Users Guide
● SD カードをサーバーに挿入します。
● ブートローダーは SD カードを検出し、点滅している LED を橙色に点灯して、firmimg.d7 を読み取り、iDRAC を再プログラ
ムし、iDRAC を再起動します。
TFTP サーバーの使用
Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバーを使用して iDRAC ファームウェアのアップグレードとダウングレード、または
証明書のインストールを行うことができます。これは、iDRAC から、または iDRAC へのファイルの転送のために SM-CLP お
よび RACADM コマンドラインインタフェースで使用されます。TFTP サーバーには、iDRAC の IP アドレスまたは DNS 名を使
用してアクセスできる必要があります。
メモ: 証明書の転送、およびファームウェアのアップデートに iDRAC ウェブインタフェースを使用する場合、TFTP サーバ
ーは必要ありません。
Windows または Linux オペレーティングシステムで netstat -a コマンドを使用して、TFTP サーバーが実行中であるかどう
かを確認できます。TFTP のデフォルトのポートは 69 です。TFTP サーバーが実行されていない場合は、次のいずれかの操作
を実行します。
● ネットワーク上で TFTP サービスを実行している別のコンピュータを検索します。
● オペレーティングシステム上に TFTP サーバーをインストールします。
サーバープロファイルのバックアップ
BIOS、RAID、NIC、iDRAC、Lifecycle Controller、ネットワーク ドーター カード(NDC)など、さまざまなコンポーネントにイ
ンストールされたファームウェア イメージ、およびこれらのコンポーネントの設定を含む、システム設定をバックアップでき
ます。バックアップ操作には、ハードディスク構成データ、マザーボード、および交換済み部品も含まれます。バックアップ
では、vFlash SD カードまたはネットワーク共有(CIFS または NFS)に保存するファイルが 1 つ作成されます。
メモ: CIFS は IPv4 と IPv6 の両方のアドレス、NFS は IPv4 アドレスのみをサポートします。
また、特定の日、週、または月に基づいたファームウェアとサーバー構成の定期的バックアップを有効化およびスケジュール
することもできます。
バックアップ機能はライセンスされており、iDRAC Enterprise ライセンスで使用可能です。
メモ: 第 13 世代サーバーでは、この機能は自動的に有効になります。
バックアップ操作を実行する前に、次のことを確認します。
● Collect System Inventory On Reboot(CSIOR)が有効になっている。CSIOR が無効になっているときにバック操作を開始
すると、次のメッセージが表示されます。
System Inventory with iDRAC may be stale,start CSIOR for updated inventory
● vFlash SD カードのバックアップを実行するには、次の手順を行います。
○ vFlash SD カードが挿入され、有効化および初期化されました。
○ VFlash SD カードには、バックアップファイルを保存するための 100 MB 以上の空き容量があります。
バックアップファイルには、サーバープロファイルにインポート操作に使用できる暗号化されたユーザー機密データ、設定情
報、およびファームウェアイメージが含まれます。
バックアップイベントが Lifecycle ログに記録されます。
関連概念
サーバープロファイルの自動バックアップのスケジュール on page 77
サーバプロファイルのインポート on page 78
iDRAC ウェブインタフェースを使用したサーバープロファイルのバック
アップ
iDRAC ウェブインタフェースを使用してサーバープロファイルをバックアップするには、次の手順を実行します。
1. 概要 > iDRAC の設定 > サーバープロファイルと移動します。
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管理下システムと管理ステーションのセットアップ