Concept Guide
Table Of Contents
- Dell Lifecycle Controller Remote Services v2.70.70.70 クイック スタート ガイド
- 目次
- はじめに
- Remote Services の機能
- API 関連資料およびリンク - はじめに
- Lifecycle Controller API の統合
- ソーシャルメディアリファレンス
- 用語と定義
Lifecycle Controller Remote Services を使用する利点
デルが最も一般的な管理タスクと、それらに関連する効率性を調査したとき、管理タスクを実行するためにかかる余分な時間は、
ツールが理由で発生するものではなく、数個のツール間で機能が分割されるためであることを発見しました。たとえば、プロビジ
ョニング、導入、およびアップデートなどの最も一般的なタスクは、複数のツールとメディアフォーマットだけでなく、ドライバ
やファームウェアといったツールの Web での検索も必要としていました。この従来のデリバリーモデルは、時間の非効率的な使
用、エラーの可能性、およびセキュリティリスクの可能性を生じる結果となっていました。Lifecycle Controller-Remote Services は
これらのシステム管理問題すべてに対応します。
Lifecycle Controller のライセンス可能機能
Web Services for Management(WS-MAN)ライセンスと権限仕様には、Lifecycle Controller 搭載の Integrated Dell Remote Access
Controller(iDRAC)によって提供される WSMAN API を使用するために必要なライセンスと権限情報のすべてが包含されています。
これは、第
11 世代 Dell PowerEdge サーバーをはじめに、iDRAC(Express ライセンス、Enterprise ライセンス、および vFlash SD カ
ード機能)の一部として提供されてきました。第
12 および
13 世代 PowerEdge サーバーでは Flash 機能が iDRAC Enterprise ライセ
ンスに含まれていることから、Lifecycle Controller 2.0 以降では vFlash のライセンスを別途取得する必要がありません。デルの第
12
および
13 世代の PowerEdge サーバーは、Express または Enterprise ライセンスのみを使用します。
Lifecycle Controller 管理機能は、管理機能または機能性それぞれについての包括的な詳細を提供する Dell Common Information Model
(DCIM)プロファイル仕様によって明確な分野に分割され、表現されます。これらの機能は、無料、部分的にライセンス対象、ま
たは完全にライセンス対象である場合があります。また、機能へのアクセス性は WS-MAN 要求と共に提供される資格情報によっ
て定義され、管理者または読み取り専用アクセスなどの、ユーザー割り当ての権限資格情報にマップされます。
Redfish およびウェブサービス API を使用した iDRAC
RESTful API について
ウェブサービス - 管理(WSMan)は、Distributed Management Task Force(DMTF)のオープン標準で、サーバ、デバイス、アプリ
ケーション、および各種ウェブサービスを管理するための Simple Object Access Protocol(SOAP)ベースのプロトコルを定義しま
す。WS-MAN は、システムが IT インフラストラクチャ全体の管理情報にアクセスし、交換するための共通手段を提供します。
DMTF は、企業 IT 環境におけるシステム管理のための標準を開発、維持、および促進する業界団体です。DMTF データモデルは複
雑で、ユーザー名とパスワードの指定やユーザーアカウントへの管理者権限の付与といった単純な操作を行うために、通常は複数
のトランザクションを必要とします。こうしたトランザクションの数を減らすため、Lifecycle Controller には属性モデルをベースと
する、管理用の Dell データモデルも用意されています。
iDRAC RESTful API は、 DMTF Redfish 標準のデル EMC 固有の操作に拡張されています。これには、RESTful サーバ設定、モジュラ
ーサーバ機能のサポート、OS ネットワーキングの詳細なインベントリとステータスの表示が含まれています。スケーラブルプラ
ットフォーム管理フォーラム(SPMF)では、Distributed Management Task Force(DMTF) の Redfish API を公開しています。これ
は、業界標準のオープンな仕様およびスキーマで、スケーラブルプラットフォームハードウェアのシンプルかつ現代的でセキュア
な管理に対する IT 管理者のニーズを満たすように設計されています。Redfish は、ハイパーメディア RESTful インタフェース内で
データモデル表現を使用した NextGen 管理標準です。このデータモデルは、標準のスキーマおよびマシンが読み取れるスキーマの
観点から定義されています。また、メッセージのペイロードは JSON で表現され、プロトコルは OData v4 を使用しています。
Redfish はハイパーメディア API であり、一貫性のあるインタフェースを使用してさまざまな実装を表現できます。これには、デー
タセンターのリソースの検出と管理、イベント処理、および存続時間が長いタスクの管理のためのメカニズムが含まれています。
Lifecycle Controller API について
Lifecycle Controller-Remote Services は、コンソールがリモートに設置されているサーバーのためのベアメタルプロビジョニングや
1 対多のオペレーティングシステム導入などを統合することを可能にする標準ベースのインタフェースです。デルの Lifecycle
Controller は、Lifecycle Controller GUI と Lifecycle Controller-Remote Services の機能両方を活用して、サーバー導入の大幅な改善と
シンプル化を実現します。
はじめに 7