Users Guide

構成のバックアップおよび復元手順
Dell EMC は、お使いのデータセンター環境に合った所定のスケジュールで初期セットアップを完了した後に、VMware ESXi の構成をバックアップしておく
ことを推奨します。お使いの構成をバックアップすると、ライセンス コードホストのシリアル番号がキャプチャされます。
構成情報をバックアップまたは復元するには、VMware vSphere CLI を使用します。vSphere CLI は以下に含まれています。
vSphere CLI パッケージ - vSphere CLI パッケージは、Linux または Microsoft Windows のオペレーティング システムのどちらかにインストールできま
す。
vMAvSphere Management Assistant - vMA ESXi ホストに導入することができます。
このソフトウェアはどちらも vmware.com からダウンロードできます。vSphere CLI の設定および実行の詳細については、vmware.com/support/pubs
VMware vSphere Command-Line Interface Installation and Reference Guide』、『VMware ESXi Embedded および vCenter Server セットアップ
ガイド』を参照してください。
バックアップおよび復元の手順については、以下を前提としてこの項に記載しています。
VSphere CLI が、バックアップまたは復元するシステム以外のシステムにすでにインポート済みである。
Windows または Linux の管理 APIアプリケーション プログラミング インターフェイスがインストール済みである。
ESXi ホストの構成のバックアップ
このタスクについて
ホストの設定データをバックアップするには、次の手順を実行します。
手順
1 vSphere CLI を起動します。
2 -s フラグを指定して vicfg-cfgbackup コマンドを実行し、指定したバックアップ ファイル名にホスト設定を保存します。
vicfg-cfgbackup --server< ESXi-host-ip> -- portnumber <port_number> --protocol
<protocol_type> --username root --password root_password [-s <backup-filename>
-portnumber オプションと-protocol オプションは省略可能です。これらを指定しない場合は、デフォルトでポートが 443、プロトコルが HTTPS にな
ります。
メモ: コマンド ラインにパスワードを指定しない場合は、コマンドを実行するときに指定を求めるプロンプトが表示されます。たとえば、
次のとおりです。
vicfgcfgbackup --server 172.17.13.211 --username root –s backupdate.dat
メモ: Administrator パスワードに$&などの特殊文字が含まれている場合は、それぞれの文字の前に拡張文字\を付ける必要
があります。
ESXi ホストの設定の復元
このタスクについて
ホストの構成データを復元するには
メモ
: バックアップ プロセスは後のビルドへの復元をサポートしていません。この要件をオーバーライドするには、-f オプションを使用します。
手順
1 復元するホスト上で実行されている VM をオフにします。
2 オプションで、バックアップ ファイルの作成時に使用された ESXi ビルド番号にホストを復元します。
3 復元するホスト以外のホスト上で vSphere CLI を起動して、ログインします
オペレーティング システムの問題のトラブルシューティング
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