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システムメモリのトラブルシューティング
前提条件
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンライ
ンサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。Dell の許
可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってくだ
さい。
手順
1 システムが動作可能な場合、適切な診断テストを実行します。実行対象の診断テストについては、「システム診断プログラムの使用」の項を参照
してください。
診断テストで問題が発覚した場合は、診断テストで提示される対応処置を行います。
2 システムが動作しない場合、システムおよび周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外します。少なくとも 10 秒待ってから、システムを電
源に再接続します。
3 システムおよび接続されている周辺機器の電源を入れ、画面のメッセージをメモします。
特定のメモリモジュールにおける障害を示すエラーメッセージが表示される場合は、手順 12 に進みます。
4 セットアップユーティリティを起動し、システムメモリの設定を確認します。必要に応じてメモリ設定を変更します。
メモリの設定が取り付けられているメモリと一致しているにもかかわらず、引き続きエラーメッセージが表示される場合は、手順 12 に進みます。
5 システムおよび接続されている周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外します。
6 システムカバーを取り外します。
7 メモリチャネルをチェックし、正しく装着されていることを確認します。
メモ: 障害が発生したメモリモジュールの位置は、システムイベントログまたはシステムメッセージで確認します。メモリデバイスを取り
付けなおします。
8 ソケットに装着されている各メモリモジュールを抜き差しします。
9 システムカバーを取り付けます。
10 セットアップユーティリティを起動して、システムメモリの設定を確認します。
問題が解決しない場合は、手順 11 に進みます。
11 システムカバーを取り外します。
12 診断テストまたはエラーメッセージで特定のメモリモジュールに障害があることが発覚した場合、そのモジュールを動作確認済みのメモリモジュールと
取り替え、または交換します。
13 特定されていないメモリモジュールで障害が発生している場合のトラブルシューティングを行うには、1 番目の DIMM ソケットに装着されているメモリモ
ジュールを同じタイプおよび容量のモジュールと交換します。
画面にエラーメッセージが表示される場合、取り付けられた DIMM のタイプ、誤った DIMM の取り付け、または不良 DIMM 関連の問題である可
能性があります。画面上の手順に従って、問題を解決します。
14 システムカバーを取り付けます。
15 システムの起動中、表示されるエラーメッセージ、およびシステム前面の診断インジケータを観察します。
16 メモリの問題が引き続き表示される場合は、取り付けられているメモリモジュールごとに、手順 12~15 を繰り返します。
次の手順
問題が解決しない場合は、「困ったときは」の項を参照してください。
システム ログの修正可能なメモリ エラー
このタスクについて
修正可能なエラーはハード エラーとソフト エラーに分類されます。ハードエラーは通常、DIMM に問題があることを示します。ハードの修正可能なメモリ エ
ラーは、システムによって修正され、システムのダウン タイムやデータ破壊の原因にはなりませんが、ハードウェアに問題があることを示します。ソフト エラー
ハードウェアの問題のトラブルシューティング
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