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物理ディスクの選択
物理ディスクの選択 画面を使用して、仮想ドライブに使用する物理ディスクと、物理ディスクドライブに関
連するプロパティを選択します。
仮想ディスクに必要な物理ディスク数は、RAID レベルによって異なります。RAID レベルで必要とされる物
理ディスクの最小および最大数が画面に表示されます。
• プロトコル — ディスクプールのプロトコルに、シリアル接続 SCSI(SAS)または シリアル ATA(SATA)
のいずれかを選択します。SAS ドライブは高パフォーマンス用に使用され、SATA ドライブはコスト効率
に優れたソリューションを提供します。 ディスクプールは物理ディスクドライブの論理的グループで、
仮想ディスクを 1 つ、または複数作成することができます。このプロトコルは、RAID 実装に使用される
タイプのテクノロジーです。
• メディアタイプ — ディスクプールのメディアタイプに ハードディスクドライブ(HDD)または ソリッ
ドステートディスク
(SSD)を選択します。 HDD は、データストレージに従来の回転磁気メディアを使
用し、SSD はデータストレージ用にフラッシュメモリを実装します。
• 暗号化機能 — 暗号化機能を有効にするには はい をクリックします。
• スパン長の選択 — スパン長を選択します。スパン長の値は、各スパンに含まれる物理ディスクドライブ
数を示します。スパン長は
RAID 10、RAID 50、RAID 60 のみに適用されます。スパン長の選択 ドロップ
ダウンリストは、ユーザーが RAID 10、RAID 50、または RAID 60 を選択した場合にのみアクティブにな
ります。
• 現在のスパンに残るドライブ数 — 選択されたスパン長の値に基づいて、現在のスパンに残っている物理
ディスクドライブの数が表示されます。
• 画面下のチェックボックスを使って物理ディスクドライブを選択します。物理ディスクドライブの選択
は、RAID レベルおよびスパン長の要件を満たす必要があります。すべての物理ディスクドライブを選択
するには、 すべて選択 をクリックします。このオプションを選択した後は、オプションが 選択解除 に
変わります。
仮想ディスク属性の設定
このページを使用して、次の仮想ドライブ属性の値を指定してください。
• サイズ — 仮想ドライブのサイズを指定します。
• ストライプエレメントサイズ — ストライプエレメントのサイズを選択します。ストライプエレメントサ
イズは、ストライプ内の各物理ディスクドライブ上でストライプが消費するドライブ容量です。ストライ
プエレメントサイズ リストには、画面に当初表示されたオプションよりも多くのオプションが含まれて
いる場合があります。使用できるオプションをすべて表示するには、上矢印および下矢印キーを使用しま
す。
• 読み取りポリシー — 読み取りポリシーを選択します。
– 先読み — コントローラはデータシーク時に仮想ドライブの連続セクタを読み取ります。データが仮
想ディスクの連続セクタに書かれている場合、先読みポリシーによってシステムパフォーマンスが向
上します。
– 先読みなし — コントローラは先読みポリシーを使いません。先読みなしポリシーは、データがランダ
ムで、連続セクタに書かれていない場合、システムパフォーマンスを向上させます。
– 適応先読み — コントローラは、最近の読み取り要求がディスクドライブの連続セクタにアクセスした
場合に限り、先読みポリシーを開始します。最近の読み取り要求がディスクのランダムなセクタにア
クセスする場合、コントローラは
先読みなし ポリシーを使用します。
• 書き込みポリシー — 書き込みポリシーを選択します。
– ライトスルー — コントローラは、データがディスクドライブに書き込まれた後でのみ書き込み要求完
了信号を送信します。ライトスルーポリシーは、ディスクドライブにデータが書き込まれた後にのみ
データが利用可能になるとシステムが判断することから、ライトバックポリシーよりも優れたデータ
セキュリティを提供します。
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