Dell™ PowerEdge™ RAID Controller(PERC)H200 および 6Gbps SAS HBA ユーザーズガイド
メモ、注意、警告 メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意:手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性がある ことを示しています。 警告:物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ________________________________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2009 ~ 2010 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書に使用されている商標:Dell、DELL ロゴ、PowerEdge、および OpenManage は Dell Inc. の商標 です。Microsoft、Windows および Windows Server は米国および / またはその他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。Novell、Netware、および SUSE は米国およびその 他の国における Novell Inc.
目次 1 注意:安全にお使いいただくために 9 . . . . . . 安全について:一般的注意 . . . . . . . . . . . . . . 9 安全について:システム内部の作業を行う場合 . . . . . 10 静電気放出への対処 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10 安全について:バッテリの廃棄 . . . . . . . . . . . . . 11 2 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13 サポートされているオペレーティングシステム . . . . . 14 RAID について 15 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . RAID レベル RAID の用語 . RAID 0 . RAID 1 . RAID 10 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15 . . . . . . . . . . . . . . . . .
ハードウェアの取り付け . . . . . . . . . . . . . . 25 PERC H200 および 6Gbps SAS HBA カードの 取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . PERC H200 モジュラーカードのインストール 5 ドライバのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Windows ドライバのインストール 25 29 31 . . . . . . . . . . . 32 ドライバメディアの作成 . . . . . . . . . . . . . . 32 32 インストール前の要件 . . . . . . . . . . . . . . . Windows Server 2003 オペレーティング システムのインストール中における ドライバのインストール . . . . . . . . . . . . .
6 PERC H200 および 6Gbps SAS HBA BIOS . . . . . . . . . . . . . . . POST メッセージ . . . . . . . . . . 43 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . BIOS 障害コードメッセージ . . . . . . . . . . . . 複数のコントローラのある起動 . . . . . . . . . . 43 43 44 設定ユーティリティ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44 設定ユーティリティの起動 . . . . . . . . . . . . . 44 44 実行される機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . RAID 設定と管理画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46 新規ボリュームタイプの選択. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
7 トラブルシューティング . BIOS 起動順序 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 59 バックグラウンドアクティビティ . . . . . . . . . . . . 59 一般的な問題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60 物理ディスクに関連する問題 . . . . . . . . . . . . . . 61 設定ユーティリティのエラーメッセージ . . . . . . . . 62 BIOS エラーメッセージ 63 . . . . . . . . . . . . . . . . . A ファームウェアのアップデート . . . . . . . . . ファームウェアパッケージアップデート ユーティリティ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . B 困ったときは . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
D 企業の連絡情報 (台湾のみ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
目次
注意:安全にお使いいただく ために ご自身の身体の安全を守り、システムおよび作業環境を保護するために、以下の安全に関するガイド ラインに従ってください。 警告:バッテリの取り付け方が間違っていると、破裂する恐れがあります。交換用のバッテリ には、製造元が推奨する型、またはそれと同等の製品を使用してください。11 ページの「安全 について:バッテリの廃棄」を参照してください。 メモ:米国における 販売条件、限定保証および返品、輸出規制、ソフトウェア使用許諾契約、 安全、環境および人間工学について、法規制情報、およびリサイクル情報の詳細情報に関して は、お使いのシステムに同梱の安全、環境および規制情報、エンドユーザーライセンス契約、 並びに保証とサポート情報を参照してください。 安全について:一般的注意 • サービスマークを確認し指示に従ってください。ユーザーマニュアルに記載されている以外の 製品には触れないでください。稲妻の絵の三角形の記号が付いたカバーを開閉しないでくださ い。感電の危険性があります。トレーニングを受けたサービス技術者以外の方は、これらの実 装部の部品には触れないでください。 •
安全について:システム内部の作業を行う場合 システムカバーを取り外す前に、以下の手順を順番に行ってください。 注意:デルのマニュアルで別途指示されている場合を除き、システムのカバーを取り外して システム内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けたサービス技術者だけが行って ください。 注意:システム基板から部品を取り外したり、周辺機器の接続を外す場合は、システム基板の 1 2 3 4 損傷を避けるために、システムの電源を切ったあと 5 秒間待ってください。 システムおよび接続されているすべてのデバイスの電源を切ります。 システムと各デバイスの電源プラグをコンセントから外します。けがや感電の危険を防止するた めに、すべての通信関連のケーブルをシステムから外します。 コンピュータ内部の部品に触れる前に、シャーシの塗装されていない金属面に触れて、身体から 静電気を除去します。 作業中も定期的にシャーシの塗装されていない金属面に触れて、内部構成部品を破損する可能性 のある静電気を除去してください。 さらに、該当する場合には、以下の点にもご注意ください。 • ケーブルを外すときは、ケーブルそのも
安全について:バッテリの廃棄 システムには、ニッケル水素(NiMH)バッテリ、コイン型リチウムバッテリ、リチウ ムイオンバッテリなどが使用されています。NiMH バッテリ、コイン型リチウムバッテ リおよびリチウムイオンバッテリは寿命が長く、交換する必要がほとんどありません。 メモ:バッテリを家庭用のごみと一緒に捨てないでください。不用になったバッテリの廃棄に ついては、各地域のゴミ処理担当窓口にお問い合わせください。 メモ:システムには、バッテリを内蔵する回路カード、その他の部品が含まれていることもあ ります。このようなバッテリについても、決められたバッテリの廃棄場所に廃棄する必要があ ります。このようなバッテリについては、該当するカードまたはコンポーネントのマニュアル を参照してください。 台湾のバッテリリサイクルマーク 注意:安全にお使いいただくために 11
注意:安全にお使いいただくために
概要 Dell™ PowerEdge™ RAID Controller(PERC)H200 および 6Gbps SAS HBA カードは、Dell Serial-Attached SCSI(SAS)RAID コントローラ第 3 世代の一連 です。PERC H200 および 6Gbps SAS HBA カードは T10 SAS 2.
図 2-1. 6Gbps SAS HBA ハードウェアアーキテクチャ 1 2 1 2x4 外付け SAS コネクタ 2 PCI-E コネクタ サポートされているオペレーティングシステム PERC H200 および 6Gbps SAS HBA カードは、次のオペレーティングシステム に対応しています。 • • Microsoft® Windows Server® 2003 シリーズ Microsoft Windows Server 2008 シリーズ(Hyper-V Virtualization を 含む) • • Microsoft Windows Server 2008 R2 Red Hat® Enterprise Linux® バージョン 4.7、バージョン 4.8、および バージョン 5.
RAID について RAID とは複数の独立した物理ディスクによるグループで、データの保存やデー タへのアクセスに使用するドライブの数を増やすことでパフォーマンスやデータ の可用性を高めます。RAID ディスクのサブシステムは、I/O パフォーマンスと データの可用性を高めます。物理ディスクグループは、ホストシステムでは 1 台 のストレージユニットとして認識されます。複数のディスクに同時にアクセスで きるため、データスループットが向上します。RAID システムを使用することで、 データストレージの可用性とフォールトトレランスも向上します。 RAID レベル • RAID 0 では特に、データの冗長性を必要としない環境で大きなファイルを 扱う際に、ディスクストライピングを使用して高いデータスループットが実 現します。 • RAID 1 ではディスクミラーリングを使用し、1 台の物理ディスクに書き込 まれるデータが同時に別の物理ディスクにも書き込まれます。このタイプの RAID は、大容量を必要としない代わりにデータの完全な冗長性を必要とす る小型のデータベースその他のアプリケーションに適しています。
図 2-2.
RAID 10 RAID 10 では、2 つ以上のミラーセットが同時に稼動する必要があります。複数 RAID 1 セットは、統合されて単一のアレイを構成します。データはミラーリン グされたすべてのドライブにストライピングされます。RAID 10 ではドライブそ れぞれがミラーリングされているので、パリティ計算がされないことから、遅延 がありません。RAID 戦略は、同じミラーペアの 2 台のドライブが故障しない限 り、複数のドライブ損失に耐えられます。RAID 10 ボリュームでは、高いデータ スループットおよび完全なデータ冗長性を提供します。 図 2-4.
概要
PERC H200 および 6Gbps SAS HBA 機能 本項では、Dell™ PowerEdge™ RAID Controller(PERC)H200 および 6Gbps SAS HBA カードの仕様を説明します。 表 3-1 では、PERC H200 アダプタ並びに PERC H200 内蔵および PERC H200 モジュラーカードを比較します。 表 3-1. PERC H200 の 仕様 仕様 PERC H200 アダプタ PERC H200 内蔵 PERC H200 モジュラー SAS テクノロジ あり あり あり x4 または x8 PCI-E あり あり あり フォームファクター ハーフハイト、ハー ハーフハイト、ハー フレングス PCI ア フレングス PCI アダ Custom(カスタム) ダプタ プタ ホストインタフェー スのサポート LSI SAS 2008 LSI SAS 2008 LSI SAS 2008 コアスピード: コアスピード: コアスピード: 動作電圧の要件 +12V、+3.3V、 +3.3Vaux +12V、+3.
表 3-1.
表 3-2 では 6Gbps SAS HBA の仕様を一覧表示します。 表 3-2. 6Gbps SAS HBA の仕様 仕様 6Gbps SAS HBA SAS テクノロジ あり x8、または x8 フルサイズ PCI Express ホストインタフェース あり フォームファクター ハーフサイズ、ハーフレングス PCI アダプタ I/O コントローラ(IOC) LSI SAS 2008 コア速度 533 MHz 動作電圧の要件 +12V、+3.3V、+3.
6Gbps SAS HBA 専用の LED ポートアクティビ ティ機能 6Gbps SAS HBA コントローラにはポートアクティビティまたはステータス LED が装備されています。LED によって、外付け SAS ポートのステータスを素早く判 断することができます。各 x4 コネクタには独自の LED があります。 表 3-3 では、LED の色と、それに対応する SAS ポートの状態が説明されてい ます。 表 3-3.
物理ディスクキャッシュポリシー 物理ディスクのデフォルトキャッシュポリシーは、SATA ドライブで Enabled (有効)、SAS ドライブで Disabled(無効)となっています。物理ディスクの キャッシュが Enabled(有効)になっていると、ディスク I/O パフォーマンス が向上しますが、停電または機器の故障の際はデータを損失、または破損する場 合があります。 メモ:すべてのデル製システムにバックアップ電源を使用することをお勧めし ます。 PERC H200 カードでは、ドライブタイプとデフォルトのドライブ設定にかかわ らず、仮想ディスク用に設定された全物理ディスクにおいてキャッシングが強制 的に無効化されます。 サポートされないドライブ デルによって認可されていないドライブは BIOS 設定ユーティリティ ( とも言う)で報告されます。 サポートされていないドライブを表示するには次を実行します。 1 BIOS 設定ユーティリティ で、SAS Topology(SAS トポロジ)画面に移 動します。 2 サポートされていないドライブを選択し、 を押して
PERC H200 および 6Gbps SAS HBA 機能
ハードウェアの取り付け 本章では、Dell™ PowerEdge™ RAID Controller (PERC) H200 および 6Gbps SAS HBA カードの取り付け方法を説明します。 PERC H200 および 6Gbps SAS HBA カードの 取り付け 注意:修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。 製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは テレホンサービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティング と簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていない修理による損傷 は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全にお使いい ただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1 PERC H200 カードまたは 6Gbps SAS HBA を開梱し、損傷していないこと を確認します。 メモ:コントローラに損傷がある場合は、デルへのお問い合わせ。 2 システムおよび接続されている周辺機器の電源を切り、システムをコンセン トから外します。電源ユニットの詳細については、お使いのシステ
図 4-1.
図 4-2.
図 4-3. 6Gbps SAS HBA のケーブル接続 1 2 1 6Gbps SAS HBA 2 外付けエンクロージャからのケーブル 10 システムカバーを取り付けます。システムカバーの取り付けの詳細について は、お使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』または 『ユーザーズガイド』を参照してください。 11 電源ケーブルとネットワークケーブルを再度取り付けてから、システムの電 源を入れます。 メモ:ハードディスクおよびテープドライブを、同じ PERC H200 カードに接続し ないようにしてください。 メモ:PERC H200 カードをテープドライブに接続する情報に関しては、 support.jp.dell.
PERC H200 モジュラーカードのインストール メモ:ブレードシステム部品の取り外しおよび取り付けの詳細に関しては、デルサ ポートサイト support.jp.dell.com でお使いのシステムの『ハードウェアオー ナーズマニュアル』または『ユーザーガイド』を参照してください。 ストレージコントローラカードは、Dell ブレードシステムの ハードディスクドライブベイ下部にあります。 ストレージコントローラカードの取り外しは、次の手順で行います。 1 2 3 4 Dell ブレードシステムをブレードシステムシャーシから取り外します。 ブレードシステムのシステムカバーを取り外します。 システム基板を取り外し、安定した平面に置きます。 図 4-4 に示すように、リリースレバーを開き、ストレージコントローラカー ドのエッジコネクタをシステム基板のコネクタから外します。 5 図 4-4 に示すように、ストレージコントローラカードをシステム基板から まっすぐに持ち上げます。 図 4-4.
新しいストレージコントローラカードの取り付けは、次の手順で行います。 1 新しいストレージコントローラカードをパッケージから取り出して、損傷が ないか確認します。 メモ:カードに損傷がある場合は、デルのテクニカルサポートにご連絡くだ さい。 2 ストレージコントローラカードをシステム基板に載せます。システム基板ト レイのタブがストレージコントローラカードの端の切り込みに入るように、 ストレージコントローラカードを合わせます。 3 ストレージコントローラが所定の位置に固定されるまで、コントローラカー ドをシステム基板上のコネクタの方向にスライドさせます。 4 システム基板を取り付けます。システム基板の取り付けの詳細については、 お使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』または『ユー ザーズガイド』を参照してください。 5 ブレードシステムの上部カバーを閉めます。モジュラーブレードシステムの 上部カバーの閉じ方に関する詳細は、お使いのシステムの『ハードウェア オーナーズマニュアル』または『ユーザーズガイド』を参照してください。 6 ブレードシステムをブレードシステムシャーシに取り付けま
ドライバのインストール Dell™ PowerEdge™ RAID コントローラ(PERC)H200 および 6Gbps SAS HBA カードは、Microsoft® Windows®、Red Hat® Enterprise Linux®、および SUSE® Linux オペレーティングシステムで操作するためのソ フトウェアドライバが必要です。 本項では、次のオペレーティングシステム用のドライバをインストールする手 順を説明します。 • • • Microsoft Windows Server 2008 Server シリーズ Microsoft Windows Server 2008 Server シリーズ Windows Server 2008 R2 • Red Hat Linux バージョン 4 アップデート 7 およびそれ以降、並びにバー ジョン 5 アップデート 3 およびそれ以降 SUSE Linux Enterprise Server バージョン 10 サービスパック 2 およびそ れ以降(64 ビットのみ)、およびバージョン 11 Gold およびそれ以降 (64 ビットのみ)
Windows ドライバのインストール 本項では、Windows ドライバをインストールする手順を説明します。 ドライバメディアの作成 ドライバメディアを作成するには、次の手順を実行します。 1 デルサポートサイト support.jp.dell.com から、システムのダウンロー ドセクションを検索します。 2 システム用の最新 PERC H200 または 6Gbps SAS HBA カードドライバを 見つけてダウンロードします。 3 デルサポートサイトの説明に従って、ドライバをメディアに解凍します。 インストール前の要件 オペレーティングシステムをインストールする前に、次の準備を行ってくだ さい。 • オペレーティングシステムのマニュアルセットに含まれている Microsoft の『はじめに』をお読みください。 • お使いのシステムに最新の BIOS およびファームウェアがあることを確認し てください。インストール用の最新のドライバがあることを確認してくださ い。必要に応じて、デルサポートサイト support.jp.dell.
4 表示されるドライバのリストから、必要なドライバを選択します。自己解凍 型 ZIP ファイルを選択し、Run(実行)をクリックします。ドライバをディ スケットドライブ、CD、DVD、または USB ドライブにコピーします。必要 なすべてのドライバについて、この手順を繰り返します。 5 33 ページの「Windows Server 2003 オペレーティングシステムのインス トール中におけるドライバのインストール」および 34 ページの 「Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 のインストー ル中におけるドライバのインストール」で説明されているオペレーティング システムのインストール中に Load Driver(ドライバをロードする)オプ ションで作成したメディアを使用して、大容量ストレージのドライバをロー ドします。 デルサポートサイトからのドライバのダウンロード 1 support.jp.dell.
システムにコントローラを追加するよう求める画面が数分以内に表示され ます。 3 キーを押します。 ドライバメディアの挿入を求めるプロンプトが表示されます。 メモ:ドライバは、正しくフォーマットされた USB キーを使用すれば入手で きます。追加の詳細情報については、デルサポートサイト support.jp.dell.
新規 RAID コントローラ用の Windows Server 2003、Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 ドライバのインストール Windows がインストール済みのシステムで RAID コントローラ用のドライバ を設定するには、以下の手順を実行します。 1 システムの電源を切ります。 2 新しい RAID コントローラをシステムに取り付けます。 3 システムの電源を入れます。 Windows オペレーティングシステムが新しいコントローラを検出し、その ことをユーザーに知らせるメッセージを表示します。 4 Found New Hardware Wizard(新しいハードウェアの検出ウィザー ド)画面 が表示され、検出されたハードウェアデバイスを表示します。 5 次へ をクリックします。 6 デバイスドライバを検索する画面で、Search for a suitable driver for my device(デバイスに最適なドライバを検索する)を選択し、 Next(次へ)をクリックします。 7 ドライバファイル を利用可能にし、Locate
Windows ドライバのアップデート システムにインストール済みの PERC H200 カード用 Windows ドライバを アップデートするには、次の手順を実行します。 メモ:ドライバをアップデートする前に、システム上のアプリケーションをすべて 閉じておくことが重要です。 1 お使いのいオペレーティングシステムに応じて、次の手順を実行します。 • Windows Server 2003 の場合: Start(スタート) → Settings(設定) → Control Panel(コント ロールパネル) → System(システム)の順にクリックします。 • Windows Server 2008 の場合: Start(スタート) → Settings(設定) → Control Panel(コント ロールパネル) → System(システム)の順にクリックします。 • Windows Server 2008 R2 の場合: Start(スタート)→ Control Panel(コントロールパネル) → System and Security(システムとセキュリティ) → System (システム)の順
7 USB キーまたはその他のメディアを使用して、ドライバファイルを利用可 能にします。 8 Install from a list or specific location(一覧または特定の場所から インストールする)を選択します。 9 10 11 12 13 Next (次へ)をクリックします。 ウィザードの手順に従って、ドライバファイルのある場所に移動します。 USB キーまたはその他のメディアから .inf ファイルを選択します。 Next(次へ)をクリックし、ウィザードでインストール手順を続行します。 Finish(完了)をクリックしてウィザードを終了し、システムを再起動し て変更を有効にします。 Linux ドライバのインストール 本項の手順に従って Linux のドライバをインストールします。ドライバは頻繁 にアップデートされます。確実にドライバの最新バージョンを使用するには、 デルサポートサイト support.jp.dell.
パッケージは gzipped された tar ファイルです。パッケージを Linux システ ムにダウンロードしてから、次の手順を実行します。 1 gunzip を使用してパッケージを解凍します。 2 tar -xvf を使用してファイルを untar(解凍)します。 DUD イメージは、利用可能なメディアタイプおよびオペレーティングシステ ムに応じて、USB フラッシュキー、システムフロッピーディスクスロット、ま たは USB フロッピーデバイスに転送できます。 • USB キーを使った方法:適切な .
DKMS を使用した DUD の作成 DKMS ツールを使用して DUD を作成するには、次の手順を実行します。 メモ:この手順を実行するシステムにはドライバがインストールされている必要が あります。 1 DKMS が有効に設定された mpt2sas ドライバ rpm パッケージをインス トールします。 2 ディレクトリのいずれかに次のコマンドを入力します。 dkms mkdriverdisk -m mpt2sas -v < ドライババージョン > -k < カーネルバージョン > -d < ディストリビューション > メモ:–d オプションの値は、Suse Linux Enterprise Server ディスケットの 場合は suse、RHEL ディスケットの場合は redhat になります。 メモ:DKMS の使用方法の詳細については、DKMS のメインページを参照してく ださい。 これで、mpt2sas DUD イメージの作成プロセスが開始されます。DUD イ メージ作成後、イメージは mpt2sas ドライバの DKMS ツリー内に表示され ます。正確なパスは、 dkms mkdriverd
DUD を使用した SUSE Linux Enterprise Server のインストール メモ:ドライバディスケットの作成方法については、37 ページの「DUD の作成」 を参照してください。 DUD を使用した SUSE Linux Enterprise Server のインストール 1 適切な SUSE Linux Enterprise Server サービスパックメディアをシステム に挿入します。 2 SLES 10 には、DUD に を選択します。SLES 11 には、 を選択 します。 システムは、Yes(はい)、No(いいえ)、および File(ファイル)の 3 つ のオプションを表示します。 Yes(はい)を選択してドライバをインストールします。 3 メニューから Installation(インストール)を選択します。 4 を押して Linux カーネルをロードします。 5 Please insert the driver update floppy(ドライバアップデートフ ロッピーをセットしてください)というメッセージが表示されたら、OK を クリ
RPM パッケージを DKMS サポートと一緒にインストールする方法 RPM パッケージを DKMS サポートと一緒にインストールするには、次の手順 を実行します。 1 gzip された tarball ドライバリリースパッケージを解凍します。 2 コマンド rpm –ihv dkms-< バージョン >.noarch.rpm を使用し て、DKMS パッケージをインストールします。 3 コマンド rpm –ihv megaraid_sas-< バージョン >.noarch.
ドライバのインストール
PERC H200 および 6Gbps SAS HBA BIOS Dell™ PowerEdge™ RAID Controller(PERC)H200 および 6Gbps SAS HBA カードの BIOS には次の機能があります。 • 複数の SAS コントローラのサポート • RAID 設定ツール(PERC H200 カードにのみ適用) • ROM(Read-only memory)BIOS リカバリイメージ • POST ステータスエラーメッセージ • POST からアクセス可能なテキストベースの設定ユーティリティ () • 起動デバイス選択(PERC H200 カードにのみ適用) POST メッセージ BIOS は POST 中に、PERC H200 カードのステータス情報と識別情報を示す メッセージを表示し、また、POST プロセス中に検出されたエラーも表示し ます。 • BIOS POST 識別バナーには、BIOS ID、著作権情報、およびコントローラ のバージョンがプリントされます。 • BIOS には、初期化時に検出されたコントローラとデバイスのリストが、階 層式
複数のコントローラのある起動 複数の PERC H200 および / または SAS 6Gb HBA カードがあるシステムを起 動する際は、起動デバイスが最も低い起動順序番号の付いたアダプタに接続さ れていることを確認してください。システムが正しく起動することを確実にす るため、コントローラ BIOS で適切な起動順序が指定されている必要がありま す。PERC H200 または 6Gbps SAS HBA カードを追加、またはシステム内に 既存のコントローラを移動させた場合、BIOS 設定ユーティリティ を起動して起動順序の選択をアップデートおよび確認します。それを怠った場 合、POST 中に BIOS による警告メッセージが表示されます。BIOS 設定ユー ティリティ で起動順序を確認するまで、警告は継続されます。 メモ:6Gbps SAS HBA カードに取り付けられた外付けデバイスからのシステム起 動はサポートされていません。外付けデバイスからの起動に関する最新情報は、デ ルサポートサイト support.jp.dell.
表 6-1.
RAID 設定と管理画面 RAID 設定と管理では、多くの GUI が使用されます。Adapter Properties (アダプタプロパティ)画面で RAID Properties(RAID プロパティ)を選択 することで GUI にアクセスできます。 RAID 構成と管理プロパティエリアの画面は次のとおりです。 • 46 ページの「新規ボリュームタイプの選択」 • 46 ページの「新規ボリュームの作成」 • 49 ページの「ボリュームの表示」 • 49 ページの「ボリュームの管理」 現在設定されている RAID ボリュームが無い場合、RAID ボリュームを作成す るプロンプトが表示されます。 少なくともひとつの RIAD ボリュームが設定されている場合は、View Existing volume (既存のボリュームを表示)を選択してボリュームを管理 する、または適切なオプションを選択して新規ボリュームを設定します。 新規ボリュームタイプの選択 次は、新規ボリューム作成のための 3 つのオプションです。 • • • RAID 1 ボリュームの作成 RAID 10 ボリュームの作成 RAID 0 ボ
表 6-2.
表 6-2.
表 6-2.
表 6-3.
設定作業の実行 次の設定タスクは PERC H200 カードを使用して実行できます。 • RAID 0、RAID 1、または RAID 10 仮想ディスクの作成 • 仮想ディスクのプロパティの表示 • 仮想ディスクの有効化 • 仮想ディスクの移行と有効化 • ホットスペアのフェイルオーバー • 劣化状態の仮想ディスクの交換と再構築 • 優先起動デバイスの割り当て PERC H200 カードは RAID 0 ボリューム用に 2 台以上、10 台以下のドライブ をサポートします。RAID 1 ボリュームを構成するには 2 台のドライブが必要 で、RAID 10 ボリュームには 4 台以上、10 台以下のドライブが必要です。い ずれのシステムにも、最高 2 台のグローバルホットスペアを含む 14 台より多 くの設定済みドライブを設置することはできません。設定済みドライブとは、 RAID ボリュームの一部になっているドライブ、またはホットスペアです。 RAID 0 仮想ディスクの作成 RAID 0 仮想ディスクでは、複数の物理ディスク全体にデータをストライピン グすることが可能です。RAID 0 ボリュームでは
RAID 0 仮想ディスクを作成する際には、いくつかの制約があります。 • どのディスクもデル準拠の SAS 、SATA HDD または SSD である必要が あります。 • SAS 物理ディスクと SATA 物理ディスクを同一の仮想ディスク内で使 用することはできません。 HDD または SSD は同じ仮想ディスク内で使用することはできません。 仮想ディスク内に少なくとも 2 台の物理ディスクが必要です。 仮想ディスクに設置することができる物理ディスクは 10 台までです。 5 仮想ディスクが完全に設定されたら、 を押し、Save changes(変更 • • • を保存する)を選択します。 仮想ディスクの作成中、設定ユーティリティは一時停止します。 注意:RAID 0 の場合は、ディスクに障害が発生した場合にデータは保護されま せん。IS の主な用途は、パフォーマンスの向上です。 メモ:RAID 仮想ディスク内のディスク数は、設定後は変更できません。 メモ:起動可能なオペレーティングシステムを含む仮想ディスクの最大サイズは、 2 テラバイトです。これはオペレーティングシステムの制限による
RAID 1 仮想ディスクを作成する際には、いくつかの制約があります。 • ディスクはすべてデル準拠の SAS、SATA、または SSD 物理ディスクで ある必要があります。 • SAS、SATA、または SSD 物理ディスクを同一の仮想ディスク内で使用 することはできません。 RAID 1 仮想ディスク内に 2 台の物理ディスクが必要です。 5 仮想ディスクが完全に設定されたら、 を押し、Save changes(変更 • を保存する)を選択します。 メモ:RAID 1 仮想ディスク用のホットスペアを作成するオプションがありま す。仮想ディスクが作成されると、Manage Hot Spares(ホットスペアの管 理)画面でホットスペアを割り当てるオプションを利用できます。新しい仮 想ディスクの構成に対応しているドライブのみ選択できます。設定可能な ホットスペアは 2 台までです。 メモ:RAID 1 を作成することで、1 台の物理ディスクに障害が発生した場合 にデータを保護できます。1 台のディスクに障害が発生した場合、物理ディ スクを交換でき、データは新しい物理ディスクに再度ミラーリン
4 カーソルを RAID Disk(RAID ディスク)行に移動します。仮想ディスク にディスクを追加するには、<+>、<->、またはスペースバーを押して、 No(いいえ)を Yes(はい)に変更します。ディスクが追加されると、 Virtual Disk Size(仮想ディスクのサイズ)フィールドの表示が変わっ て、新しい仮想ディスクのサイズが反映されます。 注意:全ディスクのデータは失われます。これらの手順を実行する前に、すべての データのバックアップを取ることをお勧めします。 RAID 10 仮想ディスクを作成する際には、いくつかの制約があります。 • どのディスクもデル準拠の SAS 、SATA HDD または SSD である必要が あります。 • SAS 物理ディスクと SATA 物理ディスクを同一の仮想ディスク内で使 用することはできません。 • • HDD および SSD は同一の仮想ディスクで使用できません。 RAID 10 仮想ディスクには、4 台以上、10 台以下の物理ディスクが必 要です。RAID 10 ボリュームには偶数台の物理ディスクを選択する必 要があります。 5 仮
仮想ディスクのプロパティの表示 RAID 0、RAID 1 および RAID 10 仮想ディスクのプロパティを表示するには、 次の手順を実行します。 1 設定ユーティリティの Adapter List(アダプタの一覧)からコントロー ラを選択します。 2 RAID Properties(RAID のプロパティ)オプションを選択します。 • 既存の仮想ディスクがない場合は、RAID 0、RAID 1 または RAID 10 仮想ディスクを作成するよう指示されます。 • 既存の仮想ディスクが 1 つある場合は、View Existing Volume (既存のボリュームの表示)を選択します。 • 既存の仮想ディスクが 2 つある場合は、 を押して次の仮想 ディスクを表示します。 • 互換性のあるグローバルホットスペアが存在する場合は、仮想ディスク のメンバーと共に表示されます。 3 現在の仮想ディスクを管理するために Manage Volume(ボリュームの 管理)の項目を選択した場合は、 を押します。 仮想ディスクのアクティブ化 例えば、仮想ディスクを 1 つの
メモ:設定済みホットスペアドライブのある仮想ディスクが、定義済みホットスペ アがすでに設定されているネイティブ仮想ディスクを持つ PERC H200 カードに移 行され、ホットスペアの総数がサポートされている最大数(2)を超えた場合、移 行されたホットスペアドライブは削除されます。再起動すると、それらのドライブ は基本ドライブとして表示されます。その後、 または RAID 管理アプリ ケーションを使用して、希望する仮想ディスクとホットスペアドライブの構成を作 成することができます。 仮想ディスクの移行とアクティブ化 仮想ディスクおよびホットスペアは、他の PERC H200 および SAS 6 シリーズ コントローラからの移行が可能です。仮想ディスクは、SAS 5 シリーズコント ローラ、または PERC 5、PERC 6、PERC H700 および PERC H800 カードを 含むその他コントローラからは移行できません。最適状態の仮想ディスクの移 行のみがサポートされます。移行プロセス中は、ドライブの取り外しと取り付 けの前にすべてのシステムの電源を切る必要があります。別のコントロー
劣化状態の仮想ディスクの交換とリビルド RAID 1 または RAID 10 仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生した場合 は、ディスクの交換と仮想ディスクの再同期化を行う必要があります。次の手 順で物理ディスクを交換すると、同期化は自動的に行われます。 1 障害の発生した物理ディスクを、同種で容量が同等以上の空のディスクと交 換します。 2 管理アプリケーションまたは BIOS 設定ユーティリティ()を チェックして、同期化が自動的に開始されたことを確認します。 メモ:ボリュームのリビルド中にシステムにハードディスクドライブの追加または 削除を行った場合、同期化は最初からやり直しになります。同期化の処理が進行中 の場合は、同期化が完了してからハードディスクドライブの追加または削除を行っ てください。 メモ:ハードディスクドライブをシステムから恒久的に取り外す場合は、常にハー ドディスクドライブから設定情報をすべて削除してください。それらのハードディ スクドライブをシステムレベルの異なるアプリケーションに移行する場合以外は、 BIOS 設定ユーティリティ またはオペレーティング
メモ:仮想ディスクが 優先起動デバイス として選択されると、選択は仮想ディス クそのものと関連付けられます。その後ボリュームがシステムの別の箇所に移動さ れた場合、システムはその仮想ディスクを引き続き 優先起動デバイス として識別 し、エラー無しで起動することが可能です。 優先起動デバイス が欠落すると、POST でエラーメッセージが表示され、続行 するにはユーザーの対処が必要になります。エラーメッセージは次のように表 示されます。 ERROR: Preferred boot device is missing, reconfiguration is suggested!(エラー:優先起動デバイスが欠落 しており、再構築を推奨します。) を入力して問題を調べる必要があり、必要に応じて別の 優先起動 デバイス を選択します。 優先起動デバイス を選択しない場合、起動デバイスはスロット番号(一番低い 番号が最優先)を基準に選択されます。最初の起動時に、POST が開始される とどのデバイスが起動デバイスに割り当てられたかを示すメッセージが で表示 されます。 仮想ディスクの割り当てには
トラブルシューティング お使いの Dell™ PowerEdge™ RAID Controller H200 または 6Gbps SAS HBA カードに関する問題のヘルプは、71 ページの「困ったときは」を参照する か、デルサポートサイト support.jp.dell.
一般的な問題 メモ:トラブルシューティングに関する追加情報は、デルサポートサイト support.jp.dell.com で『SAS RAID Storage Manager ユーザーガイド』および 『OpenManage Storage Services ユーザーガイド』を参照してください。 表 7-1.
物理ディスクに関連する問題 表 7-2.
設定ユーティリティのエラーメッセージ メモ:これらのエラーメッセージは、設定ユーティリティ内に表示されます。以下 のいずれかのメッセージが表示されたら、システムを再起動し、再試行してくだ さい。 メモ:表 7-3 に記されている手順を実行してもエラーメッセージが引き続き表示 される場合は、デルサポートに連絡して上級のトラブルシューティングを受けてく ださい。デルテクニカルサポートへのお問い合わせ方法については、71 ページの 「困ったときは」を参照してください。 表 7-3. 設定ユーティリティのエラーメッセージ メッセージ 意味 推奨される対策 An error occurred while reading nonvolatile settings. ファームウェアから多数の設 コントローラを抜き差し 定のいずれかを読み込んでい して、再起動します。 る際にエラーが発生しま した。 An error occurred コントローラのセットアップ システムを再起動し ます。 while reading current と初期化が失敗しました。 controller settings.
BIOS エラーメッセージ 表 7-4. BIOS エラーメッセージ メッセージ 意味 Press to Enable BIOS BIOS が無効になっている場合、設定ユーティリティ を起動して有効に設定するオプションが示されます。 設定ユーティリティで設定を Enabled(有効)に変 更することができます。 Adapter configuration 設定ユーティリティ を起動して、PERC H200 または 6Gbps SAS HBA コントローラの設定を確認します。 may have changed, reconfiguration is recommended! Press CTRL-C to run Dell PERC H200/6Gbps SAS HBA Configuration Utility... Initializing...
表 7-4.
表 7-4.
表 7-4.
表 7-4.
トラブルシューティング
ファームウェアのアップデート Dell™ PowerEdge™ RAID Controller H200 または 6Gbps SAS HBA カード ファームウェアパッケージのアップデートは、ファームウェアパッケージをフ ラッシュすることで達成できます。ファームウェアパッケージのフラッシュは コントローラの使用中でも可能です。全変更が適用されるには、システムを再起 動する必要があります。ファームウェアのフラッシュ中に停電などの障害が発生 すると、コントローラはファームウェアの旧バージョンに戻ります。 メモ:コントローラの使用中にファームウェアをフラッシュする場合は、コント ローラのパフォーマンスが一時的に低下することがあります。 ファームウェアパッケージアップデートユー ティリティ ファームウェアパッケージアップデートユーティリティは、さまざまなオペレー ティングシステムから実行できます。ファームウェアのフラッシュは自動化され ており、ユーザーの介入は必要ありません。ファームウェアパッケージアップ デートユーティリティは、システムに付属の『PowerEdge Service and Diagnostic U
ファームウェアのアップデート
困ったときは 注意:コンピュータカバーを取り外す必要がある場合は、まずすべてのコンセント からコンピュータの電源ケーブルとモデムケーブルを取り外します。 技術上の問題でサポートが必要なときは、以下の手順に従ってください。 1 お使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』の「システムの トラブルシューティング」に記載されている手順を最後まで実行します。 2 システム診断プログラムを実行して、表示された情報を記録します。 3 デルサポートサイト support.jp.dell.
オンラインサービス デルサポートサイトへは、support.jp.dell.com でアクセスすることができま す。サポートサイトへようこそ ページでお住まいの地域を選択し、要求されたシ ステムの情報を入力してヘルプツールおよび情報にアクセスします。 デルの製品とサービスについては、以下のウェブサイトを参照してください。 www.dell.com www.dell.com/ap(アジア / 太平洋諸国) www.dell.com/jp(日本) www.euro.dell.com(ヨーロッパ) www.dell.com/la(ラテンアメリカおよびカリブ諸国) www.dell.ca(カナダ) デルサポートへのアクセスには、次のウェブサイトおよび E- メールアドレスをご 利用ください。 • デルサポートサイト support.dell.com support.jp.dell.com(日本) support.euro.dell.com(ヨーロッパ) • デルサポートの E- メールアドレス mobile_support@us.dell.com support@us.dell.
Dell 企業向けトレーニング デルでは企業向けのトレーニングを実施しています。詳細については、 www.dell.com/training を参照してください。このサービスが提供されてい ない地域もあります。 ご注文に関する問題 欠品、誤った部品、間違った請求書などの注文に関する問題がある場合は、デル のカスタマーケアにご連絡ください。お電話の際は、納品書または出荷伝票をご 用意ください。このサービスの電話番号は「デルへのお問い合わせ」を参照して ください。 製品情報 デルのその他の製品に関する情報や、ご注文に関しては、デルウェブサイト www.dell.
困ったときは
認可機関の情報 認可機関によるその他の情報については、www.dell.com から、法規制の順守に ついて説明している次のページにアクセスしてください。 www.dell.
認可機関の情報
企業の連絡情報 (台湾のみ) デルでは、商品検査法第 11 条に従い、本書の対象となる製品に関する台湾の認定事業体の連絡情報 を下記のとおり記載します。 Dell B.V.Taiwan Branch 20/F, No. 218, Sec. 2, Tung Hwa S.
企業の連絡情報 (台湾のみ)
用語集 本項では本書で使用される技術用語、略語の意味を示します。 B BIOS Basic Input/Output System。システム内のオペレーティングシステムの一部で、 周辺機器に最低レベルのインタフェースを提供します。BIOS は、RAID コントロー ラなど、他のインテリジェントデバイスの Basic Input/Output System を指す場 合もあります。 BIOS 設定ユーティリティ コントローラのプロパティの設定を報告したり、有効にしたりします。コント ローラ BIOS 内にあり、その動作はシステムのオペレーティングシステムに依存 しません。Ctrl-C とも呼ばれる BIOS 設定ユーティリティは、コントロールと呼 ばれる要素に基づいて構築されています。各コントロールが 1 つの機能を実行し ます。 D DKMS Dynamic Kernel Module Support。カーネルをアップグレードする際にモ ジュールのリビルドがきわめて容易にできるように、カーネルに依存するモ ジュールソースを格納できるフレームワークを成すように設計されています。こ れにより、Linux
M MHz Megahertz(メガヘルツ = 100 万サイクル / 秒)は周波数の単位で、通常、コン ピュータのプロセッサをはじめとする電子コンポーネントの動作速度の測定に使 用されます。 P PCI-E(PCI Express) 既存の PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを大きく改善した画 期的なアップグレード。PCI-E は、バスというよりもネットワークに近い動作を するシリアル接続です。複数のソースからのデータを 1 つのバスで処理するので はなく、PCI-E には複数のポイントツーポイントのシリアル接続を制御するス イッチが付いています。これらの接続はスイッチからファンアウトし、データ送 信先のデバイスに直通します。各デバイスが専用の接続を持っているため、通常 のバスのように帯域幅をデバイス間で共有する必要はなくなりました。 PHY シリアルバスを介して転送されるデータパケットの送受信に必要なインタフェー ス。各 PHY は、デル認定の別の SATA デバイス上の PHY と接続することで、物 理リンクの片側を形成できます。物理リンクには 4 本の
ROM Read-only memory。ファームウェアとも呼ばれます。製造時に特定のデータを 組み込んでプログラムされた集積回路です。ROM チップは、コンピュータだけ でなく、ほとんどの電子製品に使用されています。ROM チップに格納された データは不揮発性で、電源をオフにしても失われません。ROM チップに格納さ れたデータは変更できないか、変更できる場合もフラッシングなどの特別な操作 が必要です。 RPM Red Hat Package Manager。主に Linux を対象とするパッケージ管理システ ムです。RPM は、ソフトウェアのインストール、アップデート、アンインストー ル、検証、クエリーに使用します。RPM は Linux Standard Base のベースラ インパッケージフォーマットです。元は Red Hat が Red Hat Linux 用に開発し た RPM ですが、現在は多くの Linux ディストリビューションで使用されていま す。また、Novell の NetWare など、一部他のオペレーティングシステムにも移 植されています。 S SAS Serial Att
SCSIport SCSIport ドライバは、Windows® XP ストレージアーキテクチャ用の Microsoft® のドライバで、SCSI コマンドをストレージターゲットに渡します。 SCSIport ドライバは、パラレル SCSI を使用するストレージに使うと性能を発揮 します。 SMART Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology の略語。SMART 機能 により、すべてのモーター、ヘッド、ドライブエレクトロニクスの内部パフォー マンスが監視され、予測可能なドライブの障害が検出されます。この機能はドラ イブのパフォーマンスと信頼性の監視に役立ち、ドライブ上のデータを保護しま す。ドライブに問題が検出された場合は、データを失わずにドライブの交換また は修理が可能です。SMART 対応のディスクは、データ(値)を監視し、値の変 化を識別して、値が限界値の範囲内かどうかを判定する特性を備えています。多 くの機械的な障害と一部の電気的な障害では、障害が発生する前にパフォーマン スの低下が見られます。 Storport Storport
あ アダプタ 1 つのバスまたはインタフェースのプロトコルを別のプロトコルに変換すること で、コンピュータシステムが周辺機器にアクセスできるようにします。特別な機 能を提供する場合もあります。システム基板上に取り付けられている場合と、ア ドインカードになっている場合とがあります。アダプタの他の例として、ネット ワークアダプタや SCSI アダプタがあります。オペレーティングシステム タスクのスケジューリング、ストレージの管理、周辺機器との通信の処理など、 コンピュータを動かし、キーボードからの入力を認識し、ディスプレイ画面に出 力信号を送るなど、基本的な入出力機能を実行するソフトウェア。 か 強制 強制とは、仮想ディスクの物理メンバーに使用されている論理ブロックの数を共 通の数に切り下げる処理のことです。ドライブの絶対容量は製造元や製品のシ リーズによって微差がありますが、この処理を行うことで各ドライブが共通のス トライプサイズを持ち、仮想ディスクのメンバーとしてカウントされるようにな ります。強制を実行すると、実行する前の基本物理ドライブと比較して容量が必 ず減少します。 コントローラ マイクロプロ
をサポートすることで、各デバイスに総帯域幅を与え、バスアービトレーション を不要にし、待ち時間を短縮し、ホットプラグおよびホットスワップ対応のシス テムの実装を飛躍的に単純化します。 シリアルテクノロジ シリアルストレージテクノロジ(具体的には、シリアル ATA、シリアル接続 SCSI、および PCI Express)は、パラレルストレージテクノロジの場合に問題と なるアーキテクチャ上の制限を解決し、スケーラビリティの高いパフォーマンス を実現します。信号を送信する仕方(パラレルの場合は複数のストリームで送信 されるのに対し、単一のストリームで、すなわちシリアルに送信)から命名され たテクノロジです。シリアルテクノロジの主な利点は、単一のストリームでデー タを移動する一方で、データビットを個々のパケットにまとめて、パラレルテク ノロジのデータよりも最大 30 倍も速く転送できることです。 ストライピング ディスクストライピングでは、仮想ディスク内のすべての物理ディスクにまた がってデータが書き込まれます。各ストライプは、連続パターンを使用して、固 定サイズのユニットで仮想ディスク内の各物理ディスクにマッ
は ハードウェア コンピュータシステムを構成する機械的、磁気的、電子的、電気的な部品は、そ のハードウェアの構成要素です。 ファームウェア ROM(read-only memory)または PROM(Programmable ROM)に格納 されたソフトウェア。多くの場合、最初にシステムの電源が投入された時のシス テムの動作はファームウェアが担います。その典型例は、システム内のモニタプ ログラムです。モニタプログラムは、ディスクまたはネットワークからオペレー ティングシステム全体をロードし、次にオペレーティングシステムに制御を渡し ます。 フラッシュメモリ 単に「フラッシュ」と呼ばれることもあります。書き換え可能、不揮発性で、コン パクトなソリッドステートのメモリデバイスで、電源がオフになってもデータを 保持します。アクセスタイムが短く、消費電力が少なく、激しい衝撃や振動にも 比較的強いという特性があります。特殊なタイプの EEPROM で、一度に 1 バイ トずつではなく、ブロック単位で消去と再プログラミングができます。多くの新 型 PC は BIOS をフラッシュメモリチップに格納しているため、必要
ま ミラーリング 2 台の物理ディスクを使用し、1 台の物理ディスクに格納されているデータの完全 なコピーを 2 台目の物理ディスクに維持することで、完全な冗長性を実現するプ ロセスです。1 台の物理ディスクに障害が発生しても、もう 1 台の物理ディスクを 使用してシステムを保全し、障害の発生した物理ディスクをリビルドできます。 ら リンク 任意の 2 台の PCI Express デバイス間の接続のことをリンクと言います。 86 用語集
索引 B あ BIOS , 43 POST メッセージ , 43 アレイの管理 , 49 E い 障害コードメッセージ , 43 設定ユーティリティ , 44 ESD , 10 安全にお使いいただくために 静電気放出への対処 , 10 インストール SAS 6/iR アダプタ , 25 ドライバ , 31 R RAID , 15 RAID 0, 15 Red Hat Enterprise Linux , 31 S SAS 6/iR BIOS, 43 SAS 6/iR アダプタの インストール , 25 トラブルシューティング , 59 概要 , 13 機能 , 19 仕様 , 19 お オンボード RAID IM の作成 , 52 IS の作成 , 51 アレイの管理 , 49 仮想ディスクのアクティブ化 , 55 仮想ディスクのプロパティ , 55 仮想ディスクのリビルド , 57 仮想ディスクの交換 , 57 仮想ディスクの削除 , 56 仮想ディスクの表示 , 49 構成 , 51 新しい仮想ディスク , 46 新しい仮想ディスクの作成 , 46 内蔵ストライピング , 15
せ 静電放電 , 10 設定ユーティリティ 概要 , 44 起動 , 44 実行される機能 , 44 と ドライバ Microsoft オペレーティング システム のインストール , 33 インストール , 31 ドライバディスケット , 32 トラブルシューティング , 59 BIOS エラーメッセージ , 63 BIOS 起動順序 , 59 設定ユーティリティのエラー メッセージ , 62 物理ディスクの問題 , 61 ふ ファームウェア アップデート , 69 アップデートユーティリティ , 69 88 索引