Users Guide

自動設定シーケンス
1. Dell サーバーの属性を設定する SCP ファイルを作成または変更します。
2. DHCP サーバーおよび DHCP サーバーから割り当てられた IP アドレスであるすべての Dell サーバー
からアクセス可能な共有の場所に、SCP ファイルを置きます。
3. DHCP サーバーで「ベンダーオプション 43」のフィールドに SCP ファイルの場所を指定します。
4. iDRAC IP アドレス取得の一部として、ベンダークラス識別子 iDRAC をアドバタイズします(オプシ
ョン 60
5. DHCP サーバーは、ベンダーのクラスを dhcpd.conf ファイル内のベンダーのオプションと一致させ、
SCP ファイルの場所および SCP ファイル名(指定されている場合)を iDRAC に送信します。
6. iDRAC は、SCP ファイルを処理し、ファイル内にリストされたすべての属性を設定します。
DHCP オプション
DHCPv4 では、グローバルに定義された多数のパラメータを DHCP クライアントにパスすることができま
す。各パラメータは、DHCP オプションと呼ばれています。各オプションは、1 バイトのサイズのオプショ
ンタグで識別されます。0 255 のオプションタグはそれぞれパディングとオプションの終了用に予約され
ています。他のすべての値はオプションの定義に使用できます。
DHCP オプション 43 は、DHCP サーバーから DHCP クライアントに情報を送信するために使用します。こ
のオプションは、テキスト文字列として定義されます。このテキスト文字列は、XML ファイル名、共有の場
所、およびこの場所にアクセスするための資格情報の値として設定します。例えば次のようになります。
option myname code 43 = text; subnet 192. 168.0.0 netmask 255.255.255.0 { #
default gateway option routers 192.168.0.1; option subnet-mask 255.255.255.0;
option nis-domain "domain.org"; option domain-name "domain.org"; option domain-
name-servers 192.168.1.1; option time-offset -18000; #Eastern Standard Time
option vendor-class-identifier "iDRAC"; set vendor-string = option vendor-class-
identifier; option myname "-f system_config.xml -i 192.168.0.130 -u
user -p
password -n cifs -s 2 -d 0 -t 500";
ここで、-i は、リモートファイル共有の場所、-f は、文字列内のファイル名とリモートファイル共有への資
格情報を示します。
DHCP Option 60 DHCP クライアントと特定のベンダーを識別し、関連付けます。クライアントのベンダ
ID を元に動作するよう設定されている DHCP サーバーには、オプション 60 とオプション 43 を設定して
ください。
Dell PowerEdge サーバーでは、iDRAC はそれ自身をベンダー IDiDRAC」で識別します。した
がって、新しい「ベンダークラス」を追加し、その下に「コード 60の「範囲のオプション」を作成した後
で、DHCP サーバーで新規範囲のオプションを有効にする必要があります。
関連リンク
Windows でのオプション 43 の設定
Windows でのオプション 60 の設定
Linux でのオプション 43 およびオプション 60 の設定
Windows
でのオプション
43
の設定
Windows でオプション 43 を設定するには、次の手順を実行します。
1. DHCP サーバーで、スタート管理ツールDHCP の順に移動して、DHCP サーバー管理ツールを開
きます。
2. サーバーを検索して、下のすべての項目を展開します。
3. 範囲のオプション を右クリックして、オプションの設定 を選択します。
範囲のオプション ダイログボックスが表示されます。
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