Users Guide
iDRAC ウェブインタフェースまたは RACADM を使用してネットワーク設定を変更するには、設定 権限が必要です。
メモ: ネットワーク設定を変更すると、iDRAC への現在のネットワーク接続が切断される場合があります。
ウェブインタフェースを使用したネットワーク設定の変更
iDRAC ネットワーク設定を変更するには、次の手順を実行します。
1. iDRAC ウェブインタフェースで、概要 > iDRAC 設定 > ネットワーク と移動します。
ネットワーク ページが表示されます。
2. 要件に従ってネットワーク設定、共通設定、IPv4、IPv6、IPMI、VLAN 設定を指定して、適用 をクリックします。
ネットワーク設定で自動専用 NIC を選択した場合、NIC 選択が共有 LOM(1、2、3、4)で、iDRAC 専用 NIC でリンクが
検知されると、iDRAC は NIC 選択を変更し、専用 NIC を使用します。専用 NIC でリンクが検出されない場合、iDRAC は
共有 LOM を使用します。切り替えまでの時間は、共有から専用の場合は 5 秒、専用から共有までの場合は 30 秒です。こ
の値は、RACADM または WSMAN を使用して設定できます。
各種フィールドについては、『iDRAC オンラインヘルプ』を参照してください。
ローカル RACADM を使用したネットワーク設定の変更
使用可能なネットワークプロパティのリストを生成するには、コマンドを使用します。
racadm get iDRAC.Nic
DHCP を使用して IP アドレスを取得するには、次のコマンドを使って DHCPEnable オブジェクトを書き込み、この機能を有
効にします。
racadm set iDRAC.IPv4.DHCPEnable 1
次に、必要な LAN ネットワークプロパティを設定するコマンドの使用例を示します。
racadm set iDRAC.Nic.Enable 1
racadm set iDRAC.IPv4.Address 192.168.0.120
racadm set iDRAC.IPv4.Netmask 255.255.255.0
racadm set iDRAC.IPv4.Gateway 192.168.0.120
racadm set iDRAC.IPv4.DHCPEnable 0
racadm set iDRAC.IPv4.DNSFromDHCP 0
racadm set iDRAC.IPv4.DNS1 192.168.0.5
racadm set iDRAC.IPv4.DNS2 192.168.0.6
racadm set iDRAC.Nic.DNSRegister 1
racadm set iDRAC.Nic.DNSRacName RAC-EK00002
racadm set iDRAC.Nic.DNSDomainFromDHCP 0
racadm set iDRAC.Nic.DNSDomainName MYDOMAIN
メモ: iDRAC.Nic.Enable を 0 に設定すると、DHCP が有効な場合でも iDRAC LAN は無効になります。
IP フィルタの設定
ユーザー認証に加え、次のオプションを使用して iDRAC へのアクセス時のセキュリティを強化します。
● IP フィルタは、iDRAC にアクセスするクライアントの IP アドレス範囲を限定します。受信ログインの IP アドレスを指定
の範囲と比較し、その範囲内の IP アドレスを持つ管理ステーションからの iDRAC アクセスのみを許可します。それ以外
のログイン要求はすべて拒否されます。
● 特定の IP アドレスからのログインが繰り返し失敗した場合は、そのアドレスから iDRAC へのログインが、事前に選択さ
れた時間ブロックされます。ログインの失敗が 2 回までの場合は、30 秒後に再びログインする必要があります。ログイン
の失敗が 2 回を超える場合は、60 秒後に再びログインする必要があります。
特定 IP アドレスからのログインに失敗するたびに、その回数が内部カウンタによって記録されます。ユーザーがログインに成
功すると、失敗の履歴はクリアされ、内部カウンタがリセットされます。
メモ
: クライアント IP アドレスからのログイン試行が拒否されると、SSH クライアントに「ssh exchange
identification: Connection closed by remote host というメッセージが表示される場合があります。
iDRAC の設定 83