Users Guide

仮想ディスクの完全初期化を実行した場合、バックグランド初期化は必要ありません。完全初期化の間、ホ
ストは仮想ディスクにアクセスできません。完全初期化中にシステムを再起動すると、操作は中止され、バ
ックグラウンド初期化プロセスが仮想ディスク上で開始されます。
前にデータが保存されていたドライブには、完全初期化を実行することが常に推奨されます。完全初期化は、
1 GB あたり 12 分かかる場合があります。初期化の速度は、コントローラのモデル、ハードドライブの速
度、およびファームウェアのバージョンによって異なります。
完全初期化タスクは 1 度に 1 台ずつ物理ディスクを初期化します。
メモ: 完全初期化は、リアルタイムでのみサポートされます。完全初期化をサポートするコントローラ
はほんの一部です。
仮想ディスクの暗号化
コントローラで暗号化が無効になっている場合(つまり、セキュリティキーが削除されている場合)SED
ライブを使って作成された仮想ディスクの暗号化を手動で有効にします。コントローラで暗号化を有効にし
た後、仮想ディスクを作成すると、仮想ディスクは自動的に暗号化されます。仮想ディスクの作成時に有効
な暗号化オプションを無効にした場合を除き、暗号化仮想ディスクとして自動的に設定されます。
メモ: このタスクはステージングのみで行うことができ、リアルタイムはサポートされていません
暗号化キーを管理するには、ログインおよびサーバー制御の権限を持っている必要があります。
専用ホットスペアの割り当てまたは割り当て解除
専用ホットスペアは、仮想ディスクに割り当てられた未使用のバックアップディスクです。仮想ディスク内
の物理ディスクが故障すると、ホットスペアがアクティブ化されて故障した物理ディスクと交換されるため、
システムが中断したり、ユーザー介入が必要になったりすることはありません。
この操作を実行するには、ログインおよびサーバー制御の権限を持っている必要があります。
T10 PIDIF)対応物理ディスクのみをホットスペアとして T10 PIDIF)有効仮想ディスクに割り当てるこ
とができます。専用ホットスペアとして割り当てられている
T10 PIDIF以外のドライブは、T10 PIDIF
が後で仮想ディスク上で有効になった場合にホットスペアとはなりません。
4K ドライブのみを 4K 仮想ディスクにホットスペアとして割り当てることができます。
保留中の操作への追加 モードで物理ディスクを専用ホットスペアとして割り当てた場合、保留中操作が作成
されますが、ジョブは作成されません。その後で専用ホットスペアの割り当てを解除しようとすると、専用
ホットスペアを割り当てる保留中操作がクリアされます。
保留中の操作への追加 モードで物理ディスクを専用ホットスペアとしての割り当てから解除した場合、保留
中操作が作成されますが、ジョブは作成されません。その後で専用ホットスペアの割り当てを行おうとする
と、専用ホットスペアの割り当てを解除する保留中操作がクリアされます。
メモ: ログエクスポート操作進行中は、仮想ディスクの管理 ページで専用ホットスペアに関する情報を
表示することができません。ログエクスポート操作の完了後、仮想ディスクの管理 ページを再ロード
または更新して情報を表示します。
ウェブインタフェースを使用した仮想ディスクの管理
1. iDRAC ウェブインタフェースで、概要ストレージ仮想ディスク管理 に移動します。
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