Users Guide

ストレージコントローラ機能 31
ライトスルーが用いられる状況
Write-Through
(ライトスルー)キャッシュは、バッテリがないか、または
チャージが低下しているすべての状況で使用されます。チャージが低下している
状態とは、停電の場合にバッテリが少なくとも
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時間データを維持することがで
きない状況を指します。チャージが低下している状態は、オプションの不揮発性
キャッシュ(
NVC
)モジュールのあるコントローラには適用されません。
Forced Write-Back With No Battery(バッテリがない場合にライトバッ
クを強制)が用いられる状況
ユーザーが Force WB with no battery(バッテリがない場合にライト
バックを強制)を選択すると、
Write-Back(ライトバック)モードが利用で
きます。
Forced Write-Back(ライトバックを強制)モードを選択すると、
バッテリがけられていなくても、仮想ディスクは
Write-Back(ライト
バック)モードになります。
注意: 不意の停電が発生してもデータが失われないように、ライトバックを強制
するモードの使用中は電源バックアップシステムを使うことをお勧めします。 
仮想ディスクの読み取りキャッシュポリシー
仮想ディスクのりポリシーによって、コントローラがその仮想ディスク
へのりをどう理するかが定されます。りポリシーには下の
ものがあります。
Always Read Ahead
(常時先読み)
これにより、コントローラは要
求されたデータよりも先に順次読み取りを行い、データがまもなく必要にな
ると予測して追加データをキャッシュメモリに格納することができます。こ
れにより、連続データの読み取りは速くなりますが、ランダムデータへのア
クセスはほとんど改善されません。
No Read Ahead
(先読みなし)
Read-Ahead
(先読み)機能が無効
になります。
Adaptive Read Ahead
(適応先読み)
直近の
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回のディスクアクセ
スが連続セクターで発生した場合に、コントローラが
Read-Ahead
(先読
み)を使用し始めます。読み取り要求がランダムになると、コントローラは
No Read Ahead
(先読みなし)モードに戻ります。
メモ: 仮想ディスクに対する読み取りキャッシュのデフォルト設定は Adaptive
Read Ahead
(適応先読み)です。