Users Guide
用語集 165
仮想ディスク
仮想ディスクとは、
RAID
コントローラが
1
つまたは複数の物理ディスク
から作成するストレージのことです。仮想ディスクは複数の物理ディスク
から作成できますが、オペレーティングシステムからは単一のディスクと
して認識されます。使用する
RAID
レベルに応じて、仮想ディスクには、
ディスクでの障害発生に備えて冗長データを保持します。
キー識別子
コントローラと正しいセキュリティキーを関連付けるために使用され
る、ユーザー指定のクリアテキストラベルです。例:暗号化キー識別
子、セキュリティキー識別子。
キーの変更
暗号化対応、またはセキュリティ対応のコンポーネントにキーを生成す
る
プロセスです。メディア上の現在のデータは新規生成されたキーを
使ってアクセスできます。
キャッシュ
最近アクセスしたデータが格納されている高速メモリです。キャッシュを
使うことで、再度同じデータにアクセスする時の反応が速くなります。プ
ロセッサからのメモリアクセスに使用される場合が最も多いですが、ネッ
トワーク経由でアクセスできるデータのコピーを格納しておくことにも使
用できます。メインメモリ
との間でデータの読み書きが行われると、その
コピーも関連するメインメモリアドレスと共にキャッシュメモリに保存さ
れます。キャッシュメモリソフトウェアは、要求されたデータがすでに
キャッシュメモリ内に格納されているかどうかを確認するために、それ以
降の読み取りのアドレスを監視します。データがキャッシュメモリに既に
存在する場合(「キャッシュヒット」と言います)、キャッシュメモリから
の読み取りがただちに実行され、メインメモリの読み取りは中止されます
(または読み取りが開始されません)。データがキャッシュされていなかっ
た場合(「キャッシュミス」と言います)は、メインメモリから取り出さ
れ、キャッシュメモリに保存されます。
キャッシング
総合的な読み書きのパフォーマンスを高速化するために、高速メモリ
バッファ(キャッシュ
と呼ばれます)を活用するプロセスです。この
キャッシュには、ディスクサブシステムよりも高速でアクセスできます。
読み取りのパフォーマンスを改善するために、キャッシュには通常、直