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サーバー BIOS は、起動時にオンボード フラッシュから NVDIMM-N DRAM データを復元します。BIOS では、NVDIMM-N バッテリー
が取り付けられており、電源喪失時の保存イベントのために十分に充電されていることが確認されます。BIOS では、取り付けられ
ているサーバーの電源装置が、サーバー構成に十分なサイズであることも確認されます。これは、電源喪失後、バッテリーの電力に
切り替わるまでサーバーを保持するのに PSU が十分な電力を供給できるようにするためです。BIOS で、バッテリーおよび PSU が
NVDIMM-N をサポートするのに十分な電力を備えていることを確認したら、NVDIMM-N を準備し、サーバーが OS を起動すること
を許可します。
BIOS で問題が検出された場合、画面に F1/F2 エラー メッセージ表示され、NVDIMM-N が読み取り専用モードにロックされます。こ
の時点で OS はまだ NVDIMM-N データを読み取ることができますが、変更は破棄されます。NVDIMM-N を通常のオペレーションに
復元させるには、問題を修正してサーバーを再起動する必要があります。詳細については、「BIOS エラーメッセージ 4.2 BIOS エラー
メッセージ」の項を参照してください。
自動シャットダウンと保存
DellEMC の NVDIMM-N パーシステント メモリー ソリューションの主な目的は、お客様のデータを保護することです。データ保護の
主要な要素は、サーバーの電源供給です。PSU には、保存プロセスを開始し、サーバーを NVDIMM-N のバックアップ バッテリーに
移行させるための十分な保持電力が必要です。
デバイスのホット アド/削除、または PSU 障害のためにサーバー ハードウェア構成を変更すると、サーバーの電力予算が再評価さ
れます。電力予算が、電力を保持する PSU の能力を超えている場合、サーバーはただちにシャットダウンして NVDIMM-N 上での
保存をトリガーし、お客様のデータを保護してフラッシュします。サーバーが再起動します。問題が解決しない場合は、OS を起動
する前に、BIOS によって NVDIMM-N が読み取り専用モードに設定されます。
モジュラー型シャーシでは、電源がシャーシ レベルで管理されているため、電源喪失イベントまたは PSU の削除により、必要な電
力が使用可能な電力容量を超過した場合に、NVDIMM 装備のスレッドが取り付けられ、電源がオンになっていると、シャーシ全体
のシャットダウンがトリガーされます。シャーシの電源が制約されている場合、それらのコンポーネントの電力要求により、シャー
シの電力消費が使用可能な電力以上に増加すると、追加のコンポーネントの電源をオンにすることができなくなります。さらに、
ユーザーが NVDIMM 装備のスレッドの「仮想抜き差し」を実行することに決めた場合、対象のスレッドは NVDIMM-N 上での保存を
トリガーしますが、シャーシ全体には影響しません。
30 NVDIMM-N によるサーバの動作