Users Guide
メモ: ファームウェアバージョン 2.10.10.10 搭載の第 12 世代 PowerEdge サーバでは、iDRAC をロールバックせずに
Lifecycle Controller を 1.xx.xx にロールバックすることはできません。Lifecycle Controller をロールバックするには、最初
に iDRAC を 1.xx.xx バージョンにロールバックします。
最新の機能とセキュリティのアップデートを確保するため、ファームウェアを常にアップデートすることをお勧めします。ア
ップデート後に問題が発生した場合、アップデートをロールバックするか、または前のバージョンをインストールする必要があ
る場合があります。前のバージョンをインストールするには、Lifecycle Controller を使用してアップデートをチェックし、イ
ンストールするバージョンを選択します。
次のコンポーネントのファームウェアロールバックを実行することができます。
● Lifecycle Controller 使用 iDRAC
● BIOS
● ネットワークインタフェースカード(NIC)
● 電源装置ユニット(PSU)
● RAID コントローラ
● バックプレーン
メモ: ファームウェアロールバックは、診断、ドライバパック、および CPLD に対して実行することができます。
ファームウェアをロールバックする前に、次を確認してください。
● iDRAC ファームウェアをロールバックするための設定権限がある。
● サーバー制御権限があり、iDRAC 以外のデバイスすべてのファームウェアをロールバックするために Lifecycle Controller が
有効化されている。
●
NIC モードが 共有 LOM として設定されている場合は、専用 に変更する。
ファームウェアは、次のいずれかの方法を使用して以前にインストールしたバージョンにロールバックできます。
● iDRAC ウェブインタフェース
● CMC ウェブインタフェース
● RACADM CLI ー iDRAC および CMC
● Lifecycle Controller GUI
● Lifecycle Controller リモートサービス
関連タスク
iDRAC ウェブインタフェースを使用したファームウェアのロールバック on page 74
CMC ウェブインタフェースを使用したファームウェアのロールバック on page 75
RACADM を使用したファームウェアのロールバック on page 75
Lifecycle Controller を使用したファームウェアのロールバック on page 75
Lifecycle Controller-Remote Services を使用したファームウェアのロールバック on page 75
iDRAC ウェブインタフェースを使用したファームウェアのロールバック
デバイスファームウェアをロールバックするには、以下の手順を行います。
1. iDRAC ウェブインタフェースで、概要 > iDRAC 設定 > アップデートとロールバック > ロールバック に移動します。
ロールバック ページに、ファームウェアのロールバックが可能なデバイスが表示されます。デバイス名、関連付けられて
いるデバイス、現在インストールされているファームウェアバージョン、および使用可能なファームウェアロールバックバ
ージョンを表示することができます。
2. ファームウェアをロールバックする 1 つ、または複数のデバイスを選択します。
3. 選択されたデバイスに基づいて、インストールして再起動 または 次回の再起動時にインストール をクリックします。
iDRAC のみが選択されている場合は インストール をクリックします。
インストールして再起動 または 次の再起動時にインストール をクリックすると、「ジョブキューをアップデート中」という
メッセージが表示されます。
4. ジョブキュー をクリックします。
ステージングされたファームウェアアップデートを表示および管理することができる ジョブキュー ページが表示されま
す。
メモ
:
● ロールバックモード中は、ユーザーがこのページから移動してもロールバック処理がバックグラウンドで継続されま
す。
74 管理下システムと管理ステーションのセットアップ