます。
ファームウェアのアップデート後、システムインベントリ ページにアップデートされたファームウェアバージョンが表示さ
れ、ログが記録されます。
サポートされているファームウェアイメージファイルの種類は、以下の通りです。
● .exe — Windows ベースの Dell Update Package(DUP)
● .d7 — iDRAC と Lifecycle Controller ファームウェアの両方が含まれています。
.exe 拡張子のファイルには、システム制御権限が必要です。リモートファームウェアアップデートのライセンス済みの機能
と、Lifecycle Controller が有効になっている必要があります。
.d7 拡張子のファイルには、設定権限が必要です。
メモ: iDRAC ファームウェアのアップグレード後、NTP を使用して iDRAC 時間をリセットするまで、Lifecycle Controller
ログに表示されるタイムスタンプに違いが生じる場合があります。iDRAC 時間をリセットするまで、Lifecycle ログは
BIOS 時間を表示します。
ファームウェアアップデートは、次の方法で実行できます。
● ローカルシステムまたはネットワーク共有からサポートするイメージタイプを 1 つずつアップロード。
● FTP、TFTP、または HTTP サイト、または Windows DUP と対応するカタログファイルを含むネットワークリポジトリに
接続。
カスタムリポジトリは Dell Repository Manager を使用して作成します。詳細については、『Dell Repository Manager Data
Center User's Guide
(
Dell Repository Manager Data Center
ユ
ー
ザ
ー
ズガイド)
』を参照してください。iDRAC では、シス
テムにインストールされたファームウェアと BIOS との間の相違を示すレポートと、リポジトリで利用可能なアップデート
が提供されます。リポジトリに含まれる該当アップデートのすべてがシステムに適用されます。この機能は iDRAC
Enterprise ライセンスで使用可能です。
● カタログファイルおよびカスタムリポジトリを使用した定期的な自動ファームウェアアップデートをスケジューリング。
iDRAC ファームウェアのアップデートに使用できるツールとインタフェースは複数あります。次の表は、iDRAC ファームウェ
アにのみ適用されます。この表には、サポートされているインタフェース、イメージファイルの種類、およびファームウェア
のアップデートの際に Lifecycle Controller を有効状態にする必要があるかどうかが示されています。
表
9. イメージファイルの種類と依存関係
.D7 イメージ iDRAC DUP
インタフェース 対応 LC を有効にする必要があ
る
対応 LC を有効にする必要があ
る
BMCFW64.exe ユー
ティリティ
有 無 無 該当なし
Racadm FW アップ
デート(旧)
有 無 無 該当なし
Racadm アップデー
ト(新)
有 有 有 有
iDRAC UI 有 有 有 有
WSMAN 有 有 有 有
帯域内 OS DUP 無 該当なし 有 無
次の表は、ファームウェアが特定のコンポーネントに対してアップデートされた場合にシステムの再起動が必要となるかどう
かを示しています。
メモ
: 複数のファームウェアのアップデートを帯域外の方法で適用する場合、アップデートは不要なシステム再起動の回数
を減らすため、最も効率的な順序で行われます。
表 10. ファームウェアアップデート
コンポーネント名 ファームウェアのロー
ルバックのサポート
(有/無)
帯域外 — システム再起
動の必要性
帯域内 — システム再起
動の必要性
Lifecycle
Controller GUI —
再起動の必要性
診断 無 無 無 無
管理下システムと管理ステーションのセットアップ 65