Users Guide

ファイルが書き込み禁止になっていない場合、仮想メディアがイメージファイルに書き込みを行う場合があ
ります。仮想メディアがメディアに書き込みを行わないことを確実にするには、次の手順を実行します。
上書きされないようにする必要があるフロッピーイメージファイルを書き込み禁止にするように、オペレ
ーティングシステムを設定します。
デバイスの書き込み禁止機能を使用します。
読み取り専用のイメージファイルを仮想化するとき、複数セッションで同じイメージメディアを同時に使用
できます。
物理ドライブを仮想化すると、その物理ドライブには一度に 1 つのセッションしかアクセスできなくなりま
す。
VMCLI オペレーティングシステムのシェルオプション
VMCLI では、シェルオプションを使用して次のオペレーティングシステム機能を有効にします。
stderr/stdout redirection — 表示されたユーティリティの出力をファイルにリダイレクトします。
たとえば、「大なり」記号(>)の後にファイル名を入力すると、指定したファイルが VMCLI ユーティリ
ティの表示出力で上書きされます。
メモ: VMCLI ユーティリティは標準入力stdin)からは読み取りを行いません。したがって、stdin
リダイレクトは不要です。
バックグラウンド実行デフォルトで、VMCLI ユーティリティはフォアグラウンドで実行されます。ユ
ーティリティをバックグラウンドで実行するには、オペレーティングシステムのコマンドシェル機能を使
用します。
たとえば、Linux オペレーティングシステムでは、コマンドの直後にアンパサンド文字(&)を指定する
と、プログラムが新しいバックグラウンドプロセスとして生成されます。この技法は、VMCLI コマンド
で新しいプロセスが開始された後でもスクリプトを続行できるため、スクリプトプログラム用に便利です
(これ以外では、VMCLI プログラムが終了するまでスクリプトがブロックされます)
複数の VMCLI セッションが開始された場合、プロセスのリストと終了にはオペレーティングシステム固
有の機能を使用してください。
296