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Table Of Contents
Windows
トピック:
• BIOS の要件
• セット アップ
• Windows ドライバー
• Windows Server 2016 のストレージ クラス メモリー
• Windows Server 2019 のストレージ クラス メモリー
• Windows 正誤表
BIOS の要件
Windows 2016 と 2019 のどちらでも、NVDIMM モジュールを問題なく使用するには、最低で 1.6.13 の BIOS バージョンが必要です。
セット アップ
Windows Server 2016 および 2019 では、NVDIMM-N デバイスをネイティブにサポートしており、メモリー バス上の、非常に高いパ
フォーマンスと低レイテンシーを実現する NVDIMM-N デバイスへのアプリケーションおよびサービス アクセスを可能にします。
BIOS セットアップからパーシステント メモリーの設定を有効にします。これは、NVDIMM-N デバイスが接続されている場合のデ
フォルトの BIOS 設定でもあります。Windows Server 2016 および Windows 10 アニバーサリー版は現在、NVDIMM-N のインターリー
ブ セットをサポートしていません。NVDIMM-N インターリーブ設定は、デフォルトの設定のまま[無効]に設定する必要がありま
す。
Windows Server 2019 では NVDIMM-N インターリーブがサポートされており、このオプションを[有効]に設定できます。
Windows Server 2016 で NVDIMM-N を正常に機能させるには、2017-07 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新
プログラム (KB4025334)が必要です。
Windows ドライバー
Windows は、メモリー バスに直接インストールされている永続的なストレージとして「ストレージ クラス メモリー(SCM)」を参照
します。NVDIMM-N は、ストレージ クラス メモリー形式の一種です。
DellEMC PowerEdge プラットフォームは、PNP ID「ACPI0012」を使用して NVDIMM-N ルート デバイスを実装します。このルート デ
バイスには個別の NVDIMM-N デバイスが含まれています。起動プロセス中に、Windows はこのルート デバイスの「ストレージ クラ
ス メモリー」バス ドライバー(Scmbus.sys)をロードします。Scmbus.sys ドライバーは、システム内の各 NVDIMM-N デバイスを列
挙し、各 NVDIMM-N デバイスの機能ドライバーとして scmdisk0101.sys をロードします。
Windows Server 2016 および 2019 環境の DellEMC NVDIMM-N では、ブロック モードとダイレクト アクセス モード(DAX)の両方
をサポートできます。次の 2 本のビデオでは、これら 2 種類のモードの違いと各モードの使用方法について説明されています。
● 不揮発性メモリー(NVDIMM-N)のブロック ストレージとしての使用
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/P466
● 不揮発性メモリー(NVDIMM-N)のバイトアドレス可能ストレージとしての使用
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/P470
Windows Server 2016 のストレージ クラス メモリー
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