Users Guide

警告: これらの手順を実行すると、アレイ内のすべてのデータが失われます。手順を実行する前に、バックアップまた
はその他の手段により復元する準備ができていることを確認してください。これらの手順がその他のアレイに影響しな
いように注意してください。
1 保存されたキャッシュがある場合は破棄します。
2 外部構成があればそれらをクリアします。
3 アレイを削除します。
4 ドライブの位置を 1 つシフトします。
ディスク 0 はスロット 1、ディスク 1 はスロット 2、ディスク 2 はスロット 0 に移動します。
5 必要に応じてアレイを再作成します。
6 アレイの完全初期化高速初期化ではないを実行します。
7 アレイの整合性チェックを実行します。
エラーなしで整合性チェックが完了した場合は、アレイは正常でありパンクチャーが除去された状態であると間違いなく判断で
きます。データはこれで正常なアレイに復元できます。
問題の未然防止と発生後のパンクチャーの解決
デルの RAID コントローラには、さまざまなタイプの問題を防止し、実際に発生した各種エラーを処理するための機能が数多く搭載されています。RAID
ントローラの主要なジョブは、そのアレイに含まれているデータの整合性を保持することです。損傷がもっと激しい場合でもパンクチャーなど、アレイのデ
ータは使用可能な場合も多くあり、また、サーバを稼働状態に保つこともできます。メンテナンス計画の一部として、RAID アレイのプロアクティブ メンテナ
ンスを組み込む必要があります。デルの RAID コントローラは信頼性が高く、ユーザーが介入しないアレイの管理に長けています。適切なメンテナンスを怠
ると、時間の経過とともに最も優れたテクノロジーにも問題が発生する可能性があります。アレイの正常性を維持し、データ
エラー、二重障害、パンクチ
ャーなどの大半のことを防止できる方法は数多く存在します。
日常的および定期的にメンテナンスを行うことを強くお勧めします。プロアクティブ メンテナンスによって既存のエラーを修正し、一部のエラーの発生を防ぐ
ことができます。すべてのエラーの発生を防ぐことはできませんが、最も重大なエラーはプロアクティブ
メンテナンスによって大幅に軽減できます。ストレージ
および RAID サブシステムの場合は、次の手順を実行します。
コントローラ、ハード ドライブ、バックプレーン、その他のデバイスのドライブとファームウェアをアップデートします。
整合性チェック操作を日常的に実行しますデルでは 30 日おきを推奨
ケーブルの摩耗や破損の兆候がないかを調べ、接続が良好であることを確認します。
ログで問題の兆候があるかどうかを確認します。
これは高度なレベルのテクニカル レビューである必要はなく、潜在的な問題の極めて顕著な兆候を見つけるために、ログをざっくりと確認するだけでか
まいません。疑問や不明な点がある場合は、デル
テクニカル サポートにお問い合わせください。
温度に関する問題のトラブルシューティング
温度に関する問題は周囲温度センサーの誤動作、ファンの誤動作、ヒートシンクのほこり、熱センサーの誤動作などにより発生する可能性があります。
温度に関する問題を解決するには、次の手順を実行します。
1 LCD ESM組み込み型システム管理のログで他のエラー メッセージがないかを確認し、障害が発生したコンポーネントを特定します。
2 マシンへのエアフローが遮断されていないことを確認します。囲いのある場所に設置されているか、換気口が遮断されていると、オーバーヒートの原
因になる可能性があります。ラックに設置されている場合は、ラックの冷却システムが正常に動作していることを確認します。
3 周囲温度が許容可能なレベル内にあることを確認します。
4 内部のシステム ファンに障害物がないかを点検し、すべてのファンが適切に回転していることを確認します。欠陥のあるファンを正常動作が確認さ
れているファンと交換してテストします。
5 必要なエアフローカバーとダミーがすべて取り付けられていることを確認します。
6 すべてのファンが適切に動作しているか、ヒートシンクが正しく取り付けられているか、および熱グリースが塗布されているかを確認します。
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ハードウェアの問題のトラブルシューティング