Users Guide
PERC H200 および 6Gbps SAS HBA BIOS 57
劣化状態の仮想ディスクの交換とリビルド
RAID 1 または RAID 10 仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生した場合
は、ディスクの交換と仮想ディスクの再同期化を行う必要があります。次の手
順で物理ディスクを交換すると、同期化は自動的に行われます。
1
障害の発生した物理ディスクを、同種で容量が同等以上の空のディスクと交
換します。
2
管理アプリケーションまたは
BIOS
設定ユーティリティ
(
<Ctrl><C>
)を
チェックして、同期化が自動的に開始されたことを確認します。
メモ:ボリュームのリビルド中にシステムにハードディスクドライブの追加または
削除を行った場合、同期化は最初からやり直しになります。同期化の処理が進行中
の場合は、同期化が完了してからハードディスクドライブの追加または削除を行っ
てください。
メモ:ハードディスクドライブをシステムから恒久的に取り外す場合は、常にハー
ドディスクドライブから設定情報をすべて削除してください。それらのハードディ
スクドライブをシステムレベルの異なるアプリケーションに移行する場合以外は、
BIOS 設定ユーティリティ またはオペレーティングシステムそのものを使用して
RAID
構成を削除すれば、設定情報は削除されます。PERC H200 ホットスペアの機
能を使用するには、ハードディスクドライブが挿入されているスロットが、それら
のハードディスクドライブがメンバーとなっている仮想ディスクと関連付けられて
いる必要があります。異種または古い(期限切れの)設定情報が保存されている
ハードディスクドライブを既存の仮想ディスクと関連付けられているスロットに挿
入しないでください。
メモ:再構築中にシステムを再起動すると、再構築チェックポイントにより、再
構築は停止された箇所から続行されます。ボリュームのリビルドに要する時間は、
メンバーディスクの容量や再構築中に行われるその他のシステムアクティビティに
応じて異なります。
優先起動デバイスの割り当て
PERC H200 カードにオペレーティングシステムをインストールする時には、
<Ctrl><C> 設定ユーティリティから希望の優先起動デバイスを選択することを
強くお勧めします。
<Ctrl><C> の SAS トポロジ画面では、スクロールダウン
して希望の未設定物理ディスクまたは仮想ディスクのいずれかを選択し、
<Alt><B>
を押してそのデバイスを 優先起動デバイス として割り当てること
ができます。優先起動デバイス は、その後
Device Information(デバイ
ス情報)で
Boot(起動)と表示されます。<Alt><B> は、 以前に選択された
優先起動デバイスの選択を外すためにも利用できます。
メモ:未設定の物理ディスクが 優先起動デバイス として選択されると、選択はド
ライブが設置されているスロットに関連付けられます。その後ドライブが別のス
ロットに移動された場合、システムはそのデバイスから起動することが出来なくな
り、起動中にエラーメッセージが表示されます。