Users Guide

前を付けます。DHCP サーバーは DHCP サーバーオプションを使用して SCP ファイル名(オプション)
SCP ファイルの場所、およびファイルの場所にアクセスするためのユーザー資格情報を指定します。
iDRAC が自動設定用に設定されている DHCP サーバーから IP アドレスを取得するとき、iDRAC はサーバー
のデバイスを設定するために SCP を使用します。自動設定は、iDRAC が、DHCP サーバーから IP アドレス
を取得するまで呼び出されません。
iDRAC が応答や IP アドレスを DHCP サーバーから取得しない場合、自
動設定は呼び出されません。
メモ:
自動設定を有効化することができるのは、DHCPv4 および、IPv 4 を有効にする オプションが有効
化されている場合のみです。
自動設定および自動検出機能は、相互排他的です。自動設定機能を動作させるには、自動検出を無
効にする必要があります。
サーバーが自動設定動作を実行した後、自動設定機能は無効になります。自動設定を有効にする手
順の詳細に関しては、RACADM を使用して自動設定機能を有効にする」を参照してください。
DHCP サーバープール内のすべての Dell PowerEdge サーバーが同じモデルタイプと番号の場合、単一の
SCP ファイル(config.xml)が必要です(config.xml がデフォルトの SCP ファイル名です)
個別のサーバーサービスタグまたはサーバーモデルがマップされた、異なる設定ファイルが必要なサーバー
は、個別に設定することができます。特定の要件を備えた異なる複数のサーバーがある環境では、異なる SCP
ファイル名を使用して各サーバーまたはサーバーのタイプを識別できます。例えば、PowerEdge R730s
PowerEdge R530s 2 つのモデルのサーバーを設定する場合は、2 つの SCP ファイル、R730-config.xml
R530-config.xml を使用します。
メモ: iDRAC バージョン 2.20.20.20 以降が搭載されたシステムで、ファイル名パラメータが DHCP
プション 60 に存在しない場合は、iDRAC サーバー設定エージェントがサーバーのサービスタグ、モデ
ル番号、またはデフォルトのファイル名である
config.xml を使用して設定ファイル名を自動生成しま
す。
iDRAC サーバー設定エージェントは、次の順にルールを使用して、ファイル共有上のどの SCP ファイルを各
iDRAC または PowerEdge サーバーに適用するかを決定します。
1. DHCP オプション 60 で指定したファイル名。
2. <ServiceTag>-config.xml - DHCP オプション 60 でファイル名が指定されていない場合は、システムの
サービスタグを使用して、システムの SCP ファイルを個別に識別します。例:CDVH7R1-config.xml
3. < Model number >-config.xml - オプション 60 のファイル名が指定されておらず、<ServiceTag>-
config.xml ファイルが見つからない場合は、使用する SCP ファイル名のベースにシステムのモデル番
号を使用します。例:R520-config.xml
4. config.xml - オプション 60 のファイル名、サービスタグベースのファイル、およびモデルベースのフ
ァイルが使用できない場合は、デフォルトの config.xml ファイルを使用します。
メモ: これらのファイルがネットワーク共有上にない場合、見つからなかったファイルのためのサーバ
ー設定プロファイルのインポートジョブが失敗としてマークされます。
関連リンク
自動設定シーケンス
DHCP オプション
iDRAC ウェブインタフェースを使用した自動設定の有効化
RACADM を使用した自動設定の有効化
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