Dell PowerEdge RAID コントローラ(PERC) H700 および H800 ユーザーズガイド
メモ、注意、警告 メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意:手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があ ることを示しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2010 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書に使用されている商標:Dell™、DELL ロゴ、PowerEdge™、PowerVault™、CacheCade™、 および OpenManage™ は、Dell Inc.
目次 1 安全にお使いいただくための注意 一般的な安全に関する注意 . 12 . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . PERC H700 および H800 カードについて PCI アーキテクチャ 15 . . . . . . 15 . . . . . . . . . . . . . . . 16 サポートされているオペレーティング システム . . . . . . . . . . . . . . . . . RAID の説明. 11 . . . . . . . . . . . 静電気放出への対処 . 2 概要 . 11 . . . . . . . . . . . . . システム内部の作業を行う場合 バッテリの廃棄 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3 ストレージコントローラ機能 物理ディスク電源管理 . SMART 機能の使い方 . . . . . . . 23 . . . . . . . . . . . . . 25 . . . . . . . . . . . . . . . . . 26 仮想ディスクの初期化. . . . . . . . . . . . . . . . . 仮想ディスクのバックグラウンド初期化 . 26 仮想ディスクの完全初期化 . . . . . . . . . . . 仮想ディスクの高速初期化 . . . . . . . . . . . 26 27 27 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 整合性チェック . ディスクのローミング. ディスクの移行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28 PERC 6 および H200 カード上に作成された 仮想ディスクとの互換性 . . . . . . . . .
Replace Member(メンバー交換)機能と 回復可能ホットスペアの使い方 コントローラのキャッシュの保存 . バッテリによるキャッシュ保存 . . . . . . . . . . . . . . 非揮発性キャッシュ(NVC)による キャシュ保存 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38 38 38 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 キャッシュデータの復元 バッテリ学習サイクル . パトロールリード 36 37 37 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 ハードウェアの取り付けと構成 . . . . . 41 PERC H700 および H800 アダプタの取り付け . . . 41 PERC H700 および H800 アダプタの取り外し . . . 46 モジュラーカードの取り外しおよび 取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
PERC H800 アダプタにおける冗長パスサポートの セットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63 PERC H800 アダプタで冗長パスサポートから 単一パスサポートに戻す . . . . . . . . . . . . . . 5 ドライバのインストール . . . . . . . . . . . Windows ドライバのインストール ドライバメディアの作成 インストール前の要件 . 66 67 . . . . . . . . . 67 . . . . . . . . . . . . 67 68 . . . . . . . . . . . . . Windows Server 2003 オペレーティング システムのインストール中における ドライバのインストール . . . . . . . . 69 Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 のインストール中における ドライバのインストール. . . . . . . . . . . .
Solaris ドライバのインストール BIOS 設定ユーティリティ 79 . . . . . . . . . 79 . . . . . . . . . . . . . . 80 BIOS 設定ユーティリティの起動. 設定ユーティリティの終了 . . . . . . . . . . . . . . . . . . メニューのナビゲーションキー 仮想ディスクのセットアップ . 仮想ディスクの管理 . 78 . . . . . . . . . . . . . . . Dell OpenManage ストレージ管理 77 . . . . 既存のシステムへのドライバの追加または アップデート . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 RAID の設定と管理 . 76 . . . . . . . . . . PERC H700 または H800 カードから 起動する PowerEdge システムへの Solaris 10 のインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
物理ディスクの管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . 106 LED 点滅の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . 106 107 グローバルホットスペアの作成 . . . . . . . グローバルまたは専用ホットスペアの 削除 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . オンラインの物理ディスクの交換 バックグラウンド初期化の停止 . . . . . . . . . . . . . 個別の物理ディスクの手動による 再構築の実行 . . . . . . . . . . . コントローラの管理 . 109 . . . . . . . . . . . . . . . . 110 . . . . . . . . . . . . エラー時の BIOS 停止の有効化 . 自動インポートの有効化 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 工場出荷時のデフォルト設定の復元 . 目次 . . . . . . . . . . . . . . . .
8 セキュリティキーおよび RAID 管理 . 121 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . セキュリティキーの実装 . . . . . . . . . . . . . . セキュア化された仮想ディスクの設定と 管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 121 121 BIOS 設定ユーティリティのセキュリティ メニューオプション . . . . . . . . . . . . . セキュリティキーの管理 . . . . . . . . . . . セキュア仮想ディスクの作成 . . . . . . . . . 既存の仮想ディスクのセキュア化 . . . . . . セキュア化された外部設定のインポートと クリア、およびセキュアディスクの 移行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . インスタントセキュア削除 . . . . . . . . . .
一般的な問題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 物理ディスクに関連する問題 . . . . . . . . . . . 物理ディスクの障害と再構築に関連する 問題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . SMART エラー 142 143 . . . . 144 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146 Replace Member(メンバー交換)の エラー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Linux オペレーティングシステムエラー . . . . . 148 . . . . . . . 151 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 153 ディスクキャリア LED インジケータ A 法規制情報 B 企業の連絡情報(台湾のみ). . . . . . . . 155 . . . . . . . . . . . .
安全にお使いいただくための注意 ご自身の身体の安全を守り、システムおよび作業環境を保護するために、以下の安全に関するガイド ラインに従ってください。 警告:バッテリの取り付け方が間違っていると、破裂する恐れがあります。交換用のバッテ リには、製造元が推奨する型、またはそれと同等の製品を使用してください。13 ページの 「バッテリの廃棄」を参照してください。 メモ:米国における 販売条件、限定保証および返品、輸出規制、ソフトウェア使用許諾契 約、安全、環境および人間工学について、法規制情報、およびリサイクル情報の詳細情報に関 、エンドユーザーライセ しては、お使いのシステムに同梱の安全、環境および規制情報(SERI) ンス契約(EULA) 、および保証とサポート情報(WSI)を参照してください。 一般的な安全に関する注意 • サービスマークを確認し指示に従ってください。ユーザーマニュアルに記載されている以外の 製品には触れないでください。稲妻の絵の三角形の記号が付いたカバーを開閉しないでくださ い。感電の危険性があります。コンパートメント内の部品のサービスは、トレーニングを受け たサービス技術者のみが行っ
システム内部の作業を行う場合 システムカバーを取り外す前に、次の手順を順番に行ってください。 注意:デルのマニュアルで別途指示されている場合を除き、システムのカバーを取り外して システム内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けたサービス技術者だけが行って ください。 1 2 3 4 注意:システム基板から部品を取り外したり、周辺機器の接続を外す場合は、システム基板 の損傷を避けるために、システムの電源を切ったあと 5 秒間待ってください。 システムおよび接続されているすべてのデバイスの電源を切ります。 システムと各デバイスの電源プラグをコンセントから外します。けがや感電の危険を防止するた めに、すべての通信関連のケーブルをシステムから外します。 コンピュータ内部の部品に触れる前に、シャーシの塗装されていない金属面に触れて、身体から 静電気を除去します。 作業中も定期的にシャーシの塗装されていない金属面に触れて、内部構成部品を破損する可能性 のある静電気を除去してください。 さらに、該当する場合には、以下の安全に関するガイドラインにもご注意ください。 • ケーブルを外すときは、ケーブルそのもの
バッテリの廃棄 システムには、ニッケル水素(NiMH)バッテリ、コイン型リチウムバッテリ、リチウ ムイオンバッテリなどが使用されています。NiMH バッテリ、コイン型リチウムバッテ リおよびリチウムイオンバッテリは寿命が長く、交換する必要がほとんどありません。 交換する必要がある場合は、79 ページの「RAID の設定と管理」の指示に従って交換し てください。 メモ:バッテリを家庭用のごみと一緒に捨てないでください。不用になったバッテリの廃棄 については、各地域のゴミ処理担当窓口にお問い合わせください。 メモ:システムには、バッテリを内蔵する回路カード、その他の部品が含まれていることも あります。このようなバッテリについても、決められたバッテリの廃棄場所に廃棄する必要が あります。このようなバッテリについては、該当するカードまたはコンポーネントのマニュア ルを参照してください。 台湾のバッテリリサイクルマーク 安全にお使いいただくための注意 13
安全にお使いいただくための注意
概要 Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H700 および H800 カードシ リーズには次の特徴があります。 • Serial-attached SCSI(SAS)2.
PCI アーキテクチャ • • PERC H700 および H800 カードは PCI-E 2.0 x8 ホストインタフェース対 応です。 PERC H700 モジュラーカードは PCI-E 2.0 x4 ホストインタフェース対応 です。 サポートされているオペレーティングシステム PERC H700 および H800 カードは次のオペレーティングシステムをサポートし ます。 • Microsoft Windows Server 2003 R2 • • • • • • • • • Microsoft Windows Server 2008(Hyper-V 仮想化を含む) Microsoft Windows Server 2008 R2 Red Hat Enterprise Linux バージョン 5.5 およびそれ以降(32 ビットお よび 64 ビット) Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.
RAID の説明 RAID とは、データの保存やデータへのアクセスに使用するディスクの数を増 やすことでパフォーマンスを高める、複数の独立した物理ディスクのグループ です。 RAID ディスクサブシステムでは、次の利点を提供します。 • I/O パフォーマンスとデータの可用性の向上。 • 複数のディスクへの同時アクセスによる、データスループットの向上。ホス トシステムは、物理ディスクのグループを単一のストレージユニットまたは 複数の論理ユニットとして認識。 • データストレージの可用性およびフォールトトレランスの向上。物理ディス クに障害が発生してデータが失われても、失われたデータをデータまたはパ リティが保存されている残りの物理ディスクから再構築することで復旧が可 能です。 注意:物理ディスクに障害が発生すると、RAID 0 の仮想ディスクは壊れ、データ ロスを招きます。 RAID レベルの概要 • RAID 0 では特に、データの冗長性を必要としない環境で大きなファイルを 扱う際に、ディスクストライピングを使用して高いデータスループットが実 現します。 • RAID 1 ではディスクミラーリ
• RAID 50 は、RAID 0 と RAID 5 の組み合わせで、RAID 0 アレイが RAID 5 のエレメント全体にストライプされます。RAID 50 には、少なくとも 6 台のディスクが必要です。 • RAID 60 は、RAID 0 と RAID 6 の組み合わせで、RAID 0 アレイが RAID 6 のエレメント全体にストライプされます。RAID 60 には、少なくとも 8 台のディスクが必要です。 RAID の用語 ディスクストライピング ディスクストライピングを使用すると、1 台の物理ディスクだけでなく、複数 の物理ディスクにまたがってデータを書き込むことができます。ディスクスト ライピングでは、各物理ディスクのストレージスペースが複数のストライプ (8 KB、16 KB、32 KB、64 KB、128 KB、256 KB、512 KB、1,024 KB の 範囲)に分割されます。ストライプは、連続して、繰り返しインタリーブされ ます。1 台の物理ディスク上のストライプの一部は、ストライプエレメントと 呼ばれます。 たとえば、RAID 0 の場合のようにディスクストライピング
ディスクミラーリング ミラーリング(RAID 1 で使用)では、1 台のディスクに書き込まれるデータ が同時に別のディスクにも書き込まれます。あるディスクに障害が発生しても、 別のディスクを使用してシステムの動作を続行し、障害の発生した物理ディス クを再構築できます。ディスクミラーリングの主な利点は、完全なデータ冗長 性が提供されることです。両方のディスクに常に同じデータが格納されている からです。どちらの物理ディスクも動作可能な物理ディスクとして機能します。 ディスクミラーリングは完全な冗長性を実現しますが、システム内の各物理 ディスクを複製しなければならないため、高価なオプションとなります。 メモ:ミラーリングされた物理ディスクは、読み込みの負荷分散により、読み込 みのパフォーマンスを高めることができます。 ディスクミラーリングの一例を 図 2-2 に示します。 図 2-2 ディスクミラーリング(RAID 1)の例 ストライプエレメント 1 ストライプエレメント 2 ストライプエレメント 3 ストライプエレメント 4 ストライプエレメント 1 の複製 ストライプエレメント 2 の複製 ストライプエ
パリティデータは、システム内のすべての物理ディスクに分散しています。1 台の物理ディスクに障害が発生しても、残りの物理ディスク上にあるパリティ とデータからディスクを再構築できます。図 2-3 に示すように、RAID レベル 5 では分散パリティとディスクストライピングが組み合わされています。パリ ティでは、1 台の物理ディスクに不具合が生じても対応できる冗長性が提供さ れる一方で、すべての物理ディスクの内容を複製する必要はありません。 RAID 6 は、二重分散パリティとディスクストライピングを組み合わせたもの です。このレベルのパリティでは、2 台のディスクに不具合が生じてもデータ が保護される一方で、物理ディスク全体の内容を複製する必要はありません。 図 2-3 分散パリティ(RAID 5)の例 ストライプ エレメント 1 ストライプ ストライプ ストライプ ストライプ エレメント 2 エレメント 3 エレメント 4 エレメント 5 ストライプ ストライプ パリティ ストライプ ストライプ エレメント 7 エレメント 8 エレメント 9 エレメント 10 (6 ~ 10) ストライプ パリテ
図 2-4 二重分散パリティ(RAID 6)の例 ストライプ エレメント 1 ストライプ エレメント 2 ストライプ エレメント 3 ストライプ パリティ ストライプ (5 ~ 8) エレメント 5 エレメント 6 パリティ パリティ ストライプ (9 ~ 12) (9 ~ 12) エレメント 9 パリティ ストライプ ストライプ エレメント 13 エレメント 14 (13 ~ 16) ストライプ エレメント 4 パリティ (5 ~ 8) パリティ (1 ~ 4) ストライプ エレメント 7 パリティ (1 ~ 4) ストライプ エレメント 8 ストライプ ストライプ ストライプ エレメント 10 エレメント 11 エレメント 12 パリティ ストライプ ストライプ (13 ~ 16) エレメント 15 エレメント 16 メモ:パリティは、アレイ内のすべてのディスクにわたって分散されます。 概要 21
概要
ストレージコントローラ機能 本項では、設定オプション、ディスクアレイパフォーマンス、RAID 管理ユー ティリティ、およびオペレーティングシステムソフトウェアドライバなどの Dell PowerEdge RAID コントローラ(PERC)H700 および H800 カードの 機能を説明します。 PERC H700 および H800 シリーズのコントローラは、Dell 認定の serialattached SCSI (SAS) ハードディスクドライブ、SATA ハードディスクドライ ブ、およびソリッドステートドライブ(SSD)をサポートします。 メモ:SAS ディスクと SATA ディスクを同じ仮想ディスク内で使用することはで きません。また、ハードディスクドライブとソリッドステートドライブを同じ仮想 ディスク内で使用することもできません。 メモ:同じタイプのドライブ(SAS または SATA)とテクノロジ(HDD または SSD)を維持した状態での、異なる速度(10,000 rpm または 15,000 rpm)や帯 域幅(3 Gbps または 6 Gbps)のディスクの混在はサポート可能です。 表 3-1
表 3-1 PERC H700 および H800 カードの比較 仕様 PERC H700 PERC H700 PERC H700 PERC H800 アダプタ 内蔵 モジュラー アダプタ 不揮発性キャッ シュ オプション オプション いいえ オプション、 可搬 キャッシュメモリ 512 MB DDR2 ま 512 MB 512 MB 内蔵 512 MB DDR2 または たは 1 GB DDR2 DDR2 または DDR2 1 GB DDR2 キャッシュの機能 ライトバック、ラ イトスルー、適応 先読み、先読みな し、先読み ライトバッ ク、ライトス ルー、適応先 読み、先読み なし、先読み 各ディスクグルー 8 プの最大スパン数 8 1 GB DDR2 ライトバッ ク、ライトス ルー、適応先 読み、先読み なし、先読み 2 ライトバッ ク、ライトス ルー、適応先 読み、先読み なし、先読み 8 各ディスクグルー 各ディスクグルー 各ディスクグ 各ディスクグ 各ディスクグ プの最大仮想ディ プに 16 仮想ディ ループに 16 ループに 16 ループに 1
表 3-1 PERC H700 および H800 カードの比較 仕様 PERC H700 PERC H700 PERC H700 PERC H800 アダプタ 内蔵 モジュラー アダプタ はい はい はい 回復可能ホットス はい ペアのサポート 冗長パスのサ ポート - - - はい サーバーごとの コントローラ 最大数 1c 1 1 2d a. b. c. d.
SMART 機能の使い方 SMART 機能により、すべてのモーター、ヘッド、物理ディスクエレクトロニ クスの内部パフォーマンスが監視され、予測可能な物理ディスクの障害が検出 されます。SMART 機能は、物理ディスクのパフォーマンスと信頼性を監視す るのに役立ちます。SMART 対応の物理ディスクは、データを監視し、値の変 化を識別して、値が限界値の範囲内かどうかを判定する特性を備えています。 多くの機械的 / 電気的な障害では、障害が発生する前にパフォーマンスの低下 が見られます。 SMART エラーは予測障害とも呼ばれます。物理ディスクの予測可能な障害に は、ベアリングの故障、読み取り / 書き込みヘッドの故障、スピンアップレー トの変化など、関係する要因が多数あります。また、シークエラーレートや大 量の不良セクターなど、読み取り / 書き込み面の不良に関連する要因もありま す。物理ディスクのステータスについては、27 ページの「ディスクのローミン グ」を参照してください。 メモ:SCSI インタフェースの仕様に関する詳細は、t10.
仮想ディスクの完全初期化 仮想ディスクに完全初期化を実行すると、すべてのブロックが上書きされ、仮 想ディスクに存在していたすべてのデータが破棄されます。仮想ディスクの完 全初期化により、仮想ディスクで BGI を実行する必要がなくなります。 完 全 初期化は、仮想ディスク作成直後に実行できます。 完全初期化の実行中は、ホストは仮想ディスクにアクセスできません。仮想 ディスクに対する完全初期化を開始するには、Dell OpenManage ストレージ 管理アプリケーションの Slow Initialize(低速初期化)オプションを使用し ます。BIOS 設定ユーティリティ を使用した完全初期化の実行に関する詳細 は、89 ページの「仮想ディスクの初期化」を参照してください。 メモ:完全初期化中にシステムを再起動すると操作は中止され、その仮想ディス クに対して BGI が開始されます。 仮想ディスクの高速初期化 仮想ディスクの高速初期化を行うと、その仮想ディスクの最初と最後の 8 MB が上書きされ、ブートレコードやパーティション情報がすべて消去されます。 操作は 2、3 秒で完了します。仮想ディスクを再作成す
注意:RAID レベルの移行(RLM)中またはオンライン容量拡張(OCE)中にディ スクのローミングを実行しないでください。実行すると仮想ディスクが消失します。 ディスクのローミングを使用するには、次の手順を実行します。 1 システム、物理ディスク、エンクロージャ、およびシステムコンポーネント の電源をオフにします。電源コードをシステムから外します。 2 物理ディスクをバックプレーンまたはエンクロージャ上の希望する位置に移 動します。 3 セーフティチェックを実行します。物理ディスクが適切に挿入されているこ とを確認します。 4 システムの電源を入れます。 コントローラによって、物理ディスク上の設定データから RAID 構成が検出 されます。 ディスクの移行 PERC H700 および H800 カードでは、移行先のコントローラをオフラインに せずに、仮想ディスクを 1 つのコントローラから別のコントローラに移行する ことができます。コントローラは、最適状態、劣化状態、または一部劣化状態 の RAID 仮想ディスクをインポートできます。オフライン状態のままで仮想 ディスクをインポートすることはできま
3 Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーション、またはコントロー ラの BIOS 設定ユーティリティ を使用して、検出された外部構成をイン ポートします。 4 仮想ディスクを構成するすべての物理ディスクが移行されたことを確認し ます。 メモ:互換性の詳細については、デルのテクニカルサポート担当者にお問い合わ せください。 PERC 6 および H200 カード上に作成された仮想ディスクとの互換性 PERC 6 および H200 シリーズのコントローラ上に作成された仮想ディスクは、 データや構成の損失を懸念することなく PERC H700 および H800 カードへ移 行できます。PERC H700 および H800 カードからの PERC 6 または H200 へ の仮想ディスクの移行はサポートされていません。 メモ:互換性の詳細については、デルのテクニカルサポート担当者にお問い合わ せください。 PERC 6 または H200 から PERC H700 および H800 への仮想ディスクの移行 PERC 6 または H200 から PERC H700 および H800 へ仮想デ
仮想ディスクの書き込みキャッシュポリシー 仮想ディスクの書き込みキャッシュポリシーによって、コントローラがその仮 想ディスクへの書き込みをどう処理するかが決定されます。書き込みキャッ シュポリシーには、Write-Back(ライトバック)と Write-Through(ライ トスルー)があり、仮想ディスクごとに設定できます。 RAID ボリュームはすべて、仮想ディスクの実際の書き込みキャッシュポリ シーとは無関係に、オペレーティングシステム(Windows と Linux)には Write-Through (WT)(ライトスルー)として表示されます。PERC カード は、オペレーティングシステムまたは一切のアプリケーションとは無関係に キャッシュ内のデータを管理します。仮想ディスクのキャッシュ設定を表示お よび管理するには、Dell OpenManage または BIOS 設定ユーティリティ を 使用します。 ライトバックとライトスルー Write-Through(ライトスルー)キャッシュでは、ディスクサブシステムが トランザクションのすべてのデータを受信した時に、コントローラがデータ転 送完了信号をホ
ライトスルーが用いられる状況 Write-Through(ライトスルー)キャッシュは、バッテリがないか、または チャージが低下しているすべての状況で使用されます。チャージが低下している 状態とは、停電の場合にバッテリが少なくとも 24 時間データを維持することがで きない状況を指します。チャージが低下している状態は、オプションの不揮発性 キャッシュ(NVC)モジュールのあるコントローラには適用されません。 Forced Write-Back With No Battery(バッテリがない場合にライトバッ クを強制)が用いられる状況 ユーザーが Force WB with no battery(バッテリがない場合にライト バックを強制)を選択すると、Write-Back(ライトバック)モードが利用で きます。Forced Write-Back(ライトバックを強制)モードを選択すると、 バッテリが取り付けられていなくても、仮想ディスクは Write-Back(ライト バック)モードになります。 注意:不意の停電が発生してもデータが失われないように、ライトバックを強制 するモードの使用中は電源バックアップシス
仮想ディスクの再設定 オンライン仮想ディスクは、その容量を拡張するか RAID レベルを変更する方 法で、再設定することができます RAID 10、50、60 のようなスパンした仮想 ディスクは再設定できません。 オンライン容量拡張(OCE)は、2 通りの方法で行うことができます。 1 つ 目は、ディスクグループ内に既に存在するスペースを使用して、ボリュームを 拡張する方法です。たとえば、ディスクグループに 1 つの仮想ディスクがあり 空き容量が利用可能な場合、その仮想ディスクの容量をこの空き容量内で拡張 することができます。仮想ディスクを作成し、この仮想ディスクでディスクグ ループの最大サイズを使用しない場合、空き容量が利用でき、OCE が可能で す。空き容量は、Replace Member(メンバー交換)機能を使ってディスクグ ループの物理ディスクをよりサイズの大きなディスクと置き換えた場合にも利 用できます。オンライン容量拡張(OCE)が可能な 2 つ目の方法は、ディスク グループに物理ディスクを追加し、OCE を使用して新しく追加されたディスク から仮想ディスクに空き容量を統合する方法です。 RAI
表 3-2 RAID レベルの移行 移行元 移行先 必要な物理ディ 物理ディス 容量拡張の 説明 スクの数 クの数 可否 (開始時) (完了時) RAID RAID レベル レベル RAID 0 RAID 0 1 2 台以上 はい ディスクの追加により 容量を増加 RAID 0 RAID 1 1 2 いいえ ディスク 1 台を追加す ることによって、非冗 長の仮想ディスクをミ ラー仮想ディスクに変 換します。 RAID 0 RAID 5 1 台以上 3 台以上 はい 分散パリティデータ用 に少なくとも 1 台の ディスクを追加する必 要があります。 RAID 0 RAID 6 1 台以上 4 台以上 はい 二重分散パリティデー タ用に少なくとも 2 台 のディスクを追加する 必要があります。 RAID 1 RAID 0 2 2 台以上 はい 容量は増えますが、冗 長性が失われます。 RAID 1 RAID 5 2 3 台以上 はい 容量が倍になり、冗長 性も保たれます。 RAID 1 RAID 6 2 4 台以上
表 3-2 RAID レベルの移行 (続き) 移行元 移行先 必要な物理ディ 物理ディス 容量拡張の 説明 スクの数 クの数 可否 (開始時) (完了時) RAID RAID レベル レベル RAID 6 RAID 0 4 台以上 4 台以上 はい 非冗長の仮想ディスク に変換し、分散パリ ティデータ用に使用さ れていたディスク容量 を取り戻します。 RAID 6 RAID 5 4 台以上 4 台以上 はい 一組のパリティデータ を削除して、パリティ データ用に使用されて いたディスク容量を取 り戻します。 RAID 6 RAID 6 4 5 以上 はい ディスクの追加により 容量を増加 メモ:ディスクグループ内の物理ディスク数は、合計で 32 を超えることができま せん。RAID レベル 10、50、および 60 に対して RAID レベルの移行と拡張を行う ことはできません。 フォールトトレランス機能 次の一覧は、データ損失の防止にフォールトトレランス機能を提供するコント ローラカードの機能一覧です。 • SMART のサポート • パトロール
固定ホットスペアスロットの使い方 H700 および H800 カードは、システムのバックプレーンまたはストレージエ ンクロージャのディスクスロットをホットスペアスロット専用にするように設 定できます。この機能は、Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーショ ンを使用して有効化します。 この機能を有効化すると、ホットスペアが自動的に構成されたスロットは、固 定ホットスペアスロットとなります。ホットスペアディスクに不具合が発生し たり取り外されたりした場合、同じスロットに挿入された交換用ディスクは自 動的に、交換前と同じプロパティを持つホットスペアとなります。交換用ディ スクがディスクプロトコルやテクノロジに一致しない場合、ホットスペアには なりません。 メモ:暗号化された仮想ディスクに割り当てられたホットスペアも、暗号化 (SED)機能を備えている必要があります。 物理ディスクのホットスワップ ホットスワップとは、H700 および H800 カードがオンラインで通常動作を 行っているときに行う、手動のディスク交換です。 物理ディスクをホットスワップする前に、次の要件を満たす必要があります。
冗長パスと負荷バランシングのサポート PERC H800 アダプタは、エンクロージャに含まれるディスクへの冗長パスを 検出し、使用することができます。このため、コントローラとエンクロージャ を 2 本の SAS ケーブルで接続し、パスの冗長性を確保できます。ケーブルや エンクロージャ管理モジュール(EMM)に不具合が生じた場合に、コント ローラはもう一方のパスを利用することによってこれに対処できます。 冗長パスが存在する場合、コントローラは自動的に各ディスクへの両方のパス を通じて I/O の負荷バランスを調整します。負荷バランスは冗長パスが検出さ れると自動でオンになり、ストレージエンクロージャ内仮想ディスクへのス ループットを増加します。I/O の負荷バランス機能は、Dell OpenManage ス トレージ管理アプリケーションを使って無効化することができます。冗長パス をサポートするようにハードウェアをセットアップする方法については、 63 ページの「PERC H800 アダプタにおける冗長パスサポートのセットアッ プ」を参照してください。 メモ:冗長パスのハードウェアサポートとは、コントローラの
障害の予測による自動 Replace Member(メンバー交換) Replace Member(メンバー交換)操作は、仮想ディスク内の物理ディスク について SMART による予測障害が報告されたときに実行できます。仮想ディ スクを構成する物理ディスクに最初の SMART エラーが発生すると、自動の Replace Member(メンバー交換)が行われます。ターゲットディスクは、 再構築ドライブの要件を満たすホットスペアである必要があります。SMART エラーの発生した物理ディスクに failed(障害あり)というマークが付くの は、Replace Memger(メンバー交換)が正常に完了した後です。これに よって、アレイが劣化状態になることを防止できます。 元はホットスペア(再構築で使用したもの)であったソースディスクを使用し、 ターゲットドライブとして Replace Member(メンバー交換)操作用に新 規ディスクを追加し、Replace Member(メンバー交換)が自動的に実行さ れると、Replace Member(メンバー交換)操作が正常に終了した後でホッ トスペアは元のホットスペア状態
非揮発性キャッシュ(NVC)によるキャシュ保存 非揮発性キャッシュモジュールは、バッテリバックアップが 24 時間を提供す ることに比べ、コントローラのキャッシュデータを永久に保存することができ ます。停電や不適切なシステムシャットダウン時にコントローラにデータ キャッシュメモリがある場合、キャッシュデータはバッテリからのわずかな電 源を使用して非揮発性キャッシュフラッシュストレージに移動され、電源が復 旧しシステムが起動するまでキャッシュデータが維持されます。 キャッシュデータの復元 H700 および H800 カード上のあるダーティキャッシュ LED は、キャッシュ データが保存されたかどうかの判断には使用できません。システムの電源損失 または不適切なシステムシャットダウンが発生したら、システム電源を復旧し、 システムを起動してください。起動中、コントローラの BIOS 設定ユーティリ ティ()に入り、キャッシュデータが保存されていないことを確認 します。これには、コントローラメニューから、Managed Preserved Cache を選択することで実行することができます。ここに
パトロールリード Patrol Read(パトロールリード)機能は、物理ディスクを良好な状態に保 ち、データの整合性を確保するための予防策として設計されています。Patrol Read(パトロールリード)は、構成されている物理ディスクの潜在的な問題 を検出し、解決します。Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーション を利用して、Patrol Read(パトロールリード)を開始し、動作を変更するこ とができます。 以下は、Patrol Read(パトロールリード)機能の概要です。 • Patrol Read(パトロールリード)は、ホットスペアも含め、仮想ディス クの一部として構成されているコントローラ上のすべてのディスクで実行さ れます。 • Patrol Read(パトロールリード)は、仮想ディスクを構成していない物 理ディスクや Ready(準備完了)状態でない物理ディスクには実行されま せん。 • Patrol Read(パトロールリード)は、未処理のディスク I/O に基づいて、 Patrol Read(パトロールリード)専用のコントローラリソースの量を調 整します。たとえ
ストレージコントローラ機能
ハードウェアの取り付けと構成 警告:すべての作業は、EIA-625「静電気に敏感な装置の取り扱いに関する要件」を 満たすように、静電気(ESD)が発生しない作業場所で行ってください。すべての作 業は、ESD 推奨手順に関する IPC-A-610 の最新の改訂版に従って行ってください。 注意:修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。 製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは テレホンサービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティング と簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていない修理(内部作 業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの 「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 メモ:米国における 販売条件、限定保証および返品、輸出規制、ソフトウェア使 用許諾契約、安全、環境および人間工学について、法規制情報、およびリサイクル 情報の詳細情報に関しては、お使いのシステムに同梱の安全、環境および規制情報 (SERI)、エンドユーザーライセンス契約(EULA)、および保
5 PERC H700 または H800 カードを、選択した PCI-E スロットに揃えます。 注意:アダプタモジュールを PCI-E スロットに挿入する際に、無理に力をかけない でください。力をかけるとアダプタモジュールが損傷する恐れがあります。 6 コントローラが PCI-E スロットに確実に装着されるまで、コントローラを注 意深くしっかりと挿入します。PERC H800 アダプタの取り付けの詳細につ いては、図 4-1 を参照してください。PERC H700 アダプタの取り付けの詳 細については、図 4-2 を参照してください。 図 4-1.
図 4-2. PERC H700 アダプタの取り付け 4 3 2 1 1 PCI-e スロット 2 PERC H700 アダプタ 3 フィラーブラケット 4 ブラケットのネジ 7 ブラケットのネジがあればそれを締め、またはシステムの固定クリップを使 用して、コントローラをシステムのシャーシに固定します。 8 システムカバーを取り付けます。お使いのシステムの閉じ方に関する詳細に ついては、システムに同梱の『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照 してください。マニュアルはデルサポートサイト support.jp.dell.
図 4-3.
図 4-4. コントローラへのケーブルの接続 1 5 2 4 3 1 ケーブル 3 ポート A 2 ポート B 4 PERC H700 アダプタ 5 コネクタ 11 システムカバーを取り付けます。お使いのシステムの閉じ方に関する詳細に ついては、システムに同梱の『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照 してください。マニュアルはデルサポートサイト support.jp.dell.
PERC H700 および H800 アダプタの取り外し メモ:システム稼働中に SAS ケーブルを誤って抜いてしまった場合は、ケーブル を接続しなおした上で、Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションのオ ンラインヘルプで必要なリカバリ手順を参照してください。 メモ:手順を開始する前に、システム起動中に を押して、キャッシュ が保持されていないことを確認します。 1 システムを再起動し、PERC BIOS 設定ユーティリティ に入ってキャシュ 内にデータが存在しないことを確認します。詳細については、38 ページの 「キャッシュデータの復元」を参照してください。続いて、システムのコン トローラおよび、取り付けられているすべてのストレージコントローラの シャットダウンを実行します。 2 システムを電源コンセントから外し、システムのカバーを取り外します。 注意:システムカバーを取り付けずにシステムを使用すると、不適切な冷却によ り故障する恐れがあります。 メモ:システムの PCI-E スロットに取り付けられている周辺機器の取り外し の詳細については、お使いのシステムに同
図 4-5.
図 4-6.
Dell ブレードシステム内における PERC H700 モジュラーカードの取り外しおよび取り付け メモ:ブレードシステム部品の取り付けおよび取り外しの詳細は、お使いのシス テムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』、またはデルサポートウェブサイト support.jp.dell.
図 4-7.
5 ブレードシステムの上部カバーを閉めます。モジュラーブレードシステムの 上部カバーの取り付けの詳細については、お使いのシステムの『ハードウェ アオーナーズマニュアル』または『ユーザーズガイド』を参照してください。 6 ブレードシステムをブレードシステムシャーシに取り付けます。ブレード システムをブレードシステムシャーシに取り付ける手順については、お使 いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』または『ユーザー ズガイド』を参照してください。 メモ:ファームウェアの最新リストとインストール手順については、デルサポー トサイト support.jp.dell.
図 4-8.
PERC H700 への DIMM の取り付け 注意:PowerEdge ブレードシステムに同梱の PERC H700 モジュラーカードには、 取り外し不可な内蔵 DIMM モジュールがあります。PERC H700 モジュラーコント ローラカードでは、次の手順は実行しないでください。 1 DIMM を開梱して、静電気防止に関するすべての手順を実行します。 メモ:DIMM を取り外す際は、DIMM のコネクタに余分な力を加えないよう にしてください。 2 DIMM に DIMM サポートが取り付けられていない場合は、PERC H700 へ 取り付ける前に次の手順を実行して、DIMM サポートを取り付けてください。 a コントローラから古い DIMM が取り外されたら、DIMM に差し込まれ た DIMM サポートクリップを押し出し、DIMM サポートを回転させて DIMM から取り出します。図 4-9 を参照してください。 図 4-9.
図 4-10.
図 4-11.
PERC H700 への BBU の取り付け 1 システムを再起動し、PERC BIOS 設定ユーティリティ に入ってキャシュ 内にデータが存在しないことを確認します。詳細については、38 ページの 「キャッシュデータの復元」を参照してください。続いて、システムを シャットダウンします。 警告:システムカバーを取り付けずにシステムを使用すると、不適切な冷却によ り故障する恐れがあります。 2 システムを電源コンセントから外し、システムのカバーを取り外す。 メモ:PERC H700 カードおよび BBU の位置は、システムによって異なりま す。PERC H700 カードおよび BBU の位置に関する詳細は、お使いのシステ ムに同梱の『ハードウェアオーナーズマニュアル』、またはデルサポートサイ ト support.jp.dell.com/manuals で利用できる適切なマニュアルを参照し てください。 図 4-12.
図 4-13.
PERC H800 アダプタからの TBBU または TNVC の取り外し メモ:PERC H800 アダプタの TBBU および TNVC は、DIMM およびバッテリ 1 台で構成されます。 1 システムを再起動し、PERC BIOS 設定ユーティリティ に入ってキャシュ 内にデータが存在しないことを確認します。詳細については、38 ページの 「キャッシュデータの復元」を参照してください。 続いて、システムのコン トローラおよび、取り付けられているすべてのストレージコントローラの シャットダウンを実行します。 2 システムを電源コンセントから外し、システムのカバーを取り外します。 3 システムからの PERC H800 アダプタの取り外し 詳細については、46 ペー ジの「PERC H700 および H800 アダプタの取り外し」を参照してくださ い。 4 DIMM スロットの両端にあるタブを押し下げて、TBBU または TNVC ア センブリを PERC H800 アダプタから持ち上げます。図 4-14 を参照してく ださい。 58 ハードウェアの取り付けと構成
図 4-14.
PERC H800 アダプタ の DIMM へのバッテリ およびバッテリケーブルの交換 1 コントローラから古い TBBU または TNVC を取り外したら、バッテリケー ブルの両端を外し、DIMM に差し込まれたバッテリクリップを押し出し、 バッテリを回転させて取り出します。図 4-15 を参照してください。 図 4-15.
図 4-16.
2 モジュールの損傷を避けるために、DIMM の切り込み部分をメモリソケッ トの物理的な仕切り上に揃えてください。 3 DIMM をメモリモソケットに挿入します。固定クリップが DIMM の左右 両側の割当てられたスロットにはまるまで、メモリモジュールの両端または 中央を一定の力で押し下げます。図 4-17 を参照してください。 図 4-17.
PERC H800 カード間での TBBU または TNVC の移動 TBBU または TNVC は、キャッシュメモリモジュールに最高 48 時間の無停電 電源を供給します。電源障害のためにコントローラが故障した場合は、TBBU または TNVC を新しいコントローラに移動してデータを復旧することができま す。故障したコントローラに取って代わるコントローラは、以前に設定が行わ れていないものを使用してください。 故障したコントローラを交換して TBBU 内のデータを復元するには、次の手順 を実行します。 1 PERC H800 コントローラが取り付けられているシステム、および接続され ているストレージエンクロージャがあればそれらを含めて、制御された シャットダウンを実行します。 2 3 4 5 システムを電源コンセントから外し、システムのカバーを取り外します。 TBBU または TNVC のあるコントローラを取り外します。 コントローラから TBBU または TNVC を取り外します。 TBBU または TNVC を新しいコントローラに挿入します。 TBBU または TNVC の取り付けの詳細につ
複数のエンクロージャを追加するには、最初のエンクロージャの両方の OUT ポートから次のエンクロージャの IN ポートにケーブル接続します。 コントローラ上の OUT ポートとエンクロージャ上の IN ポートの接続に障害が 発生しても、コントローラ上の第 2 の OUT ポートとエンクロージャ上の第 2 の IN ポートを経由する代替パスがあります。詳細については、図 4-18 およ び図 4-21 を参照してください。 メモ:PERC H800 アダプタで冗長パスがサポートされるのは、Dell PowerVault MD1200 および Dell PowerVault MD1220 ディスクストレージエンクロージャを 使用する場合です。 PERC H800 アダプタで冗長パスを利用するようにハードウェアを設定するに は、次の手順を実行します。 1 PERC H800 アダプタでエンクロージャをセットアップします。 2 PERC H800 アダプタの OUT ポートから外付けエンクロージャの IN ポー トに 2 本の SAS ケーブルを接続します。詳細については、図 4-18 を参照 してください。
図 4-19 は、2 台のエンクロージャへの冗長パスを使用したストレージ構成を 示しています。 図 4-19. 2 台のエンクロージャとの冗長パスサポート構成 サーバー サーバー ストレージ ストレージ ストレージ ストレージ 図 4-20 は、3 台のエンクロージャへの冗長パスを使用したストレージ構成を 示しています。 図 4-20.
図 4-21 は、4 台のエンクロージャへの冗長パスを使用したストレージ構成を 示しています。単一の PERC H800 アダプタで、冗長パス構成によってディス クストレージエンクロージャを 4 台までサポートできます。 図 4-21. 4 台のエンクロージャとの冗長パスサポート構成 サーバー サーバー ストレージ ストレージ ストレージ ストレージ ストレージ ストレージ ストレージ ストレージ メモ:ストレージコントローラに最新のファームウェアバージョンがインストー ルされていることを確認してください。最新のファームウェアとインストール手順 は、デルサポートサイト support.jp.dell.
ドライバのインストール Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H700 および H800 カードには、 サポートされているオペレーティングシステムで動作するソフトウェアドライ バが必要です。 本章では、PERC H700 および H800 カードのドライバのインストール手順を 説明します。 メモ:VMware ESX ドライバに関する詳細は、デルサポートサイト support.jp.dell.com/manuals の VMware ESX マニュアルを参照してください。 メモ:オペレーティングシステムの互換性を確認するには、デルサポートサイト support.jp.dell.
インストール前の要件 オペレーティングシステムをインストールする前に、次の準備を行ってくださ い。 • オペレーティングシステムのマニュアルセットに含まれている Microsoft の『はじめに』をお読みください。 • お使いのシステムに最新の BIOS、ファームウェア、およびドライバのアッ プデート版がインストールされていることを確認します。必要に応じて、デ ルサポートサイト support.jp.dell.
します。 5 ドロップダウンリストから、System Type(システムの種類)、 Operating System(オペレーティングシステム)、Driver Language (ドライバの言語)、および Category(項目)を選択します。 6 ユーザーの選択した項目に該当するドライバが表示されます。利用可能なリ ストから、必要なドライバをディスケットドライブ、USB ドライブ、CD、 または DVD にダウンロードします。 7 オペレーティングシステムのインストール中に Load Driver(ドライバを ロードする)オプションで作成したメディアを使用して、大容量ストレージ のドライバをロードします。オペレーティングシステムの再インストールの 詳細については、お使いのオペレーティングシステムに該当する下記の項を 参照してください。 Windows Server 2003 オペレーティングシステムのインストール中にお けるドライバのインストール 1 Windows Server 2003 メディアを使用してシステムを起動します。 2 Press F6 if you need to install a
Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 のインストール 中におけるドライバのインストール 1 Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 Server または Windows Server 2008 R2 メディアを使用してシステムを起動します。 2 Where do you want to install Vista/2008/7 (Vista/2008/7 をど こにインストールしますか)ウィンドウまで画面上の指示に従い、次に Load driver(ドライバをロードする)を選択します。 3 システムがメディアを挿入するようにプロンプトを表示します。インストー ルメディアをセットし、適切な場所を参照します。 4 一覧から適切な PERC H700 または H800 カードを選択し、Next(次へ) をクリックしてインストールを続行します。 メモ:Windows Server 2008 R2 オペレーティングシステムには、PERC H700 および H800 向けのネイティブドライバが含まれています。ドラ
9 新しい RAID コントローラにとって適切なデバイスドライバがウィザードに よって検出され、インストールされます。 10 Finish(完了)をクリックしてインストール作業を終了します。 11 指示メッセージが表示されたらシステムを再起動します。 既存の Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2003 のアップデート メモ:ドライバをアップデートする前に、システム上のアプリケーションをすべ て閉じます。 1 ドライバが格納されているメディア(CD、DVD、または USB ドライブ) をセットします。 2 Start(スタート)→ Settings(設定)→ Control Panel(コントロー ルパネル)→ System(システム)の順に選択します。 System Properties(システムのプロパティ)ウィンドウが表示され ます。 メモ:システム へのパスはオペレーティングシステムのシリーズにより異な る場合があります。 3 Hardware(ハードウェア)タブをクリックします。 4 Device Manag
11 ドライバメディア(CD、DVD またはその他のメディア)から INF ファイ ルを選択します。 12 Next(次へ)をクリックし、ウィザードでインストール手順を続行します。 13 Finish(完了)をクリックしてウィザードを終了し、システムを再起動し て変更を有効にします。 メモ:Dell では、Windows Server 2003、Windows Server 2008、および Windows Server 2008 R2 オペレーティングシステムを実行するシステムのドライ バをアップデートする Dell アップデートパッケージ(DUP)を提供しています。 DUP は、特定のデバイス用にドライバをアップデートする実行可能アプリケーショ ンです。DUP では、コマンドラインインタフェースとサイレント実行をサポートし ています。詳細については、support.jp.dell.
ドライバアップデートディスク(DUD)イメージは、可用性およびオペ レーティングシステムに応じて、USB フラッシュキー、システムフロッ ピーディスクスロット、または USB フロッピーデバイスに転送できます。 USB キー方式(Red Hat Enterprise Linux のみ):適切な .
DKMS を使用したドライバアップデートディスケットの作成 DKMS ツールを使用してドライバアップデートディスケット(DUD)を作成 するには、次の手順を実行します。 メモ:この手順を実行するシステムにはドライバがインストールされている必要が あります。 1 DKMS が有効に設定された megaraid_sas ドライバ rpm パッケージを インストールします。 2 任意のディレクトリで次のコマンドを入力します。 dkms mkdriverdisk –m megaraid_sas –v -k -d メモ:–d オプションの値は、Suse Linux Enterprise Server ディスケットの 場合は suse、RHEL ディスケットの場合は redhat になります。 メモ:DKMS の使用方法の詳細については、DKMS のメインページを参照し てください。 これで、megaraid_sas DUD イメージの作成プロセスが開始します。作 成した DUD イメージは、megaraid_sas ドライバの
ドライバアップデートディスケットを使用した SUSE Linux Enterprise Server のインストール メモ:ドライバディスケットの作成方法については、72 ページの「DUD の作成」 を参照してください。 DUD を使用した SUSE Linux Enterprise Server のインストール 1 適切な SUSE Linux Enterprise Server サービスパックメディアをシステム に挿入します。 2 SUSE Linux Enterprise Server 10 では、DUD のために を選択しま す。SUSE Linux Enterprise Server 11 では、 を選択します。 システムは、Yes(はい)、No(いいえ)、および File(ファイル)の 3 つ のオプションを表示します。Yes(はい)を選択してドライバをインストー ルします。 3 メニューから Installation(インストール)を選択します。 4 を押して Linux カーネルをロードします。 5 Please insert the driver up
3 コマンド rpm –ihv megaraid_sas-. noarch.
Solaris 10 用のドライバをインストールするには、本項の手順に従います。確 実に最新バージョンのドライバを入手するには、デルサポートサイト support.jp.dell.com からアップデートされた Solaris ドライバをダウン ロードしてください。 パッケージは gzip された .tar ファイルです。Solaris システムにパッケージ をダウンロードし、次の手順を実行します。 1 次のように入力して、パッケージの内容を抽出します。 gunzip -c | tar xvf – 2 dd コマンドを使用してドライバアップデートディスクを作成します。目 的にふさわしいイメージを使用します。次のように入力します。 dd if=./mega_sas.
6 Driver Update(ドライバの更新)インストーラによって表示される指示 に従ってください。 7 Installation of was successful( が正常にインストールされました)というメッセージが表示されます。 8 [e] を選択して終了します。 9 画面の指示に従ってインストールを完了します。 既存のシステムへのドライバの追加またはアップデート 1 mega_sas ドライバを既存のシステムに追加する、または新しいバー ジョンのドライバにアップグレードするには、次のように入力してドライバ パッケージを解凍し、インストールスクリプトを実行する必要があります。 tar xvf x86_64.tar cd x86_64 ./install.
RAID の設定と管理 Dell Open Manage ストレージ管理アプリケーションを使用して、RAID シス テムの管理と設定、複数のディスクグループの作成と管理、複数の RAID シス テムの制御と監視、およびオンラインメンテナンスを行うことができます。 PERC H700 および H800 の管理アプリケーションには次が含まれます。 • Dell OpenManage ストレージ管理 • BIOS 設定ユーティリティ() メモ:Dell Serial Attached SCSI(SAS)RAID ストレージマネージャは SED 管理 をサポートしません。 Dell OpenManage ストレージ管理 Dell OpenManage ストレージ管理は Dell システム用のストレージ管理アプリ ケーションで、システムにローカルで接続されている RAID および非 RAID の ディスクストレージを設定するための拡張機能を提供します。Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションを使用することで、サポート されているすべての RAID コントローラとエンクロー
BIOS 設定ユーティリティ としても知られる BIOS 設定ユーティリティ は、RAID ディスクグ ループおよび仮想ディスクを設定および維持する PERC H700 または PERC H800 カードに組み込まれたストレージ管理アプリケーションです。 は、オペレーティングシステムからは独立しています。 メモ:BIOS 設定ユーティリティ は、初期設定と障害復旧に使用します。拡張機 能は Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションおよび Dell SAS RAID ス トレージマネージャから使用できます。 以下の項では、BIOS 設定ユーティリティの使用方法について説明します。詳細 については、 を押してオンラインヘルプを参照してください。 メモ:PERC H700 または PERC H800 カード設定ユーティリティは、画面をリフ レッシュして情報への変更を表示します。画面のリフレッシュは、 キーを押 した時、または 15 秒毎に行われます。 BIOS 設定ユーティリティの起動 BIOS 設定ユーティリティ を起動するには、シス
設定ユーティリティの終了 BIOS 設定ユーティリティ を終了するには、どのメニュー画面でも を 押します。 コントローラが 1 台しかない場合は、選択内容を確認するためのダ イアログボックスが表示されます。OK を選択して終了し、 を押し ます。 複数のコントローラがある場合は、 キーを押すと Controller Selection(コントローラの選択)画面が表示されます。もう一度 を 押せば、終了画面が表示されます。選択内容を確認するためのダイアログボック スが表示されます。OK を選択して終了し、 を押します。 メニューのナビゲーションキー BIOS 設定ユーティリティ の画面の切り替えに使うメニューキーを 表 6-1 に 示します。 表 6-1.
表 6-1.
表 6-1.
3 仮想ディスクを初期化します。 メモ:1 つの物理ディスクグループを使用して複数の仮想ディスクを作成する 場合は、すべての仮想ディスクの RAID レベルを同じにする必要があります。 仮想ディスクを定義する際には、以下の仮想ディスクパラメータを 設定できます。 • • • • • • RAID Level(RAID レベル) Stripe element size(ストライプエレメントのサイズ) Read policy(読み取りポリシー) Write policy(書き込みポリシー) Type of initialization(初期化の種類) Hot spare configuration(ホットスペアの構成) メモ:SAS ハードディスクドライブで構成された仮想ディスク用のハードディス クドライブキャッシュポリシーのデフォルトは Disabled(無効)で、SATA ハード ディスクドライブで構成された仮想ディスク用では Enabled(有効)です。仮想 ディスクパラメータは BIOS 設定ユーティリティ では変更できません。 表 6-2 では、仮想ディスクを定義する際に設定可能なパラメータを示しま
表 6-2.
仮想ディスクの管理 仮想ディスクの作成 メモ:仮想ディスク内での SAS と SATA のハードディスクドライブの混在はサ ポートされていません。また、仮想ディスク内でのハードディスクドライブとソ リッドステートドライブの混在もサポートされていません。 メモ:セキュアな仮想ディスクの作成は、121 ページの「セキュリティキーおよ び RAID 管理」を参照してください。 仮想ディスクを作成するには、以下の手順を実行します。 1 ホストシステムの起動中に、BIOS 画面が表示されたら を押します。 Virtual Disk Management(仮想ディスク管理)画面が表示さ れます。複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が 表示されます。コントローラを選択して を押します。選択 したコントローラ用の Virtual Disk Management(仮想ディス クの管理)画面が表示されます。 2 矢印キーを使って Controller #(コントローラ番号)または Disk Group #(ディスクグループ番号)をハイライト表示します。 3 を押し
7 スパンされた仮想ディスク(RAID 10、50 または 60)を作成する 時は、PD per Span(スパンごとの物理ディスク)フィールドに 物理ディスクの数を入力し、 を押します。 メモ:RAID 10 を選択し、PD per Span(スパンごとの物理ディスク) フィールドに 22 を入力することにより、22 台の物理ディスクのある RAID 10 仮想ディスクの作成が可能になります。 8 を押してカーソルを物理ディスクのリストに移動します。 9 矢印キーを押して物理ディスクをハイライト表示し、スペースバー、 、または を押してそのディスクを選択します。 10 必要に応じて、追加のディスクを選択します。 11 を押してカーソルを Basic Settings(基本設定)ボックス に移動します。 12 VD Size(仮想ディスクのサイズ)フィールドで仮想ディスクのサ イズを設定します。 仮想ディスクサイズが GB フォーマットで表示されます。 メモ:使用可能なディスク領域の一部を使って 1 つの仮想ディスクを作成し、 残りのディスク領
16 仮想ディスクのパラメータを選択するには、以下の手順を実行し ます。 a を押して、変更するパラメータにカーソルを移動します。 b 下矢印キーを押してパラメータを開き、設定のリストを下にスク ロールします。 c ストライプエレメントのサイズを変更するには、 を押し て Stripe Element Size (ストライプエレメントのサイズ) をハイライト表示します。 d を押してストライプエレメントのサイズ(8 KB、 16 KB、32 KB、64 KB、128 KB、256 KB、512 KB、 および 1024 KB)のリストを表示します。下矢印キーを使用し て選択するオプションをハイライト表示し、 キーを押 します。デフォルトは 64 KB です。 読み取りポリシーを変更する必要がある場合は、 を押してカーソルを Read Policy(読み取りポリシー)に移動 e します。 f を押してオプションを表示します。オプションは、No Read Ahead(先読みなし)、Read Ahead(先読み)、
注意:既存の構成を再作成している時に仮想ディスクの初期化を行わないでくだ さい。 メモ:この段階で実行される初期化は、高速初期化です。 k を押してカーソルを Configure HotSpare(ホットス ペアの設定)に移動し、 を押します。 メモ:この段階で作成されるホットスペアは、専用ホットスペアです。 l 前の手順でホットスペアを作成した場合は、適切なサイズのディ スクが示されたポップアップウィンドウが表示されます。スペー スバーを押してディスクサイズを選択します。 m ディスクサイズを選択したら、OK をクリックして選択を確定 するか、Cancel(キャンセル)をクリックして選択を破棄し ます。 n 設定を確定するには、OK を選択し、 を押してこの ウィンドウを閉じます。または、仮想ディスクのパラメータを変 更しない場合は、Cancel(キャンセル)を選択し、 を 押して終了します。 仮想ディスクの初期化 注意:完全初期化を実行すると、その仮想ディスク上の既存のデータは永久に破 壊されます。 仮想ディスクを初期化するには、以
データ整合性のチェック 設定ユーティリティで Consistency Check(整合性チェック)(CC)オプ ションを選択し、RAID レベル 1、5、6、10、50、および 60 を使用する仮想 ディスクの冗長データを検証します (RAID 0 にはデータの冗長性はありま せん) 。 初期化されていない仮想ディスクで Consistency Check(整合性チェック) を実行しようとした場合、次のエラーメッセージが表示されます。 The virtual disk has not been initialized. Running a consistency check may result in inconsistent messages in the log.
VD Mgmt(仮想ディスクの管理)メニューを使用して異種構成をイン ポートまたはクリアする方法 外部構成が存在する場合、BIOS 画面に Foreign configuration(s) found on adapter(アダプタに外部構成が見つかりました)というメッ セージが表示されます。また、外部構成が Ctrl Mgmt(仮想ディスクの管 理)画面の右側に表示されます。 VD Mgmt(仮想ディスクの管理)メニューを使用して、既存の構成を RAID コントローラにインポートしたり、またはクリアすることができます。また、 構成をインポートせずに、Foreign View(異種構成表示)タブから異種構成 のデータを表示することも可能です。 メモ:インポートの結果、仮想ディスクの数が 64 を超える場合、設定のインポー トは実行できません。 メモ:セキュアな外部構成をインポートするには、121 ページの「セキュリティ キーおよび RAID 管理」を参照してください。 外部構成をインポートまたはクリアするには、以下の手順を実行します。 1 起動中に BIOS 画面によるプロンプトが表示されたら、
異種構成表示画面を使用して異種構成をインポートまたはクリアする 方法 メモ:セキュアな外部構成をインポートするには、121 ページの「セキュリティ キーおよび RAID 管理」を参照してください。 構成から 1 台または複数の物理ディスクを取り外した場合、RAID コントロー ラはそれらのディスクの構成を異種構成と見なします。 Foreign Configuration View(異種構成表示)画面を使用して、ディス クグループ、仮想ディスク、物理ディスク、ディスク領域の割り当て、ホット スペアといった異種構成に関する情報を表示できます。外部構成データは VD Mgmt(仮想ディスクの管理)画面 の構成と同じ形式で表示されます。イン ポートの前に、VD Mgmt 画面を使用して外部構成を表示することができます 。 外部構成を表示した後、それを RAID コントローラにインポートするか、クリ アすることができます。 メモ:インポートする前に外部構成を画面で確かめ、それが希望どおりの結果で あることを確認します。 以下の場合には、Foreign Configuration View(異種構成表示)画面を 使用
それぞれの場合に異種構成を管理するには、Foreign Configuration View(異種構成表示)画面で以下の手順を実行します。 1 構成内の物理ディスクのすべてまたは一部を取り外し、再度挿入す ると、コントローラはドライブに異種構成があると見なします。以 下の手順を実行します。 a Foreign Configuration View(外部構成表示)を選択し て Foreign Configuration View(外部構成表示)画面に 外部構成情報を表示します。 b を押して、オプションの Import(インポート)または Clear(クリア)を表示します。 メモ:インポート操作を実行する前に、システム内にすべてのディスクが 入っている必要があります。 c 異種構成をコントローラにインポートする場合は Import (インポート)を選択し、再度挿入したディスクから異種構成を 削除する場合は Clear(クリア)を選択します。 Preview Configuration Data (構成データのプレビュー) ウィンドウで、再構築が必要な物理ディスクのステータスが Rebui
c 異種構成をコントローラ上の既存の構成と結合する場合は Import(インポート)を選択し、再度挿入したディスクから異 種構成を削除する場合は Clear(クリア)を選択します。 Import(インポート)を選択すると、仮想ディスクがオフライ ンになる前に取り外されたすべてのドライブがインポートされた あと、自動的に再構築されます。 メモ:仮想ディスクのデータ保全性を確保にするために、再構築の完 了後すぐに整合性チェックを開始してください。データ整合性の チェックの詳細については、90 ページの「データ整合性のチェック」 を参照してください。 3 非冗長仮想ディスク内の物理ディスクを取り外すと、コントロー ラはドライブに異種構成があると見なします。以下の手順を実行 します。 a Foreign Configuration View(異種構成表示)を選択し b を押して、オプションの Import(インポート)および Clear(クリア)を表示します。 異種構成を仮想ディスクにインポートする場合は Import c て、異種構成情報の全体を表示します。 (インポート)を選択し、再
仮想ディスクをインポートするか、保持キャッシュを破棄するかを選択するに は、以下の手順を実行します。 1 VD Mgmt(仮想ディスクの管理)画面で、コントローラアイコン をクリックします。 2 を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 3 Manage Preserved Cache(保持キャッシュの管理)を選択し ます。 外部構成に属するデータの損失を防ぐために、保持キャッシュを破 棄する前に外部構成をインポートすることを勧めるメッセージが表 示されます。続行するかどうかを確認します。Manage Preserved Cache(保持キャッシュの管理)画面に、対象となる 仮想ディスクが表示されます。 4 Manage Preserved Cache(保持キャッシュの管理)画面では、 キャッシュを破棄することもできます。Cancel(キャンセル)をク リックすると処理がキャンセルされ、Preserved Cache Retained(保持キャッシュを残しました)ダイアログボックスが 表示されます。 キャッシュを破棄する選択をした場合は、選択内容の確認を求める プロンプトが表示されます。キ
メモ:ユーティリティでは、ドライブテクノロジが同じで容量が同等または 上回っているディスクのみが専用ホットスペアとして選択できるようになっ ています。 3 専用ホットスペアを作成または削除するには、次の手順を使用して ください。 • 専用ホットスペアの作成 a 下矢印キーを押して、利用可能な物理ディスクをハイライト 表示します。 b スペースバーを押してディスクを選択します。 c 作成する各専用ホットスペアについて 手順 a から 手順 b を 繰り返します。 選択した物理ディスクの横に X が表示されます。 • 専用ホットスペアの削除 a 下矢印キーを押して、削除するホットスペアをハイライト表 示します。 b スペースバーを押してディスクを選択から外します。 c 削除する各専用ホットスペアについて 手順 a から 手順 b を 繰り返します。 4 を押して変更を確認します。 VD Mgmt(仮想ディスクの管理)画面の Hot spares(ホットス ペア)の見出しの下に、更新されたホットスペアのリストが表示さ れます。 メモ:グローバルホットスペアまたは専用
仮想ディスクを削除するには、BIOS 設定ユーティリティ で次の手順を実行し ます。 1 を押して VD Mgmt(仮想ディスクの管理)画面を表 示します。 2 矢印キーを使って Virtual Disks(仮想ディスク)の見出しにカー ソルを移動させます。 3 を押します。 アクションメニューが表示されます。 4 Delete VD(仮想ディスクの削除)を選択し、 を押し ます。 5 複数のディスクが ディスクグループ にある場合、VD Mgmt(仮想 ディスクの管理)画面でディスクグループの Total Free Capacity (空き容量合計)を選択します。 ディスクグループ 内で利用できる空き容量の合計が表示されます。 ディスクグループの削除 BIOS 設定ユーティリティ を使用して、ディスクグループを削除できます。 ディスクグループを削除すると、そのディスクグループ内の仮想ディスクも削 除されます。 ディスクグループを削除するには、BIOS 設定ユーティリティ で次の手順を実 行します。 1 を押して VD Mgmt(仮想ディス
構成のクリア この操作を実行すると、RAID コントローラ上のすべての仮想ディスクを削除 できます。 構成をクリアするには、BIOS 設定ユーティリティ で以下の手順を実行します。 1 を押して VD Mgmt(仮想ディスクの管理)画面を表 示します。 2 矢印キーを使って Controller(コントローラ)の見出しにカーソ ルを移動させます。 3 を押します。アクションメニューが表示されます。 4 Clear Config(構成のクリア)を選択します。 すべての仮想ディスクを削除してよいかどうかの確認を求めるポッ プアップウィンドウが開きます。 5 仮想ディスクを削除する場合は No(いいえ)を、既存の構成を残 しておく場合は Yes(はい)を選択します。 BIOS 設定ユーティリティのメニューオプション BIOS 設定ユーティリティ にアクセスした時に最初に表示されるのは、メイン メニュー画面です。コントローラ、コントローラ番号と、スロット番号などの その他の情報が一覧表示されます。この画面で、矢印キーを使って設定する RAID コントローラを選択します。
ほとんどのメニューは、次の 2 つのパネルで構成されています。 • メニューオプションが表示される左パネル • 左フレームで選択されている項目の詳細が表示される右パネル 以下の項では、各主要メニューのメニューとサブメニューのオプションについ て説明します。 仮想ディスクの管理(VD Mgmt) Virtual Disk Management(仮想ディスクの管理)画面である VD Mgmt は、BIOS 設定ユーティリティ のメインメニュー画面から RAID コン トローラにアクセスすると最初に表示される画面です。左パネルには、仮想 ディスクの管理メニューが表示されます。メニューは次のとおりです。 • Controller #(コントローラ #) • Disk Group #(ディスクグループ #) • 仮想ディスク • 物理ディスク • Total Free Capacity (空き容量合計)(仮想ディスクサ イズおよび仮想ディスクの作成に使用できる空き容量) • Hot Spares (ホットスペア)(グローバルおよび専用) 右パネルには、表 6-3 に示されるように、選択さ
表 6-3.
表 6-3.
表 6-3.
仮想ディスクの操作 仮想ディスクに関する操作を 表 6-4 に説明します。このアクションを実行する ために使用できる手順については、86 ページの「仮想ディスクの管理」を参照 してください。 表 6-4.
物理ディスクの管理(PD Mgmt) Physical Disk Management(物理ディスクの管理)画面(PD Mgmt) には、物理ディスクの情報と操作メニューが表示されます。この画面には、物 理ディスク ID、ベンダー名、ディスクのサイズ、タイプ、状態、およびディス クグループ(DG)が表示されます。これらの見出しに基づいて物理ディスクの リストをソートできます。物理ディスクに対して、以下の操作が可能です。 • 物理ディスクの再構築 • メンバー交換操作の実行 • LED を点灯するように設定 • ディスクをオンラインまたはオフライン(ディスクグループの非メンバー) に設定 • グローバルホットスペアの作成 • 専用ホットスペアまたはグローバルホットスペアの削除 PD Mgmt(物理ディスクの管理)画面では、表 6-5 に示されるように、物理 ディスクのプロパティもいくつか表示されます。 表 6-5.
物理ディスクの操作 物理ディスクに対する操作を 表 6-6 に説明します。このアクションを実行する ために使用する手順については、107 ページの「物理ディスクの管理」を参照 してください。 表 6-6.
コントローラの管理(Ctrl Mgmt) Controller Management(コントローラ管理)画面(Ctrl Mgmt)で は、製品名、パッケージ、ファームウェアバージョン、BIOS バージョン、起 動ブロックバージョン、コントローラ ID、セキュリティ機能、およびセキュリ ティキーの存在が表示されます。この画面を使用してコントローラ および BIOS に対する操作を行います。コントローラ BIOS の有効化と無効化、BIOS エラー発生時における起動時の BIOS の有効化と無効化、自動インポート オプ ションの有効化と無効化といった機能を実行できます。また、起動を実行する 仮想ディスクの選択、およびデフォルト設定の選択が可能です。 コントローラの管理の操作 Ctrl Mgmt(コントローラの管理)画面で実行できる操作を 表 6-7 に説明し ます。 表 6-7.
異種構成表示 異種構成が存在する場合は、Foreign Configuration View(異種構成表 示)を選択して構成を表示できます。この画面には、外部構成をインポートし た場合の内容が示されます。異種構成をインポートするかクリアするかを決め る前に、異種構成をプレビューすることができます。 場合によっては、異種構成をインポートできないことがあります。仮想ディス ク内の物理ディスクが再構築中の場合、物理ディスクの状態は Rebuild(再 構築)に設定されます。インポートできない仮想ディスクには、仮想ディスク のターゲット ID は表示されません。 異種構成の管理に使う手順については、92 ページの「異種構成表示画面を使用 して異種構成をインポートまたはクリアする 方法」を参照してください。 メモ:BIOS 設定ユーティリティ では、外部構成のインポート失敗を示すエラー コードが報告されます。 物理ディスクの管理 LED 点滅の設定 LED 点滅オプションは、仮想ディスクの作成に物理ディスクが使用されている 時に、そのことを示します。LED 点滅の開始または停止を選択できます。この オプションを開始
グローバルホットスペアの作成 グローバルホットスペアに故障した物理ディスクの強制容量と同等またはそれ 以上の容量があれば、どの冗長アレイに発生した故障物理ディスクに対しても、 グローバルホットスペアを交換用ディスクとして使用できます。 グローバルホットスペアを作成するには、以下の手順を実行します。 1 を押して PD Mgmt(物理ディスクの管理)画面を表 示します。 物理ディスクの一覧が表示されます。State(状態)の見出しの下 に各ディスクのステータスが表示されます。 2 下矢印キーを押して、グローバルホットスペアに変更する物理ディ スクをハイライト表示します。 3 を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 4 下矢印キーを押して Make Global HS(グローバルホットスペア の作成)をハイライト表示し、 を押します。 物理ディスクがグローバルホットスペアに変更されます。State (状態)の見出しの下に、この物理ディスクのステータスがグローバ ルホットスペアとして表示されます。 メモ:障害が発生した物理ディスクを交換するには、グローバルホッ
4 下矢印キーを押して、操作のリストから Remove Hot Spare (ホットスペアの削除)を選択し、 を押します。 物理ディスクの状態が Ready (準備完了)に変わります。State (状態)の見出しの下に物理ディスクのステータスが表示されてい ます。 メモ:各仮想ディスク内には、同じ容量の物理ディスクを使用するようにし てください。仮想ディスク内で容量の異なる物理ディスクを使用すると、仮 想ディスク内のすべての物理ディスクが最も小さい物理ディスクと同じ容量 のディスクとして扱われます。 5 必要に応じて追加のホットスペアを選択し、手順 1 ~ 手順 4 を実行 して削除します。 オンラインの物理ディスクの交換 自動の Replace Member(メンバー交換)操作だけでなく、Replace Member(メンバー交換)機能を使用して、仮想ディスクの一部である物理 ディスクを手動で交換することができます。物理ディスクを交換するには、以 下の手順を実行します。 1 Virtual Disk Management(仮想ディスクの管理)ウィンドウ で、Virtual Disk #(
制約および制限事項 Replace Member(メンバー交換)操作には以下の制約および制限事項が適 用されます。 • Replace Member(メンバー交換)機能は、RAID 0、RAID 1、および RAID 5 の場合はアレイあたり 1 台、RAID 6 の場合はアレイあたり 2 台に • Replace Member(メンバー交換)機能および再構築を、RAID 6 の仮想 • Replace Member(メンバー交換)機能では、仮想ディスクがセキュア な場合、SED と非 SED を交換することはできません。 制限されます。 ディスク上で同時に実行することはできません。再構築操作のほうが優先度 が高いので、再構築が開始された場合、Replace Member(メンバー交 換)操作は中止されます。 バックグラウンド初期化の停止 バックグラウンド初期化(BGI)は自動操作であり、その過程でパリティが作 成され、書き込まれます。BGI は、RAID 0 の仮想ディスク上では実行されま せん。状況によっては、BIOS 設定ユーティリティで進行中の BGI を停止する かどうかを尋ねるメ
2 下矢印キーを押して、障害が発生している物理ディスクをハイライ ト表示します。 3 を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 メニューの一番上にある Rebuild(再構築)オプションがハイライ ト表示されています。 右矢印キーを押して再構築のオプションを表示し、Start (スタート)を選択します。 4 再構築の開始後に前のメニューを表示するには、 を押します。 メモ:VD Mgmt(仮想ディスクの管理)画面を使用して手動の再構築を実行する こともできます。矢印キーを使用して物理ディスクをハイライト表示し、 を押 します。表示されたメニューから Rebuild(再構築)オプションを選択します。 注意:物理ディスクが複数の仮想ディスクを含むディスクグループのメンバーで あり、再構築処理の進行中に仮想ディスクの 1 つが削除された場合、再構築処理は 停止します。その後、ストレージ管理アプリケーションを使用して再構築処理を手 動で再開できます。中断を避けるには、再構築が完了するまで、どの仮想ディスク も削除されないようにしてください。 コントローラの管理 起動サポートの有効
4 を押してカーソルを Apply(適用)ボタンに移動し、 を押して選択した設定を適用します。 コントローラ BIOS が有効になります。コントローラ BIOS を無効 にするには、スペースバーを使って Enable Controller BIOS (コントローラ BIOS の有効化)コントロールの選択を解除し、 Apply(適用)を選択して を押します。 コントローラの BIOS を有効にしたら、以下の手順を実行してそのコントロー ラの起動サポートを有効にします。 1 を押して Ctrl Mgmt(コントローラの管理)メニュー 画面を表示します。 2 を押して、カーソルを Settings(設定)ボックスの Select Bootable VD(起動可能な仮想ディスクの選択)に移動 します。 3 下矢印キーを押して、仮想ディスクのリストを表示します。 4 下矢印キーを押して、仮想ディスクをハイライト表示します。 5 を押して仮想ディスクを選択します。 6 を押してカーソルを Apply(適用)ボタンに移
4 を押してカーソルを Apply(適用)ボタンに移動し、 を押して選択した設定を適用します。 コントローラ BIOS が有効になります。Enable BIOS Stop on Error(エラー時の BIOS 停止の有効化)を無効にするには、スペー スバーを押して Enable BIOS Stop on Error(エラー時の BIOS 停止の有効化)の選択を外し、Apply(適用)を選択して を押します。 自動インポートの有効化 コントローラにネイティブ設定がある場合、Enable Auto Import(自動 インポートの有効化)オプションは、BIOS 設定ユーティリティにアクセスす ることなく、オンラインの異種構成すべてを起動中に自動的にインポートしま す。 メモ:コントローラにネイティブ設定がない場合は、この機能を有効化しなくて も、コントローラは最適、および劣化状態の外部構成をすべて自動的にインポート します。 自動インポートを有効化するには、次の手順を実行します。 1 を押して Ctrl Mgmt(コントローラの管理)メニュー
工場出荷時のデフォルト設定の復元 Ctrl Mgmt(コントローラの管理)メニュー画面を使用して、Settings (設定)ボックスにあるオプションのデフォルト設定を復元できます。設定は、 Enable Controller BIOS(コントローラ BIOS の有効化)、Enable BIOS Stop on Error(エラー時の BIOS 停止の有効化)、および Enable Auto Import(自動インポートの有効化)です。デフォルト設定を復元するには、 以下の手順を実行します。 1 を押して Ctrl Mgmt(コントローラの管理)メニュー 画面を表示します。 2 を押してカーソルを Settings(設定)ボックスに移動しま す。 3 スペースバーを使用して、Settings(設定)ボックスにあるオプ ションの設定の選択を解除します。 4 を押してカーソルを Factory Default (工場出荷時のデ フォルト)ボックスに移動し、、、またはスペース バーを押します。 選択内容を確認するためのダイアログボックスが表示され
CacheCade Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H700 および H800 カードは、 読み取りキャシュ容量の増加によりアプリケーションのパフォーマンスを改善 する機能である CacheCade をサポートしています。CacheCade 機能は、高 性能ソリッドステートディスク(SSD)を 2 層目のキャッシュとして活用しま す。CacheCade は、高速読み取りを提供し、トランザクションの I/O パ フォーマンスを最大化します。 キャッシュに SSD を使用することで、大容量データのキャッシュが可能になり、 読み取り集約型アプリケーションにおけるパフォーマンスが向上します。読み 取り集約型アプリケーションの例には、オンライントランザクション処理 、ファイルサーバー、およびウェブサーバーの作業負荷等があります。 (OLTP) CacheCade は、SSD テクノロジを利用して、ハードディスクドライブ(HDD) ベースのディスクグループ内の I/O パフォーマンス向上を可能にします。 CacheCade 仮想ディスクの特性 CacheCade 機能には、次の
• CacheCade ドライブのインポートは、RAID 0 仮想ディスクの原因となる 場合があります。CacheCade 仮想ドライブのインポート後には、再設定が 必要です。 • CacheCade 仮想ディスクは、オペレーティングシステムには提示されま せん。 CacheCade 仮想ディスクの設定と管理 Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションおよびコントローラの BIOS 設定ユーティリティ()で、CacheCade 仮想ディスクの作 成および削除を行うことができます。 次の項では、CacheCade 仮想ディスク管理に特有のメニューオプション、お よび設定タスクを実行するための詳細手順を説明します。次の項の内容は、 BIOS 設定ユーティリティに適用されます。管理アプリケーションの詳細につ いては、79 ページの「RAID の設定と管理」を参照してください。 CacheCade 仮想ディスクの管理 Virtual Disk Management(仮想ディスクの管理)画面は、BIOS 設定 ユーティリティ のメインメニュー画面から RAID コントロ
CacheCade 仮想ディスクを作成するには、次の手順を実行します。 1 ホストシステム起動中、BIOS 画面が表示されたら を押 します。 Virtual Disk Management(仮想ディスク管理)画面が表示され ます。複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表 示されます。 2 コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ用の Virtual Disk Management(仮想ディ スクの管理)画面が表示されます。 3 矢印キーを使用して Controller #(コントローラ番号)をハイライ ト表示します。 4 を押します。 利用できるアクションの一覧が表示されます。 5 Create CacheCade Virtual Disk(CacheCade 仮想ディスク の作成)を選択して を押します。 Create CacheCade Virtual Disk(CacheCade 仮想ディスク の作成)画面が表示されます。カーソルは、Select SSD(SSD を 選択)セクションにリストされた最初の
CacheCade 仮想ディスクの削除 CacheCade 仮想ディスクを削除するには、BIOS 設定ユーティリティで次の手 順を実行します。 1 を押して、Virtual Disk Management(仮想ディ スクの管理)画面にアクセスします。 2 矢印キーを使用して、CacheCade Disk Group(CacheCade ディスクグループ)または Virtual Disks(仮想ディスク)のいず れかの見出しまでカーソルを移動させます。 3 を押します。 Action(アクション)メニューが表示されます。 4 Delete VD(仮想ディスクの削除)を選択し、 を押し ます。 メモ:仮想ディスクを削除した場合の影響を示す警告メッセージが表示されます。 OK をクリックして仮想ディスクの削除を完了します。 メモ:オペレーティングシステムの管理アプリケーションでは、I/O を中断するこ となく、CacheCade 仮想ディスクの削除または取り外しを実行することができま す。コントローラは 2 次キャッシュを介したキャッシュを停止しますが、実行中の I/
CacheCade 仮想ディスクの自動再構築およびサイズ調整の後、新しい仮想 ディスクサイズが BIOS 設定ユーティリティと OpenManage ストレージ管理 アプリケーションの両方に表示されます。 注意:CacheCade 仮想ディスクからディスクが取り外された場合、このディスク があったスロットは、この CacheCade ボリュームのホットスロットです。このス ロットに挿入された互換性のあるディスクはいずれも、自動で CacheCade 仮想 ディスクに追加されます。そのドライブに存在する既存のデータは失われます。 メモ:CacheCade ホットスロットに挿入するディスクの容量は、この仮想ディス クの最小メンバーディスクと同じ、またはそれより大きいサイズである必要があり ます。 Cachecade 仮想ディスクの手動サイズ変更 オペレーティングシステムの管理アプリケーションでは、CacheCade 仮想 ディスクの手動サイズ変更は、ドライブの追加または削除時に行います。再起 動は不要です。 • • CacheCade 仮想ディスクに追加可能な SSD の数は任意です。 CacheCade 仮
CacheCade
セキュリティキーおよび RAID 管理 セキュリティキーの実装 Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H700 および H800 カードは、 SED の紛失や盗難からデータを保護するための自己暗号化ディスク(SED)を サポートしています。保護は、ドライブの暗号化テクノロジを使用して行いま す。暗号化キーは、セキュリティキーによって不正使用から保護されています。 セキュリティキーは、コントローラ 1 台ごとに 1 つ存在します。ローカルキー管 理(LKM)では、ユーザーがキーを管理します(オンコントローラキー管理)。 キーは Dell OpenManage を使用してファイルに預託することができます。セ キュリティキーは、暗号化機能を有する物理ディスクへのアクセスをロックおよ びアンロックするため、コントローラによって使用されます。この機能を利用す るには、次の条件が必要です。 1 システムに SED を搭載する。 2 セキュリティキーを作成(LKM)する。 セキュア化された仮想ディスクの設定と管理 Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションおよび
仮想ディスクの管理(VD Mgmt) Virtual Disk Management(仮想ディスクの管理)画面、VD Mgmt は、 BIOS 設定ユーティリティのメインメニュー画面から RAID コントローラにア クセスすると最初に表示される画面です。 仮想ディスクセキュリティアクション 次のアクションは、仮想ディスク管理メニューから実行できるセキュリティ関 連のアクションです。 • セキュリティキー管理:コントローラのセキュリティ設定を作成、変更、ま たは削除します。 • セキュアディスクグループ:ディスクグループ内の全仮想ディスクをセキュ ア化します。 物理ディスクの管理(PD Mgmt) The Physical Disk Management(物理ディスク管理)画面には、物理ディ スクの情報とアクションメニューが表示されます。 物理ディスクセキュリティアクション 次のアクションは、物理ディスク管理メニューから実行できるセキュリティ関 連のアクションです。 • インスタントセキュア削除:SED のセキュリティ属性をリセットし、既存 データにアクセス不可能にします。 Physical
1 ホストシステム起動中、BIOS 画面が表示されたら を押 します。 Virtual Disk Management(仮想ディスクの管理)画面が表示 されます。 複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示され ます。 2 コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ用の Virtual Disk Management(仮想 ディスクの管理)画面が表示されます。 3 矢印キーを使って Security Key Management(セキュリティ キーの管理)をハイライト表示します。 4 を押して、実行可能な操作を表示します。 5 Create Key(キーの作成)を選択し、 を押します。 Create Security Key(セキュリティキーの作成)画面が表示さ れます。カーソルは Security Key Identifier(セキュリティ キー識別子)の上に置かれます。 6 セキュリティキー用の識別子を入力します。 メモ:セキュリティキー識別子は、正しいセキュリティキーをコントローラ に関連付けるために使用され
コントローラのセキュリティキーを変更する時は、次の手順を実行します。 1 ホストシステム起動中、BIOS 画面が表示されたら を押 します。 Virtual Disk Management(仮想ディスクの管理)画面が表示 されます。 複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示され ます。 2 コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ用の Virtual Disk Management(仮想 ディスクの管理)画面が表示されます。 3 矢印キーを使って Security Key Management(セキュリティ キーの管理)をハイライト表示します。 4 を押して、実行可能な操作を表示します。 5 Change Key(キーの変更)を選択し、 を押します。 6 Change Security Key(セキュリティキーの変更)画面が表示さ れます。カーソルは Security Key Identifier(セキュリティ キー識別子)の上に置かれます。セキュリティキー用の識別子を入 力します。 7 を押して新
コントローラのセキュリティキーを削除する場合は、次の手順を実行します。 1 ホストシステム起動中、BIOS 画面が表示されたら を押 します。 Virtual Disk Management(仮想ディスクの管理)画面が表示 されます。複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面 が表示されます。 2 コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ用の Virtual Disk Management(仮想 ディスクの管理)画面が表示されます。 3 矢印キーを使って Security Key Management(セキュリティ キーの管理)をハイライト表示します。 4 を押して、実行可能な操作を表示します。 5 Delete key(キーの削除)を選択し、 を押します。 セキュア仮想ディスクの作成 セキュアな仮想ディスクを作成するには、まずコントローラにセキュリティ キーが設定されている必要があります。122 ページの「キーの作成」を参照し てください。 メモ:仮想ディスク内での SAS と SATA のハードディスクドライブの混
セキュア化されたコントローラで既存の仮想ディスクをセキュア化するには、 次の手順を実行します。 1 ホストシステム起動中、BIOS 画面が表示されたら を押 します。 Virtual Disk Management(仮想ディスク管理)画面が表示さ れます。 複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示され ます。 2 コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ用の Virtual Disk Management(仮想 ディスクの管理)画面が表示されます。 3 矢印キーを使って Disk Group(ディスクグループ)番号をハイラ イト表示します。 4 を押して、使用可能なアクションのメニューを表示します。 5 Secure Disk Group(ディスクグループのセキュア化)オプ ションをハイライト表示し、 を押します。 メモ:ディスクグループのセキュア化を選択した場合、そのディスクグルー プに属する仮想ディスク全てがセキュア化されます。 セキュア化された外部設定のインポートとクリア、およびセキュアディ スクの移行
メモ:先にローカルキー(LKM)でセキュア化された仮想ディスクをインポート する場合、この仮想ディスクのセキュア化に使用したパスフレーズの入力を求める メッセージが表示されます。 外部セキュア仮想ディスクをインポートするには、次の手順を実行してください。 1 ホストシステム起動中、BIOS 画面が表示されたら を押 します。 Virtual Disk Management(仮想ディスクの管理)画面が表示 されます。 複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示され ます。 2 コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ用の Virtual Disk Management(仮想 ディスクの管理)画面が表示されます。 3 を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 4 外部構成をインポートする場合は Import (インポート)を、削除 する場合は Clear(クリア)を選択し、 を押します。 を押します。 メモ:Clear(クリア)するには、異なるセキュリティキーでセキュア化さ れた外部構成を I
インスタントセキュア削除 インスタントセキュア削除とは、未設定、または外部の暗号化対応物理ディス ク上にある全データを恒久的に削除し、セキュリティ属性をリセットするプロ セスです。パスフレーズを損失または忘れたことによりアクセスできない(ブ ロックされている)SED で Instant Secure Erase(インスタントセキュア 削除)を実行する必要があります。 注意:Instant Secure Erase(インスタントセキュア削除)の実行により、暗号化 対応の物理ディスクの データは失われます。 物理ディスクをインスタントセキュア削除するには、次の手順を実行します。 1 を押して PD Mgmt(物理ディスクの管理)画面を表 示します。 物理ディスクの一覧が表示されます。右側のメニューに、セキュア であるかどうかの情報を含む物理ディスクプロパティが表示され ます。 2 下矢印キーを押して、セキュア化された物理ディスクをハイライト 表示します。 3 を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 4 Secure Erase(セキュア削除)オプションがメニュー下部にハイ
セキュリティキーエラーのトラブルシュー ティング セキュアな外部構成のインポートエラー 外部構成とは、システムに取り付けられた交換用物理ディスクにすでに存在す る RAID 構成です。セキュア外部構成は、異なるセキュリティキーで作成され た RAID 構成です。セキュアな外部構成のインポートの失敗には、3 つのシナ リオがあります。 • パスフレーズ認証に失敗 — 現在のコントローラセキュリティキーとは異 なるセキュリティキーでセキュア化された仮想ディスクは、それらをセ キュア化するために使用されたオリジナルのパスフレーズの認証なしでは、 インポートできません。セキュアな外部構成をインポートするには正しい パスフレーズを入力してください。.
物理ディスクでのインスタントセキュア削除の失敗 インスタントセキュア削除とは、暗号化対応の物理ディスク上の全データを恒 久的に削除し、またセキュリティ属性をリセットするプロセスです。これは、 パスフレーズを忘れた、または失った場合に外部設定を削除したり、以前に ロックされたドライブをアンロックするといった時に使用されます。 インスタントセキュア削除は暗号化対応のディスクでのみ実行できますが、 ディスクがホットスペアである、および設定済み(仮想ディスクの一部)であ る場合は削除できません。条件が満たされている事を確認し、128 ページの 「インスタントセキュア削除」を参照してください。 130 セキュリティキーおよび RAID 管理
トラブルシューティング Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H700 および H800 カードのヘ ルプは、デルテクニカルサービスの担当者にお問い合わせいただくか support.jp.dell.com にアクセスしてください。 POST エラーメッセージ コントローラの BIOS ROM には、コントローラに接続された仮想ディスク用 に INT 13h 機能(ディスク I/O)が用意されています。ドライバを必要とせず に、物理ディスクからの起動や物理ディスクへのアクセスが可能です。表 9-1 では、BIOS に関するエラーメッセージと警告メッセージについて説明してい ます。 表 9-1.
表 9-1. BIOS エラーと警告 (続き) エラーメッセージ 考えられる原因 Cache data was lost, 次の場合にこのメッセージ but the controller has が表示されます。 recovered. This could • コントローラキャッ be due to the fact シュ内のキャッシュが that your controller まだディスクサブシス had protected cache テムに書き込まれてい after an unexpected ないことをアダプタが power loss and your 検出した場合。 system was without • 初期化時のキャッシュ power longer than the の確認ルーチンを実行 battery backup time. 中に、コントローラが Press any key to ECC エラーを検出した continue, or ’C’ to 場合。 load the configuration utility.
表 9-1. BIOS エラーと警告 (続き) エラーメッセージ 考えられる原因 対応処置 All of the disks from your previous configuration are gone. If this is an unexpected message, then please power off your system and check your cables to ensure all disks are present. Press any key to continue, or ’C’ to load the configuration utility.
表 9-1. BIOS エラーと警告 (続き) エラーメッセージ 考えられる原因 The cache contains dirty data, but some virtual disks are missing or will go offline, so the cached data can not be written to disk. If this is an unexpected message, then please power off your system and check your cables to ensure all disks are present.If you continue, the data in cache will be permanently discarded. Press 'X' to acknowledge and permanently destroy the cached data.
表 9-1. BIOS エラーと警告 (続き) エラーメッセージ 考えられる原因 対応処置 BIOS Disabled.
表 9-1. BIOS エラーと警告 (続き) エラーメッセージ 考えられる原因 対応処置 There are offline or missing virtual drives with preserved cache. Please check the cables and ensure that all drives are present. Press any key to enter the configuration utility.
表 9-1. BIOS エラーと警告 (続き) エラーメッセージ 考えられる原因 対応処置 Memory/Battery problems このメッセージは、次の場 合に表示されます。 were detected. The adapter has recovered, • ディスクサブシステムに but cached data was まだ書き込まれていない データをアダプタがコン lost. Press any key to トローラキャッシュ内に continue.
表 9-1. BIOS エラーと警告 (続き) エラーメッセージ 考えられる原因 対応処置 すべての物理ディスク (PD)が存在しており、 すべての仮想ディスクが 最適状態にあることを確 認します。 または Dell The foreign configuration message is always present during POST but no foreign configurations are present in the foreign view page in CTRL+R. All virtual disks are in an optimal state.
表 9-1. BIOS エラーと警告 (続き) エラーメッセージ 考えられる原因 対応処置 Invalid SAS topology お使いのシステムの SAS detected. Please check ケーブルが正しく接続され ていません。 your cable configurations, repair the problem, and restart your system. Multibit ECC errors were detected on the RAID controller. If you continue, data corruption can occur. Contact technical support to resolve this issue. Press 'X' to continue or else power off the system, replace the controller and reboot. Multibit ECC errors were detected on the RAID controller.
表 9-1. BIOS エラーと警告 (続き) エラーメッセージ 考えられる原因 対応処置 Some configured disks have been removed from your system or are no longer accessible. Check your cables and ensure all disks are present. Press any key or 'C' to continue. このメッセージは、一部の 設定済みのディスクが削除 されたことを示します。 ディスクが削除されていな くても、すでにアクセスで きなくなっています。 ケーブルの接続を確認 して、システムを再起 動します。 The battery is currently discharged or disconnected. Verify the connection and allow 30 minutes for charging.
仮想ディスクの劣化状態 1 台または 複数の物理ディスクで障害が発生している、またはアクセス不能の 場合、冗長仮想ディスクは劣化状態です。たとえば、RAID 1 の仮想ディスク が 2 台の物理ディスクで構成されており、そのうちの 1 台が故障するか、アク セス不能になった場合、仮想ディスクは劣化します。 仮想ディスクを劣化状態から復旧するには、故障した物理ディスクを交換して 再構築する必要があります。再構築の処理が完了すると、仮想ディスクの状態 が Degraded(劣化)から Optimal(最適)に変わります。ディスクの再 構築の詳細については、110 ページの「個別の物理ディスクの手動による再構 築の実行」を参照してください。 メモリエラー メモリエラーが発生するとキャッシュデータが破壊される場合があるため、コ ントローラはメモリエラーを検出して復旧を試みるように設計されています。 シングルビットのメモリエラーはコントローラによって処理でき、通常の操作 が妨げられることはありません。シングルビットエラーの数がしきい値を超え ると、通知が送信されます。 マルチビットエラーの場合はデータが破壊されたり
固定キャッシュ状態 仮想ディスクがオフラインになるか、または物理ディスクがないために削除さ れると、コントローラは仮想ディスクからのダーティーキャッシュを保存しま す。この保存されたダーティキャッシュは固定キャッシュと呼ばれ、仮想ディ スクをインポートするか、このキャシュを破棄するまで保存されます。 BIOS 設定ユーティリティ()を使用して、仮想ディスクをイン ポートするか、または保存されたキャッシュを破棄するかを選択します。VD Mgmt(仮想ディスクの管理)メニューで Manage Preserved Cache (保持キャッシュの管理)を選択し、画面の手順に従います。 一般的な問題 表 9-2 には、発生する可能性のある一般的な問題と推奨される対策を示します。 表 9-2.
物理ディスクに関連する問題 表 9-3 には、発生する可能性のある物理ディスクに関連する問題と推奨される 対策を示します。 表 9-3. 物理ディスクの問題 問題 対応処置 ディスクアレイ内の物理 ディスクの 1 台が故障状態 になっている。 PERC H700 および H800 カードを support.jp.dell.com で利用可能な最新版のファーム ウェアにアップデートする。 フォールトトレラント仮想 交換用ディスクが小さすぎるか、仮想ディスクとの互換性 ディスクを再構築できない。 がありません。障害の発生したディスクを、同等以上の容 メモ:詳細については、仮 量を持ち、状態の良い互換性のある物理ディスクと交換し 想ディスクのアラートログ ます。 を参照してください。 仮想ディスクにアクセスする デルテクニカルサポートにご連絡ください。 と、致命的なエラーまたは データの破壊が報告される。 1 台、または複数の物理 PERC H700 および H800 カードを support.jp.dell.
物理ディスクの障害と再構築に関連する問題 表 9-4 では、物理ディスクの障害と再構築に関する問題について説明します。 表 9-4.
表 9-4.
SMART エラー 表 9-5 では、Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology (SMART)に関する問題について説明します。SMART はすべてのモーター、 ヘッド、および物理ディスクのエレクトロニクスの内部パフォーマンスを監視 し、予測可能な物理ディスクの障害を検出します。 メモ:ハードウェアの障害の可能性を示す SMART エラーの報告が表示される場 所については、デルサポートサイト support.jp.dell.com/manuals で Dell OpenManage ストレージ管理のマニュアルを参照してください。 表 9-5.
Replace Member(メンバー交換)のエラー 表 9-6 では、Replace Member(メンバー交換)機能に関する問題につい て説明します。 メモ:Replace Member (メンバー交換)機能については、36 ページの 「Replace Member(メンバー交換)機能と回復可能ホットスペアの 使い方」を参 照してください。 表 9-6.
Linux オペレーティングシステムエラー 表 9-7 では、Linux オペレーティングシステムに関する問題について説明します。 表 9-7.
表 9-7. Linux オペレーティングシステムエラー (続き) エラーメッセージ 対応処置 Driver does not auto-build into new kernel after customer updates.
表 9-7. Linux オペレーティングシステムエラー (続き) エラーメッセージ smartd[smartd[2338] Device: /dev/sda, Bad IEC (SMART) mode page, err=-5, skip device smartd[2338] Unable to register SCSI device /dev/sda at line 1 of file /etc/smartd.
ディスクキャリア LED インジケータ 物理ディスクキャリア上の LED は、各物理ディスクの状態を示します。エンク ロージャ内の各ディスクキャリアには、アクティビティ LED(緑色)とステータ ス LED(緑色 / 橙色の 2 色)という 2 つの LED があります(図 9-1 を参照)。 アクティビティ LED はディスクへのアクセスが実行された時はいつでもアク ティブになり、ステータス LED はディスクのスピンアップ、再構築、または障 害状態を示します。 図 9-1 ディスクキャリア LED インジケータ 1 1 アクティビティ LED 2 2 ステータス LED トラブルシューティング 151
トラブルシューティング
法規制情報 規制に関する追加情報は、www.dell.com で、規制順守ホームページ www.dell.
法規制情報
企業の連絡情報(台湾のみ) デルでは、商品検査法第 11 条に従い、本書の対象となる製品に関する台湾の 認定事業体の連絡情報を下記のとおり記載します。 Dell B.V.Taiwan Branch 20/F, No.218, Sec.2, Tung Hwa S.
企業の連絡情報(台湾のみ)
用語集 B BIOS basic input/output system(基本入出力システム)です。システムの BIOS は、フラッシュメモリチップに格納された複数のプログラムから成 ります。BIOS は、マイクロプロセッサとキーボードやビデオアダプタな どの周辺機器間の通信や、システムメッセージなどのさまざまな機能を制 御します。 BIOS 設定ユーティリティ としても知られる BIOS 設定ユーティリティは、RAID ディ スクグループと仮想ディスクを設定して保守、および RAID システムを 管理します。このユーティリティはコントローラ BIOS にあるため、動作 は他に依存しません。 D DDR SDRAM Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory です。コンベンショナル SDRAM の 2 倍のレートでデータス ループットを提供する SDRAM の一種。バースティング技術を使用して、 アクセスされる次のメモリロケーションのアドレスを予測し、各クロック サイクルで 2 件のデータ転送を可能にします。
DUD Driver Update Diskette です。DUD は通常のファイルとして格納され るディスケットのイメージです。これを使用するには、このファイルから 本物のディスケットにコンテンツを作成する必要があります。ディスケッ トの作成手順は、イメージがどのようにして提供されるかによって異なり ます。 E ECC エラー Error Correcting Code(誤り訂正符合)です。メモリトランザクショ ン中に検出されるエラーを意味します。シングルビットの ECC エラーは ファームウェアによって処理でき、通常の操作が妨げられることはありま せん。ECC ダブルビットまたはマルチビットエラーは修正不可で、コン トローラが操作不能になる場合があることから、シングルビットエラーよ り深刻です。 G GB ギガバイト 1 ギガバイトは 1,024 メガバイトまたは 1,073,741,824 バ イト(2^30 バイト)に相当します。 M MB メガバイト 。1 メガバイトは 1,048,576 バイト(2^20 バイト)です。た だし、ディスクストレージの容量を表すときには多くの場合、概数であ
O Online(オンライン) オンラインのデバイスとは、アクセス可能なデバイスのことです。 P PHY シリアルバスを介して転送されるデータパケットの送受信に必要なインタ フェースです。 各 PHY は、別の SATA デバイス上の PHY と接続することで、物理リン クの片側を形成できます。 R RAID Redundant Array of Independent Disks(従来は Redundant Array of Inexpensive Disks)です。複数の独立した物理ディスクによるグ ループ(アレイ)で、組み合わせて管理することにより、1 台の物理ディ スクを使用した場合を上回る信頼性 / パフォーマンスが実現できます。仮 想ディスクは、オペレーティングシステムでは 1 台のストレージユニッ トとして認識されます。同時に複数のディスクにアクセスできるため、入 出力が高速化されます。冗長 RAID レベルには RAID レベル 1、5、6、 10、50、および 60 があり、各レベルでデータを保護します。 RAID レベルの移行 RAID レベルの移行(RLM)により、RAID
Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションで、オペレーティ ングシステムのインストール後、サポートされているすべての RAID お よび非 RAID コントローラとエンクロージャに対して、単一のグラフィ カルインタフェースまたはコマンドラインインタフェースからコントロー ラとエンクロージャの機能を実行できます。 SAS RAID Storage Manager は、PERC H700 カード、バッテリバック アップユニット、およびシステム上で実行されているその他のデバイスの 設定、監視、メンテナンスに使用できます。 Read-Ahead(先読み) 一部のコントローラにおけるメモリキャッシュ機能で、要求されたデータ よりも先に順次読み取りを行い、データがまもなく必要になると予測して 追加データをキャッシュメモリに格納することができます。ReadAhead(先読み)により順次データの供給が速くなりますが、ランダム データにアクセスする場合にはほとんど効果がありません。 Replace Member 仮想ディスクのソース物理ディスクのデータを、その仮想ディスクの一部 ではないターゲット物理
S SAS Serial Attached SCSI(シリアル接続 SCSI)です。検証済みの SCSI プロトコルセットを利用する、シリアルでポイントツーポイントの、エ ンタープライズレベルのデバイスインタフェースです。SAS インタ フェースは、パラレル SCSI と比較してパフォーマンスに優れ、ケーブ ル接続が単純化され、コネクタが小さく、ピンカウントが低く、所要電 力も抑えられています。 SATA Serial Advanced Technology Attachment(シリアル ATA)です。物 理ストレージインタフェースの標準。デバイス間のポイントツーポイント 接続を提供するシリアルリンクです。 SMART SMART 機能により、すべてのモーター、ヘッド、ディスクエレクトロニ クスの内部パフォーマンスが監視され、予測可能なディスクの障害が検出 されます。 SMP Serial Management Protocol(シリアル管理プロトコル)です。接続 されている SAS エキスパンダデバイスとの間でトポロジ管理情報を直接 通信します。コントローラ上の各 PHY は、SMP イニシエー
STP Serial Tunneling Protocol (シリアルトンネリングプロトコル)は、 接続されているエキスパンダを経由して、SATA デバイスとの通信を可能 にします。SAS コントローラ上の各 PHY は、STP イニシエータとして 使用できます。 Stripe Element Size ストライプによって使用されている総ディスク容量です(ただし、パリ ティディスクは含みません)。たとえば、64 KB のディスクスペースを持 ち、各ディスクに 16 KB のデータを格納しているストライプの場合、ス トライプエレメントのサイズは 16 KB で、ストライプのサイズは 64 KB です。 W Write-Back(ライトバック) Write-Back(ライトバック)キャッシュモードでは、コントローラの キャッシュがディスク書き込みトランザクションですべてのデータを受信 した時に、コントローラがデータ転送完了信号をホストに送信します。 データは、コントローラによって設定されたポリシーに従って、ディスク サブシステムに書き込まれます。これらのポリシーには、ダーティー ま たはクリーンキャッシュラ
あ アダプタカード アダプタカードは、1 つのバスまたはインタフェースのプロトコルを別の プロトコルに変換することで、コンピュータシステムが周辺機器にアクセ スできるようにします。たとえば、RAID コントローラは RAID 機能を提 供するアダプタの一種です。アダプタカードはシステム基板に取り付ける ことができます。アドインカードとなっている場合もあります。 アレイ 物理ディスクのグループ化。物理ディスク上のストレージスペースを単 一の連続したストレージスペースに結合します。RAID コントローラ は、1 つまたは複数のチャネル上の物理ディスクを 1 つのアレイにグ ループ化することができます。ホットスペアディスクは、アレイに参加 しません。 暗号化 暗号化有効のメディアコンポーネントの状態で、暗号化キーに依存する アルゴリズムを介してデータが不明瞭化されていることを示します。 暗号化キー 暗号化有効のメディアコンポーネントのデータを不明瞭化するために使 用するキーです。 暗号化する 暗号化キーに依存するアルゴリズムを介してメディアコンポーネントの データを不明瞭化する行為です。 暗号化対応 コ
異種構成 システムに取り付ける交換用物理ディスク上に既に存在する RAID 構成。 既存の構成を RAID コントローラにインポートすることも、それをクリ アして新しい構成を作成することも可能です。 インスタントセキュア削除 暗号化対応の物理ディスクの全データを恒久的にセキュアに削除し、セ キュリティ属性をリセットするプロセスです。 エンクロージャ管理 ソフトウェアおよび / またはハードウェアによるディスクサブシステム のインテリジェントな監視です。ディスクサブシステムは、ホストシス テムの一部である場合と、外付けディスクエンクロージャに格納されて いる場合があります。エンクロージャ管理により、物理ディスクや電源 の障害など、ディスクサブシステムのイベントを常に知ることができま す。また、ディスクサブシステムのフォールトトレランスを向上させる ことができます。 オフライン 物理ディスクが仮想ディスクの一部であるものの、そのデータが仮想 ディスクに対してアクセス不能である場合、その物理ディスクはオフラ インです。 オンライン容量拡張 ホストシステムがアクティブな状態で物理ディスクを追加することで、
仮想ディスク 仮想ディスクとは、RAID コントローラが 1 つまたは複数の物理ディスク から作成するストレージのことです。仮想ディスクは複数の物理ディスク から作成できますが、オペレーティングシステムからは単一のディスクと して認識されます。使用する RAID レベルに応じて、仮想ディスクには、 ディスクでの障害発生に備えて冗長データを保持します。 キー識別子 コントローラと正しいセキュリティキーを関連付けるために使用され る、ユーザー指定のクリアテキストラベルです。例:暗号化キー識別 子、セキュリティキー識別子。 キーの変更 暗号化対応、またはセキュリティ対応のコンポーネントにキーを生成す る プロセスです。メディア上の現在のデータは新規生成されたキーを 使ってアクセスできます。 キャッシュ 最近アクセスしたデータが格納されている高速メモリです。キャッシュを 使うことで、再度同じデータにアクセスする時の反応が速くなります。プ ロセッサからのメモリアクセスに使用される場合が最も多いですが、ネッ トワーク経由でアクセスできるデータのコピーを格納しておくことにも使 用できます。メインメモリ との間でデー
近にアクセスしたデータと隣接するディスクセクターからのデータが含 まれています。書き込みのパフォーマンスを改善するために、キャッ シュのライトバックポリシーに従ってデータがキャッシュに一時的に格 納される場合があります。詳細については、162 ページの「WriteBack(ライトバック)」を参照してください。 現在の暗号化状態 暗号化対応コンポーネントの状態です。状態は、暗号化されている、お よび暗号化されていないです。 現在のセキュリティ状態 セキュリティ対応コンポーネントの状態です。状態はセキュア、および 非セキュアです。 交換用ディスク 仮想ディスク内で障害が発生したメンバーディスクに取って代わる物理 ディスクです。 交換用ユニット システムまたはサブシステム内のコンポーネントまたはコンポーネントの 集合体で、集合体のいずれかの部分に障害が発生した場合に常にユニット として交換されるものです。ディスクサブシステム内の典型的な交換用ユ ニットには、ディスク、コントローラのロジックボード、電源ユニット、 およびケーブルがあります。 コントローラ 157 ページの「B」を参照してください。 コントロ
さ 再構築 RAID レベルを変更したり既存の仮想ディスクに物理ディスクを追加した 後に、仮想ディスクを作りなおす操作です。 物理ディスクに障害が発生した後に、冗長仮想ディスク(RAID レベル 1、5、10、50、または 60)内の交換用ディスクに全データを再生成す る操作。通常、ディスクの再構築は、対象となる仮想ディスクの通常の動 作を妨げずに行われますが、ディスクサブシステムでパフォーマンスがや や低下する場合もあります。 再構築率 再構築に割り当てられている CPU リソースのパーセンテージ。再構築率 が 100% と表示されていても、CPU リソースが再構築のみに割り当てら れ、IO 処理への割り当てが皆無になるという意味ではありません。 先読みなし キャッシュ読み取りポリシーの 1 つです。BIOS 設定ユーティリティで No Read-Ahead(先読みなし)を選択すると、コントローラは要求され たデータよりも先に順次読み取りを行わず、データがまもなく必要になる と予測して追加データをキャッシュメモリに格納する動作を行いません。 先読みなしは、ランダムデータにアクセスする際に最も有効です
シングルビット ECC エラー ECC は、Eror Crrecting Code の略語です。ECC エラーはメモリ内で発 生するエラーで、キャッシュデータを破壊する場合があります。破壊され たキャッシュデータは破棄しなければなりません。シングルビットの ECC エラーはファームウェアによって処理でき、通常の操作が妨げられ ることはありません。シングルビットエラーの数がしきい値を超えると、 通知が送信されます。 自己暗号化ドライブ(SED) ハードウェアベースの暗号化で、セキュリティ対応の物理ディスクに装 備されています。 冗長仮想ディスク ディスクグループ内の物理ディスク上に、障害の発生した物理ディスクの 再構築に使用できる冗長データを持つ仮想ディスクです。仮想ディスクで は、複数の物理ディスクにまたがるディスクストライプ、または冗長性を 実現するディスクミラーリングもしくはパリティを使用できます。後者で は、物理ディスクに障害が発生した場合にもデータが保護されます。 冗長性 障害やエラーに対処する目的で、1 つの機能を実行するのに複数の交換可 能なコンポーネントを用意することです。ハードウェア冗
ています。たとえば、仮想ディスクに 5 台の物理ディスクが含まれてい る場合、ストライプは、どの物理ディスクにも一度だけアクセスして、 物理ディスク 1 ~ 5 にデータを書き込みます。ストライプに使用される 物理ディスク内の容量は、各ディスクとも同じです。物理ディスク上の ストライプの部分が、ストライプエレメントです。 ストライピングは、 それだけでは冗長性を実現できません。ストライピングとパリティを組 み合わせることでデータの冗長性が実現されます。 ストライプエレメント 単一の物理ディスク上にあるストライプの部分です。「ストライピング」 も参照してください。 スパニング ネストされた RAID レベル(RAID 10、50、60 など)を、基本的な RAID レベル、または単一の RAID レベルの複数の組み合わせから構成す る方法です。たとえば、RAID 10 は複数の RAID 1 アレイの組み合わせ で構成され、各 RAID 1 の組み合わせがスパンと見なされます。データ は、RAID 1 スパンにまたがってストライプされ(RAID 0)、RAID 10 仮 想ディスクが作成されます。RAID
セキュア化 セキュリティ有効のメディアコンポーネントの状態で、セキュリティ キーを使用しなければデータにアクセスできないことを示します。 関連用語:非セキュア化 セキュアディスクグループ セキュリティ対応の物理ディスクで構成されるディスクグループがセ キュアであることを示します。 セキュアにする 暗号化されたデータへのアクセスをコントロールするためのセキュリ ティキーを作成する行為です。 セキュリティキー セキュリティ有効のコンポーネントへのアクセスをロック、またはアン ロックするキーです。キーは、実際のデータ暗号化には使用されません。 セキュリティ有効 / 無効 セキュリティ対応のコンポーネントがセキュアかどうかを示します。 た 適応先読み 直近の 2 回のディスクアクセスが連続セクターで発生した場合に、コン トローラが 先読み キャッシングを使用し始めるように指定する読み取り ポリシーです。すべての読み取り要求がランダムである場合、アルゴリズ ムは 先読みなし に戻ります。ただし、引き続きすべての要求について 順次処理が可能かどうかが評価されます。 ディスク 不揮発性、ランダムなアドレッシン
ディスクアレイ 設定ユーティリティを使用して結合された、1 つまたは複数のディスクサ ブシステムのディスクの集まりのことです。このユーティリティによっ てこれらのディスクが制御され、1 つまたは複数の論理ドライブとして アレイ動作環境に表示されます。 ディスクサブシステム ディスクとハードウェアを制御し、1 つまたは複数のコントローラに接続 するディスクとハードウェアの集まりのことです。ハードウェアにはイン テリジェントコントローラを含めることができます。または、ディスクを システムの I/O バスコントローラに直接取り付けることができます。 ディスクグループ 1 台または複数台の仮想ディスクを作成できる RAID コントローラに接続 しているディスクの論理グループ。 ディスクの移行 物理ディスクを取り外し、新しいコントローラに取り付けなおすことに よって、1 つのコントローラから別のコントローラに仮想ディスクまたは ホットスペアを移動することです。 ディスクのローミング ディスクをコントローラの 1 つのスロットから別のスロットに移動する ことです。 デフォルトセキュリティ状態 暗号化有効のコン
動作環境 動作環境には、物理ディスクが接続されているホストシステム、I/O バス およびコントローラ、ホストのオペレーティングシステム、および仮想 ディスク の管理に必要な追加のソフトウェアが含まれます。 は 排他的論理和(Exclusive-OR) ファイルの損傷または物理ディスクの障害の影響を受けたデータの復元に 使うパリティビットの作成に使用されるブール演算。管理ユーティリティ は 2 台の物理ディスクのデータを比較し、パリティビットを作成して、 それを 3 台目の物理ディスクに格納します。この操作は、分散パリティ を使用する RAID 5 など、パリティビットを使用する RAID レベルに使 われます。X-OR とも呼ばれます。 バックグラウンド初期化 バックグラウンド初期化は、物理ディスク上のメディアエラーを検出する ための自動チェックです。これにより、ストライプされるデータセグメン トが仮想ディスク内のすべての物理ディスク上で必ず同じになります。 バックグラウンド初期化と整合性チェックの違いは、バックグラウンド初 期化の場合は新しい仮想ディスクに対して自動的に実行されることです。 ディスクの
パトロールリード ディスクの障害やデータ不整合の原因となり得る物理ディスクのエラーに 備えてシステムを巡視する予防機能です。 パリティ ストレージ(RAM またはディスク)または送信におけるエラーを明らか にするために、1 バイトまたは 1 ワードに追加されるエキストラビット です。パリティは、複数の親データセットから冗長データセットを生成す るために使用されます。 非冗長仮想ディスク 障害の発生した物理ディスクの再構築に使用できる冗長データが物理 ディスク上に格納されていない仮想ディスクです。RAID 0 仮想ディス クは非冗長仮想ディスクで、ディスクミラーリングやパリティによって 冗長性が提供されることなく、複数の物理ディスクにまたがってストラ イプされたデータで構成されています。この構成では高いデータスルー プットが実現する一方で、物理ディスクに障害が発生した場合にデータ が保護されません。 ファームウェア ROM(read-only memory)または PROM(Programmable ROM) に格納されたソフトウェアでしす。 フォールトトレランス 1 つのディスクグループに対して 1
不揮発性キャッシュ フラッシュベースのストレージを使用し、キャッシュデータを無期限で保 持するキャッシュモジュールです。キャッシュデータ保持のために電源を 供給するバッテリバックアップユニット(BBU)の代替になります。 復帰可能なホットスペア 復帰可能なホットスペアの場合、メンバーの交換 手順を使用して、ホッ トスペアから新しい物理ディスクにデータをコピーすると、ホットスペ アは再構築ドライブから元のホットスペアステータスに復帰します。 物理ディスク データを格納するための非揮発性ランダムアクセス可能デバイスです。 物理ディスクは書き換え可能で、ハードディスクドライブおよびソリッ ドステートドライブ(SSD)とも呼ばれます。 分散パリティ パリティデータは、システム内のすべての物理ディスクに分散していま す。あるディスクに障害が発生しても、残りのディスク上の対応するデー タのパリティからディスクをリビルドできます。 プロトコル 一連の正式なルールで、データの送信方法(通常はネットワーク経由) を示したり、ストレージサブシステムとの通信時に使用されたりします。 下位プロトコルは、守るべき電気的および
ホットスペア アイドル状態で電源がオンのスタンバイ物理ディスクで、ディスクに障害 が発生するとただちに代用できます。ユーザーデータは含まれていませ ん。ホットスペアは単一の冗長仮想ディスク専用にすることも、コント ローラによって制御されるすべての仮想ディスクのグローバルホットスペ アプールの一部とすることもできます。 ホットスワップ システムの通常の動作中に、障害の発生した部品を交換することです。 ま ミラーリング 1 台の物理ディスクに格納されているデータの完全なコピーを 2 台目の 物理ディスクに維持することで、完全な冗長性を実現するプロセスです。 1 台の物理ディスクに障害が発生しても、もう 1 台の物理ディスクを使 用してシステムの整合性を維持し、障害の発生した物理ディスクを再構築 できます。 や ユーザーバウンドセキュリティ設定 コントローラがパスフレーズでセキュリティキーを暗号化し、その後 NVData に格納する設定です。コントローラは、パスフレーズがなけ ればセキュリティキーを解読できません。起動ごとに、コントローラが パスフレーズをユーザーに要求します。 用語集 175
用語集
索引 B R BIOS , 105, 157 RAID , 167 レベル , 17, 102, レベルの概要 , 17 管理 , 79 構成の機能 , 83 設定 , 79 設定と管理 , 79 設定情報 , 32 説明 , 17 定義 , 17, 159 BIOS 設定ユーティリティ , 104-105, 157 メニュー , 98 メニューオプション , 98 メニューのナビゲーションキー , 81 80 起動 , 159 RAID レベル , 84 E RAID レベルの移行 , 159 Red Hat Enterprise Linux ESD , 12 ドライバアップデートディスケッ トによるインストール , 74 ドライバディスケットの作成 , 72 L LED 動作 , 27 S SAS , 161 P コントローラについて , 概要 , 15 PCI アーキテクチャ , 16 SATA , 161 PERC コントローラについて , 概要 , 15 15 15 PERC H700 、 H800 Card Descriptions, 15 サポ
い し インタフェース仕様 手動による再構築 , 26 初期化 , 109 , 167 お オペレーティングシステム , 16 す ストライプエレメントのサイズ 84 スペア , 169 か 書き込みポリシー , 85 仮想ディスク セットアップ , 106 パラメータ , 84 メニューオプション , 削除 , 96 完全初期化 せ 102, 105 , 27 整合性チェック 166 静電放電 , 27, 89, 102, , 12 て き キャッシュ , 164 ディスクグループ 削除 , 97 ディスクストライピング ディスクの移行 こ 交換用ディスク , 166 コントローラ , 160, 166 互換性 既存の RAID コントローラとの , 26 さ 再構築 , 手動 , 104 109 サポートされているオペレー ティングシステム , 16 178 索引 , , 18 , 28 ディスクのローミング , 27 ディスクミラーリング , 19
と へ トラブルシューティング , 131 POST エラーメッセージ , 131 SMART エラー , 146-147 一般的な問題 , 142 物理ディスクの問題 , 143 ベースポート ほ ホットスワップ ドライバ Microsoft オペレーティング システムのインストール , インストール , 67 ドライバディスケット , 172 69 , 67 , 67 , 35, 175 よ 読み取りポリシー , 85 ドライバのインストール は バックグラウンド初期化 157 停止 , 109 , 26, バッテリ PERC 5/E アダプタからの 取り外し , 管理 , 29 63 パトロールリード , 39 パラメータの表示 / アップデート 102 パリティ , 19, 159 分散 , 174 , ふ フォールトトレランス 機能 , 33 , 33 物理ディスク 操作 , 104 分散パリティ , 174 索引 179
索引